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『情報ハイウェイ建設のエコノミクス』
第IV部 マルチメディア産業発展のために

「マルチメディア産業」は、今世紀末から21世紀初頭にかけて、広帯域通信インフラ上で開花すると期待されており、わが国が同産業の比較優位を獲得することが望まれている。マルチメディア産業の将来は未知であるが、全体としては、コンピュータの情報処理機能が、通信回線を経由してネットワーク全体で実現される種類のもの、すなわち、パーソナル・コンピュータ(PC)を「拡大」したものと考えられる。第9章では、わが国のマルチメディア産業に関する知見を得るため、1980~90年代のPC産業の日米比較をおこなう。PCが「軽薄短小」の特性を持っていること、家電製品と類似することから、わが国が国際競争力を持つと期待されたにもかかわらず、実際には日米間で格差が生じた理由・原因を追求し、将来のマルチメディア産業発展のために必要な政策を提言する。

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Hajime Oniki
ECON, OGU
05/05/98
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