工夫はたのしい
(子どもたちと中高生のみなさんに)
編集: 中川 徹
最終更新日:
 2015年 6月26日

問題を創造的に解決するには
(学生と社会人の皆さんに)
          社会問題
編集: 中川 徹最終更新日: 2018年 12月13日

創造的な問題解決の方法
(技術者・研究者の皆さんへの入門)

編集: 中川 徹
最終更新日 2019年 1月10日

創造的問題解決の実践と方法論
(適用・推進の実践者の皆さんに)

編集: 中川 徹
最終更新日: 2019年 1月10日


このホームページは、創造的な問題解決の方法論の理解と普及のための、情報公開の場です。皆さんからの紹介記事、適用経験、論文、質問・意見などの投稿をを歓迎します。

English pages are accessible by clicking the buttons.
日本語と英語の双方向に翻訳して、グローバルな情報共有を目指しています。

編集: 中川 徹 (大阪学院大学 名誉教授)
最終更新日: 2023年 9月26日  
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/
 創設: 1998年11月 1日          


     visits since Nov. 1, 2005

  

  Editor:  Toru Nakagawa 
  (
Professor Emeritus, Osaka Gakuin Univ.)
  Last Updated:  September 26, 2023
   http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/eTRIZ/
 Established: Nov. 15, 1998   


4つの「入口ページ」を作りました。読者の方それぞれに親しみやすく、また適切な記事・資料にアクセスしやすくすることを意図しています。 Free xml sitemap generator

全体の新着情報(最近 12か月分)は本ページの下部にあります。各記事の性格を5色で区別します。   (旧 or 詳細) (2014. 9. 5; 2016. 4. 7)

工夫は楽しい

(子どもたちと中高生のみなさんに)

(1) おもしろいことがいっぱい
(2) よく見て気づく 
(3) なぜだろうと考える
(4) しくみを学ぶ 
(5) はたらきを知る 
(6) じぶんで工夫する
(7) りそうを考える
(8) いろいろな例をあつめよう
(9) じぶんで新しいものを作ってみよう
(10) 先生方と保護者の皆さんへの情報

問題を創造的に解決するには

(学生と社会人の皆さんに)

(1) 問題に取り組む必要性と意義
(2) 創造性とひらめき
(3) 創造的な問題解決の諸方法
(4) 問題とニーズをとらえる
(5) 問題を分析し、理想を考える
(6) 問題解決のアイデアを得て、実現を図る
(7) いろいろな適用事例
(8) 身近な問題、社会の問題への取り組み  社会問題
(9) 学びの場と情報源
(10) その他

創造的な問題解決の方法

(技術者・研究者の皆さんへの入門)

(1) 「創造的な問題解決」の目的と意義
(2) TRIZとは
(3) TRIZの情報源
(4) TRIZの歴史と現状
(5) TRIZの基本な考え方
(6) TRIZの知識ベースと諸方法
(7) TRIZの方法とその発展
(8) 適用事例
(9) TRIZを習得・実践するために
(10) 質問と討論

創造的問題解決の実践と方法論

(本格的に適用・推進している皆さんに)

(1)新着情報と本サイトの活用法(総合索引・検索など)
(2) TRIZ参考文献・リンク集・ソフトツール
(3) TRIZ関連ニュース・活動情報・学会報告

(4) TRIZ関連論文・解説・報告

(5) TRIZ関連適用・推進事例
(6) TRIZ教材、講義ノート
(7) TRIZ/CrePS 方法論資料
(8) TRIZフォーラム(通信、意見、討論、など)

総合目次  (A) Editorial (B) 参考文献・関連文献 リンク集 TRIZ関連サイトカタログ(日本) ニュース・活動 ソ フトツール (C) 論文・技術報告・解説 教材・講義ノート (D) フォーラム   サイト内検索 Generla Index 
ホー ムページ 新着情報 子ども・中高生ページ 学生・社会人
ページ
技術者入門
ページ
実践者
ページ

出版案内『TRIZ 実践と効用』シリーズ

CrePS体系資料 USITマニュアル/適用事例集 Ed Sickafus博士記念アーカイブズ WTSP プロジェクト 世界TRIZ関連サイトカタログ集 Home Page

  新着情報     [最近 12ヶ月以内の記事の簡単な紹介。印は最近3ヶ月のもの。]

    

2023年

 Editorial: 『TRIZホームページ』: LinkedIn に掲載した記事の一覧 (中川 徹)  (2023. 9.18)

TRIZとイノベーションに関心を持つ広い読者に広報することを目的として、LinkedInにほぼ2週間ごとに記事を掲載してきております。この度この2023年のもの(昨年12月も含む)について、タイトル画像と表題、リンクの一覧の形にまとめました。本ホームページの活動(特にWTSP)の簡潔な紹介担っています。現在14編。LinkedInでの中川の記事の一覧は、https://www.linkedin.com/in/toru-nakagawa-b2453216/recent-activity/all/  で自由にアクセスできます。

 WTSP ETRIA-TFC2023発表: WTSPレポート (6) 世界のTRIZとTRIZ周辺サイトのカタログ集 (γ版の作成準備) (中川 徹、Darrell Mann ( 英), Michael Orloff (独), Simon Dewulf (豪), Simon Litvin (米), Valeri Souchkov (蘭) )   (2023. 9.18); 9.26

9月12-14日に、ETRIA(欧州TRIZ協会)のTRIZ Future Conference (TFC2023) が、ドイツのオッフェンブルグ大学を事務局として、オンライン(Zoom)で開催され、私(達)も発表しました。英文ページには、発表論文(HTML) および正式論文へのリンク(Springerで出版、https://doi.org/10.1007/978-3-031-42532-5_34 )、英文スライド(15枚)、発表ビデオ(.mp4、時間11分)を掲載しました。

この和文ページでは、発表論文を全文和訳 して掲載予定ですが、数日お待ち下さい)。発表の持ち時間は15分(質疑応答を含む)と短かったので、スライドは15枚だけです。基本的には日本TRIZシンポジウムと同趣旨ですので、そちらのスライドを参照下さい。 (2023. 9.14)

 

発表論文の和文全訳 を掲載いたします。現段階での世界WTSP カタログ集の全貌をきちんと説明しております。全体構成は、目次をご覧ください。 (2023. 9.26)

1. はじめに  (WTSPプロジェクトのビジョン、 世界WTSPカタログ集の目標と要件、 WTSPカタログ集の期待される「価値」、 誰がどのようにして、カタログ集の「価値」を「創造」するのか?、 世界WTSPカタログ集の開発の簡単な歴史 
2.世界WTSPカタログ集の枠組  (個々のウェブサイトの紹介と評価、 世界WTSPカタログ集[14]におけるウェブサイトの選択と配列 、 世界WTSPカタログ集の構造 、 世界WTSPカタログ集の構築、更新、利用、 
3. 世界WTSPカタログ集の現状(β版)  (世界WTSPカタログ集中のTRIZウェブサイト、 世界WTSPカタログ集中のTRIZ周辺ウェブサイト)
4. 世界WTSPカタログ集のγ版構築に向けたWTSPの最近の活動  (協力活動の不活発さを克服するためのWTSPの推進、 TRIZウェブサイトの世界WTSPカタログ集を強化する最近の活動 、 TRIZウェブサイトの世界WTSPカタログ集の暫定状況))
5. おわりに   (TRIZコミュニティにおける不活発な態度の困難を克服する、 TRIZを代表するウェブサイト「Systematic Innovation Review」の提案)
参考文献 

 WTSP TRIZシンポ発表: WTSPレポート (6) 世界のTRIZおよびTRIZ周辺ウェブサイトのカタログ集: 日本WTSPカタログ集を強化して「有用で魅力的」にしよう (中川 徹、Darrell Mann ( 英), Michael Orloff (独), Simon Dewulf (豪), Simon Litvin (米), Valeri Souchkov (蘭) )   (2023. 9.18)

2017年12月以来活動してきました「世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)」の第6年度報告です。TRIZシンポジウムは、コロナ禍の影響が残っていルために、Zoomによるオンラインでの開催になりました。本ページには、予稿集掲載の概要、発表スライド(とそのPDF)を掲載しています。また、発表ビデオ(事前に録画し、当日は事務局から流していただいたもの)も掲載しました。ビデオは、スライド25枚を使い、21分で話していますので、これを見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。
英文ページには、概要と、英文スライドのPDFを掲載しています。

