TRIZフォーラム: 学会参加報告(22):
第5回 日本TRIZシンポジウム 2009 の紹介    
日本TRIZ協会 (NPO) 主催、
2009年 9月10日〜 12日、国立女性教育会館 (埼玉県比企郡嵐山町)

中川 徹 (大阪学院大学)
 2009年11月22日、12月 6日、2010年3月11日、

追記 論文一覧: 2010年9月27日

  (詳細英文) (和文概要) [掲載: 2009.11. 23。更新: 2009. 12. 6; 12.24; 2010. 2. 4; 3.11。追記: 2010. 9.30]

For going back to the English page, press: 

編集ノート (中川徹、2009年11月22日) (追記: 2010年3月11日)

英文のTRIZ Forumのページに下記の記事を掲載しました (2009.11.23)。

"Personal Report of The Fifth TRIZ Symposium in Japan, 2009" (Toru Nakagawa, Nov. 22, 2009)

この記事は、日本におけるTRIZの公的な活動を海外に積極的に紹介するために、敢えて中川個人の文責で記述したものです。私はこのような学会報告を、TRIZの主要な国際会議 (米国のTRIZCON、欧州のETRIA TFCなど) および日本でのTRIZシンポジウムについて書いてきています。その趣旨は、例えば第3回TRIZシンポジウムの紹介を参照下さい。

詳細を英文で記述し、和文ではその概要だけを記述することにします。

なお、今年度は多忙であったため本Report の執筆が随分遅れ、随分多量な原稿のうちのまだ一部しか執筆完了していません。掲載があまり遅くならない方がよいと考えますので、執筆完了した部分から、数段階に分けて掲載することにいたしました。ご了解下さい。また特に、日本語ページの作成は英語ページよりも遅れることがあろうかと思いますが、ご了解下さい。

素晴らしい発表をして下さった著者の皆さん、また本報告でスライドなどの引用を許可下さいました著者の皆さんに厚くお礼を申し上げます。

全体の構成と、英文ページへのリンクを以下の表に示します。

英文ぺージ 項目 英文ページ掲載 英文PDF
親ページ 編集ノート
1. シンポジウムの概要
2. シンポジウムを組織する (少しの前史を含めて)
2009.11.23
A 3. 基調講演 2009.11.23; 12. 6
B 4. TRIZの方法論 2009.11.23
C 5. TRIZと他の方法との統合 2009.12. 6
D 6. 企業における適用事例 2009.12. 6
E 7. 企業におけるTRIZの導入・推進 2009.12.24
F 8. 大学および教育におけるTRIZの活用 2009.12.24
G 9. 特許に関わる研究およびTRIZのツール 2009.12.24
H 10. 非技術分野への適用 2010. 2. 4
親ページ

11. その他
12. まとめ

2010. 3.11

[追記 (中川: 2010. 3.11)  ようやく、英文ページでの執筆と掲載を完了しました。各PartのPDF (上表参照) と 一括PDFも作りました (全体で 129頁、6.2 MB)。和訳はすぐにはできません。ご了承下さい。]

なお、今回のTRIZシンポジウムでの発表論文/スライドなどの掲載については、現在、以下のようです。(2010. 3.11)

日本TRIZ協会では、その公式Webサイトにつぎのように掲載することを決定し、実施しています。
(1) 基調講演2件と参加者投票の結果表彰された発表5件を、公開で掲載する (本年12月実施済み)。
           基調講演掲載済み (12. 1)、表彰発表 掲載 (12. 1 [英文スライドはまだ])
(2) その他の一般発表の全件を、会員限定ページに掲載する (2010年3月10日実施ずみ)。

『TRIZホームページ』では、昨年度と同様の方針で、精選した発表について、著者の同意を得て、今後逐次公開で掲載していく予定です。


編集ノート追記: 論文索引 (中川 徹、2010年 9月27日)   (掲載: 2010. 9.30)

