TRIZホームページ新着情報
特記情報 (本ホームページの趣旨など) 
新着情報   (12ヶ月以内)  (印は 3ヶ月以内)
以前の新着情報  (12ヶ月より古く, 2017年1月以降)

より古い 新着情報 (別ページに分離したもの)
(2015年、 2016年掲載分)
(2012年、 2013年2014年掲載分)
(2011年2010年2009年 掲載分)
(2008年2007年2006年掲載分
2005年, 2004年, 2003年掲載分,
2002年, 2001年 2000年, 1999年, 1998年 掲載分)

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注:  ファイルが大きくなりすぎましたので、2015年および2016年掲載の新着情報を別ファイルに分離しました。(2018.12.13)
注:  ファイルが大きくなりすぎましたので、2014年掲載の新着情報を別ファイルに分離しました。(2017. 9.28)
注:  ファイルが大きくなりすぎましたので、2013年掲載の新着情報を別ファイルに分離しました。(2016. 4. 7)
注:  ファイルが大きくなりすぎましたので、2012年掲載の新着情報を別ファイルに分離しました。(2015. 4.25)

本ページの先頭に戻る 特記情報 新着情報 (12ヶ月以内)

以前の新着情報(12ヶ月以上前, 2017年1月以降掲載分)

以前の新着情報( 2016年掲載分) 2015年掲載分 2014年掲載分 2013年掲載分 2012年掲載分 2011年掲載分 2010年掲載分 2009年掲載分
2008年掲載分 2007年掲載分 2006年掲載分 2005年掲載分   2004年掲載分 2003年掲載分 2002年掲載分 2001年掲載分 2000 年掲載分 1999年掲載分 1998年掲載分

 

総合目次  (A) Editorial (B) 参考文献・関連文献 リンク集 TRIZ関連サイトカタログ(日本) ニュース・活動 ソ フトツール (C) 論文・技術報告・解説 教材・講義ノート   (D) フォーラム Generla Index 
ホー ムページ 新着情報 子ども・中高生ページ 学生・社会人
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出版案内『TRIZ 実践と効用』シリーズ

CrePS体系資料 USITマニュアル/適用事例集 WTSP (世界TRIZサイトプロジェクト) サイト内検索 Home Page

特記情報 (本ホームページの趣旨など)

  編集者より: 『TRIZホームページ』の運用方針について (掲載: 2012. 4. 9) 

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学 名誉教授)、2012年4月 6日。 
このたび、大阪学院大学のご好意により、私の退職後も、この『TRIZホームページ』を大学サイト内で継続して運用することを許可いただきました。本Web サイトの運用は従来とまったく同様に行なう所存ですが、この機会に「運用方針」を明記しておきます。特に、本サイトの趣旨、ご寄稿の方法、記事の著作権について、ご利用に際してのルール、翻訳などのご協力のお願い、更新案内 (メールマガジン) の送付について、などを記述しております。今後ともどうぞよろしく、ご支援、ご愛読いただけますようお願いいたします。

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満20年にあたって (中川 徹) (2018.11.11)

本ホームページを創設して11月1日で満20年になりました。国内外の多数の著者、訳者、読者の皆さまのご支援に感謝いたします。「創造的な問題解決の方法論」の理解と普及のための情報公開の場です。当初は「旧ソ連で技術分野のために開発されたTRIZ」の導入を目指しておりましたが、その後TRIZは、その内容や適用分野が拡張・発展するとともに、欧米や日本だけでなく、アジア諸国に広く普及しつつあります。私自身も、TRIZをやさしくしたUSIT法、「6箱方式」という新しいパラダイム、それをベースにしてさまざまな方法を統合する「創造的な問題解決の一般的方法論(CrePS)」へと展開してきました。特に2015年から社会問題への適用を試み、人類文化の根底にある主要矛盾とその解決の方向を、「自由・愛・倫理」の関係として最近論文発表しました。本サイトのテーマ内容が少しずつ拡張・変化してきておりますが、すべて自然な発展と考えております。

本ホームページは、非営利の立場で情報の公開による紹介・発信・交流を進めることを目的としております。ボランティアで開始し編集しておりますが、個人のホームページではなく、読者の皆さんの寄稿を掲載する「公共サイト(Public Web site)」として評価いただいてきました。また、和文と英文の並行したページ作りに努力して、日本と海外との協力関係を作ることを目指してきました。2012年には4つの「入口ページ」を作り、いろいろな読者の方に親しみやすくしました。さらに、昨年末から、世界中のTRIZ関連サイトを紹介する「カタログ」を作ることを目標に、世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)を提唱し、世界のTRIZリーダたちと共同作業を始めました。

