読者の声 (2015年12月〜2016年 2月、3月、4月) |
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責任編集: 中川 徹(大阪学院大学) | |
掲載: 2016. 3. 3; 追記: 2016. 4. 7 |
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編集ノート (中川 徹、2016年 3月 3日) (追記: 2016. 4. 7)
読者の皆様から折に触れていただいた感想・ご意見を、まとめて掲載させていただいているページです。
簡単な表形式で紹介させていただきます。
2015.12.19 | --------------------- | 『TRIZホームページ』更新 ------------------ |
2015. 12.20 | 前川 恒久 | 貧困問題と政治の無策 |
12.21 | 杉山 茂樹 | 近況 |
12.24 | 浅野 智計 | 地震予知研究について (中川: 地震予知学会第2回学術講演会の紹介) |
2016. 1. 3 | 片平 彰裕 | 札寄せツールの更新 |
2016. 1. 9 |
--------------------- | 『TRIZホームページ』更新 ------------------ |
1. 9 | 小柳 義夫 | 戸川隼人さんのご逝去の報に接して (中川: 最小二乗法標準プログラムSALSプロジェクトのこと) |
1.11 | 樋口 健夫 (アイデアマラソン研究所) | 「毎日考えて、書き留めると、発想力が身につく(アイデアマラソン法)」、研修のフォローアップ。 (中川: アイデアマラソンの補足紹介) |
1.12 | 松原 幸夫 | 貧困問題の「見える化」の感想 |
1.13 | 福田 千陽 | 近況 |
2016. 1. 28 |
--------------------- | 『TRIZホームページ』更新 ------------------ |
2016. 3. 3 |
--------------------- | 『TRIZホームページ』更新 ------------------ |
3. 5 | 小川 禎一郎 | 『下流老人』 定年退職後も仕事をするとよい |
3.10 | 中川 ==> 片平 彰裕 | 札寄せツールの改良の提案 |
3.16 | 西山 聖久(名古屋大学) | TRIZCON2016出席 |
2016. 3.30 |
--------------------- | 『TRIZホームページ』更新 ------------------ |
4. 1 | 片平 彰裕 | 『下流老人』のレビュー |
4. 4 | 笹間 史子 (大阪学院大学) | 『下流老人』のカストマーレビュー |
なお、「読者の声」のページの索引ページには、この間のもので別ページに掲載したもの、また海外とのやり取りなどをも一覧表にしておりますので、ご覧下さい。
本ページの先頭 | ホームページ更新(2015.12.19) | ホームページ更新(2016. 1. 9) | ホームページ更新(2016. 1.28) | ホームページ更新(2016. 3. 3) | ホームページ更新(2016. 3.30) | 「読者の声」索引ページ |
『TRIZホームページ』更新(2015.12.19 付け)
「札寄せ」しながら考える(10)日本社会の貧困を考える [A]高齢者の貧困化 (5) 制度疲労と無策が生む下流老人 -- 制度と政策の問題点 (中川 徹); 読者の声(高山直彦、中川 徹、高原利生); The TRIZ Journalの英文ページを作りました
前川 恒久 さん ==> 中川 徹 2015.12.20 貧困問題と政治の無策
おはようございます。 毎々ご指導並びにご支援を賜り誠にありがとうございます。 何時も的確な情報をお送り頂きましてありがとうございます。
今回のテーマ、まさに無責任な政治家とお役人の暴走を半世紀にわたり 放置してきた自由民主党のいい加減さの象徴のような問題ですね。
