講義コード 400J508051
講義名 国際法務特殊研究Ⅱ051
開講責任部署 大阪学院大学大学院
講義開講時期 後期
講義区分 講義
基準単位数 2
時間 13.00
開講年度 2020
配当年次 1
曜日講時 水5
担当教員

氏名
◎ 繁田 泰宏

講義(演習)テーマ
国際法の基礎理論を国際法判例を通して学ぶ。
講義(演習)概要
本講座では、関連する主要な国際法判例に目を配りつつ、国際法の基本体系の理論的な解説を行う。
到達目標
国際法判例の正確な読解を通じて、国際法の基本体系を理解することができるようになること。
講義スケジュール(授業計画)
本講座と国際法務特殊研究Ⅰとの両講座とも必ず併せて受講すること。
内容
第1回個人:講義――外国人の地位、人権の国際的保障、犯罪人・難民の取扱い
第2回個人:事例研究――ユン・スウギル/張振海事件、我が国の戦後補償諸判決
第3回外交・領事関係:講義――外交関係の意義、外交特権、領事関係の意義、領事特権、
国家元首・政府の長・外務大臣の地位、外国軍隊の地位
第4回外交・領事関係:事例研究――ピノチェト/ベルギー逮捕状事件
第5回条約:講義――条約概念、成立要件・手続、留保、解釈、条約と第三国、条約改正・終了
第6回条約:事例研究――ジェノサイド条約留保/自由地帯/ガプチコヴォ事件
第7回紛争の平和的解決:講義――紛争の平和的処理制度の発展過程、戦争の違法化のプロセス、集団安全保障の理念、国際連盟と国際連合による集団安保障体制、平和維持活動
第8回紛争の平和的解決:事例研究――ニカラグア/オイルプラットフォーム/ロッカビー事件
第9回国際人道法:講義――戦争の概念、戦争法と人道法、武器の規制、武器使用方法の規制、戦闘員と捕虜資格
第10回国際人道法:事例研究――原爆判決(下田事件)、核兵器使用/パレスチナの壁意見、「違法戦闘員」に関する諸事件
第11回中立法:講義――中立の概念、中立義務、国連体制と中立
    事例研究――アラバマ号事件
第12回国家の国際責任:講義――第一次規範と第二次規範、責任の成立要件、行為の帰属、故意・過失・損害・因果関係、責任の追及と解除、違法性阻却
第13回国家の国際責任:事例研究――テヘラン人質/コンゴ領域における軍事活動/タジッチ事件

評価基準・方法
定期試験: 60% 論述問題
レポート: 0%
日常点: 40% 担当事件についてのプレゼンテーションとそれに対する質疑
その他: 0%
出欠は毎回取る。受講人数にもよるが、二週間に一度程度、担当事件のプレゼンテーションをしてもらうことになりそうである。
授業外学習の指示
前回の授業中に指示された文献を必ず読んでおくこと。
履修上の注意
日頃のニュースから、国際法上の問題の推移を常に追っておくこと。
オフィスアワー
4月に学生ホームページに掲載する
教科書
松井芳郎他(編)『ベーシック条約集(2020年版)』(東信堂)、山形英郎(編)『国際法入門――逆から学ぶ――(第2版)』(法律文化社)ISBN978-4589039606
参考文献
杉原高嶺『国際法学講義(第2版)』(有斐閣)ISBN978-4641046641、浅田正彦(編)『判例国際法(第3版)』(東信堂)978-4798915586、繁田泰宏『フクシマとチェルノブイリにおける国家責任』(東信堂)ISBN978-4798901688、小寺彰他(編)『国際法判例百選 (第2版) 別冊ジュリスト204号』(有斐閣)ISBN978-4641115040、波多野里望他(編)『国際司法裁判所:判決と意見 第1巻』(国際書院)ISBN978-4906319909、波多野里望他(編)『国際司法裁判所:判決と意見 第2巻』(国際書院)ISBN978-4906319657、波多野里望他(編)『国際司法裁判所:判決と意見 第3巻』(国際書院)ISBN978-4877911676、横田洋三他(編)『国際司法裁判所:判決と意見 第4巻』(国際書院)ISBN978-4877912765、横田洋三他(編)『国際司法裁判所:判決と意見 第5巻』(国際書院)ISBN978-4877912864