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大阪学院大学 大学院 経済学研究科

情報経済論 博士論文指導(2005年度)


本間清史 『デジタルテレビ受信機普及の実証研究〜アナログテレビとの世代交代についての将来予測〜』 (博士論文、2005/7/01)

[著作権等に関する注意]

 本ページから直接にリンクするページ・文書の著作権・文書責任は、下記「審査報告」を除き、すべて同著者である本間清史氏に帰属する。

[概要]
 「新世代製品(デジ タルテレビ)」が「旧世代製品(アナログテレビ)」の市場を奪いながら普及する状況、すなわち新旧製品間の世代交代の状況を、いわゆるBass 型の普及モデルに改良を加えた「世代交代モデル」を用いて、予測する。
 本稿における「世代交代モデル」は、「初回購入モデル」、「追加購入モデル」、および「置換購入モデル」の3つのモデルにより導出したアナログテレビの購入数将来予測値を利用 して、デジタルテレビの市場規模(普及数の上限)を決定する。また、本モデルは、「新世代製品」と「旧世代製品」との関係ついて、第1に、新旧両世代の製品は、その性格や 使用方法がほぼ同じであり、「新世代製品」は「旧世代製品」の獲得した市場規模以上の 新規市場を獲得しない、第2に、「新世代製品」は「旧世代製品」に対して機能面で強い技術的優位性をもっており、後者に優先して普及する普及パターンを示す、の2つの仮定のもとに使用する。
 分析の結果、2010 年末におけるデジタルテレビとアナログテレビの保有数およびデジ タル比率は、高位の予測でそれぞれ101 百万台・23 百万台・(82%)、低位の予測で73 百 万台・51 百万台・(59%)という予測値がしめされた。
[キーワード]
デジタルテレビ、地上デジタル放送、Bass 型モデル、普及予測、世代交代、 Digital Television, Digital Terrestrial Broadcasting, Bass Model, Estimation of Diffusion Process, Generational Change
[要旨]

[PDF 3231KB] (2005.11.1)
 

[目次]

第T章 はじめに
第1部 背景・理論
第U章 地上デジタルテレビ放送の歴史と現状
第V章 Bassモデルの理論的考察
第W章 テレビ普及モデル構築に関する基本概念の説明と先行研究の紹介
第2部 データ説明
第X章 データの説明
第3部 実証分析
第Y章 カラーテレビ受信機の普及分析1
    ~ 初回購入モデルによる推定と将来予測~
第Z章 カラーテレビ受信機の普及分析2
    ~ 追加購入モデルによる推定と将来予測~
第[章 カラーテレビ受信機の普及分析3
    ~ 置換購入モデルによる推定と将来予測~
第\章 デジタルテレビ受信機の普及分析1
    ~ 世代交代モデルによる推定と将来予測~
第4部 実証分析の発展
第]章 デジタルテレビ受信機の普及分析2
    ~ 価格要素を含むモデルによる推定と将来予測~
第XI 章 おわりに
参考資料・文献

[本文]
[発表資料]
[審査報告]

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Hajime Oniki
ECON, OGU
11/24/05
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