この数ヶ月間で、TRIZシンポジウム2009の論文のうちの精選したものを、本『TRIZホームページ』に公開で掲載する作業をして、この度完了いたしました。各発表のページの構成は、典型的には、中川の編集ノート、著者の(拡張) 概要、発表スライド本文(PDF)、(オプショナルな) 発表論文 (PDF)、および中川による紹介 (本「Personal Report」からの抜粋) からなり、和文および英文で利用できるもののすべてを掲載しています。これらのページが、貴重な発表の公開での記録として維持され、著者の皆さんの考えや思いが、これらを見る/読む/学ぶ機会を持ったすべての人々、日本だけでなく世界中の人々に、伝えられるようにと願っています。参照を容易にするために、(いままで英文ページでだけ作成していました) カテゴリ別の論文一覧を和文でも作成してこの「Personal Report」(詳細英文) 内での紹介のリンクを作り、さらに個別の発表のページへのリンクをつくりました。ご覧のように、TRIZシンポジウム2009での全43件の発表のうち、ちょうどその半数を選択し、個別ページとして紹介しております。有効にご活用下さい。

 

3.  基調講演とチュートリアル                         Part. A (2009.11.23)

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
A1 基調講演 Boris Zlotin, Alla Zusman (Ideation International, 米国) Use of TRIZ for Prediction of the Future of Technological Systems
未来の技術システムの予測 TRIZの活用

 
(2010. 6.13)

A2 基調講演 Darrell Mann (Systematic Innovation, 英国) TRIZ: Necessary But Not Sufficient: Customers And Theories Of Everything
TRIZ: 必要だが不十分 市場およびすべてを包括する理論
 
(2010. 4.18)
A3  チュートリアル 福嶋 洋次郎 (パナソニック) 問題の認識と解決に効果的なTRIZ の実践
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4. TRIZの方法論                                    Part. B (2009.11.23)

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
B1 Davide Russo, Caterina Rizzi, Tiziano Montecchi Univ. of Bergamo, イタリア Interconnectivity and White-Space Opportunity: Bringing Together Forecasting and Scenario Planning to find Innovative Opportunities
相互連結性と空白の機会: 革新の好機を見つけるために予測とシナリオライティングを一緒に持ち込む
 
(2010. 7.11)
B2. Gaetano Cascini, Niccolo Becatini (*1), Federico Rotini (*2) (*1)Politecnico di Milano, イタリア; (*2) Universita degli Studi di Firenze, イタリア) Network of Evolutionary Trends and Maturity Assessment through Contradictions Analysis
進化トレンドのネットワークと 矛盾解析による成熟度評価
 
(2010. 7.11)
B3. 黒澤 愼輔 産業能率大学 S-カーブ (システムの発展段階)の活用(TRIZによる問題解決の基本)
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B4. Davide Russo, Daniele Regazzoni, Valentino Birolini University of Bergamo, イタリア How to define the right problem in a problem solving activity
問題解決における 正しい問題定義の方法
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B5. 安達 隆男 産業能率大学 TRIZ設計法
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B6. 石井 力重 アイデアプラント TRIZ普及リーダをサポートする会議ツールの開発 〜 9windows(新製品アイデア会議用)ボード 〜
 
(2010. 9.30)
B7. 海野 誠、三枝 秀明(*1)、松田 信英(*2)、池田 和康(*3) [日本VE協会関西支部TRIZ普及・活用研究会] (*1)川崎重工業(株)、(*2) パナソニック(株)、(*3) 積水エンジニアリング(株) 開発型TRIZ手法の研究(その3) 「物理矛盾解決プロセスに関する事例研究」
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5. TRIZと他の方法との統合        Part C (2009.12. 6)

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
C1. 庄内 亨、重田 淳二 (株)日立製作所 中央研究所 発明・発見の思考法のサーベイ ―TRIZと他の創造手法の融合をめざして―
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C2. 熊坂 治、菊池 史子、福島 章雄 パイオニア(株) ものづくり課題解決体系におけるTRIZの役割
 