本発表のプロジェクトは、TRIZ(およびその周辺の諸方法)のウェブサイトの世界カタログ集を創ろうという活動です。そのビジョン・意義・目標を述べた上で、カタログシステムの構造とすでに公開しているカタログ集の概要を示し、最近の世界の活動状況を説明しています。「このプロジェクトの意義に賛同する人は多いが、実際に活動する人が少ない」ことが、当初からの難点でした。「自分の(TRIZ)事業に忙しくて、WTSPのボランティア活動をする時間がとれない」というのが、大抵の理由です。しかしその根底には、TRIZの関係者の多くは(まだ出来上がったものを見ていないから)、「カタログ集の価値、その価値を誰がどうやって創るのか」を認識できていないのだ、と私たちは気が付きました。WTSPカタログ集の「価値」は、その人の立場に依存します。サイトオーナにとっては、「自分のサイトを世界/日本に紹介できる」こと。TRIZの指導者・専門家・実践者にとっては、「TRIZ(とその周辺諸技法)の(内容的)発展や活動の全貌を知る事ができる」こと。TRIZのユーザ・学習者にとっては、「TRIZを学び活用するための、信頼できる総合的な情報源である」ことです。これらの「価値を創る」のは、全世界のTRIZの指導者・専門家・実践者たち(サイトオーナを含む)です。この認識を踏まえて、WTSPプロジェクトは態勢を立て直して、世界TRIZ関連サイトカタログ集の拡張と充実に努めていこうとしております。

日本のTRIZ関連の皆さんには、 今年の1月に、「WTSPカタログ集の「日本の部」の拡張・改良へのご協力のお願い」を出しております。特に、TRIZを主導的に活動しておられる方々には、具体的な活動の要請を書いておりますので、改めてお読みいただけると幸いです。「ガンマ版」の完成は来年8月末を目標にいたします。

 


クリックして拡大

 クリックしてビデオを開始

  WTSP: WTSPフォーラム 2023E (2023年9月-10月)(中川 徹)   (2023. 9.10)

9月: 中近東・北アフリカ地域のカタログ原稿(ウェブサイト15件) (Khaled Shoaib (エジプト) , 中川) を、作成途上原稿(ステージ2a)として掲載した。   

LinkedInに掲載:  「世界WTSPカタログ集:TRIZと関連の方法論を学ぶための情報源: 信頼でき、有用で、魅力的!!」   ウェブサイトは「サイトの役割」で分類して並べられており、TRIZを学ぶいろいろな機会に対応して、優れたウェブサイトを紹介する。(2023. 9.10)

 

 

  WTSP: WTSPフォーラム 2023D (2023年7月-8月)(中川 徹)   (2023. 7. 1: 7.22: 8. 7; 8.13; 9.10)

7月: ETRIA TFC2023にWTSPの論文の最終原稿を送った。「WTSPのメンバーや支援者は多いが、実際に活動する人が極めて少ない」という問題に対する、プロジェクトの努力を記している。カタログ集の「価値」の認識とその創出の努力が問題の本質であると認識した。

LinkedInにWTSPの活動を広報する新しいシリーズの掲載を始めた。その第1回は「WTSP世界カタログ集の作成過程と関連ドキュメント」。

 

台湾の部の予備原稿を作成(M.H. Sungと中川)。

LinkedInに掲載「ウェブサイトの評価はデリケートな仕事であるが、WTSPカタログ集の「価値」創出のためにはぜひ必要である」。

スウェーデンとノルウェーの部の作成準備(K. Hall)。

 

8月: LinkedInに掲載: 「世界WTSPカタログ集ではウェブサイトの多様性を全面的に受け入れて、TRIZの全貌を多面的な観点から明らかにする」。TRIZのアプローチ/方法の多様性( <= TRIZの進化)、ウェブサイトのタイプ/役割の多様性(<=活動)、国と言語の多様性(<=普及)を広く受け入れる。TRIZの全貌を明らかにし、カタログの「有用性」の基礎になる。(2023. 8.13)

Q&A: 世界各国からのカタログデータへのアクセス法について:未完成原稿と完成/公開データ。  
中近東・北アフリカ地域のウェブサイトを調査し、15件のデータを一覧表の形にまとめた(Khaled Shoaib (エジプト))。WTSPの書式に変換(中川)。(2023. 9.10) 

 

 
出版物 『TRIZ 実践と効用』 (AmazonサイトStores.jpサイト)
 
公開資料 (本ホームページ全体)
 

 

  WTSP: 世界WTSPカタログ集:ソースデータの完成前段階の原稿集(索引ページを作成)。(中川 徹) (2023. 6.19)

各国/各テーマでのカタログ集原稿が、世界WTSPカタログ集に正式に掲載されるまでには、次の5段階を経る必要があります。(1) 初期探索段階、(2) 予備的原稿段階、(3) 完成原稿段階、(4) 発表ソースデータ段階。(5) 世界WTSPカタログ集公表段階。この内、(1)(2)は各国チームの担当、(3)(4)(5)はプロジェクトリーダ(中川)の担当。さまざまな国やテーマでの原稿が、散逸しないように、複数の担当者がそれまでの原稿をきちんと使って更に改良していけることを目的として、途中段階(1)~(5)にあるすべての原稿の索引ページをつくりました。
現在、以下のものを収録しています。52カ国のインターネット検索結果(段階(1a))、40カ国の検索結果の整理原稿(1b)、韓国のサイトの予備原稿(2b)、台湾のサイトの予備原稿(2a)、ロシア語圏のサイトの改定原稿(3a)、英国のサイトの完成原稿(4a)(4b)、ドイツのサイトの完成原稿(4a)(4b)、マレーシアのサイトの改定版完成原稿(4b)。ーー今後、原稿の寄稿と作業・発表の進行に応じて、データを蓄積・更新していきます。

  WTSP: 「(A2) WTSPの組織」ページ内の、WTSPメンバのリストを更新しました。(中川 徹) (2023. 6.19)

メンバーリストには、世界33か国の94人を示しています(正式の加入申請書を提出済みが約40名、他は加入署名済みで未提出)。各国の編集者も記述。[WTSP] Letterを、海外約200人に発足以来送っていますので、支持者はこの他にも多数あります。国内にも約200人に送付していますが、WTSPメンバーは現在中川のみ。日本の皆さんで、WTSPの(特に国内)活動をしてくださる方を求めます。

  TRIZフォーラム: 地震:  地震予知研究と防災について [地震関連フォーラム(第3次親ページ)](中川 徹)  (2023. 6. 6)

この『TRIZホームページ』のテーマとしては例外的ですが、2011年の東日本大震災(地震・津波・原発事故)のときに、世界の読者の方々にメールを送り、30余か国100人以上の方から励ましのメッセージをいただきました。それ以来、地震予知と防災が大事なことと思い、2015年には日本地震予知学会の会員となり、また地震予知研究を紹介するための特別ページをつくりました。ただ、その後、非専門の身で何をどう紹介するのか判断できず、8年間中断しておりました。しかし、地震予知と防災は、近年ますます大事な課題になってきており、このたび第3次の親ページを立ち上げた次第です。

このたびは、「地震予知」に関する二つの力作について、私が書きました書評(紹介文)を掲載します。

(1) 力武常治著 『地震予知―発展と展望 』 (日本専門図書出版、2001年1月、617頁)、書評:中川 徹 (2015. 4.20, Amazonサイトに寄稿)
2000年までの地震予知研究の集大成。専門書でありながら、読みやすく、親しみやすい、素晴らしい本。

(2) 泊次郎著 『日本の地震予知研究130年史: 明治期から東日本大震災まで 』 (東京大学出版会 、2015年5月、 ‎ 686頁)、書評:中川 徹 (2023. 6. 2, Amazonサイトに寄稿) .
           地震の研究者、防災・行政の関係者はもちろん、震災を軽減したいと願うすべての国民のための、素晴らしい力作です。
8年前の出版なのに今まで気がつかず、最近初めて読んで、感激し、また反省しています。学ぶことが多い、素晴らしい力作です。非常に豊富で緻密な内容であり、要約はできません。それで、私が学び考えたことを、まとめて書評にしました。
地震の研究の目的は、予知と減災であり、これらは車の両輪である。
地震予知には3つのアプローチがある。過去の多数の地震活動のデータに基づく予測(長期/中期予測に寄与してきた)、何らかの前兆現象に頼る予知、物理モデルに基づく予知。
短期/直前予知には、「前兆現象」を使う方法が期待されるが、「前兆現象」と認められるにはいくつもの客観条件を満たす必要があり、まだ真に「前兆現象」と認められたものはないという。「前震」でさえ、その後により大きな地震がくるかどうか予知できないから「前兆現象」と言えない。地震の多様性のために、万能の(どの地震にも当てはまる)「前兆現象」があると想定するべきでない。
従来からの多数の先行研究を参照せよ、(一般人の期待に答えるような)安易な楽観論を流すな。
しかし、それでもやはり、(科学として、実用のために)「地震予知」の実現を追求するべきである。
従来の力学的観点(地盤の移動、圧力、歪み、震動など)から離れて、電磁気的な前兆現象の探索に可能性があると考える。非常に困難だが追求するべき課題であると思う。

 

 

 

  WTSP: WTSPフォーラム 2023C (2023年5月-6月) (中川 徹)   (2023. 5. 7; 6.29)