なお、2005年11月以降の visit数は、(11.11現在) 和文トップページが 237,172 (この一年で約 3,300増)、英文トップページが 43,275 (この一年で約 1,600増) でした。 読者の皆さんのさまざまな問題解決のために本ホームページを活用 いただけますと幸いです。ご寄稿をお待ちしております。

  編集者より: 親しみやすいホームページにするために: 4つの「入口ページ」を作りました  (掲載: 2012. 9. 7;10.17) 


新着情報  (最新のものが上に; 12ヶ月以内のもの。印 は3ヶ月以内)   (注 (中川、2014. 9. 7):印の期間を2ヶ月から3ヶ月に延長しました。)

 

2019年

WTSP活動報告予備的インターネット検索結果 (3) より広い視野で 全世界のTRIZ関連サイトを検索する   (中川 徹) (2019. 5.18)   

検索キーワードにTRIZを入れず、より広い視野からTRIZ関連サイトを検索することを開始した(「第3ラウンド」と呼ぶ)。当面、全世界を対象に、英語サイトに絞って検索する。検索キーワードの選定は、微妙なことがあり、今後いくつかのケースを試行していく。広い視野での検索とそこからの有用サイトの抽出は、今後多くの労力を必要とするものと考えられる。

  (3A)検索キーワード: Creat* Think* Method* (中川 徹) (2019. 5.18)

ワイルドカードを検索キーワードに用いたところ、想定以上に広範囲(Build, Make, Feel, Way、などを含む)に解釈され、適当でなかった。出力結果を評価し、◎ 1、 ○ 4、□ 15、△ 3、 − 84 サイトを得た。結果のサイト一覧をHTMLと .docx ファイルで示す。

  (3A2)検索キーワード: Creative Think Method (中川 徹) (2019. 5.18)

効果的な検索ができた。194サイトの出力を得て、◎ 1、 ○ 15、□ 65、△ 31、L (他所で掲載済み)15、− 56 サイトを得た。結果のサイト一覧をHTMLと .docxファイルで示す。

  Editorial: 新元号「令和」の意味: 「令」+「和」は "Beautiful Harmony" か?(中川 徹)(2019. 4.27)

去る4月1日に政府は、新元号を「令和」と決定したと発表しました。この二文字を初めて見たとき、国民の多くは「意味が分からない」「違和感がある」という感想をもちました。安倍首相は万葉集の中の梅花の宴の序文から採ったことを話し、「人々が美しく心を寄せ合うこと」と説明し、その後外務省が「Beautiful Harmony」という英訳を出しました。本当はどういう意味だろうかと調べたのが本稿です。
問題は「令」の字の意味です。漢和辞典で調べますと、「令」の字の成り立ちは、「人々を集め、ひざまづかせて、神や君主の宣告を伝えるありさま」の(象形)会意文字です。基本的な意味は、「(君主・役所・上位者など)上からの命令・指示」であり、「人々(臣民・国民・下位者など)はその命令・指示に従うべきであり」、それを「ありがたい、良いもの」として受け取るべきことが含意されています。「令和」を漢文的に読むと、「令シテ和ス」「和セシメル」(あるいは「令シテ和セシメル」)となります。「令」を形容詞と考えても、「(神・君主・役所などから与えられる)ありがたい、よい「和」」という意味です。結局「令和」は、「令」というやり方(「上からの命令・指示」)によって、「和」という状態(「人々が争わず協調している状態)にしよう、それを目標にしよう、という意味ととれます。単純に「Beautiful Harmony」という美しい理想を掲げているのでなく、それを「上からの命令・指示」で作って行こうというメッセージを含意しています。私たち国民は、激動する将来の世界にどの方向に進んで行くべきか、よく考えて、行動していかねばなりません。

  出版物案内: 『TRIZ実践と効用』シリーズは、デジタルダウンロード版を販売停止し、製本版とシート版を継続販売いたします。(中川 徹)(2019. 4.11; 4.24)

このたび、DLmarket社がデジタル出版サービスの正式終了を通知してきましたため、クレプス研究所では、ダウンロード版を当面販売停止といたします。Amazon サイトでの製本版、Stores.jp サイトでのマトリックスシート版の販売を継続しておりますので、ご愛顧お願いいたします。(2019. 4.11) マトリックスシート版の送料は、5部以下180円、6部以上360円といたします。(2019.4.24)

 WTSP通信: WTSP通信 2019年4月 (編集:中川 徹(WTSPプロジェクトリーダー))(2019. 4. 9)

(1) [WTSP] Letter (9) 『TRIZホームページ』更新(2019.3.31); 世界のTRIZ関連サイトのインターネットサーベイの結果
(2) Roland De Guio(フランス)のメール: フランスにおけるWTSP活動
(3) [WTSP] LinkedInに記事掲載: 世界のTRIZ関連サイトのインターネットサーベイの結果