日本の高齢化の問題は半世紀前には東大の先生が、四半世紀前には一橋大学の 先生がご指摘になり、早くしないと後で大きな問題になると問題提起されて おりましたが、高齢化がただ人口構成上の問題であるだけではなく、経済問題 であることを理解できなかった低能な政治家、無責任な安倍晋三を筆頭に 自民党の二世、三世政治家連中が行動も起こさずに放置した結果と存じます。
いよいよ今年も残すところ10日となりましたが、来年が良い年になりますよう お祈り申し上げます。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
杉山 茂樹 さん (岐阜県) ==> 中川 徹 2015.12.21
いつも貴重な情報を有難う御座います。感謝致します。
今、後期高齢者の親と住んでいます。あまり他に時間が取れない状況で 日々を過ごしています。
先生からの研究成果等はいつか拝見させて戴くことが出来るとの 思いでざっと眺めさせていただいているのが現状です。
殆んどの学会活動は休止・退会の現状ですが、下記のINFORMSの Circulation依頼が来ました。 もし、興味のおありの研究者等がいらっしゃいましたら 宜しくお願い申し上げます。
素敵な新年をお迎えください。
草々 岐阜 杉山茂樹
浅野 智計 (ともかず) さん ==> 中川 徹 2015.12.24 地震予知研究
先日は、日本地震予知学会にて講演及び懇親会にて有意義な議論ができました。貴重な経験、情報を共有させていただき誠にありがとうございました。 特に、VLF帯電波観測ネットワークと地震予知につきましては 貴重なご意見、激励のお言葉をいただけてとても刺激になりました。
また、早速ですが中川教授が運営するTRIZホームページを拝見しました。 地震予知学のメカニズムの解明には、このような今までの概念に囚われないような考え方を取り入れることは極めて重要だと感じました。 当方は、まだ地震予知の分野では新参者の分類だと考えておりますが 今後も活発な議論を継続的にできれば幸いでございます。
早川先生とこれからも地震予知学の発展に献身的に努めていきたいと考えております。 引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
[ノート(中川 徹、2016. 3. 2): 昨年の12月21-22日に、日本地震予知学会の第2回学術講演会が電気通信大学(東京都調布市)で開催され、出席しました。地震予知研究についての私の関心は、本ホームページの「フォーラム:地震予知研究の紹介」
(2015. 3. 7)を参照ください。 今学会で私は、若手研究者浅野智計さんのアプローチと情熱に感銘を受け、いくつか議論させていただきました。他に最も印象深かったのは、筒井稔教授(京都産業大学)の「地殻活動により敏感に励起される電磁波パルスの確認」という実証実験でした。(きちんと紹介させていただけるとよいと思っています)。]
片平 彰裕 さん ==> 中川 徹 2016. 1. 3 年初めの更新です
中川先生 片平彰裕です。 明けましておめでとうございます。
さて、早速ですが、「札寄せ用具」を、4.00版
として、 「札」と「枠」、またはセルの文字列を テキストファイルに書出せるようにしました。 これによって、文章を考えるために札寄せをした結果や、 札寄せで考えたアイデアなどを文章化するのが便利に なりました。
また 札寄せ用具本体での画面拡大・縮小率を大きくしました。
札寄せ用具操作説明書(PDF)は、札・枠・線の使い方の説明で 大幅に追補しました。Webページの第一考舎では、英文ページからも、 TRIZホームページにリンクさせていただきました。 今年もよろしくお願い申し上げます。 http://members3.jcom.home.ne.jp/dai1kousha/
『TRIZホームページ』更新(2016. 1. 9 付け)
ご挨拶:新年にあたって(中川 徹)、ニュース: 米国TRIZCON2016 の開催計画:2016年3月3-5日、ニューオーリンズ。
小柳 義夫 さん ==> 中川 徹 2016. 1. 9 戸川隼人さんのこと
中川徹様 本年もよろしくお願いします。