5月: MY-01 ◎ マレーシアのMyTRIZサイト: 世界中で最も活発で成功しているTRIZの協会

6月: [WTSP] Letter (34M-2)  世界TRIZサイトカタログ集の拡張に協力下さい。 PS: フォーラム: 地震予知研究と減災 (中川)
[WTSP] Letter (35M-1):  [1] (A2) WTSPの組織とメンバー一覧を更新、  [2] 世界 WTSPカタログ集: 途中段階のカタログ原稿の索引; WTSPカタログ集の原稿(発表分と途中段階のもの) の総覧
ポーランドでの準備活動

  WTSP:  TRIZサイトの世界カタログの改良に協力ください。(中川 徹)  (2023. 4.27)

「TRIZサイトの世界カタログの改良に協力ください。まだ多数の優れたサイトがカタログ集から漏れています。」
本ページは、LinkedInに掲載した記事です(2023. 4.27)。和訳をしていませんので、英文でご覧ください。ETRIA TFC2023に送った英文論文原稿の要約部を引用しました。また、LinkedInの記事の先頭の図は、現在のTRIZサイトカタログ集の、最重要(◎)サイトのリストです。ベータ版(2020)では23サイトでしたが、いままでに6サイト(星印)を追加しました。それでもまだ10サイト(◎)程度が、漏れているだろうと思います。世界の各国の協力で、世界カタログを「有用で魅力的」なものにしたいと思っています。日本の皆さまのご協力もお願いします。

 


クリックして拡大

  WTSP:  「世界 WTSPカタログ集」の「価値」(中川 徹) (2023. 4. 9)

「世界 WTSPカタログ集」の「価値」: サイト主宰者にとって、TRIZ専門家にとって、TRIZユーザにとって、 そしてTRIZ自身にとって。 -- それでは、誰がその「価値」を創造するのか?
本ページは、LinkedInに掲載した記事(2023. 4. 6) を和訳したものです。WTSPプロジェクトの根幹に関わることを簡潔に提示しています。記事の先頭の図が、すべてを要約しています。
 


クリックして拡大

  WTSP: WTSPフォーラム 2023B (2023年3月-4月) (中川 徹)   (2023. 3.13; 3.22; 4.29)

3月: 各国の応答が少ないので、世界WTSPカタログ集への寄稿を、改めて世界各国に要請しました。国別の原稿が整っていない25ヶ国、最近中川がサンプルとして作った2ヶ国(英・独)、2019年提出の原稿の更新を要請する2ヶ国(中・マレーシア)、2019年に中川がインタネット検索で作った原稿の更新を要請した米国、という全30カ国です。なお、ロシア語圏への要請メールをM.Orloff と連名で出すべく準備中です。(2023. 3. 22)

4月: Michael Orloff <==> 中川: WTSP の基本的なことに関する議論。中川 ==> LinkedIn:  「世界 WTSPカタログ集」の「価値」について、和訳  (2023. 4. 9)。Ming-Hung Sung (台湾) :予備的原稿。中川 ==> LinkedIn :  TRIZサイトの世界カタログの改良に協力ください。まだ多数の優れたサイトがカタログ集から漏れています。(2023. 4.27)。Eng Hoo Tan (マレーシア): Index部の更新版。MyTRIZ (マレーシアTRIZiイノベーション協会)の年次報告2022年 [すばらしい活動です。]

  WTSP: 韓国におけるWTSPの活動: 課題と助言(Min-Gyu Lee(韓国); 中川徹)(2023.3.13)

韓国では、Min-Gyu Leeが、WTSPカタログ集の韓国の部の0.5版を昨年10月に創り、最近それを0.7版に改訂しました。しかし、国内のTRIZ関係者からのフィードバックは消極的であるといいます。その状況と課題を報告してきています。「韓国はTRIZの積極的な導入によって国全体の技術や経済が大いに発展した。しかし、TRIZの公開Webサイトにはよいもの(良い情報を掲載しているもの)が多くない」といいます。非常に参考になるレポートです。

  WTSP: WTSPフォーラム 2023A (2023年1月〜2月)(中川徹)(2023.1.22;1.31;2. 8; 2.18)

WTSPの活動に関連する通信をここに収録します。
2023年1月:  1月12日、プロジェクトリーダー(中川)からWTSPメンバーおよびサポーター約200名に、2023年のWTSP計画を伝えるWTSP Letterを送付しました。 目標は、ETRIA TFC2023 (2023年9月12-14日) で、WTSPカタログ集のガンマ版について、論文発表することです。 この目標を達成するためには、4月中旬までに、TRIZに積極的な多くの国々で国別のカタログ集原稿を作成する必要があります。 そこで、TRIZに取り組んでいるすべての国のTRIZコミュニティに対して、共同作業の緊急要請を出すことにしました。 1月14日に日本のTRIZコミュニティに対して出した要請と指示 が、諸国のTRIZコミュニティにとっても参考になるでしょう。 「世界WTSP TRIZサイトカタログ集への寄稿の募集」を掲載。(1.31)

2023年2月: [WTSP] Letter (33C-2) を21+4ヶ国に送付し、「寄稿の募集」に応じて各国でWTSPチームの活動を要請しました(2. 8; 2.18) 特に重要な諸サイト(◎○)の責任者に対して、「寄稿の募集」に応じて各サイトの紹介(標準書式+詳細)を記述してもらうように、サイトの役割ごとに((a)情報発信、(b)推進組織、(e)方法開発者・コンサルタント、(e5)研修組織等)要請のレターを送付しました。 Khaled Shoaib(エジプト)、Adehi Guehika(カナダ)をそれぞれ、中東北アフリカ(アラビア語)、およびアフリカ(英語、フランス語)の、WTSP Regional Editorsとして招聘しました。(2.18).

  WTSP: WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集への原稿を募集しています(ガンマ版、2023年9月)。 国別の原稿を4月16日までに (中川 徹)   (2023. 1.31)

世界WTSPカタログ集への原稿募集の呼びかけを、最初、LinkedIn上の記事 として、1月25日に発表しました (コミュニケーション・フォーラム (2023年1月) に収録 )。ついで、このWTSPウェブサイト上に詳細かつ正式な記事として発表しました (1月31日)。 前者では、募集内容をコンパクトな図で示しています。後者は次のような内容です。 
序文、1. WTSPプロジェクトとWTSPカタログ集の概要、  
         2. WTSPカタログ集の原稿作成のための基本的な指示と参考文献、
         3 世界WTSPカタログ集の各国の部の原稿の募集
         4. サイト責任者による個々のウェブサイトの説明記述について
         5. 原稿の作成・提出と、カタログ集の新版完成までの日程。

 


クリックして拡大

 --- 各国の有志でWTSPチームを結成し、WTSPカタログ集の各国の部の原稿を作成し、4月16日までに提出ください。 サイト責任者の方は、自分のサイトのきちんとした紹介(標準書式と随意の詳細記述)を書き、6月10日までに提出ください。 
皆様の投稿を受けて、世界WTSPカタログ集のガンマ版を編成し、ETRIA TFC2023 (2023年9月12日〜14日開催予定)で発表する予定です。

  新しいページを開始:TRIZ:世界と日本のニュースと活動 (2023年)(中川 徹)  (2023. 1.23)

本ページは、, 世界および日本のTRIZ (広い意味での)分野のニュースや活動の索引ページです。 各項目は (主な) 主催者のアルファベット順 に並べています。 それらの詳細 (たとえば、ニュースリリース、イベント告知、論文募集、学会プログラム、セミナー、レポートなど) は、ハイパーリンクで、主催者のウェブサイトを参照するようにしています。

 WTSPフォーラム: WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集の現状報告と、 その「日本の部」の拡張・改良へのご協力のお願い(中川 徹)  (2023. 1.19)

本ページは、WTSP(世界TRIZ関連サイトプロジェクト)で開発中の 世界WTSPカタログ集の状況を日本の皆さんに報告し、その中の「日本の部」の拡張と改良へのご協力をお願いするものです。 1月13日に国内の約200人の方に出しましたメール(本ページでは分かりやすくするために図を3枚挿入しました)と、翌1月14日に、(そのうちで)日本でTRIZの推進・実践を主導しておられる方33人に出しましたメールとから構成しています。前者はWTSPカタログ集の趣旨や現状を具体的に説明したもの、後者はカタログ集の「日本の部」(2019年中川作成)を拡張・改良するために、具体的な共同作業をしていただきたい旨を、お願いしています。

 WTSP:  WTSP フォーラム(2023年)の索引ページを作成(中川 徹) (2023. 1.23)

WTSPプロジェクトの通信・交流を掲載するページの索引ページを作りました。国内(和文)と海外(英文)に分け、月別、さらにテーマ別になるように階層的な一覧表にしています。国内・海外のWTSP活動の様子をご覧下さい。なお、WTSPの通信・交流は全世界を対象としていますから、海外との英文のものが大多数です。一部の重要なものを除き、和訳する余裕がありませんので、英文ページだけのものが多くあります。ご了承ください。

