TRIZフォーラム:  読者の声 
農学分野でTRIZ/USITを学び始めて
 〜 USITトレーニングセミナーについて
竹内 睦 (新潟県農業総合研究所); 
中川  徹 (大阪学院大学), 
  電子メール, 2001年 8月15日〜11月28日
    [掲載: 2001.12.10]
 

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編集ノート (中川  徹, 2001年12月 9日)

  本ページは, 新潟県農業総合研究所の竹内 睦 (あつし) 氏からいただいた電子メールでのメッセージを中心として, 中川の返答などの一連のものをまとめております。竹内さんから最初にメールをいただいたのが, 今年の8月15日です。農業分野の研究所でTRIZ/USITを学び始められており, 新鮮な初心者の目でTRIZとUSITを学び・活用していきたいというお気持ちがよく伝わってきました。その後も小生からホームページ更新案内を送るたびにコメントして下さり, 本ホームページのいろいろな記事を吸収・活用しておられるのを知りました。

   その中心テーマは, TRIZを理解・マスターするのにどうすればよいか, USITを「TRIZのエッセンスをとりいれたやさしい問題解決技法」としてぜひ演習を通じてマスターしていきたいが, ということでした。このような読者の方からの希望を踏まえて, 11月の下旬から中川は, 三菱総研の知識創造事業チームと相談して, この冬のUSIT1日セミナー/USIT3日間トレーニングセミナーの企画を立てました。本ページの後半はこのUSITセミナーの企画・趣旨に関する中川のメール (一部は三菱総研堀田政利氏あて) を主としております。テーマのウエイトが徐々に変化しておりますので, 明確な区切りをつけずに一連のものとして編集しました。
 
(a)   竹内さんから 中川へ 2001. 8.15 農学分野へのTRIZの応用について
(b)   中川から 竹内さんへ  2001. 8.16 返事
(c)   竹内さんから 中川へ 2001. 8.20 返事への応答
(d)   竹内さんから 中川へ 2001. 9.  3 「USITトレーニングセミナーへのお誘い」に対する返事
(e)   竹内さんから 中川へ 2001. 9.11 TRIZホームページ更新案内 への返事と感想
(f)   竹内さんから 中川へ 2001.11.19 TRIZホームページ更新案内への返事と感想
(g)   中川から 竹内さんへ 2001.11.24 USITセミナーの企画について (質問) 
(h)   竹内さんから 中川へ 2001.11.26 USITセミナーの企画について (返答) 
(i)   中川から 堀田さんへ 2001.11.27 USIT論文, USITセミナーなど
(j)   中川から 堀田さんへ 2001.11.28 USITセミナーの企画について

   メッセージをいただき, ここに公表を許可いただきました竹内睦氏 および堀田政利氏に厚く感謝いたします。
       竹内  睦  氏 (新潟県農業総合研究所 企画調整室)   E-mail: "Takeuchi Atsusi" <atakeuti@ari.pref.niigata.jp>

    なお, 三菱総研主催の下記のUSITセミナーにつきましては, 「中川の活動カレンダー」のページを参照下さい。
         -  USIT 1日セミナー                       2002年 1月25日 (金)    三菱総研 (東京)
         -  USIT 3日間トレーニングセミナー    2002年 2月20日 (水)〜22日 (金)  三菱総研 (東京)

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(a) 竹内 睦 氏 (新潟県農業総合研究所) から  中川へ  2001年 8月15日
        「農学分野へのTRIZの応用について」

中川教授 様

新潟県農業総合研究所 企画調整室 竹内 睦ともうします。
半年ほど前からTRIZホームページを拝見しております。農業関係の試験研究機関において、より有用な発明ができる環境を整えたいと考えて「発明の方法」が無いかとあれこれインターネット検索した結果たどりついたものです。

大変興味深く、また求めていたものはこれではないかと考えてホームページを拝読しております。また、超発明術TRIZシリーズも購入して何とか身につけたいと独学しておりますが、残念ながら”惰性”に囚われてなかなか発想法が身に付きません。特に、超発明術TRIZシリーズ5: 思想編「創造的問題解決の極意」は内容が多岐にわたっていることもあり、読破にも至っておりません。