本日、戸川隼人夫人の保子さまからご連絡をいただき、隼人氏が昨年6月9日 に亡くなられたとのことでした。79歳なのでまだお若いのですが、前々からが んを患っておられ、肺に転移して亡くなられたとのことです。私は全然存じ上 げず、また噂も聞こえてこなかったので、ショックですね。
戸川さんのブログのページは残っています。 http://nyan11.ciao.jp/15/index.html
全体は http://nyan11.ciao.jp/14/ にリンクがあります。亡くなる5日前までメールを書いていたそうです。弟様へのメールが最後になっ たそうで、奥様のおはがきによると最後のメールは
「皆様のご多幸を祈ります これまで大変お世話になりました。 お見せしたかった写真が沢山カメラの中に残っています。 惜しいですが、これでお別れ」ご冥福をお祈りいたします。 小柳義夫
中川 徹 ==> 小柳 義夫 さん 2016. 1.10 戸川隼人さんのこと
メールありがとうございました。
戸川隼人さんがお亡くなりになったこと、昨夏に奥様から書状(ワープロのもの)をいただいておりました。小柳さんにお伝えしていなくてすみません。
戸川さんのブログを今朝はじめて読み、2015年の個人ブログなどを引き込まれて読ませていただきました。
ご自分の健康のこと、生き死にのことなど、お仕事を十分になさった後の、澄み切ったご心境を知りました。
私自身は、まだまだ、しないといけないことがある、したいことがあると思って、頑張ったり、焦ったりしております。戸川さんのご冥福をお祈りいたします。 [以下略]
[ノート(中川 徹、2016. 3. 2): 戸川隼人さんは、日本大学理工学部数理学科の教授として活躍され、数値計算や数理科学・プログラミングなどの分野で、非常に多くのベストセラーの教科書を出版されています。物理化学出身の私が、物理の小柳さんや、数理の戸川さんと親しくさせていただいたのは、SALSというプロジェクトのおかげでした。このプロジェクトで、戸川さんはいつも温かく私たちを励ましてくださっていました。戸川さんの奥さまが3人の息子さんたちを連れて、弥生キャンパスにお出でになったのを(少し遠くから)お見かけしております。
私は、東大理学部化学教室で、大学院から助手の時代に、分子の振動回転スペクトルを解析するのに、コンピュータ(汎用大型機HITAC8800など)をフルに使っていました。その中で、「実験データ解析のための(非線形)最小二乗法の標準プログラム」を開発する必要があると考え、東大大型計算機センターでのライブラリー開発を提案しました。このSALSプロジェクトには、数値計算や統計の専門家(田辺國士さん(統数研)、戸川隼人さん(日大)、澁谷政昭さん(IBM)他)、物理や化学の大ユーザ(小柳義夫さん(高エネルギー研)他)の参加を得、東大センター(山本毅雄さん)のサポートを受けて、十数名の異分野の共同研究・開発グループになりました。私と小柳さんが主力で開発し、4年ばかりかかってSALSプログラムを完成させ、全国の大型計算機センターで利用していただきました。また後に、『最小二乗法による実験データ解析 プログラムSALS』(中川・小柳、東大出版会)を出版しました。
この後、私は、富士通の国際情報社会科学研究所に移り、富士通研究所での最後の年にTRIZに出会い、そして大阪学院大学でTRIZの研究をして、退職後の今もそれを続けています。私の研究者の生涯を方向転換させた思い出深いプロジェクトです。]
樋口 健夫 さん (アイデアマラソン研究所) ==> 中川 徹 他 2016. 1.11 アイデアマラソン
みなさん 先週末、小生のアイデアマラソンのワークショップにご参加いただきまして、ありがとうございます。
これはその時にお約束したフォローアップです。
(1)ノートは手に入れられましたでしょうか? 20穴のA5サイズのマルマンのファイルノートが理想的です。リフィルはL-1301Hを使って ください。
(2)最初の1週間が極めて大切です。1月15日の時点での発想数だけをご連絡ください。
(3)添付して、アイデアマラソンの個人の管理表のエクセルをプレゼントします。お使いください。