 

 


    

2022年

  WTSP フォーラム: WTSPプロジェクトの通信・交流フォーラム: WTSPチーム、メンバー、読者およびWTSPプロジェクトリーダ、グローバル共同編集者をつなぐ (2022年8月〜12月)(編集者:中川 徹)  (2023. 1.17)

2022年8月から12月にかけての通信を多数掲載しました。 これらはWTSP活動の記録であり、プロジェクトリーダからの通信だけでなく、多くのWTSPチーム/サイト責任者/他による通信の事例を読むことで、WTSPカタログとその構築プロセスについてより良く理解できるでしょう。WTSP LetterやこのWTSP Webサイトで公開されている種々の記事や発表論文などの背景として、このような通信・交流の記録を読んでみてください。 特に、イタリア、フランス、台湾、韓国の各国WTSPチームに対する中川からの最近のメッセージは、(日本を始め)他の多くの国のチームにとっても良い案内になるでしょう。  [日本の皆さんへのメールも出していますが、ここには言及していません。1月以後のものを新しいページとして作っているところです。]

  WTSP サイト詳細紹介: DE-03 ◎ Modern TRIZ Academy サイト (Michael Orloff, 独)    (2022.12.29)

DE-03 ◎ Modern TRIZ Academyのサイトについて、サイト責任者Prof. Michael Orloffが書き下ろした詳しい紹介を掲載しました。世界WTSPカタログ集のドイツの部に、(b) WTSP標準形式 (A4で1ページ) の紹介と、(c) 自由書式による詳しい紹介(A4 28ページ、PDF) とを掲載しました。また、『TRIZホームページ』の論文としても、独立したページを作り、このサイトの全容を紹介しています。このサイトの役割は (a1) (TRIZに特化した)情報発信、(e1) 方法開発者、(e4) コンサルタント、 (e5) トレーニング組織、です。
Michael Orloffは、ベラルーシの出身、1963年に16歳でTRIZに出会い、Invention Machineプロジェクトに参加し、ドイツでコンサルティング会社を設立し, 簡略化・近代化した独自のTRIZを確立し、韓国・中国・エジプトなどでコンサルタント/トレーナーとして仕事をし、トレーニングコース (最近は特にeラーニングと自己トレーニングに重点) の運用、などの経歴を述べています。 「エッセイ」の本文では、彼が提唱するModern TRIZのコンセプトを、事例を交えてわかりやすく構造化して解説しています。 彼のトレーニングコースの教科書/ハンドブックのフルセットが印象的で、 基本テキスト(Flash TRIZ、50頁) を 12ヶ国語で出版しています。このサイト紹介をぜひ御覧ください。(どなたか和訳に協力いただけないでしょうか?)

 


Prof. Michael Orloff

 WTSP:  世界WTSPカタログ集のドイツの部を作成・公開しました (中川 徹)   (2022.12.16)

ドイツのTRIZおよびTRIZ周辺サイトのカタログ集を作成し、原稿の形で収録する とともに、世界WTSPカタログ集のドイツの部として、組み込み 公開しました。インターネット検索の第4ラウンドのドイツサイトデータを用いて、それらのサイトを逐一訪問調査して紹介を書き、また第2ラウンドと第3ラウンドのデータからドイツサイトを抜き出して補填しました。その結果えられたサイトは、TRIZサイト:  ◎3, ○5, □7, △3件、TRIZ周辺サイト: ◎2, ○7, □18, △6件です。調べてみて、素晴らしい、ユニークなサイトがいろいろあることを、改めて知りました。本件は、各国のTRIZ関係者の協力によって各国のWTSPカタログ集が作成されることを願って、第2の先行事例として作成したものです。なお、さらに、フランス、イタリア、台湾、韓国などのカタログ集を作る必要がありますが、各国自身での活動が切に求められます。日本のWTSPカタログ集  のサイト紹介の充実も求められています。

   TRIZ解説: Altshuller と TRIZの歴史 (Tomasz Arciszewski; 和訳: 中川 徹) (2022.12. 8),(2022.12. 8)

[1] 本ページの(主)記事は、私の依頼に応じて、著者(Tomasz Arciszewski 名誉教授)が寄稿くださり、また、出版社 (Taylor and Francis Group)の許可を得て、英語版と日本語版の両方を掲載するものです。(Tomasz Arciszewski著 『Inventive Engineering:Knowledge and Skills for Creative Engineers(発明工学: 創造的技術者のための知識とスキル)』 9.1 - 9.2 節 (285-294頁)、Copyright@2016 CRC Press。) 9.1節でアルトシュラーの生涯の事実と背景を述べ、9.2節でアルトシュラーの生涯の各段階でのTRIZの概念の創出と発展を述べています。旧ソ連社会の雰囲気とアルトシュラーの人生への影響についても記述しています。また、アルトシュラーが膨大な技術情報(特許など)の中から種々のエッセンス (原理/パターン/法則など) を見出した仕事の新規性/創造性について、帰納的知識獲得 (現在の用語では機械学習) の先駆的仕事として評価・記述しています。簡潔で興味深い解説です。
[2] 著者と私のメール交信の一部を記録し、
本ページが成立した経過を説明しています。
[3] 著書『発明工学』について、6年後の今、著者が新しく紹介しています。本書を5部構成にし、動機, 背景知識, 用語, 設計の一般プロセス, その後に個々の5つの方法(TRIZなど)を説明をして、読者が学ぶ基盤を創っていることを述べています。

 

Tomasz Arciszewski 
(トマシュ・アルチシェフスキ)
George Mason大学名誉教授

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満24年にあたって (中川 徹) (2022.11.12)

本ホームページを、「創造的な問題解決の方法論の理解と普及のための情報公開の場」として創設して、11月1日で満24年になりました。国内外の多数の著者、共著者、訳者、読者の皆さまのご支援に感謝いたします。
「世界のTRIZ関連サイトのカタログを創る」というWTSPプロジェクトは、もうすぐ満5年になります。TRIZ周辺分野のサイトについては、◎33、○142、□244サイトを収録し、全サイトを調査者として紹介して、バランスのとれたカタログが一旦完成しました。しかし、TRIZサイトについては、世界の主要国の協力体制が得られず、アンバランスで不十分な状態に留まっており、大きな課題を残しています
TRIZでは、多数のコンサルタント企業や研究室が分立してWebサイトを持ち、複数の国際会議がありますが、TRIZ世界を代表するWebサイトやジャーナルが存在しないことが問題なのだと認識しました。そこで、TRIZの多様なアプローチを受け入れ(将来はTRIZ周辺の広い分野までカバーして)、多面的な(思想、方法論、適用、解説、教育、活動などの)記事を掲載するWebサイト(仮称: Systematic Innovation Review) を、国際的・学際的な協力で創設することを、(WTSPのGlobal Co-editors 6名で)提唱しました。(未発表の新規論文でなく、)既発表で確立できてきたものの総説・解説を主として掲載し、世界をリードするものでありたいと考えます。

 



私自身、「創造的な問題解決のための基本パラダイム」としての「6箱方式」と、その簡潔な一貫プロセスとしてのUSITを、さらに深め・広めることに尽力します。また、この『TRIZホームページ』を、上記SI-Reviewのプロトタイプとして育てていきます。
読者の皆さんのさまざまな問題解決のために本ホームページをご活用 いただけますと幸いです。ご寄稿をお待ちしております。

 編集者より: 「新着情報」のページから、2019年および2020年掲載分をアーカイブファイルに分離しました。(2022.11.10)

中川セミナーご案内:  「新しい創造的問題解決法とその実践: TRIZ、USIT、6箱方式の実践的活用法」  (2022. 10. 5; 11. 7)

日本テクノセンター主催、オンラインセミナー、講師:中川 徹、 日時: 2022年11月09日(水) 10:30 〜17:30、有料、受講者募集中
表記のようなオンラインセミナーの講師をいたします。学会発表・講演以外でセミナーをしますのは、実に5年ぶりくらいになります。TRIZの話をしてほしいとのことで、主催者と調整して、表題のテーマにしました。私が1997年5月に初めてTRIZを知って以来の、この25年余の、研究・教育・普及活動をまとめたものです。科学技術 => 創造性技法 => TRIZ => USIT => 「6箱方式」という発展を経ました。そしていま、「6箱方式」が、「創造的問題解決の方法論一般の、基本的なパラダイム(基本方式)である」ことを見出しました。オンラインのセミナーで、全国の皆さまにお話しし、議論ができますことを楽しみにしております。
(中川、2022.11. 7) 講演のプログラムを、実施予定版 (2022.10.29) に更新し、案内時の旧版(7月)を末尾に移しました。

 

 WTSP:WTSP コミュニケーション Forum 2022年 (編集:中川 徹) (2022.10. 3)