超発明術TRIZシリーズのなかでもいくつか事例が紹介されているように農業の分野でもTRIZ(あるいはUSIT)は有用なのであろうと考えておりますが、先生が講鞭をとられている講義・セミナーに農学関係の生徒・受講生はおられますか?いつか機会を得て実際の御講義を受けてみたいと考えております。




 

(b) 中川から 竹内さんへの返答     2001年 8月16日

メールをいただきありがとうございました。

私が直接知らない多くの方が, 『TRIZホームページ』やTRIZの教科書を読んでくださっているのを知り, ありがたいことと思っております。少しでもお役に立てるものを掲載していきたいと思っております。

TRIZは本当に奥が深いものだと思います。いろいろなものを,そして何回か読んで段々分かっていくように思います。そのTRIZのエッセンスをまとめ直したものがUSITで, 格段に分かりやすく, 素直で, 使いやすくなっていると私は思います。

農学関連は, Salamatovの本には沢山例が出ていますね。きっと旧ソ連での需要を反映しているのであろうと思います。TRIZは工学に限らず, 農学や医学などでも, 旧ソ連では実績を持っていますし, いまでもその考え方は使えるはずだと思っておりますが, 具体的には私自身の経験を持っていません。いままで, 三菱総研などでセミナーをする機会が多かったのですが, 農学分野の方にはまだお会いしていません。少しずつでも考え方が浸透していくとよいと願っております。

発想のためであれ何であれ, 「思考の方法」を習得することは本当に難しいことですね。本を読むよりは (本を読むだけでなく) 話を聞くこと, 聞くよりは (聞くだけでなく) 実際に演習すること, が有効なのは間違いないことと思います。そのような機会がなかなか得られないものですが。

『TRIZホームページ』の中川の活動のページにも書いておりますが, 9月19-21日に大阪でUSITの 3日間トレーニングセミナーを行います。参加者のほとんどは工学分野の人たちだと思いますが, 特別な技術知識を要求しませんし, TRIZ/USITの高度の予備知識を要求しませんので, もしご都合がつけば参加をご検討いただけますと幸いです。このようなセミナーは, 小生の学期中にはできませんので, 9月の後は早くて来年の2月頃にしかできません。

今後ともよろしくお願いします。



 

(c) 竹内さんから 中川へ  応答   2001年 8月20日

早速お返事をいただきましてありがとうございます。日々忙しくご活躍の中、メールを目に留めていただきまして、感激しております。

農業関係の、特に公立の試験研究機関はどこでも名前の通り、「試験」を中心に業務を進めているところが多く、「研究開発」の場面はやや少ないように感じております。

ですが、中川教授のよりよい学生生活を送るために学生さんに向けて掲載していられる文章を読みましても、TRIZ的発想が分野を問わず有用であることは明らかであると感じております。

あと1ヶ月後のセミナーに関しては今考え中です。




 

(d) 竹内さんから 中川へ  2001年 9月 3日 「USITトレーニングセミナー (大阪) へのお誘い」に対する返答

[USITトレーニングセミナー(9.19-21)への] お誘いをいただいており、大変嬉しく思っております。遅めの夏休みをとって戻ってみたところ、9月20日に県議会の関係で出張を命じられてしまいました。残念です。とても残念です。今回は涙をのんで、次回の機会をつかまえたいと思います。

TRIZに関しては別の方でもセミナーがあるようですが、クラシカルTRIZやARIZは私にとっては、難しいように感じております。一方、ホームページ中にもある「額縁問題」で比較的たどりやすく見えるUSITの方が興味があります。

私は今現在、農業関係の試験研究機関の企画調整・研究支援部署におりますので、セミナーに是非参加して、本県にもホームページや教科書にあるような思考法を広げたい、という熱望があります。

また, ホームページ更新の御案内ありがとうございます。「TRIZのエッセンスを [やさしいUSIT法で学び・適用する]」の記事は早速読みたいと思います。USITについて額縁問題の解説大槻様との問題定義についてのやりとりなどを読んで、USITについてようやくポヤポヤとした理解ができるかも知れないと思い始めたところです。プリントアウトして持ち歩くことに致します。ありがとうございました。




