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2021年度第3回FD・SD講演会 開催報告

北陸大学高等教育推進センター長・教授の杉森 公一先生をお招きし、「学修成果の可視化による大学教育の内部質保証」と題し、2021年度第3回FD・SD講演会を開催いたしました。〔2022年3月14日(月)〕
杉森先生からは、大学に内部質保証が求められる社会的背景から、学修成果の可視化によって内部質保証を進めるには、学修評価や教育方法を大きく転換しなければならないとの解説がありました。その具体例として、「リーダーシップの能力」を伸ばすための一つの方策としてオンラインと対面を併用したハイフレックス型学修を挙げられ、北陸大学における授業の様子を紹介されました。また、オンライン授業におけるチャットの効果的な利用方法について、実際に体験しながらご教授いただきました。
講演のまとめに代えて、杉森先生は「AI・ロボットにできないことが求められる時代、教員が何を教えたかという供給者目線から、学生が何を身につけたかという学習者目線の教育への転換が必要であり、そのためには教員の授業設計だけではなく、学習環境設計・学修支援も必要である」と語られました。
今回のFD・SD講演会は「教員の養成に係る教育の質向上に係る取組」をも兼ね、教務事務室教務課と共催いたしました。本学は今後も成長実感調査の分析をはじめとする学修成果の可視化の取り組みを継続し、ディプロマポリシーに沿った学生の学修成果の獲得が向上するよう教育改善を進めます。

杉森 公一先生
講演会のスライドより
講演会の様子
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