本ページは、WTSP(世界TRIZ関連サイトプロジェクト)の推進のために、各国のTRIZ関係者の活動、議論、質疑、進行状況などを掲載します。また、世界WTSPカタログ集を使われた読者の皆さんからの感想や意見なども、歓迎します。ぜひ、皆さんの力で「有用で、魅力的な」カタログ集にして行きましょう。今回は、韓国およびフランスでのWTSP活動の開始状況を伝えています。

 WTSP ETRIA TFC2022発表: WTSP報告 (5) 世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集--世界のTRIZ関連情報の全貌が分かる (中川 徹、Darrell Mann ( 英), Michael Orloff (独), Simon Dewulf (豪), Simon Litvin (米), Valeri Souchkov (蘭) )  (2022. 9.30)

9月27‐29日に、ETRIAのTRIZ Future Conference (TFC2022) が、ワルシャワ工科大学の会場とオンラインで開催され、私(達)も発表しました。英文ページには、発表論文(HTML) および正式論文へのリンク(Springerで出版、https://doi.org/10.1007/978-3-031-17288-5_37 )、英文スライド(12枚)、発表ビデオ(.mp4、時間10分)を掲載しました。和文ページは作らず、ここでの紹介だけにします。

 WTSP TRIZシンポ発表: WTSP世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集(5) 有用で魅力的な資料--活用を進めて、拡張・充実へ (中川 徹、Darrell Mann ( 英), Michael Orloff (独), Simon Dewulf (豪), Simon Litvin (米), Valeri Souchkov (蘭) )   (2022. 9.30)

2017年12月以来活動してきました「世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)」の第5年度報告です。本ページには、予稿集掲載の概要、発表スライド(とそのPDF)を掲載しています。また、発表ビデオ(自分のリハーサルの録画)も掲載しました。ビデオは、スライド24枚を使い、19分で話していますので、これを見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。

英文ページには、概要と、英文スライドのPDFを掲載しています。

 


クリックして拡大

クリックしてビデオを開始

SI-Review:  『SI-Review』 Webサイトの設立の提案と討論 (中川 徹 と WTSP Global Co-editors (Darrell Mann, Michael Orloff, Simon Dewulf, Simon Litvin, Valeri Souchkov))   (2022. 8.30; 9.16; 10.14)

この約5年間活動してきましたWTSPプロジェクトの一つの成果として、「TRIZ(関連)の分野を代表するWebサイトを、国際協力で創設するべきだ」という結論を得ました。6月以来、WTSPのGlobal Co-editors(グローバル共同編集者)内で熱い討論をし、『Systematic Innovation Review』Webサイトを国際協力で創設しょうという提案を、世界のTRIZコミュニティに呼びかける活動を開始しました。(提案の全貌を英文で掲載しました。(2022. 9.16)) 詳しくは、英文ページを参照ください。

      『Systematic Innovation Review』Webサイトの創設の提案と討論: 索引ページ 
     『Systematic Innovation Review』Webサイトの創設の提案  (.docx)
          (中川 徹 と WTSP Global Co-editors (Darrell Mann, Michael Orloff, Simon Dewulf, Simon Litvin, Valeri Souchkov), 2022年8月30日)
   『Systematic Innovation Review』Webサイトの創設の提案: 紹介のためのスライド、ビデオなどのページ
   『Systematic Innovation Review』Webサイトの創設提案に関する討論のページ

なお、その趣旨の概要は、左のスライドのようです。これは、日本TRIZシンポジウムでの中川らのWTSPの発表(9月1日午後)の最後のスライドとして追加したものです。
英文では、ETRIA TFCのRound Table Sessionで発表したビデオ(5分30秒)が最もわかりやすいでしょう。

なお、本件はWTSPよりもずっと大きく困難なプロジェクトになると予想されます。そこで、本『TRIZホームページ』内にWTSPのサブサイトとして、"SI-Review”の設立と討論のためのWebサイトを創りました。今後は、WTSPとSI-Reviewのプロジェクトを区分して掲載することにいたします。

 


クリックして拡大

総説論文: ビジネスTRIZの最新ツール (Valeri Souchkov (オランダ)、和訳:中川 徹)  (2022. 7.30)

本件は、Valeri Souchkov 氏による素晴らしい総説論文であり、TRIZをビジネスと経営の分野にまで適用拡大したものです。彼自身(およびその他の人)の研究と実践の成果として、ビジネスと経営におけるさまざまな問題を理解し解決するための、現代の(適応させた、また、新しい)TRIZのツールの全体系を示しました。 彼は最近、国際ビジネスTRIZ協会(IBTA)を組織し、このツール体系(その大部分は彼がICG T&C社で開発したものですが)を、IBTAの訓練・認証の教材として組み込みました。この総説論文(紹介)を読まれましたら、本論文末尾の参考文献を辿って、ビジネスTRIZの諸方法(ツール)について、さらに読み進められるよう、推奨いたします。
本論文は、MATRIZ(国際TRIZ協会)の国際会議TRIZfest-2021(2021.9.15-18)で発表されたもので、そのWebサイトで公開されています。私は、著者から、本論文を和訳し、英文と和文で『TRIZホームページ』に掲載することの許可を、いただきました(本年1月1日)。著者Valeri Souchkov氏に厚く感謝いたします。また、大変遅くなりましたが、ここに和文・英文で掲載することができ、喜んでおります。
なお、日本TRIZ協会は、今年のTRIZシンポジウム(2022. 9. 1ー2、オンライン)に、Valeri Souchkov氏を招き、基調講演を行ってもらう計画を発表しています。大いに期待しております。
 


Valeri Souchkov氏

総説論文: 科学技術の「抽象化の4箱方式」から、創造的問題解決の「6箱方式」へ (中川 徹、『TRIZホームページ』初出論文 2022年7月22日) (2022. 7.22)

本篇は、昨年10月3日に日本創造学会の研究大会で発表した論文(予稿集8頁)を、敷衍して20頁の総説論文にまとめたものです。

研究大会段階での資料はすでに本『TRIZホームページ』で以下のように掲載しています。
和文(2021.12.10): 予稿集掲載論文(8頁) HTML/PDF)、 発表スライド PDF、発表(リハーサル)動画(MP4)
英文(2022. 2.19): 予稿集掲載論文の英訳 HTML/PDF、 発表スライドの英訳 HTML/PDF

私は本総説論文(20頁)を仕上げて、2021年12月18日に日本創造学会論文誌に投稿しました。同学会は原著学術論文誌という立場を採っておりましたので、私は昨年8月に編集委員長に総説論文の受け入れ検討を依頼し、「検討を始める」との返答を得ておりました。しかし、2022年1月24日に届いた査読結果は、原著論文としての査読で、「不採録」の返答でした。私は、各査読意見に応答するとともに、総説論文としての意義を詳しく述べて、総説論文としての再査読を要請しました(1月30日)。しかし、「総説論文は不採録。本の出版を奨める」との通知でした。
--- このような経過で、やむなく本件を(昨年12月18日の原稿のままで)本『TRIZホームページ』初出論文として掲載いたします。

目次は次のようです。
1  科学技術の基本パラダイムの現状
2. 展開:  創造的な問題解決の方法論を求めて
3. 「6箱方式」:  創造的問題解決の新しいパラダイム
4. 各種「創造性技法」を「6箱方式」で理解し、統合する
5.  まとめ
参考文献

概要の説明は省略して、科学技術の「抽象化の4箱方式」と創造的問題解決の「6箱方式」を対比した図を右に再掲しておきます。(クリックして拡大)

 

なお、下記の付随ページを掲載します。本総説論文の立場をきちんと説明しておりますので、この論文をよりよくご理解いただけるものと、思っております。

「6箱方式」総説論文に関する査読関連の付随資料 (中川 徹) (2022. 7.22)
[A]  日本創造学会論文誌への投稿と査読経過の概要
[B]  総説論文としての再査読の要請書(査読意見への応答と論文趣旨の説明) (16頁) (中川 徹、2022年1月30日) 

 WTSP:  WTSPカタログ集の (C) 世界TRIZ周辺サイトカタログ集を更新・拡張しました (中川 徹)  (2022. 6. 3; 8.17)

世界TRIZ関連サイトカタログ集の (C) TRIZ周辺サイトカタログ集を、更新・拡張して公表しました。前報のように、5種のインターネット検索より得ていた約1000件のサイトを再度訪問・調査し、各サイトの紹介を追記、サイトの役割と評価の見直しをしました。下表のように、(C1) トップカタログ(◎)、(C2) 基本カタログ(◎○)を更新し、さらに (C3) 拡張カタログ(□)を新たに作成公表しました。なお、印刷用の (C1P), (C2P)は後日更新します。[このたび、(C1P)(C2P)を更新し公表しました。また、各カタログに微少修正があります。(2022. 8.17)]  このような部分ごとの更新に関わらず、WTSPカタログ集全体は常時最新の形で使用できるようにしています。ご活用ください。