 

(e) 竹内さんから 中川へ  2001年 9月11日 「TRIZホームページ 更新 案内への返事と感想」

...
> (2) 解説:  「イスラエルのSIT法とその利用(1) TRIZからASITへの 4ステップ

早速プリントアウトして読みふけることに致しました。ASITのホームページも覗きに参りましたが、教育プログラム・ゲームなどエキサイティングな内容が並んでおり、興奮させられます。 

> (3) Q&A:  USIT プログラムを社内で始めるには? - マネジメントへのアプローチのしかた

については、[USITを] 学んだ経験すらない私には早過ぎるような内容ですが、もし、今後職場に共に学ぶ者が出てきたら参考にしたいと思います。ありがとうございました。




 

(f) 竹内さんから 中川へ  2001年11月19日 「TRIZホームページ更新案内への返事と感想」
 

後期授業のお忙しい中、ホームページ更新ありがとうございました。

ヨーロッパTRIZ協会 (ETRIA) 参加報告の中で「生物進化の上で蓄積された技術の工学への応用」はとくに参考になるかと考えております。

> (2) TRIZ紹介:  「TRIZ(発明問題解決の理論)の紹介 - 創造的問題解決のための技術思想 -
>   中川  徹, 日本創造学会第23回研究大会,2001年11月3-4日, 東洋大学
>
>   初心者を対象としたやさしい紹介。A4 4頁で述べたもの。TRIZは単なる発明のノウハウではなく,
>   技術に対するしっかりした考え方をもった方法論であることを述べる。

紹介記事を読みまして、考えたことがありましたので参考になればと思い、お時間をいただきます。

紹介記事の中「1.  はじめに」にもありましたが、私がTRIZの名前を初めてみたのは、日経BPのシリーズ5の発刊直後、その本を手に取ったときでした。書店で見たその本は膨大なボリュームで、やや難解な文章が並んでおり、”超発明術”という表紙の煽り方に比較して何か怪しく、そのまま購入せずに済ませてしまったものでした。

約半年の後、「研究所の職員の知的水準を向上させるにはどうしたらよいか?」が私の所属部署の一分掌となり、「発明」のキーワードでネットサーフィンをした結果たどり着いたのが中川教授のホームページでした。ページにある記事をむさぼり読んでから、改めて日経BPの教科書に再入門した形になります。

日経BPのシリーズの中では、文中に挿入されている演習問題がパズルを解いているようで楽しく、「試行錯誤」して自己満足しておりました。なかなか古い方法を捨てるのは難しいです。現在もシリーズ5の内容を理解できている自信がありません。ARIZはかなり難解であると感じております。

それから約半年後、今から半年ほど前にUSITに関するホームページ記事に再び触れ、この方法なら研究職員に紹介しやすいのではなかろうかと考え、さらにこれを農業の分野に応用するにはどうしたらよいのか?と悩みつつ現在に至ります。同じ11月16日にホームページ掲載された実践報告: TRIZの社内展開の方法 (三原祐治 (富士写真フィルム)) は、ですから大変参考になります。

いまはもう少したくさんの事例に触れて思考の流れを実感すること、特にUSITの事例にたくさん触れる必要性があろうかと考えているところです。実演プログラムに参加できると良いのですが...




 

(g) 中川から  竹内さんへ   2001年11月24日 「USITセミナーの企画について (質問)」
 

メールをいただきありがとうございました。特に最後のものは, はじめてTRIZに接しられた方の感想として, 大変率直で, われわれTRIZの推進者が心すべきことが一杯あるように思います。

つきましては, 竹内さんとのいままでのメールのうちの主要なものをTRIZホームページの「読者の声」のページに掲載させていただけないでしょうか? まだ具体的に検討しておりませんが, できれば12月の下旬頃に, 他の数名の方のものと合わせて掲載させていただきたいと思っております。

ところで、いまUSITのセミナーの企画の検討を三菱総研にお願いしたところです。どのような形態のものを竹内さんなら希望なさるでしょうか?

