TRIZ論文 (TRIZシンポジウム発表)
9画面法へのFDMSサイクルの導入による技術予測とその評価
深津 邦夫(東芝ソシオシステムズ)
日本TRIZ協議会主催
第2回TRIZシンポジウム, 2006年 8月31日- 9月 2日, パナヒルズ大阪 (大阪府・吹田市)
掲載:2007. 1. 7.    著者の許可を得て掲載。無断転載禁止。

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編集ノート (中川徹、2007年 1月 3日)

ここに掲載しますのは、日本TRIZ協議会主催の第2回TRIZシンポジウムにおいて、一般発表として発表された論文とそのスライドです。TRIZシンポジウムの全体については、日本TRIZ協議会の公式ページでの報告を参照ください。また、中川個人の文責でのまとめとして、すでに英文で『Personal Report of The Second TRIZ Symposium in Japan, 2006』 として紹介、全発表をレビューして掲載しています (和文ではその概要のみを掲載)。そのレビューに記述した本発表関連部分を和訳して、本ページに「紹介」として掲載します。

一般発表としてオーラル発表され、Proceedings に掲載されています和文の論文 (6頁) および和文スライド を本ページにPDF形式で掲載しました。また、英文ページには、発表に際して並行投影された英文スライド一式 をPDFで掲載しました。

このようなすばらしい発表をされ、またこのホームページへの掲載に同意いただきました著者に感謝します。


 

本発表の紹介とレビュー (中川 徹 (大阪学院大学)、2007年 1月 3日) : 

中川『Personal Report of The Second TRIZ Symposium in Japan, 2006』 (2006.11. 8掲載) より和訳

深津邦夫 (東芝ソシオシステムズ) [34] が、「9画面法へのFDMSサイクルの導入による技術予測とその評価」という題名で、オーラル発表をした。著者は長年社会的な自動化システム、特に紙やカードの処理を伴うシステム、の設計の仕事をして来ている。そのようなシステムの歴史的な変遷をレビューした上で、著者はS字カーブの4つの段階を下記のように特徴づけ、「FDMSサイクル」の用語を定義している。

ついで著者は、TRIZの9画面法の表現を、つぎのスライドのように拡張している。この図では、各列にシステムの階層を示しており、特に、ATMシステムとそのサブシステムを示す。また、各列では、進化の特徴的な段階をFDMSサイクルの用語で示している。この図に示しているATMシステムの場合には、「通帳プリンタ」サブシステムのFDMSサイクルが、ATMシステムのFDMSサイクルに対して1段階フェーズ分フェーズがシフトしていることが分かった。著者はこれから、「サブシステムの機能実現が、システムに対してFDMSサイクルの次の段階に進むことを促すのだ」と説明している。

「この種のグラフは、現行システムのつぎの世代を考えるのに有用である」と著者は述べている。 -- これは、Sカーブの階層性、およびシステムとサブシステムの間の進化の関係性について、エレガントに説明したものである。


 

論文 PDF 形式 (4頁、227 KB)

スライド PDF 形式 (23スライド、4スライド/頁、423 KB)

英文スライド PDF 形式 (23スライド、4スライド/頁、382 KB)

 

本ページの先頭

紹介の先頭 和文論文PDF (227KB)

スライド PDF (423KB)

英文スライド PDF (382KB)

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最終更新日 : 2007. 1. 7.     連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp