From: "M. Okuno-Fujiwara" Date: Mon, 08 Jan 2001 23:27:52 +0900 To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp Cc: tatsuo@econ.keio.ac.jp Subject: Re: 提言第一稿 Reply-To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp 奥野です。 Tatsuo TANAKA wrote: >ここで、「価格は、限界費用に、スウィッチングコスト部分と正常利潤部分を加 >えたものになる」とあり、また「所有者が得られる利潤は、結局正常利潤になり >ます。」とあります。この趣旨を確認したいのですが、これは価格が平均費用に >等しくなると理解してよいでしょうか。ここで平均費用呼んだものは落札額を含 >むすべての費用をサービス規模で割ったもので、 > > 平均費用= > (落札額+設備などの固定費用+変動費用)/サービス規模たとえばユーザ数 > >です。 > >そうだとすると、落札額がゼロのとき(無料で配分したとき)と落札額が正の値 >のとき(オークションしたとき)では価格が変わります。 > 問題は、誰が払う価格か(以下消費者価格)か、誰が受け取る価格(以下供給者価格 )かという点にあるようです。 「価格は、限界費用に、スウィッチングコスト部分と正常利潤部分を加 えたものになる」 といったとき、私が意味したのは消費者(利用者)が支払う価格のことです。 その際、供給者がけ取る価格はスウィッチングコストは受け取れませんから(消費者 の自己負担分になりますから)、供給者価格、つまり単位(これが何を意味するかは 文脈によって代わりますが)当たりの供給者の受け取り価格は 平均変動費用= (設備などの維持費用+正常利潤額)/サービス規模たとえばユーザ数 でしかないことになります。これは上で述べた文脈で言うと正常利潤に他なりません から、オークションでの超過価格付けは(少なくとも市場参加者が合理的に行動する 限り)利用者価格には転嫁されないと言うのが、私の結論です。 奥野 <><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><> Masahiro Okuno-Fujiwara, Faculty of Economics, University of Tokyo Tel: +81-3-5841-5647, Fax: +81-3-5841-5521 (Faculty of Economics)