(2010. 7. 7)
C3. 津曲公二、酒井昌昭 株式会社ロゴ TRIZの成果を効果的に立上げるために −TOCによるプロジェクトマネジメントとその活用−
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6. 企業における適用事例                                Part D  (2009.12. 6)

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
D1. 庄司 隆浩、古賀 陽介 パナソニックコミュニケーションズ株式会社 通信機器開発における実践的創造技法の活用
 
(2010. 5.30)
D2. Paul Devaraj Intel, マレーシア An Innovative Approach on Module Ionizer Efficiency Management
イオン化装置改良事例
 
(2010. 9.23)
D3. Surendran Selladurai Intel, マレーシア Innovative Leakage Safety Detection System using TRIZ
革新的な漏れ安全検出システムにTRIZを活用
 
(2010. 9.23)
D4. Darin Moreira, Sushiph Sum Bun, CT Ong Intel, マレーシア Simplifying Conventional and Enhancing Outgoing Product Quality on the ICOS Vision System with TRIZ
TRIZを用いて、ICOSビジョンシステムにおける (段取り)交換の簡単化と、製品出荷品質を向上
 
(2010. 9.23)
D5. Ragubalan Shanmugam; Cheng, Chiew Shan Intel, マレーシア Customize Picoclock Checkers (Software Program)
ピコクロック・チェッカーの改良 (ソフトウエア プログラム)
 
(2010. 9.23)
D6. Jahau Lewis Chen, J.-F. Wang National Cheng Kung Univ., 台湾 Eco-Innovation by Using Unified Structured Inventive Thinking
USIT(統合的構造化発明思考法)に よるエコ(環境)・イノベーション
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D7. 柘植 昌一、岡 建樹 コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株) USIT適用の有効性検証事例
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D8. 笠井 肇 株式会社 アイデア 環境関連分野へのTRIZの適用 −TRIZのさらなる普及・展開に向けて−
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D9.

前田卓雄(*1)、青木和茂(*2)、大神正明(*3)、菊池史子(*4)、倉林一範(*5)、庄内 亨(*6)、牧野泰丈(*2)、三原祐治(*7)

[MPUF USIT/TRIZ研究会 SW-ITワーキンググループ] (*1) 匠システムアーキテクツ、(*2) 横河電機(株)、(*3) USIT企画、(*4) パイオニア、(*5) アクセンチュアジャパン、(*6) 日立製作所、(*7) 創造性工学研究所

USITを活用したソフトウェア・IT技術者のための問題解決ワークブック
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D10. Wolfgang Sallaberger Congelo, オーストリア

The Evolution of Cooking with TRIZ
TRIZを用いたキッチンの進化論

 
(2010. 9.30)

7. 企業におけるTRIZの導入・推進                         Part E   (2009.12.24)

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
E1. 福嶋 洋次郎、秦 務 パナソニック株式会社 開発技術者から見たTRIZ ―アンケートによるTRIZの使われ方―
 
(2010. 6. 9)
E2. 田村壽宏、西川茂樹 シャープ(株) TRIZを用いた技術者教育への適応例 〜わかりやすいTRIZ研修を目指して〜
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E3. 片桐朝彦、土澤聡明、保坂周一 株式会社 コガネイ 結果(=利益)を出すためのTRIZ導入と実務適用事例(2) 〜QFD→TRIZ→TMの適用で、結果は出たのか?〜
 
(2010. 5. 9)
E4. Atom Mirakyan, Nikolai Khomenko, Laurent Lelait, Igor Kaikov European Institute for Energy Research, Karlsruhe, ドイツ The potential of OTSM-TRIZ as a frameworking method for modern regional, integrated energy planning and modeling
地域統合的エネルギー計画とシステム・モデルのフレームワーク作成方法論としての OTSM−TRIZとクラシカル TRIZの可能性
 