(4)小生の「考えるヒント」の過去3週間分を、送ります。 [以下略]---------
補足いたします。
1月15日にご連絡いただくのは、発想の数だけです。 発想の内容は要りません。
アイデアマラソンは、
今、
始めるか、始めないか
考えるか、考えないか
続けるか、続けないか年齢も、性別も、まったく関係ありません。
私たちがつながっているのは、考えること、考え続けること、考えたことを書く ことです。
がんばってください。お便りを楽しみに待っています。
樋口健夫 アイデアマラソン研究所
中川 徹 ==> 樋口 健夫 さん 2016. 2.10 アイデアマラソン
考えるヒント、[毎週継続して送っていただき] ありがとうございます。
クリサロのつぎの週に、A5版のCampusノートを買い、紺色ジーンズ地のブックカバーをつけて、なんとか体制を作りました。
ページを飛ばさずに書くには、ルーズリーフよりもノートが良い、安価だし、多数冊になった時でも並べて保管するのに便利だから。
布地のブックカバーは、紛れにくいのと、コンパクトなこと、愛着が出るだろうと思ったからです。書いたのは、いままで31件、毎日にはなっていません。 激励いただきありがとうございます。
樋口 健夫 さん (アイデアマラソン研究所) ==> 中川 徹 2016.2.10夜 アイデアマラソン
素晴らしいと思います。 中川先生にアイデアマラソンを実行していただくと、Trizとの融合が図れますね。
支援いたします。 樋口健夫
[ノート(中川 徹、2016. 3. 2): 「アイデアマラソン」については、第3回日本TRIZシンポジウム2007で、樋口さんが発表くださっていますが、当時の主催者日本TR協議会は一般発表のスライドのWeb 掲載をしませんでした。本『TRIZホームページ』では、CrePS資料の一部に、次のように簡単に紹介しています。
主段階: (4) アイデアを生成する (第4箱)
副段階: 4-1 アイデアを生成する技法 (および態度・心構え)
項目: アイデア発想の能力を、自己トレーニングするとよい。例えば、「アイデアマラソン法」が簡便で強力である。
方法: 「毎日一つのアイデアを出して、ノートに記録する」ことを樋口健夫氏がアイデアマラソン法で薦めている。
説明: 1週間、さらに3ヶ月続けると、確実に定着し、力量がつくという。1日数件のペースにすぐになるともいう。より詳しくは、アイデアマラソン研究所のホームページを参照ください。http://www.idea-marathon.net/
「アイデアマラソン発想法は樋口健夫博士が考案したオリジナル発想法。 簡単なルールに従って毎日ノートに発想を書き連ねていくだけで、 あなたの発想力が向上します。 老若男女誰でも取り組めることから、幼稚園、大学、企業などに幅広く導入されています。」
日本の企業、大学、幼稚園・小学校、そして海外の大学と企業などでの導入実績、効果実績は素晴らしいものです。開発者樋口健夫さんがこれを開発し、自己トレーニングし、発展させていった話は感動的です。 ]
松原 幸夫 さん (新潟大学) ==> 中川 徹 2016. 1.12
中川先生 あけましておめでとうございます。
貧困のところの最後のまとめとても良いと思います。 松原幸夫
福田 千陽 (ちはる) さん ==> 中川 徹 2016. 1.13 あけましておめでとうございます。
お久しぶりです。福田です。私はいつも先生のメールとHPを拝見しておりますので久しぶりではないのですが、メールで直接連絡をするのは久しぶりになります。
今回のメールも考えさせてくれる内容でした。先生自身はけして下流老人ではないのに、親身になって社会全体のことを考えているのがすごいと感じ入りました。
私はいまだにブログを細々と続けているので、先生の記事についても言及させていただこうと思います。
そうそう、昨年度は私のブログを通じて、2冊だけ先生の本が売れたようです。 先生の本を紹介することにより数十円だけ私のもとに入ってきたのでわかりました。この収入を抜かしては一切収入が入ってこないので赤字の趣味ブログですが今後も自分の勉強のために続けようと思います。
