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大阪学院大学経済学部
経済入門講義概要(2008年度)
目次
この科目は、現代社会で生活を営み、会社などの組織で、あるいは自営で仕事に携わる際に必要となる「経済知識」を学ぶこと、つまり「1人の社会人として経済が分かる」ようになることを目的とする。学生諸君は日常経験から「買物のルール」、「他人の財産の尊重」など、経済についての基礎的事項をすでに身につけているだろう。また周囲の話や新聞・テレビなどマスコミを通じて、「物価たとえば石油価格の動向」、「商品の信頼性や食品の安全性」、「少子化と年金の問題」などについて、断片的ながら知識を持っているだろう。この科目では、これらの日常経験・知識から出発し、これを少し拡げて得られる「経済知識」を系統的に学んで、「経済」という人間社会の基本的な営みを、浅くではあるがなるべく広く理解することを目的とする。
この科目は経済学部で提供されるが、経済学を専門にする学生だけでなく、経済学部以外の学生にとっても役にたつ一般的・常識的内容を選んである。しかしもとより、経済学・経済理論という専門分野を学ぶことになる学生にとっても、基礎知識である本科目の内容は必要・有用である。
この科目では、まず「自分自身の経済」という身のまわりの事がらを組織的に記述・理解することから始め、次いでわれわれの生活を支える経済環境、たとえば日常の消費物資がどのように供給されているかを取り上げる。次に、学生諸君が近い将来携わることになる仕事・職業と、その場所である会社・企業などの仕組を学ぶ。さらに、経済の営みを支えている銀行などの「金融」や、社会全体のガバナンスを担う政府・地方自治体などの「公共部門」が果たしている役割を考える。
この科目の後半では視点を拡げ、日本経済全体の物価や景気について、またグローバル経済と言われるようになった世界経済の動きについて考える。最後に、日本および世界の現代経済を形作ってきたこれまでの経過、つまり経済の歴史(経済史)について簡単に学ぶ。
講師による教室での講述を主とするが、学生諸君による積極的な質問や問題点・誤りの指摘をとくに重視する(→ III.B)。教室内で講義中に(他の出席者にも分かる形で)出された質問等に対しては、質問した学生に加点票を支給する(→ IV.B)。講義終了後の個別質問は自由だが、加点票は支給しない。
本講義は、「経済入門」を「まじめに学習して、自己の知識を豊かにし、かつ将来の仕事や生活に役立てたい人」向きの科目である。なお期末テスト時に、講師に対し個人的な事情を申し述べて単位取得を希望しても一切応じられないので、あらかじめ留意されたい。
本教科では、「積極的に勉強し、すぐれた成果を示した学生」を評価する。そのため、期末テストに加え、いくつかの加点の機会を設ける(→IV.B、VI.)。
学期末の「正規のテスト期間」に筆記テストを実施する。「暗記学習の弊害」(*1)を防ぐため、期末テスト時に持込を認める(持込の範囲は無制限。コンピュータやプリンタも可。ただし、問題を見た後に他者と通信することは禁止)。しかし、持込を認めることはテスト内容が容易であることを意味しない。テストは、自身の学習結果をフルに使って回答する設問になっている。なお、設問の形式は事前に配布するが、設問内容自体の事前発表は行わない。
本年度問題 [PDF: 493KB]、[DOC: 124KB]
教室での講師からの質問に対しすぐれた答をした場合、講義について自発的に良い質問をした場合などには、テスト結果に加点する(加点票を使用、下記VI「見本」を参照。期末テスト時まで保存し、答案の余白に貼りつけて提出すること)。講義時以外の質問も差し支えないが、加点票は支給しない。
教室で前方部分に座って聴講している学生に、加点用受講票(カラー出席票を使用する)を配付することがある。(1枚1%加点、期末テストの答案余白に貼りつけること)
他人に迷惑をかけないことはすべて自由。他人の迷惑になることは厳禁。具体的には、
上記の違反者、とくに当方で注意をしてもなお私語を繰り返して他に迷惑を及ぼす学生には退席を命ずる。
私語は教室の静穏環境を汚す「公害」である!!
経済入門(2008、鬼木)NO. 加点票(期末テストの %) 本票は学期末まで保存して学期末テストの余白に 貼りつけること(紛失時再発行なし)。 月 日 ―――――――――― ―――――――――― (学生名) (講師サイン) |
大阪学院大学ネットワークOGUNET用の「ユーザ名」と「パスワード」をすでに入手している(入学時に)ことを確認する。また自分で学内外のプロバイダー等に加入している(有料)場合は、それを使ってもよい(この場合下記D.にとぶ。)。
大学内のOGUNET端末(利用場所は13号館2,4,6階ラウンジ、8号館4階、3号館(JR岸辺駅近くの建物)、他の建物内の各所のラウンジなど)に行き、
大学教育用システム"Caddie"経由でアクセスする(「使い方説明」は教務課カウンターで受取る):
大阪学院大学トップ画面(学生用画面"pathos")から、"Caddie"リンクをクリックする。"Caddie"の画面が出る。
「コース(講義)登録」画面で「更新」をクリックし、「経済入門」に自身を「登録」する。なお、本講義では、"Caddie"への登録は任意である。
「経済入門 」画面で「講義資料」を呼び出し、画面の指示にしたがって経済入門の教材を表示する。
(下記Eにとぶ)
直接にアクセスする:
ブラウザ画面の「場所:」に、
www.osaka-gu.ac.jp/php/oniki/
をタイプ(半角英字使用)し、リターン・キーを押す。(最初に" www.osaka-gu.ac.jp/ "で大阪学院大学のホームページを出し、その画面の「場所:」に
/php/oniki/ を付け足してもよい。)「"EcInfCom: Oniki"」の画面が出る。
「日本語:フレームなしで閲覧 → 講義アウトライン → 大阪学院大学経済学部 → 経済入門 」
の順にマウス・クリックによって画面を辿り、表中の教材ファイル名をクリックして目的教材を画面に表示する。
画面に表示されている教材を印刷するには、上記C.4を参照。
全くの初心者は、講習会に出席し、あるいは友人にガイドを頼んで、最初に一通りのステップを身につけるとよい。自分だけではじめて挑戦する際には、この手引をよく読み、細心の注意のもとにマウスをクリックしながら、着実に一歩一歩進めること。「ゲーム感覚」でマウスを適当にクリックしていると、すぐに迷路に入ってしまうので注意。自分の所在が分からなくなったら、画面左上の「戻る」を何度か繰り返してクリックし、元に戻ってやり直す。WWWの使用は、旅行や訪問時に目的地に行く経路を辿るのと同じである。最初は、地図などの「ガイド」をよく読んで道を間違えないように注意する必要があるが、二回目以降は道順を記憶するのでスムーズにできる。逆に、「行きつ戻りつ」を繰り返すと、(誤った経路・画面が記憶に残ってしまうので)いつまでたっても正しい経路を身につけることができないので注意されたい。(時折訪ねる行き先について「いつも行くたびに道を間違えてしまう」のと同じことである。)
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Hajime Oniki