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演習テーマ: 情報通信の経済分析――パソコン、インターネット、ディジタルTV、マルチメディアをめぐる動きを考える
パーソナル・コンピュータ(PC)は、1980年代に生まれたが、急速な技術進歩と産業変動を経験しながら、インターネットやディジタルテレビを生み出し、21世紀の社会経済を大きく変革すると予想されている。これらの情報通信産業では、ハードウェアやソフトウェアの進歩と標準化・公的規制が絡み合い、グローバル市場でダイナミックな競争が繰り広げられている。たとえば、「インターネット上の電子商取引の普及で、将来コンビニ・スーパーや銀行は縮小するのか。またどの業界が伸びるのか。」「マルチメディアのパワーは、大学教育をどのように変えるか。」「日本経済の回復と発展にインターネットは貢献できるのか。」といった問題が沢山生じている。本ゼミナールでは、情報通信産業の歴史と現状を学ぶ。
第1年目の前半では、PC・インターネット利用の実習を進めながら、担当講師が本分野の諸問題を紹介する。同後半から、参加者各自による研究テーマの発見、同概要のゼミ発表を始める。2年目前半は、教師との個別・グループ別相談に宛てる。同後半では、各自が自分のテーマについて調べた結果をゼミで発表する。卒業までに、ゼミ・レポート(卒論)を作成・提出する。
ゼミの評価は、「積極的な参加と貢献」に依る。(1)第1年目の全体と第2年目の後半の授業日数のうち、それぞれ80%以上の出席が要件。ただし期日前に課題を終えた場合、以後は自動出席扱いになる。(2)教師や発表者に対する積極的な質問・討論をとくに評価(欠席分の補填になる)。(3)発表予定日の無断欠席など迷惑行為は除名理由になるので注意。
情報通信の経済学は、雑学・実学です。パソコンやインターネットの実技を含め、広い範囲の事がらを片端から取り込む「吸収意欲」のある学生の参加を求めたい。なお本ゼミへの参加によって、(1)PC によるワープロ利用、インターネット利用、(2)他人の前での発表、(3)自己の力で材料を集め、自己の文章でレポートを書く技能(いずれも社会生活に有用)を各自が獲得することを目指す。(http://www.osaka-gu.ac.jp/php/oniki/ に前年度ゼミの記録があるので参照されたい。)
「ゼミナールII、III(E04、情報経済論)[2000−2001年度概要]」――講義の最初に配る文書をHTML化したもので、このページより内容は詳しい。
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Hajime Oniki