日本経済の効率性と回復策 に関する研究会 1 第3章コンピュータ・半導体 1 鬼木 甫(大阪学院大学) 1 はじめに 2 1. 日本のコンピュータ・半導体生産と輸出入 4 (1) コンピュータ・半導体の生産の流れ 4 (2) 1999年のコンピュータ・半導体産業――ハードウェア 5 (3) 1990-1999年のコンピュータ生産 6 (4) ソフトウェア生産と輸出入 7 (5) 米国のコンピュータ・半導体産業 8 2. 日米のパーソナル・コンピュータ(PC)産業・1970年代中葉から現在まで 9 (1) PC生産のはじまり――複数アーキテクチャー間の不完全競争と独占の成立 9 (2) 米国における互換機メーカーの参入と競争市場の成立(コンピュータ標準の 成立) 11 (3) 日本における複数メーカーの併存とNEC方式市場の複占化――日米格差 11 (4) 米国製コンピュータの流入 12 (5) ウィンドウズOSの普及とコンピュータ世界市場の一体化 13 (6) 世界市場の中の日本のPC産業 14 3. 日米のコンピュータ産業構造の比較と日本型企業組織 14 (1) 上下分離型の米国コンピュータ産業――競争市場と独占市場の併存 14 (2) 縦割り型となった日本のコンピュータ産業――メーカー間の不完全競争と NEC9800市場 16 (3) NEC仕様コンピュータの「不完全」独占 17 (4) NEC仕様コンピュータ市場への「不完全」参入 18 (5) 米国における互換機メーカーの参入と知的財産権 19 (6) セイコー・エプソン社のNEC型コンピュータ市場への参入 19 (7) 製品としてのコンピュータ(本体)の特色――部品の緩やかな結合体 21 (8) 日本型企業の特色と製品の特色 23 4. 日本のコンピュータ・半導体産業の将来 24 (1) 日本の比較優位・劣位の概観 24 (2) 日本の比較優位・劣位の所在 26 (3) 日本型企業の不得意の克服策 27 (4) ソフトウェア産業 30 5. おわりに 33 参考文献 34