[EcInfCom]   New | Contents | Home | OGU Home


大阪学院大学 大学院 経済学研究科 [修士課程] 

情報経済論研究 (2003年度)

要項(短縮: 大学配布の『講義概要』と同一)

[1]講義アウトライン(実際に講義する項目の候補)

最近における情報通信技術の急速な進歩(たとえばインターネットや携帯電話の普及)にともなって生じた社会経済上の変化(たとえばインターネットの成長・普及)を理解し、さらに進んでそれを分析するための手法を学ぶ。聴講生の興味を考慮し、下記の項目から講義トピックスを選ぶ。(1)情報通信部門の成長および「情報化」の現状の分析。(2)「情報化」がわが国および主要先進国のマクロ経済の成長に及ぼした影響、情報通信部門の生産性、同部門への投資効率の分析。(3)情報通信産業の特色と、そこにおける競争と規制をめぐる政策課題の考察。(4)情報通信技術の発展によって市場取引・企業間取引の電子化が市場メカニズムの効率化にもたらしつつある貢献の分析。(5)知識・情報あるいは情報通信システムなどの情報関連財についてその所有権・使用権をめぐる諸制度の経済的側面の考察。(6)インターネット・移動通信分野の現状とその急速成長の原因の分析。(7)デジタル放送の浸透と通信・放送の融合、(8)日本型組織の情報特性と現在の「日本病」の原因、など。

[2]講義トピックの候補
  1. 情報の定義と機能
  2. 経済活動と情報
  3. ディジタル技術とその応用
  4. コンピュータ産業――日米比較
  5. テレコム産業――国営・独占・規制から市場と競争へ
  6. 放送産業――ディジタル化のインパクト
  7. 電波資源(情報通信公共資源)の配分と競争
  8. マルチメディアとインターネット――融合と発展のトレンド
  9. 日本型組織の情報特性と「日本病」の原因
[3]学習・評価の方法
  1. 講義方式
  2. 評価について
    1. 期末筆記テスト(与えられたテーマで小論文を作成)
    2. 自分でテーマを選び、レポートを作成・提出

    上記 A、B より一方を選択。


Top of Page | New | Contents | Home | OGU Home

Hajime Oniki
ECON, OGU
4/12/2003
HTML4.0