大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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仲神 悠(2007年卒業、(株)JALスカイ九州 旅客部国際旅客グループ勤務)

私は 2007年にJALスカイ九州に入社して以来、グランドスタッフとして福岡空港でJALグループをはじめ、外資系カスタマー社の業務を受託し、搭乗手続き(チェックイン)、搭乗口でのゲート業務(出発)、到着業務を行っています。搭乗手続きと一言で言っても、パスポートの有効期限の確認、渡航先によって異なりますが、パスポートの残存の確認、VISAの有無、外国国籍の方であれば、在留資格や再入国許可証の確認、航空券の有効性の確認、ご希望の座席の調整、荷物の預かり(セキュリティー検査済みの確認、貴重品の有無、破損等確認)、機内持ち込み手荷物の液体物の有無、お客様への搭乗口等の案内など、短時間で確認する事がたくさんあります。また、航空会社それぞれの規定、サービスや、コンピューターシステムがあるので、誤案内のないようにどの業務も気が抜けません。短時間で、お客様と密なコミュニケーションをとり、これからの旅行を安心して楽しく出発していただけるように心がけています。特に親しみやすさ、お客様との会話を大切にし、確認作業の徹底に力を入れています。

空港には、毎日多国籍のお客様が来られます。業務の中では、国ごと、行き先ごとに必要書類を確認する正確な判断とお客様を待たせないスピードが求められます。更にどのような心遣いができるかを考え、自分にできる事を精一杯する姿勢が大切だと思います。

毎日違った出会いがあり、新しい経験ができ、その上お客様のためにいろいろな案を出して、業務にあたっている先輩方の姿を見て、よい刺激を受けながら仕事ができる環境にいられるのは、とても幸せな事だと感じています。

大阪学院大学ではホスピタリティプログラムを受講しました。そこで学んだホスピタリティマインドや、実践的な参加型講義は、現在の仕事をする上で大変役立っています。 中でも、ホスピタリティーコミュニケーション(英語表現)では、空港でのやりとりなどで使う英語を、働く側と利用者側の両方を役割演技を通して学ぶことができました。また、オーラルコミュニケーションでは、人前に出て発表することで、相手にどのような印象をあたえるか、どのようにすれば親しみやすくなるかなど、クラスのメンバーから率直な意見がその場で寄せられ、活発に話し合いました。この発表者とフロアの聞き手が意見を交換する形式の授業は、外から自分がどう見えるのかを知るよい機会でした。いまも仕事の中で、お客様により快適な旅をしていただけるように自分の振る舞いに気をつけています。

外国語学部では文法の基礎をしっかり学び、映画を観ながら、日常自然に使われる英語を楽しく身に付けることが出来ました。けれども伝えたいことがまだまだ的確に表現できていないのが現在の課題です。様々な場面を想定して上手く対応できるように練習して、外国のお客様とも問題なくコミュニケーションが取れるようになることをこれからの目標にしています。

大阪学院大学には何かに興味をもって「やってみよう!」と思った時に、すぐできる環境があると思います。施設やプログラムなど使いこなせば、本当に充実した学生生活が送れるはずです。私も放課後の資格講座や、インターンシップ、ボランティア活動、サークル活動などに参加し、貴重な体験をする事ができました。その経験を通して、たくさんのすばらしい先生方や友人に出会うことができ、夢は諦めなければ叶うということを教えられました。学生のみなさん、大阪学院大学で自分の好きな事、やりたい事を見つけ、出会いを大切に、夢に向かって4年間を過ごしてください。