World Catalog

Contents

Index page

Sites Description

Latest Beta Editon

Revision

or ◎○ or ○□ □ or □△

(C1) World Around-TRIZ Top Catalog (◎)

33 ← 30

-

-

Separated

May 30, 2022

Jun. 3; Aug. 17, 2022

(C2) World Around-TRIZ Basic Catalog (◎○)

33 ← 30

142 ← 143

-

Separated

May 30, 2022

Jun. 3; Aug. 17, 2022

(C3) World Around-TRIZ Extended Catalog (□)

-

-

244

Separated

-

Jun. 3; Aug. 17, 2022

 WTSP:  世界WTSPカタログ集(特にTRIZ周辺サイト)を更新・強化しています (中川 徹)  (2022. 4. 1; 4. 11; 4.27; 5. 9; 5.18)

世界TRIZ関連サイトカタログ集を、一層有用に魅力的にするための活動を続けています。これには、主要なルートが3つあります。(1) 各国でその国のTRIZ関連サイトカタログ(特にTRIZに集中して)を編集していく。(2) それぞれのサイトについての紹介を、推薦者・調査者(簡潔なもの)およびサイト責任者(標準書式および随意の詳細紹介)から得る。(3) TRIZ周辺サイトのサーベイ結果を補強・拡張する。これらのそれぞれのやり方での原稿が得られれば、できるだけ迅速にWTSPカタログ集を更新していくようにしています。私自身は、当面(3)のやり方に尽力する方針で、3月中旬から作業を始め、以下のように(英文ページに)更新・掲載してきました。2019年秋に公開したファイルを上書きする形で更新しており、基本的には常時最新のカタログ集が見えるように配慮しています。(ただし、世界カタログ集の全体索引部分の更新は、下表の5件を終えてから作業をする予定です。)

調査コード

検索キーワード(簡略表示)

索引ページ

サイト記述ページ

初期公開日

更新公開日

TN3A2

Creative Think Method

2019. 7.28; 9.22

2022. 4. 1

TN3B

Creative Problem Solve Method

2019. 7.28; 9.22 2022. 4.11

TN3C

Innovation Process/Method

2019. 7.28; 9.22 2022. 4.27

TN3D

(Quality/Value/Cost/Productivity) Management Method

2019. 9.22

2022. 5. 9

TN3E

Patent  Analysis/Strategy

2019. 9.22 2022. 5.18

 写真3葉: ウクライナの人々のために+桜 (中川 徹) (2022. 4.11)


ウクライナの人々のために

 
国立博物館にて 3月24日
 
柏の葉公園にて 4月7日

 WTSP:  世界WTSPカタログ集の英国の部を作成・公開しました。各国カタログの一例です (中川 徹)   (2022. 3. 2)

英国のTRIZおよびTRIZ周辺サイトのカタログ集を作成し、原稿の形で収録する とともに、世界WTSPカタログ集の英国の部として、組み込み 公開しました。インターネット検索の第4ラウンドの英国サイトデータを用いて、それらのサイトを逐一訪問調査して紹介を書き、また第2ラウンドと第3ラウンドのデータから英国サイトを抜き出して補填しました。その結果えられたサイトは、TRIZサイト:  ◎6, ○5, □9, △1件、TRIZ周辺サイト: ◎4, ○13, □31, △3件です。調べてみて、素晴らしい、ユニークなサイトがいろいろあることを、改めて知りました。本件は、各国のTRIZ関係者の協力によって各国のWTSPカタログ集が作成されることを願って、先行事例として作成したものです。日本のWTSPカタログ集  のサイト紹介の充実も求められています。

論文: 科学技術の「抽象化の4箱方式」から、創造的問題解決の「6箱方式」へ (中川 徹) (2021.12.10) (2022. 1.16)(2022. 2.19)

本篇は、昨年10月3日に日本創造学会の研究大会で発表した論文です。和文ページには昨年12月10日に、論文、スライド、発表動画の一式を掲載しました。このたび、ようやく英訳版を作り、英文ページに論文(HTML/PDF) および発表スライド(HTML/PDF)を掲載しました。(2022. 2.19) 。論文の要旨(微少更新版)をここに掲載します。

  

科学技術は「抽象化の4箱方式」を基本パラダイムとし、各分野で確立されたモデル(理論)に当てはめて問題を解く。それは新しい考え方(理論)自身を求める「創造的問題解決」には有効でない。このため、創造的問題解決を目指す「創造性技法」の諸研究は、基本パラダイムを持たずに乱立してきた。その中でTRIZとUSITが新しい展開を準備した。筆者は、両方を導入し、膨大なTRIZを簡潔なUSITに統合した上で、USITプロセスのデータフロー表現から、「6箱方式」を得た。TRIZ/USITの問題解決事例を「6箱方式」で表現し、これが新しい「創造的問題解決の基本パラダイム」であると提唱している。この方式で、「思考の世界」での問題解決プロセスが確立できたので、「現実の世界」での問題状況の多様性への対応が今後の研究課題である。「創造性技法」の一つ一つを理解し、「6箱方式」で位置づけ直し、統合することが有意義である。

 


クリックして拡大

 WTSP:  世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集の紹介 (中川 徹)   (2022. 1.24; 1.26)

本ページは、WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集について、(WTSP やカタログ集について今まで何も知らないと想定した)一般のユーザの人たち (および大事なユーザである専門家の人たち)のための紹介です。以下が 要約です。

(1)  「世界のTRIZ関連Webサイトのカタログ集」を、ボランティアによる国際プロジェクト「WTSP (世界TRIZ関連サイトプロジェクト)」が作成しました。
(2)  このカタログ集は、すでに
無料で一般公開されており、WTSPのサイトでのインタラクティブな使用、および、ユーザがダウンロードし、印刷し、また自分のPC上でインタラクティブに使用することの、両方が可能です。
(3) カタログ集がカバーしているのは,
TRIZ (現代化TRIZを含む) と TRIZ周辺 (すなわち、創造的問題解決の方法全般で、品質/価値/プロジェクトの管理/知的財産などを含む) の分野の、世界中のさまざまなWebサイトです。
(4) このようなTRIZ関連の方法論の、情報発信、研究、開発、普及、出版などの
さまざまな役割を担っているWebサイトを収集しています。
(5) Webサイトは、
情報源の単位として、(より小さい単位である) webページ・論文・特許などや、 (より大きい単位である) 学術誌・学会(会議)・書籍などよりも、有用であることに注目しています。

(6) 個々のwebサイトを紹介していますが、それには、(a) 調査者・推薦者による簡潔な紹介、(b) サイト責任者による標準書式(A4、1ページ)による紹介、そして (c) (随意提出の)サイト責任者によるより詳しい紹介、という3段階があります。
(7)
各Webサイトの評価を、その品質/有用性/魅力/アクセシビリティ/スコープなどで多面的に行い、(総合評価を)5段階(世界レベル:◎○□、各国レベル:△、不採録―)で表示しています。
(8) 現在のWTSPカタログ集 (
ベータ版) には、TRIZのwebサイトは ◎ 23件、 ○ 39件を収録し、TRIZ周辺のwebサイトは ◎ 33件、 ○ 127件 を収録しています。
(9) 私たちは、このWTSPカタログ集を、ユーザにとっても専門家にとっても、
一層有用で魅力的なものにするために、世界中の多くの仲間の自発的な協力を得て、努力しているところです。
(10)
一緒に、連携して、働きましょう!!

 


クリックして拡大

ノート(中川、2022. 1.26) スライド3枚(上記の図を含む)を微少修正しました。

  WTSP : 新ページ「(A9) 世界WTSPカタログ集の紹介」をWTSP索引ページの直下に作りました。

ユーザの皆さんへの紹介を積極的に進めることにしました。WTSPプロジェクトが、開発の段階から、(改良しつつ)利用していく段階に進んだことを示します。

高原論文集: 高原利生論文集(第6集)(2020−21年) 『永久に未完成の哲学ノート』 他(全19編) (2022. 1.13)  (2022. 1.16)

本『TRIZホームページ』は、高原利生さんの研究の重要さに注目し、2003年以後の同氏の学術発表・研究ノートなどのすべてを収録し、『高原利生 論文集』として公開してきております。今回は2020-2021年の論文 19編をまとめ、『第6集』として掲載します。この2年間も、高原さんは本当に驚くばかり精力的に仕事をされ、その発表論文・著作は次表一覧のようです。このうち、最後の[66]「未完成の哲学の概要と今まで」(Overview) を、この論文集全体の入門としてお薦めします。著者が自分の「思考の原動力と進展過程」を分かるように、苦心して書いており、『高原利生論文集』を初めて読まれる皆さんにも、入門として読んでいただけると思います。