Trizは私には難しすぎて最近は気楽にかける知的財産権のことしか書いていませんが・・・。今後とも先生のご活躍とさらなる発展をお祈り申し上げます。 福田千陽
『TRIZホームページ』更新(2016. 1.28 付け)
「札寄せ」しながら考える (13) 〜 [A] (8) 『下流老人』全体のまとめ (中川 徹); 社会問題: 「日本社会の貧困」を可視化しながら考える [A] 高齢者の貧困化 [1] 藤田孝典著『下流老人』の可視化とまとめ (中川 徹)
『TRIZホームページ』更新(2016. 3. 3 付け)
読者の声(2015年12月〜2016年2月)、中川の発表(2015年5月〜2016年3月)の解題、USIT チュートリアル(中川 徹)、「6箱方式」基調講演(中川 徹)、『下流老人』の本を英文ページで紹介。
小川 禎一郎 さん ==> 中川 徹 2016. 3. 5 『下流老人』と定年後の生活
いつもTRIZの情報をお送りいただき有難うございます。
先日先生からのご連絡によく出てくる 「下流老人」(藤田孝典)を読んで勉強させていただきました。 現代の問題点を鋭く掘り下げている点は感心しました。
しかし、この著者は一つの基本的な誤りを犯していると思いました。 定年退職したら、後は何もせず趣味に生きれば良い という考え方が甘すぎる、と思います。 私は現在も仕事をしていますが、 気合いを入れて生きていれば80才でも仕事はできます。 働いて稼げば、この著者が述べている問題は発生しません。
私はこの著者がもっと力を入れて伝えるべきなのは、 定年後どうして働くか、の知恵と情報だと思います。 勿論中には健康上の理由等で働けない方もおられるでしょうが、 そのために生活保護制度があると思っています。 定年後は趣味に生きる、というのは 充分な財産を持っている方の特権でしょう。 そういう意味でこの著者は致命的な誤りを犯していると思います。 いかがでしょうか。
中川 徹 ==> 小川 禎一郎 さん 2016. 4. 4
1ヶ月も前に貴重なご意見をいただいておりながら、返事をいたしておりませず、大変失礼いたしました。
定年後にも、仕事はできる、仕事をする方が健康にもよい、生活の張りもできる、少しは収入になる、というのはそのとおりと思います。私自身はそのつもりで、あと10年(85歳)くらいまでは仕事をしたいと思っています。
ただ、私の周りでも、現役に準じる形で活動しようとする人はそう多くありません。もったいないことと思っています。
もう一つ、仕事をするということと、それが収入として生活を支えられるということとには、大分の違いがあるように思います。 私も、出版活動のために個人事業の形をとっていますが、国際会議発表の出張旅費などで、赤字です。持ち出しでもいいんだというような仕事は、やはり知的な自営業などの一部の形態になるのかもしれないと思っています。
ごたごたと書きました。小川さんのご意見には賛成です。定年後の人たちが、単なる趣味や贅沢でなく、社会に役に立つような、そして自分の健康や精神にも役に立つようなことを続けられるようであるとよいと思います。
どうぞお元気でご活躍ください。
小川 禎一郎 さん ==> 中川 徹 2016. 4. 5
お忙しいところご意見を頂き有難うございました。
停年になったからそれで仕事は辞め、 という考えには賛成できない、というのが 私の意見です。 仕事をすれば、生活に張りができ、 生き甲斐を高めることができ、 しかもいくらかの収入があります。 その結果として、下流老人になることはありません。
問題はどのようにしてそこそこの収入のある 「仕事」を見つけるか、にあります。 藤田孝典さんにはこの点をもっと論じてもらいたい、 というのが私の批判の要点です。 大儲けをしたい、ということでなければ、 つまり年金の足しになればよい、という立場なら いろいろな選択肢があるのではないでしょうか。
中川さんは国際会議の出張で赤字になった とのことですが大変ですね。 幸いなことに、私は国際会議の費用を 全て事業経費としてまかないました。
中川 徹 ==> 片平 彰裕 さん 2016. 3.10 札寄せツールの改良のお願い
片平さん、いま、札寄せツールを使っていて、一つお願いがあります。