考えている案は, 以下の要素を [候補として] 含みます。

(a) USIT紹介セミナー  (2時間, あるいは半日)
      初心者対象, なにかのイベントと併設して(?)。多人数可能。
      独立してやるには, このレベルの希望者はあまり多くない(?)

(b) USIT入門セミナー  (丸1日)
      演習なしだが, 詳しい説明。多人数可能。

(c) USIT 3日間トレーニングセミナー  (丸3 日間)
      いままでにやったものと同様。定員15人。実地テーマを持ち込んで実践トレーニング。
      必ずしも(b)への参加を条件としない。

(d) USIT 2日間トレーニングセミナー  (丸 2日間)
      実地テーマを持ち込んでの実践トレーニング。定員15人。
      3日間セミナーのイントロダクション部分, 講義部分を圧縮する。
      3テーマ (または 2テーマ)。
      いままでにUSITをホームページなどで学んでいる人,
           あるいは1日セミナー(b) を受講した人を対象にする。
      はじめてのケースなので, うまく成果を出すには工夫が必要。
      問題そのものを理解するのにどうしても時間がかかる。
      各グループにある程度のUSIT経験者が加わっているとやりやすいかもしれない。




 

(h) 竹内さんから 中川へ  2001年11月26日  「USITセミナーの企画について (返答)」
 

私の拙い内容のメールでも初心者の読者の方々に参考になるようでしたらどうぞお使い下さい。特に匿名にして欲しいということもございませんので、宜しくお願いします。

> いまUSITのセミナーの企画の検討を三菱総研にお願いしたところです。
> どのような形態のものを竹内さんなら希望なさるでしょうか?

USIT・TRIZは、農学の分野では適用の事例紹介も少なく、参考になりますかどうか...

USIT・TRIZは日常試行錯誤によって思考しているものにとってはその習慣を変えるために大きなエネルギーを必要とするように感じます。半日以下の紹介セミナーを受けたのみではそのあたりの思考の転換の必要性がいまひとつ伝わらないのではないでしょうか。

また、一方で、ホームページ、テキスト(日経BP)で学んだり、実際の事例に後付けをしてみるなりして独学していても 練習問題にあるようなエレガントな解にいかにしてたどり着くのか、どのような思考の流れがそこにあったのか、と言うことについてはなかなかトレースすることが出来ないように感じます。そこの部分はいくつも事例紹介を受けるか、実際に演習してみて思考の流れ方についてサポートを受ける時間が必要なのではないでしょうか。

そこで、もし企画されるとしたら以下のようなものを希望します。

1)説明のみのセミナー
     > (b) USIT入門セミナー  (丸1日)
     >         演習なしだが, 詳しい説明。多人数可能。

     詳しい説明には、思考の流れをたどった事例の紹介をいくつか含む。

2)演習を伴うトレーニングセミナー
     > (c) USIT 3日間トレーニングセミナー  (丸3 日間)
     >         いままでにやったものと同様。定員15人。
     >         実地テーマを持ち込んで実践トレーニング。
     >         必ずしも(b)への参加を条件としない。

持ち込まれたテーマ事例について実践してみる、その際思考の流れを旧来の試行錯誤法から転換できるように講師からサポートをしてもらう。

2)に参加するには1)の参加を必要としないものとする。と言うような内容でいかがでしょう。1)はUSIT・TRIZの紹介を受ける者が、2)は実践者あるいは将来の実践リーダーが受講するものと想定しています。




 

(i) 中川から  堀田政利氏 (三菱総合研究所) へ  2001年11月27日  「USIT論文, USITセミナー など」
 

三菱総研  堀田 様

昨夜ようやくTRIZCON2002の論文を書き上げて, Altshuller Instituteに送りました。20ページになってしまいましたが, なんとか受け入れてもらえるとよいと思っております。

USIT 3日間セミナーで, TRIZ/USITをどのように教えているのかを,できるだけ体系的に書きました。私自身のTRIZ/USITの理解が少しずつ明確になってきて, この論文でようやくそれがきちんと書けたと思っております。丸4日間で書き上げたところですので, まだ十分な推敲ができておりませんが, 1月25日の最終締切りまでにブラッシュアップしたいと思っております。添付いたしますので, いろいろご意見をいただけますと幸いです。

