Date: Mon, 08 Jan 2001 01:30:12 +0900 From: IKEDA Nobuo To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp Subject: Re: 提言第一稿 Reply-To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp Hajime Oniki wrote: >  「周波数の割当」と「放送局の系列化」のどちらが > 歴史的に先に生じたかの問題があると思います[> > ●●池田さん、御存知でしたら乞御教示]。 これはケース・バイ・ケースです。日本テレビとフジテレビは最初から新聞との 関係が強かったのに対して、TBSはそうでもなく、NET(今のテレビ朝日)や東京 12チャンネル(今のテレビ東京)は完全な独立系でした。どちらかといえば、テ レビへの支配力を求めた新聞が、あとから系列化を強めたというのが事実に近い でしょう。いずれにしても、こういう問題は本質的ではないので、「最小限綱 領」で闘う第1提言に入れるべきではないと思います。 >  免許にはいろいろ種類があり(たとえば航空会社、 > 新幹線用、タクシー無線から予備校の放送教育用ま > で)、それぞれに設備投資と雇用が付いているので、 > よほどの非常時でないかぎりこの種の全般的「モラト > リアム」「ビッグバン」は困難と思います。 この点は、前にも述べたように大問題で、既得権者の強い反対を受けるので、こ ちらもよほど理論武装する必要があります。権利の形態については、「リース」 か「ストック」かということを含めて第1提言では保留する、というのが私の提 案です。ノームの「超短期リース」や、ギルダーの「完全自由」も含めて、もっ と議論してから外に発言すべきだと思います。 > >�Hラスト・ワン・マイルの解決法として極めて重要な問題であるという論点、 は入れてはどうでしょうか。世の中では光ファイバーばかりが注目されています が、家庭用としては50Mbps出る無線で十分だし、はるかに低コストなのですか ら。 サンク・コストの問題については、「理論的には、免許料は料金決定の方程式に 入らない」ことをきちんと説明すればよいのではないでしょうか。この程度のこ とも、郵政省やマスコミは知らないのですから。実際の料金も、アメリカを見て も転嫁が起きていないことは明白です。むしろ問題は、転嫁できないために、過 大評価したオペレーターの経営危機が生じることですが、これは「基本的には自 己責任だが、winner's curseが起きにくい制度設計を考える必要がある」という 程度の言及でよいのではないでしょうか。 -- Ikeda, Nobuo GLOCOM, International University of Japan. http://www.glocom.ac.jp World Wide Vision Initiative. http://www.wwvi.org