(1) いくつかのセルを指定して、「セル内の記述を、その記述を持った札に変換する」、札は元のセルの位置に置かれる、という機能を作っていただけないでしょうか。
(2) 上記の機能を作ると、当然ユーザから、「その逆の機能も欲しい」という注文が来るでしょう。
現在の「セルから札」と「札からセル」の機能は、シート全体での変換で、いわばバッチ処理ですね。これをもっと小さな単位でインタラクティブに処理できるようにしたいという要求です。 これができますと、ちょっとした短い文章があった時に、それをシートの適当なところにセルとして貼り付けて、少しばかり行替えなどを整えてすぐに札にすることができます。(一つずつ札を作って書き込んでいくのは意外と面倒に思います) 。また、いくつかの札を適当に並べて、ポンとある程度のまとまりの文章にできます。部分部分でできることが、機能性を高めてくれるのでないかと思います。
元の位置のままで、セルから札に、あるいは札からセルにすることにより、配置の問題はツールの責任でなくなり、ユーザが好きなように、よいと思うように工夫して利用する(利用できる)ことになります。
これはまた、文章の中に空白行などがあってもよいことを意味します。また、縦だけでなく、いろいろな配置になっていてもよいことになります。 [以下中略]
書きながらだんだんお願いが膨らんでしまいましたが。 よろしくお願いいたします。
片平 彰裕 さん ==> 中川 徹 2016. 3.11
今回の改善案については、じっくりと検討させていただきます。 十分に使い込まれている先生の、ご意見ですので説得力がありますね。 私の技量で可能かどうかということと、使用するうえでの副作用がないか など、札を動かしながら考えてみようと思います。 検討には、しばらく時間がかかりますが、ご了承ください。
片平 彰裕 さん ==> 中川 徹 2016. 3.26
ご希望の機能は、まだ実現できていませんが、A列のセルに書かれた文字を、 空白セルの有無にかかわらず、すべて黄札に書き写すことが出来るようにしました。
データが多いと、PCの性能によっては多大な処理時間を要することがあるので、 100個以上のデータがある時は、本当に書き写すのか、中止するのかを確認するように してあります。
fudayose401N.xlsmとして添付しますので、動作に支障がないかを、 確認して頂けないでしょうか? できれば、様々なデータで試していただけると有難いのですが。
片平 彰裕 さん ==> 中川 徹 2016. 4. 1
札寄せ用具は今月公開予定のバージョン (fudayose401N.xlsm) を、予定通りに公開できる見通しです。
そして、選択したセルを札にするバージョンは、公開には程遠い状況ですが、 セルと同じシートに書出せるようになりましたので、機能を確認するための 原理モデルとして、fudayose403N.xlsmを添付します。
西山 聖久(名古屋大学) さん ==> 中川 徹 2016. 3.16 TRIZCON2016
先日、先生のHPから得た情報により、TRIZCON2016に参加してまいりました。 同時に開催されていたTRIZの研修セミナーにも参加し、TRIZ Associateの資格も 得ました。
DirectorのRichard Langevinさんを始め、参加者の多くの方が、 中川先生によろしく伝えて欲しいとおっしゃっておりました。 今後ともよろしくお願いいたします。
中川 徹 ==> 西山 聖久 さん 2016. 3.16
メールありがとうございました。 TRIZCON2016に出席され、TRIZ研修も受けられました由、有益であったろうと思います。
私は参加予定で論文も出していたのですが、昨年11月半ばから左脚にしびれが出て、難渋したものですから、直前で出張を断念しました。 ビデオ録画での発表を受け付けていただけることになり、ビデオとスライドを私のHPサイトの中に(仮の形で)アップしました。ただ、録画での発表はうまくプログラムに組み込めず、学会では投影されなかったことを後で知りました。
