From: "M. Okuno-Fujiwara" Date: Sat, 06 Jan 2001 11:39:00 +0900 To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp Subject: Re: 提言第 1稿 Reply-To: itme-auction@e.u-tokyo.ac.jp 奥野です。 鬼木先生、すばらしい原稿だと思います。 以下、気がついた点を順不同で申し上げます。(メンバーの方はできるだけ、下記のコメ ントも読んでください。特にコメント�Iを。 �@旧来の割り当て方式に対する批判と言うところで、「例えば、大部分のテレビ用周波数 がメディアの系列会社に与えられるなど」という文章を入れたいと私は思います。提言を マスメディアが取り上げてくれなくなるリスクと比較して、どちらがよいか即断しかねる のですが、この点に私は怒り心頭に発しています。 �Aヨーロッパの3Gオークションの評価については、競争促進や新ビジネス促進をあげる 前に、まず「周波数割り当ての透明化に大きく前進した」ことを強調してほしいのですが 、それは事実ではないのでしょうか。 �B電波オークションの利点が1から5まで掲げられてある後に、「リセールを認めない場 合と比較して、上記と同様の議論が成立するからである」という文章があるのですが、読 者にはちょっと意味が取りづらいと思います。「リセールを認めないと、電波利用に関心 を失った事業者が所有し続けるなど、オークションを導入するメリットが消滅・減退して しまうからである。」とでもいった文章の方が良いように思います。文章の内容はお任せ しますが、ご一考願えますか? �C<(価格転嫁の問題)」と>という部分は、<(価格転嫁)の問題」と>とすべきでは ないでしょうか。また、高落札額の問題も同様です。 �DWinner's curseについては、「オークション時の勝敗の差」と定義するよりは、「電波 価値を事前評価が高すぎる企業が落札する」という定義の方が適切だと思います。 �E価格転嫁の問題については、できるだけ理論武装をした方が良いと思います。落札額が サンクされてしまうというのが、田中さんなどの御意見ですが、「サンクされるのは落札 額が回収不能だという場合」です。しかし、ここではリセールを明示的に主張しているの ですから、サンクされるのはリセールで回収できない(つまりwinner's curseや予測の誤 りに基づく、正常価格からの超過額)部分だけになるはずです。私は、できれば「専門家 の間で諸説が分かられている」というのは、読者に対する説得力を失わせるので、われわ れの意見をこのMLで火曜日までに決定し、それを最終案に繁栄したいのですが、如何で しょうか。(>田中さん、今井先生、その他の方々、どう思われますか?) �Fいずれにせよ、ここと直後の部分は、価格転嫁されても、それは入札収入という形で政 府収入になり、財政再建に役立ち増税を減らせる。いわば国民は、税の代わりに高価格を 払うことになる。これに対して、オークションをせずに従来型の免許制度で行うと、電波 を手にした事業者は独占的な価格設定を行うから、国民は税も払い高価格も受け入れざる を得ないと言う「踏んだり蹴ったり」状態になり、特をするのは、免許を受けた事業者だ ということになる。という趣旨を強調していただくと良いと思うのですが。 �G提言の中に、「すでに免許を与えた電波で、その免許終了期限が3年以上のものについ ても、2003年度末に免許を終了させ、その段階でオークションなど新たな仕組みで電 波を再配分することを、現時点で公表する」という項目を付け加えてはどうでしょうか? そうすれば、移し替えを考える必要があるのは、今後3年間になり、3年後にはより効率 的に電波全体を管理できるように思うのですが。 �Hラスト・ワン・マイルの解決法として極めて重要な問題であるという論点、談合の問題 、相互接続の強制と接続料規制の問題、すべての電波を買い占めて独占しようと言うイン センティブの問題、などが抜けているようにも思うのですが、如何でしょうか。 �I提言の代表は鬼木先生になっていただき、以下、委員の氏名を書く。それに、賛同者を 募ってリスト化したものを載せると言うことで如何でしょうか?もしそれで良いなら、現 バージョンをみなさんで知り合いの(できるだけ知名度が高いに越したことはありません )通知し(>鬼木先生、非公開サイトですがそうして良いですか?)、賛成ならその旨の 返事を鬼木先生(oniki@alum.mit.edu)におくって貰う。そのリストを添付して、提言に載 せると言うことではどうでしょうか? 以上、ご検討いただければ幸いです。 <><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><> Masahiro Okuno-Fujiwara, Faculty of Economics, University of Tokyo Tel: +81-3-5841-5647, Fax: +81-3-5841-5521 (Faculty of Economics)