[論文番号] 題名 (原発表) (タイトルの訳) 出典 (年) 言語、形態、ページ数 本サイト内の掲載ページ 原文 .pdf
[55] 推論 の 網羅 と 仮説設定の定式化 ―高原[50]への補足

RET 2020 (THPJ 寄稿2020. 2.11)

和文3頁

 

[56] 事実から作る 価値,真実,シンプルな論理学の骨子
(Facts Decide Outline of a Simple Logic, a Way of Life and a Society)

FIT2020 (2020.10. 6)

和文4頁

 

 スライド 

[57] 思考の構造と論理の原理
(The Structure of Thinking and Essence of Logic)

CGK2020 (2020.10.24)

和文2頁

 

スライド 

[58] 通常の推論を仮説設定に統一する条件
(The Condition That Unify Usual Reasoning into Abduction)

IPSJ2021 (2021. 3 )

和文2頁

 

スライド 

[59] 弁証法論理学が作る 哲学、その 歴史的論理構造
(The Historically Logical Structure of Philosophy Made by Dialectic Logic)

FIT2021 (2021.8.25-27)

和文2頁

 

スライド 

[60] 未完成の哲学ノート(初版2019年2月) 11版 2021年2月
矛盾モデル,根源的網羅思考と世界観、生き方とポスト資本主義

Book B5 V11  All

和文
B5 144頁

 

[61] 未完成の哲学ノート (初版2019年2月) 14版 2021年6月
矛盾モデル,根源的網羅思考と世界観、生き方とポスト資本主義

Book B5 V14  All

 

 

[62] 『未完成の哲学ノート』 (初版2019年 2月) 17版 2021.10  (親ページ)
矛盾モデル,論理的網羅思考と世界観、生き方とポスト資本主義

Book B5 V17 All

 

[62A] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part A. はじめに、目次、前書き、概要 他 //  解説、後書き、謝辞、文献、他

Book B5 V17 PartA (Preface, Abstract, Postscript)

 

[62B] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part B. 1.事実、基本概念、価値と思考

Book B5 V17 PartB (Facts, Basic Conceopts) 

 

[62C] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part C. 2.弁証法論理:矛盾モデルと論理的網羅思考 3.矛盾モデル(運動モデル)

Book B5 V17 PartC

 

[62D] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part D. 4. 論理的網羅思考の内容と方法

Book B5 V17 PartD

 

[62E] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part E. 5.対象化と一体化、自由と愛の統一による生き方

Book B5 V17 PartE

 

[62F] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part F. 付. マルクス再考、 人類の統一理論、 宇宙論理学とその前提

Book B5 V17 PartF

 

[62G] 『永久に未完成の哲学ノート』 Part G. 第二部  ポスト資本主義の準備

Book B5 V17 PartG

 

[63] 『論理学、世界観、生き方へ  永久に未完成の哲学ノート 第一部』 5版

Book A5 V5 Part1

 

[64] 『宇宙論理学とポスト資本主義の準備へ  永久に未完成の哲学ノート 第二部』 第 5 版

Book A5 V5 Part2

 

[65] 2016 年−2021 年の論文解題

Guide 2016-2021

 

[66] 未完成の哲学の概要と今まで  (Overview)

Overview -2021

 

[62] 『永久に未完成の哲学ノート』(17版)が現段階での高原さんの主著で、B5版全144頁の大作です。この4年ばかり、高原さんが今までの仕事を集大成に注力され、2019年2月の初版以来、2か月に一度くらいのペースで推敲・更新を繰り返して来られたものです。大部ですので、HTMLページ8編に分けてきちんと掲載しました。[62]が親ページ、[62A] が概要や目次そして参考文献などの全体ページです。[62B]〜[62F]が第一部で、世界を論理的に見る見方、物事を変える考え方などを、弁証法論理学として創り直し、人の生き方を考察してきています。[62G]は第二部で、「お金だけが「価値」ではない世界」を「ポスト資本主義」と呼び、百年‐千年懸けて移行するべきことを述べています。大きな構想です。現在の政治や社会・教育などについても深い議論をしており、中川も編集ノート後記に応答を書きました。下図は著者が考察・発表してきましたテーマの構造とその変遷を示した概念図です。。

 


クリックして拡大

『高原利生論文集』を掲載できることは、本ホームページの幸いです。きっと後世に遺り、評価される論文集です。高原さんのご健康をお祈りし、ご考察と執筆のますますの発展・展開を期待しています。

高原論文集: 高原利生論文集(第5集)(2018−19年) 『永久に未完成の哲学ノート』 他(全11編) (2022. 1.13) (2022. 1.16)

2020年1月14日に掲載しました「高原利生 論文のまとめ 2018年秋−2019年」のページを、このたび『高原利生論文集(第5集) 論文のまとめ 2018年秋−2019年』 と呼ぶことにし、第5集の親ページといたしました。従来の「論文解題」に対応するものとしては、文献 [54] 「論理的網羅:永久に未完成の哲学ノート 第一部第二部の今」 を参照ください。

編集者より: 2022年 新年のご挨拶(中川 徹) (2022. 1.12 ) (2022. 1.16 )

迎春、 今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまのご健康・ご多幸をお祈りいたします。

従来の科学技術の「抽象化の4箱方式」は、出来上がった理論を適用する方式であり、私が2005年に提唱しました「創造的問題解決の6箱方式」が、「新しい考え(理論)を創り出す」ための方式である、と理解しました。TRIZを超えて、一層研究・普及活動をしたいと思っています。白鳥の写真は3月、手賀沼。81歳、なんとか元気にしております。

(年賀状:クリックして拡大)

 

 


    

2021年

論文: 科学技術の「抽象化の4箱方式」から、創造的問題解決の「6箱方式」へ (中川 徹) (2021.12.10)   (2022. 1.16) (2022. 2.19)

本篇は、10月3日に日本創造学会の研究大会で発表した論文です。予稿集掲載のPDF、論文のHTMLページ、発表スライド、発表の(リハーサル)動画(MP4)をまとめて、(遅くなってしまいましたが)掲載しています。――ようやく英訳版を作り、英文ページに論文(HTML/PDF) および発表スライド(HTML/PDF)を掲載しました。(2022. 2.19) 
内容は、アート思考研究会(2021. 6.27)での講演 の中間部分を簡略化し、「6箱方式」に焦点を当てたものです。科学技術の基本パラダイムである「抽象化の4箱方式」が創造的な問題解決には適用できないこと、そのため従来の創造性技法の研究が基本パラダイムを見いだせないまま乱立・混乱していること、TRIZ/USITから得た「6箱方式」こそが「創造的な問題解決の基本パラダイム」である(に成る)ことを述べています。

右図に、「4箱方式」と「6箱方式」を並べて示しました。「4箱方式」は、 科学技術の、確立された各分野の各理論の「共通項」を表現しており、中学校以来の教育で教え込まれているのですが、そのプロセス(抽象化/推論/具体化)を(例でなく)一般的に説明することができないのです。一方、「6箱方式」は、新しい問題/新しい課題を解決しようとする場合(「創造的な問題解決」)に、進めるべきプロセスの骨格を図にしており、各段階ごとにはさらに詳しく説明する一般的な理論や方法が沢山あります。今まで知られていなかったのは、この「骨格」(基本パラダイム、指導原理)なのです。この図式は単純で、一見「当たり前」「なんの変哲もない」ものに見えます(「コロンブスの卵」を思い出してください)。しかし、これこそが、「創造的問題解決」(すなわち、すべての研究・開発、さまざまな変革(「イノベーション」))の(新しい)基本パラダイムなのです。私が「6箱方式」を認識し提唱したのは、実は2005年 です。日本でも世界でも広く認識され使われていくことが強く望まれます。

 

クリックして拡大

 WTSP:  世界各国TRIZサイト探索(第4ラウンド)のまとめ(中川 徹)   (2021.11.20)

本年の5月以来、「世界各国のTRIZ(関連)サイトのインターネット検索(第4ラウンド)」を実施してきました。その状況やデータは英文ページ にだけ掲載し、和文ではトップページに概要を載せるだけにしてきました。このたび、7か月掛けて、全世界の52か国と3言語グループの探索結果を得て、一旦完了といたしました。そのまとめの結果、およびそれから見た「TRIZの世界展開の概要(中川所感)」を、英文ページに掲載しましたので、参照ください。 本和文ページには、英文ページでのまとめのさらに概要だけを、掲載しました。

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満23年にあたって (中川 徹) (2021.11.20)