ところで,  [今ご検討いただいています] 今後のUSIT トレーニングセミナーでの, 守秘義務の期間を6ヶ月から1年に変更することを検討いただけないでしょうか? 問題提案者の側に時間的な余裕を与え, メリットを増やしたことになります。だいぶんUSITの蓄積ができてきましたから, 2年前 [の場合] ほど発表を急ぐ必要はなくなってきたように思います。それよりも, 事例発表を, 遅くなっても確実に「全件」発表する気持ちでやるのがよいと思っています。

参加者の希望が [3日間でなく]  2日間セミナーの方に多いのだろうと思いますが, うまくできるか (問題が解決できるか, 参加者が自分の問題も他グループの問題も理解し, USITをその後に使えるようになるか) に対して, まだ迷っています。すでに参加した人たちに尋ねてみるのがよいのかも知れません。

PS.  中川のETRIA学会報告を, ETRIAが公的サイトに掲載したいと言ってきて, OKしました。




 

(j) 中川より  堀田さん (三菱総研)へ  2001年11月28日  「USITセミナーの企画について」

USITセミナーの計画について, その後もいろいろ考えてきました。
その結果, 本当にトレーニングセミナーをやるには, 2日でなく 3日がやはり必要と思うにいたりました。

三菱総研での [USITトレーニング] セミナーは, いろいろな企業の方にきていただいて, 将来, 各社内で本格的なTRIZ/USITリーダとなっていただくように訓練することを目標にさせていただきたいと思います。

また, 非常に幅の広いテーマが持ち込まれて, 講師も参加者も初めて考えるようなテーマが多いでしょうから, やはり一つのテーマで考える時間を確保することが必要と思っています。3日間のセミナーでは, どんな問題かが分かってから一晩あり, また, 問題をきちんと分析してからもう一晩あり, そして解決策を作ってまとめていきます。2日間になると, 第1日での問題定義と問題分析がどうしても不完全になる (分析の途中で第1日が終わる) だろうと思います。

それと, 問題の数はぜひ 3テーマ (できれば4テーマ) を並行させることが有益です。それは, いろんな場合 (テーマによるUSITの使いかたのバリエーション, およびグループのメンバのアプローチのしかたによる良い点や悪い点など) を参加者が同時に経験できるからです。

2日間 [に短縮] の希望がいろいろな企業の人にあるのは知っております。また, 一つの企業内で1〜3テーマで実際に回答を出すことが目的であれば, 2日間で実施すること (実施可能にしておくこと) は必要であろうと思っております。しかし, それは, 三菱総研でする上記のような目的のセミナーではないと思うにいたりました。

2日間セミナーを三菱総研で始めると, それが完全に失敗しない限り 3日間セミナーに戻すことは困難だろうと思います。結局, 「やや消化不足だけれども, ある程度は分かった, しかし, 会社に戻って自分がリーダとして社内で実践していくには自信がない」 というレベルになり, そのまま2日間セミナーが企画されていくことになるように予想されます。

以上のような考えから, つぎのように改めてお願いできないでしょうか?

     (1)  まず, 1日セミナーを行う。 時期は、1月中・下旬
     (2)  ついで, 3日間トレーニングセミナーを行う。時期は, 2月下旬
     (3)  もし希望者が多ければ, 3月中旬に [3日間トレーニングセミナーの] 2回目を行う。

どうぞよろしくご検討いただきたく, お願いいたします。

PS.   ここまで書きましたら, ちょうどSickafusさんから, 小生の [TRIZCON2002投稿]論文への詳細なコメントがとどきました。赤文字で原論文に挿入されています。別便で転送します。 Sickafusさんのものから, [USITを] いろいろと改良していますのを, "Great job" と言ってくださっているのはありがたいことです。



 

ご案内:

   上記に検討してきましたUSITのセミナーを下記のように開催することになりました。

読者の方々のご参加をお待ちします。詳しくは, 「中川の活動カレンダー」 および主催者の三菱総合研究所のホームページを参照下さい。
 
 
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最終更新日 : 2001.12.10     連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp