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「(米国)600MHz帯インセンティブ・オークション」(発表およびQ&A)、国際大学グローコム、情報通信社会・政策研究会、2015年5月。

[概要]
米国インセンティブ・オークションにつき、その制度構築の現状を同FCC2014年5月の "Report and Order" 他に基づき解説した。論文「周波数オークションと携帯産業の成長(前編)―― 海外諸国のオークション導入」(InfoCom REVIEW発表予定)の第3節とおおむね一致する。
[キーワード]
インセンティブ・オークション、リバース・オークション、周波数帯転用、600MHz帯、放送チャンネル、FCC、NAB
[論文]

発表原稿 [PDF: 1515KB](2015.05)REV

[Q&A]

研究会および爾後における質疑応答

 Q1. PDF: 227KB](2015.6.29) REV

インセンティブ・オークションの終了条件が S≦D になっているが、厳密な不等号成立(S<D) の場合はオークション終了後に需給の不均衡が残るのではないか(?)。

注)S=∑S はすべての放送区域における供給価格の和、D=∑D はすべての移動通信地域における需要価格の和である。

 Q2. [PDF: 319KB](2015.6.11)

インセンティブ・オークションにおいて、最終的に非都市地域(R)で放送事業者により提供された周波数帯が需要過少のため携帯事業者によって落札されず、他方都市地域(U)での高額落札代金からその代価が支払われて、(総額のみによる)終了条件 ∑S=S≦D=∑D を満たし、結果的に非都市地域の周波数帯が遊休化することがあり得るか(?)。

 Q3. [PDF: 318KB](2015.6.11)

インセンティブ・オークションの終了条件として、周波数帯全体についての S≦D でなく、「個別市場」ごとの需給均衡を採用することはできないのか(?)。

 Q4. [PDF: 427KB](2015.6.11)

インセンティブ・オークションの説明で「需要供給モデル」が使用されているが、そこでは需要・供給の対象として共通の商品(この場合周波数帯)が前提されている。しかしながらインセンティブ・オークションでは、需要側と供給側で周波数帯区分も地域区分も異なっている。需要供給モデルは使用できないのではないか(?)。

[他リンク]

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Hajime Oniki
ECON, OGU
6/29/2015
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