本ホームページを、「創造的な問題解決の方法論の理解と普及のための情報公開の場」として創設して、11月1日で満23年になりました。国内外の多数の著者、共著者、訳者、読者の皆さまのご支援に感謝いたします。
この4年間の私の活動の中心は、「世界のTRIZ関連サイトのカタログを創る」というWTSPプロジェクトです。 その基本は、情報資源の単位としてウェブサイトが、 (より小さな単位である) 個々の論文/ウェブページや(より大きな単位である) 雑誌/学会/リポジトリなどよりも、ずっとさまざまな重要な役割を果たすことを、認識したことです。特定の分野・テーマ(例えばTRIZ)で、精選したウェブサイトを集め適切な紹介をしたカタログを作れば、 一般の読者・ユーザのためのガイドとしても、 また専門家間の「競争と協調」によりその分野を発展させるプラットフォームとしても、有用です。世界WTSPカタログを一層有用で魅力的なものにするために、グローバル共同編集者6人の連名で「WTSPアピール2021」を発表し、また最近50余か国のTRIZウェブサイトのインターネット調査を行いました

 


この9月に私は、「既成の枠にとらわれないアプローチでTRIZを世界に展開することに貢献した個人」として、国際TRIZ協会から「TRIZ Champion Award 2021」を授与されました。 私のアプローチは、「伝統的TRIZ」という枠から一部出て、ずっと一般的な「創造的問題解決のための6箱方式」を提唱していることです。私は、この「6箱方式」をさらに発展させたいと思っています。
今年は、Darrell Mannの著作に随分導かれました。今後も、日本と世界を双方向に結び、優れた論文・著作を世界に紹介していきます。読者の皆さんのさまざまな問題解決のために本ホームページを活用 いただけますと幸いです。ご寄稿をお待ちしております。

 論文  Matrix 2022: 矛盾マトリックスのイメージを変える (Darrell Mann(英)、和訳 中川 徹)   (2021.10.14)

本件はETRIA TFC2021 国際会議(2021.9.22-24)での、Darrell Mannの発表論文です。オンラインでのビデオ発表は一律5分間でしたので、参加者には十分伝わらなかったと思いますが、わたしは前日に論文を読んでいて、その内容に驚きました。早速に著者に和訳の許可をもらい、また和文・英文の両方での本サイト掲載の許可を得ました。著者に厚く感謝いたします。
著者Darrell Mannは、皆さんご存じのように、全世界の特許を分析して、TRIZの矛盾マトリックスを、Matrix2003およびMatrix2010として大幅に改良しました。その特許分析を用いた研究を、Systematic Innovation社で今も継続しています。その中での新しい展開を記したのが本論文です。展開の要点は、(1) 矛盾の解決策の「インパクト」(現状へのインパクトだけでなく、将来でのインパクトをも予想して)推定し 、発明原理の推奨基準の一つとして使い、明示する。(2) マトリックスセルのそれぞれの場合について、すべての発明原理を、利用頻度とインパクトの二次元グラフ上にプロットして表す。(3) マトリックスセルの各場合において、よく使われる発明原理の組合わせを示す。 (4) 二つのパラメータの対立(ジレンマ)だけでなく、三つの場合(トリレンマ)、さらにずっと多数の場合(また、「複雑」からさらに「錯綜」した状況)に対処するための、発明原理群の推奨アルゴリズムを作った。(5) これらを実現するためのソフトウエアMatrix2022を、インタラクティブなアプリとして開発している。―― ぜひ読んでみてください。

 WTSP:  WTSPアピール2021: 世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)(4): 世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集: みんなでもっと魅力的に有用にしよう!(中川 徹、Darrell Mann、Michael Orloff、 Simon Dewulf、 Simon Litvin、Valeri Souchkov) (2021. 9.29)

本ページは、ETRIA国際会議 (TFC2021) で発表した論文とスライドを掲載しています。2021年9月22〜24日にイタリアのBozen-Bolzano自由大学がホストになり、オンラインで開催されたものです。
(A) スライド/ビデオ: 学会は、わずか5分間(+−30秒)の事前録画のビデオプレゼンテーションを要求してきました。このようなコンパクトな形式は、私たちが検討していました、WTSPグローバル共同編集者6名による「WTSPアピール2021」にぴったりでした。そこで、スライド8枚で、5分29秒のビデオ録画を作りました。英文ページにスライドのHTMLとPDF、およびビデオを掲載しました。日本語訳は後日掲載の予定です。最初と最後のスライド2枚を下記に表示しました。
(B) 論文: 2021年4月29日に10ページの論文原稿を提出し、6月29日に査読を反映した微少改訂版を提出しました。この論文は、会議議事録の実践者の部(ルーマニアのクルージナポカ工科大学のActa Technica Napocensisの特集号の形)に掲載されました。本ページには、論文をHTMLPDFで掲載します(注(2021. 9.29): TFCのProceedings中のPDFファイルは、TFCによって訂正されました: 1626-2813-1-SM.pdf ==> 1626-2813-2-PB.pdf 。)
 

クリックして拡大

 

   

 WTSP発表:  世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)(4) 世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集の構築と拡張 (中川 徹 他) (日本TRIZシンポジウム)  (2021. 9.29)

2017年12月以来活動してきました「世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)」の報告です。昨年は新型コロナウイルス禍でこのシンポジウムが中止になりました。(それで、オンラインで開かれました、露・米・欧・台湾の国際会議と、日本創造学会の5か所で発表できたのはありがたいことでした。)TRIZシンポジウムでの発表は2年ぶりになりますので、本プロジェクトの基本的な考え方、2020年6月に開発した世界WTSPカタログ集のベータ版、活動の経過と問題点、今後の拡張と改良の方針などをきちんと話しております。
本ページには、予稿集掲載の概要、発表スライドとそのPDFを掲載しています。また、発表ビデオ(自分のリハーサルの録画)も掲載しました。(なお、このビデオをYouTube 上の『TRIZホームページ』チャンネル(中川 徹)にも掲載するつもりですが、まだ準備が整っていません。)英文ページには、英文スライドとそのPDFを掲載しています。

 編集者より:  MATRIZ(国際TRIZ協会)から「TRIZチャンピオン賞」を受けました (中川 徹)   (2021. 9.16)

8月27日の朝、私は一通の電子メールに驚きました。MATRIZ(国際TRIZ協会)理事会が「TRIZチャンピオン」の称号を私に与えることを決定したというのです。 この賞は、特に「枠から出て考える」ことを重視し、TRIZを世界に展開することに大きく貢献した個人を称えることを目的としていると言います。
私は、その申し出を大変名誉なことと思い、ありがたく拝受する旨を9月1日に返信しました。 その返信の中で私は、この24年余の私の考えと活動を書かせてもらいました。私自身のアプローチには、「枠から出て」という中に、「(伝統的なTRIZの)枠から出て」という意味も含んでいます。私の活動を認めてくれたMATRIZの寛容さに大変感謝しています。また、この四半世紀の間に、私を導き、協働し、支援し、共に学んでくださった、日本と世界の多くの方々に感謝いたします。今後も健康が許される限り、活動を続けていきます。
本ページには、MATRIZからの電子メール、私の返信(関連ページへのハイパーリンクを追記しました)、および「TRIZチャンピオン」賞状の写真を掲載しました。

 


クリックして拡大

総合目次の構成の概要 

総合目次 のページ

大項目    (記事一覧表の構成説明へのリンク)

(A) 親ページ & Editorial

親ページ 、Editorial  、入口ページ TRIZ 新着情報 、TRIZ 紹介

(B) References 

参考文献・関連文献 リンク集  TRIZ 関連ニュース・活動情報 、TRIZ 関連ソフトウェアツール

(C) Papers 

TRIZ 関連 論文 、 適用・推進事例報告 、学会等発表・研究ノート・技術ノート 、解説・紹介・レビュー・総説

TRIZ原典 、教材と教科書 、講義ノート、関連テーマの講義ノート、関連分野解説記事な
CrePS方法論、USITプロセス資料

(D) Forum 

学会・セミナー報告、書評・文献紹介 、通信・討論・質問・意見・感想などCollabo 連携 ページ 
学生のホームページ

 

総合目次  (A) Editorial (B) 参考文献・関連文献 リンク集 TRIZ関連サイトカタログ(日本) ニュース・活動 ソ フトツール (C) 論文・技術報告・解説 教材・講義ノート (D) フォーラム   サイト内検索 Generla Index 
ホー ムページ 新着情報 子ども・中高生ページ 学生・社会人
ページ
技術者入門
ページ
実践者
ページ

出版案内『TRIZ 実践と効用』シリーズ

CrePS体系資料 USITマニュアル/適用事例集 Ed Sickafus博士記念アーカイブズ WTSP プロジェクト 世界TRIZ関連サイトカタログ集 Home Page

問い合わせ・ご意見・投稿などはE-mailにて下記にお寄せ下さい:
    中川 徹 (Toru Nakagawa)  (大阪学院大学 名誉教授)。
    E-mail: nakagawa@ogu.ac.jp  ■■ 退職前と同じです。変更の予定はありません。これが主たる連絡先です。
    (自宅&オフィス) 千葉県柏市永楽台3-1-13 (郵便番号 277-0086)。   Tel & FAX:  04-7167-7403   (特別な場合にだけお使い下さい。)