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『情報ハイウェイ建設のエコノミクス』
第I部 次世代情報通信インフラの建設

次世代の広帯域通信インフラ(情報ハイウェイ)の建設について概要を説明し、建設にあたる事業者の収支を予測・計算する。第2章は本書前半(第I、II部)の中心である。21世紀の広帯域通信を担うのは、マルチメディアの中でも「高性能ビデオ電話」であることを述べ、人間同士の直接面談をテレコムで実現することにより、従来よりも格段に高度の人間関係・社会組織が作られることを述べる。広帯域通信インフラ建設初期には、その需要は、物理的な移動の代替から十分に生ずること、しかし建設を軌道に載せるためには、最初の数年間にいくつかの公的措置が必要であることを主張する。第3章では、計量経済分析手法により、広帯域網インフラ建設にあたる事業者の必要投資額、収入・支出額、資金収支などの経営指標を予測する。広帯域インフラ建設は、最初の10年間は赤字であるが、それ以後黒字に転じ、長期的には十分以上の収入をもたらすことを示す。

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Hajime Oniki
ECON, OGU
05/05/98
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