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大阪学院大学経済学部
情報経済論講義概要
目次
最近における「情報化」、すなわち情報技術の進歩とその成果の応用は、わが国社会経済活動の基盤を大幅に変革させつつある。情報技術の進歩はとどまるところを知らず、二十一世紀には、個人や組織を緊密に結びつける「情報ハイウェイ」と「マルチメディア」が実現すると予想されている。他方、現在の日本経済・社会は行き詰まりの状態にあるが、「情報」はその打開路の一つかもしれないと考えられている。
本講義では、これらの変革の現状を知り、その基盤である情報や情報産業の問題を理解することを目的とする。まず、生物・社会の歴史からそこでの情報の働きを学び、現代社会で情報が果たしている役割を理解する。次いで、情報技術の発展とその現状を概観し、進んで、情報産業(半導体・コンピュータ・電気通信・放送等)の構造とその現状を明らかにし、これらの産業における政策問題、とりわけ競争市場と公的規制の関係を考察する。最後に、現在の日本経済・社会の「問題」との関連で、日本型組織・日本型意思決定についての情報的特色の問題にも触れる。
(註:[]は教材の所在を示す)
講師による教室での講述を主とするが、学生諸君による積極的な質問や問題点・誤りの指摘をとくに重視する(→ III.B)。教室内で講義中に(他の出席者にも分かる形で)出された質問等に対しては、出した学生に加点票を支給する(→ IV.B)。講義終了後の個別質問は自由だが、加点票は支給しない。
本講義は、情報経済論の知識を「まじめに学習して、自己の知識を豊かにし、かつ将来の仕事や生活に役立てたい人」向きの科目である。反対に、「なるべく手間をかけないで単位数だけを揃えたい人」には向かない。そのような人は、本講義の単位取得を避けるようすすめたい。とくに期末テスト時に、講師に対し個人的な事情を申し述べて単位取得を希望しても一切応じられないので、あらかじめ留意されたい。
本教科では、「積極的に勉強し、すぐれた成果を示した学生」を評価する。そのため、期末テストに加え、いくつかの加点の機会を設ける。
学期末の「正規のテスト期間」に筆記テストを実施する。「暗記学習の弊害」(*1)を防ぐため、期末テスト時に持込を認める(持込の範囲は講義時に指示)。しかし、持込を認めることはテスト内容が容易であることを意味しない。逆に、テスト時の設問は多量であり、内容も難しい。また、客観テスト(複数選択肢から記号等で回答)と文章テストを併用することがあるが、その場合、客観テストの選択肢数は20個以上であり、内容をよく理解しないと正答を選ぶことはできない。文章テストも難しく、組織的に学習・理解していないと書けない設問が出る。なお、設問自体の事前発表は行わない。
教室での講師からの質問に対しすぐれた答をした場合、講義について自発的に良い質問をした場合などには、テスト結果に加点する(加点票を使用、下記VI「見本」を参照。期末テスト時まで保存し、答案の余白に貼りつけて提出すること)。
教室で前方部分に座って聴講している学生に、加点用受講票(カラー出席票を使用する)を配付することがある。(1枚2%加点、期末テストの答案余白に貼りつけること)
本講義については、下記のように「優秀ノート表彰」を実施するので、多数の応募を期待する。ただし、提出ノート様式に条件があり、下記6を読んだ上で、学期当初から講義ノートを作成すること。
下記2の予選に応募した者から候補10〜20名程度を選び、3の方式でノート・コピーを提出した者から、4の基準で選考し、5のように表彰。
応募希望者は別に公示で知らせる日時の授業の自身のノート(6の様式であること)のコピーを、同日午後1時までに「5号館5−01(鬼木研究室)のメールボックス」に投函・提出のこと。10〜20名程度を選抜し、予選通過者の氏名を発表(提出コピーは返却せず。)(注意:ノートは当日分のみをコピーすること。誤って学期初からのノート全部のコピーを提出した者は、テスト粗点から減点するので注意。)。
上記予選通過者は、全授業(2〜3回程度までの欠席は可)の自身のノートのコピーをテスト日の翌日までに同上場所に投函・提出。(ノート本紙は受け付けないので注意。必ずコピーを提出すること。コピー費用は応募者負担。提出コピーは返却しない。)
氏名は掲示で公表。
他人に迷惑をかけないことはすべて自由。他人の迷惑になることは厳禁。具体的には、
上記の違反者、とくに当方で注意をしてもなお私語を繰り返す学生には退席を命ずる。
左側ページ | 右側ページ |
講義時の 板書を写す | 講師の口頭説明 関連資料 自身の勉強結果など |
情報経済論(1998、鬼木)NO. 加点票(期末テストの %) 本票は学期末まで保存して学期末テストの余白に 貼りつけること(紛失時再発行なし)。 月 日 ―――――――――― ―――――――――― (学生名) (講師サイン) |
大学教務課カウンター向かって右側の「エクステンション・センター」に申請(印持参のこと)して、大阪学院大学ネットワークOGUNET用の「ユーザ名」と「パスワード」を入手する(無料)。なるべく、OGUNET講習会を受ける。
注:すでに入手済の場合は不要。また自分で学内外のプロバイダー等に加入している(有料)場合は、それを使ってもよい。
大学内のOGUNET端末(利用場所は8−4−01、3号館(JR岸辺駅近くの建物)、キャンパス建物内の各所のロビーなど)に行き、
コンピュータとディスプレイの電源を入れ、
ユーザ名・パスワードを入力して
Windows95/98が立ち上がったら、
「スタート(通常画面左下にある) → プログラム → Netscape Communicator → Netscape Navigator」のメニューをマウス主ボタン(通常は左ボタン)でクリックして、Netscape Navigatorブラウザを立ち上げる。
次に、
Netscape Navigatorブラウザ画面の「場所:」に、
www.osaka-gu.ac.jp/php/oniki/
をタイプ(半角英字使用)し、リターン・キーを押す。(多くの場合、最初に大阪学院大学のホームページが出るので、その画面の「場所:」に /php/oniki/ を付け足せばよい。)「"EcInfCom: Oniki"」の画面が出る。
「大阪学院大学内からのスピード・アクセス → 講義アウトライン → 大阪学院大学経済学部 → 情報経済論 → 教材」
の順にマウス・クリックによって画面を辿り、表中の教材ファイル名をクリックして目的教材を画面に表示する。
画面上部のメニュー列を
「ファイル → 印刷」
の順に選択(マウス・クリック)して、最寄りのプリンタに教材を出力(プリント)する。
注意
インターネットWWWで教材を配付するのは学期の後半からであるが、学期の前半のうちに練習しておくことをすすめる。最初に、本「概要」を上記の手続きで、インターネットWWWから入手することを試みるとよい。
全くの初心者は、講習会に出席し、あるいは友人にガイドを頼んで、最初に一通りのステップを身につけるとよい。自分だけではじめて挑戦する際には、この手引をよく読み、細心の注意のもとにマウスをクリックしながら、一歩一歩進むこと。「ゲーム感覚」でマウスを適当にクリックしていると、すぐに迷路に入ってしまうので注意。自分の所在が分からなくなったら、画面左上の「戻る」を何度か繰り返してクリックし、元に戻ってやり直す。WWWの使用は、旅行や訪問時に目的地に行く経路を辿るのと同じである。最初は、地図などの「ガイド」をよく読んで道を間違えないように注意する必要があるが、二回目以降はスムーズにできる。
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Hajime Oniki