(2010. 6.13)
E5. KyeongWon Lee Korea Polytechnic Univ., 韓国 TRIZ Activities in Korea and Its Success Factors until 2009
韓国におけるTRIZ活動と その成功要因(2009年)
 
(2010. 7.25)
E6. 澤口 学 産業能率大学 異業種交流セミナーでのTRIZの役割 〜 イノベーション活動を促進するTRIZ
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E7. 森久光雄(*1)、川上浩司、片井 修 (*2) (*1)創造開発イニシアチブ、(*2) 京都大学 TRIZの普及と定着への活動理論的アプローチ
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8. 大学および教育におけるTRIZの活用       Part F   (2009.12.24) 

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
F1. 石濱 正男、濱田 南 神奈川工科大学 TRIZ式問題探索によるチャイルドシート改良概念設計     
 
(2010. 9.23)
F2. 上田 祐太朗、鍋島裕貴、中川 徹 大阪学院大学 TRIZ/USIT適用事例: パスワードを思い出させる方法
 
(2010. 9.30)
F3. 中川 徹、伊藤 智之、塚本 真庸 大阪学院大学 コード・ケーブルを絡まなくする方法: 諸事例の体系的分類による考察
 
(2009.11.23)

9. 特許に関わる研究およびTRIZのツール                                     Part G   (2009.12.24) 

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
G1. 長谷川公彦、上田宏、竹内望、上村輝之、片岡敏光、永瀬徳美、牧野泰丈、鈴木幹夫、鈴木茂i 日本TRIZ協会知財創造研究分科会 特許公報による発明解析事例−その2
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G2. 古謝 秀明(*1)、三原 祐治(*2)、中山 憲卓(*3)、中村 公一(*4)、牧野 泰丈(*5) [MPUF USIT/TRIZ研究会] (*1)富士フイルム(株)、(*2) (株)創造性工学研究所、(*3) コニカミノルタテクノロジセンタ、(*4) ソニー、(*5) 横河電機(株) USITオペレータ活用事例集の検討
 
(2010. 7.25)

10. 非技術分野への適用                 Part H     (2010. 2. 4) 

  著者 所属 発表タイトル 中川の紹介 「Personal Report」 各発表の個別掲載ページ
H1. 竹内 睦 新潟県総合農業研究所 お天道様相手のTRIZ/USIT
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H2.

吉澤郁雄(*1)、横山和正(*2)、長谷川公彦(*3)、佐藤聡(*4)、久野茂(*5)、森谷康雄(*6)、前田卓雄(*7)、上村輝之(*8)、菊池史子(*9)

[日本TRIZ協会ビジネス・経営TRIZ研究分科会] (*1) 産業能率大学、(*2) 東芝、(*3) 佐野国際特許事務所、(*4) 慶応大学、(*5)NKNコンレルティング、(*6) 富士通アドバンスドテクノロジ、(*7) 匠システムアーキテクツ、(*8) ウィルフォート国際特許事務所、(*9) パイオニア

新たなビジネスモデルの構築に向けたTRIZ思考や手法の適用
 
(2010. 9.30)
H3. 粕谷 茂 プロエンジニア教育研究所 TRIZでキャリアデザイン
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H4. 石田 厚子 (株)日立コンサルティング ビジネス上の課題解決へのTRIZの適用と評価  −TRIZを通してイノベーションの本質を追究する−
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H5. 高原 利生   TRIZという生き方?
 
(2010. 4.18)
H6. 松原 幸夫 新潟大学 形式知と暗黙知から見た日本のものづくりの変遷 〜新しい経験主義について〜
 
(2010. 9.23)
H7. Vitali Altholz International Graduate School Zittau, ドイツ Legitimacy of A Problem Solving Approach and Its Success in Practice As A Decision Criterion
基準決定による 問題解決アプローチと実際の成功における多様な制約充足性
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最終更新日 : 2010. 9.30     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp