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[講義アウトライン・教材(鬼木)]

大阪学院大学 大学院 経済学研究科

理論経済学研究A(ミクロ経済学)[修士課程](1998年度)

要項

[目的および概要]

本講義では、理論経済学(ミクロ理論・マクロ理論)の概要を把握することを目的とする。本年度は、主にミクロ理論をカバーし、マクロ理論については最小限だけ触れる。内容の中心は、われわれの経済生活の基盤となっている「需要・供給と市場メカニズム」の機能の理解にある。そのため、財・サービスの生産と供給、流通、消費、労働供給、貯蓄と資本蓄積、投資などの諸活動がどのような要因の影響を受け、どのように実行されるかを説明・分析するための理論を学ぶ。まず簡単なケースを理解し、具体例、とりわけ政策に関連するケースに適用して、経済の働きが「直観的にも」分かるように努める。さらに、「市場競争」では円滑に機能しない経済分野、独占・寡占市場、規制と規制緩和、環境維持、不確実性と情報などの問題にも触れる。

[授業内容(講義テーマ)]
  1. 需要と供給――市場の相互作用
  2. 企業と費用
  3. 生産の決定――企業組織
  4. 消費の決定
  5. 労働供給――日本的雇用
  6. 競争均衡
  7. 貯蓄の決定――利子率と現在価値・割引
  8. 資産の運用(バランスシート)
  9. 独占と不完全競争・寡占
  10. 厚生経済学と所得配分
  11. 不確実性・リスクと情報
  12. 競争促進政策――規制と規制緩和
  13. 外部性と公的意思決定
[受講上の留意点]

講義方式: 毎回トピックを選んで講義し、練習問題を受講者に輪番で課する。受講者は、年度内に少なくとも一度、自己に与えられた問題への解答・対応を教室で発表する。

[教科書]

伊藤元重『ミクロ経済学』日本評論社


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Hajime Oniki
ECON, OGU
04/12/98
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