米国でのTRIZCONの再開として大事な学会だったのですが、出席できなかったのは本当に残念で、皆さんに申し訳なく思っています。 西山さんがTRIZCONに参加されての印象などを寄せていただき、 『TRIZホームページ』の読者の声のページなどに掲載させていただけましたら幸甚です。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
『TRIZホームページ』更新(2016. 3.30 付け)
『下流老人』の「見える化」冊子(24頁)を作成。『下流老人』のカストマーレビューをAmazonサイトに投稿(中川 徹)、Amazonサイトでの『下流老人』カストマーレビュー(82件)の議論についての考察(中川 徹)。
『下流老人』の「見える化」パンフレット。表紙と裏表紙。クリックするとPDFで開きます。
片平 彰裕 さん ==> 中川 徹 2016. 4. 1 『下流老人』のレビュー
投稿されたAmazonサイト
を拝見しました。 詳細な分析ですね。 そして、札寄せ法にも言及して頂きまして、有難うございます。
笹間 史子 (大阪学院大学) さん ==> 中川 徹 2016. 4. 4 『下流老人』のレビューと考察
大変ご無沙汰いたしております。 いよいよ桜が満開となりましたが、いかがお過ごしでいらっしゃい ますでしょうか。いつも情報をお送りいただき、ありがとうございます。
『下流老人』についてのレビューおよび考察
を大変興味深く拝見 しました。本が話題になっているのは存じておりましたが、未読でした。 本を入手し、目を通してから、あらためてレビューと考察を拝見したい と思っております。「本を読み、ネット上にあがっているカスタマーレビュー の要点をまとめた上でそれにコメントをつける」という作業は、ぜひ 授業でも取り入れたいと思いました。
カスタマーレビューは頻繁に目にするものでありながら、これまでは 本を買う際のヒントにするくらいで、それを積極的に議論に使おう とは思いもしませんでした。(今となっては、なぜ使おうとしなかっ たのか、不思議に思います。) 学生に本を1冊選んで、ブック レビューを書かせることはありましたが、訳者あとがきやカスタマー レビューを丸写しにしないよう注意するくらいでした。それをこんな 風に使えるとは。逆転の発想ですね。
今年は残念ながら卒業式でお目にかかることができませんでしたが、 私のゼミからは3人を送り出すことができました。6回生もおりました ので、ほっといたしました。
今日は美しく咲く桜の下で入学式がおこな われ、情報学部は100人をこえる新入生を迎えました。来週からは いよいよ授業が始まります。暖かいかと思うと肌寒い日が続いたりと陽気が安定しませんが、 どうかお身体にはお気をつけくださいませ。
中川 徹 ==> 笹間 史子 さん 2016. 4. 4 新しい大きなテーマに
メールありがとうございます。 ホームページの作業をしておりますときに、メールをいただき、リアルタイムで時間を共有できるのは、ほんとうにありがたいことと思います。
『下流老人』の本については、思いがけず大きな深い問題に入っていくことができました。 私自身がTRIZに入り込んだ時と同じような状況が起きているのかもしれないと思っています。
Amazonのカストマーレビューは、星1や星2にしている人たちの生の感じが出ていて、本当に貴重です。先日、楽天ブックスの同様の書評を見たら、星5、星4ばかりで、通り一遍なので、がっかりしました。
Amazonのレビューの議論から、いま非常に大きなテーマで原稿を書こうと思っています。
「人類の文化を貫いてきた根本の矛盾とその解決の過程としての人類文化」 !!!???
「矛盾とその解決」というのはTRIZの基本的な捉え方ですから、このテーマもTRIZ研究の一つの発展形です。今年の卒業式は失礼しました。来年は出席しようと思っています。
どうぞ、お元気で、いい学生たちを育ててください。
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最終更新日 : 2016. 4. 7 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp