TRIZ適用事例(肥田)〜ギターの音を抑える方法〜

 音楽(ギター)をやっている私にとって、音が出るギターの練習に、 周囲の迷惑を考えながら練習することが、
 とても多かった。そこで、 創造的問題解決の方法を用いて、この問題を 解消できないかと考えた。
 私は、TRIZ/USITの技法を用いて研究し、その音を抑えて練習する解決策を提案する。

 まずここで、問題解決をするにあたって、解決すべき問題は何なのかを明確にする。ここでの問題は・・・
 『ギターを室内(部屋)で練習するとき、近隣に迷惑をかけないようにギターの音を抑える方法を考える』とする。

 また音楽にには様々な場合があり、練習方法が異なることも多いので、今回は私のやっている
 コード(和音)のアコースティックギターでの演奏練習をすることと、ストロークに強弱をつけることを条件に挙げる。

 以下に、問題となる部分を、列挙してみる。
 この問題の状況は どのようなことが関係し、関連しているのか。

ギターに関係する部分

   ○ギターを弾く環境とその場所に関係すること
      ・部屋 (立地、位置)
      ・壁  (材質、枚数、厚さ)
      ・時間帯
   ○ギター本体とそれに関係するもの
      ・ギターの種類 (様々な種類のギターがある、エレキ、エレアコ、セミアコ、アコースティック)
      ・弦  (音自体を作り出す部分) 弦の種類 ナイロン弦、ブロンズ弦 弦の硬さ(ゲージ)、light〜Heavy
      ・ボディ(ホールで音を反響させて増幅させる
      ・ピック(弦をはじくためのもの)  硬さ(THIN〜HARD)  材質(プラスティック、金属、フェルト的な表面{ウクレレピック})
   ・音を出すことに関連するもの
      ・ ピック
      ・指  (指ではじいても音は出る)
      ・空気の振動

 これらの要素を時間的また、空間的に分析し、USITのParticles法にも適用できるような解決策を下図に記す。

 図:解決案図(軟らかいスポンジで作った、弦からの直接な吸音道具案)