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大阪学院大学経済学部
情報経済論U講義概要(2004年度)
目次
最近における「情報化」、すなわち情報技術の進歩とその成果の応用は、わが国社会経済活動を大幅に変革させつつある。情報技術の進歩はとどまるところを知らず、二十一世紀には、個人や組織を結びつける「インターネット」が「広帯域通信・マルチメディア」をともなって実現すると予想されている。本講義では、これらの変革の現状を知り、その源泉である情報産業について生じている問題を考えることを目的とする。まずデジタル技術の概要を知り、コンピュータ・半導体産業、通信・放送産業での競争と規制の現状を理解する。またここでは、「日本の情報産業」の特質・強弱とその理由についても論じる。最後にインターネットの歴史や現況から、その顕著な経済的特色を明らかにし、将来それが果たすさまざまな役割・影響について考える。
本講義の評価は期末筆記テスト(文章問題、持込無制限)の結果に、講義期間中の質問・討論や不定期の宿題(提出任意)の評価を加えて(加点票を使用)定める。なお本講義は、「まじめに学習して、自己の知識を豊かにし、かつ将来の仕事や生活に役立てたい人」向きの科目である。反対に、「なるべく手間をかけないで単位数だけを揃えたい人」には向かない。そのような人は、本講義の単位取得を避けるようすすめたい。とくに期末テスト時に、講師に対し個人的な事情を申し述べて単位取得を希望しても一切応じられないので、あらかじめ留意されたい。また、教材配布等にインターネットWWWを使用するので、そのための準備ができていることが望ましい。( http://www.osaka-gu.ac.jp/php/oniki/ に、前年度教材・同期末テスト問題を含む詳しい情報があるので参照されたい。)
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Hajime Oniki