初期報告予備的インターネット検索結果 (2)  全世界のTRIZ関連サイトの検索   (中川 徹) (2019. 3.18; 3.31)   

TRIZ関連サイトのサーベイを、インタ ネット検索工ンジンを使ってトップダウン的な観点から実施した。このシリー ズを「インタ ネット予備検索 (第2ラウンド) J と呼ぶ。全世界のTRIZ関連サイトを対象に して、 (2A) 英語、(2B) ロシア 語、 (2C) ドイツ語、 (2D)フランス語、 (2E)  スペイン語/ポルトガル語表記のもの、そして(2F) 米国内で英語表記のもの、を検索した。

インターネット検索およびその後のデータ処理で各サイトを理解し評価するためのプロセスを考察し、詳細に記述 した。各サイトを迅速に訪問し、サイト内検索を適用することで、サイトの理解と(予備的) 評価を行った。5段階でサイトを評価 し、その評価記号を導入した。◎ 世界WTSPカタログで非常に重要、 ○ 重要、□ 記述に値する、△各国のWTSPカタログで の記述に値する、 − WTSP カタログには記述しない/無関係。また、サイトのタイプの類別で、サイト(所有者) の役割での分類を導入した。

サーベイの基本戦略を確認するために、 「基礎資料J  としていた 「Extended 120 TRIZ Links in the WorldJ   (中川 徹 作成、2008年5月)  の有効性について、検討した。この2008年のリストに記述されているうちの、ヨーロッパのTRIZ 関連サイ トの現状を調査した。その結果、その約半数がアクセス不能または活動停止であり、他の半数は活発であるが、そのために 10年前の記述は古くなり過ぎていることが分かった。結論として、この古い文書を改良しようとするのではなく、われわれは新たに全般的なサーベイをするべきである。

サーベイ(2A)〜(2F)の結果の詳細をHTMLページに記述している。ただし、英語以外の表記のサイトは、わたしにとっての言葉の壁のために、まだ評価をしていない。各サイ トの紹介を記述することは、多数のTRIZ 関係者たちの協力で実施するべ きものとして、残されている。

追記(中川、2019. 4. 9): 本シリーズの各ページにおいて、サーベイ結果の表示法を表形式に直した。表全体を通常の「コピー&ペースト」のやり方でExcelに貼り付けると、便利な表形式で利用できる。いろいろなページの表を結合して利用するのに便利である。

 TRIZ関連サイトの予備的インターネット検索結果 (2A)世界の英語表記サイト (中川 徹) (2019. 3.18; 3.31)

Yahoo.Japan を使ったインターネット検索で 106サイトが表示された。各サイ トを迅速に訪問し 、サイト内検索 をして、評価した。その結果、◎ 6、○ 13、 □ 29、△ 33、− 25  と評価 した。HTMLぺージに上位 81サイトを 列挙し、評価記号 、サイト名、ザイトURL、サイト内検索によるTRIZ関連ページの数、を示した。.docx ファイルには、より詳細を示している。    

 (2B) 世界のロシア語表記サイト (中川 徹、Michael Orloff)  (2019. 3.18 ; 3.31)

インターネット検索で106サイトが出力された。それらをHTMLページに、ページタイトルとサイト名、サイト URL、サイト内検索用URLをつけて記述しているが、評価はしていない。.docx  ファイルに、より詳細を示す。

Michael Orloff  が、インターネット検索と彼の背景知識を総合して、TRIZ専門家が運営するサイト26件の URL、およびTRIZユーザによるサイト/ページ49件のURLのリストを作った。 「このリストは、最良でも最 終でもないが、悪くはない。J  と彼は言う。これらをHTMLと .docxファイル の両方で掲載している。

 (2C) 世界のドイツ語表記サイト (中川 徹)   (2019. 3.31)

インターネット検索で 107サイトを得た。それらをHTMLページに、ページタイトルとサイト名、サイト URL、サイト内検索用URLをつけて記述しているが、評価はしていない。無関係のサイト7件を除外した。詳細は .docx ファイル 参照。

 (2D) 世界のフランス語表記サイト (中川 徹)   (2019. 3.31)

インターネット検索で90サイトを得た。それらをHTMLぺージに、ページタイトルとサイト名、サイトURL、 サイト内検索用URLをつけて記述しているが、評価はしていない。無関係のサイト7件を除外した。詳細は .docx ファイル 参照。

  (2E) 世界のスペイン語/ポル トガル語表記サイト (中川徹)   (2019. 3.31)

インターネット検索で 123サイトを得たが、そのうちの 73サイトは (女性歌手Trizに関係し) 本件に無関係で ある。50サイトについてHTMLページに、ページタイトルとサイト名、サイトURL、サイト内検索用URLをつけて記述しているが、評価はしていない。詳細は .docx ファイル 参照。

  (2F)米国の英語表記サイト (中川 徹) (2019. 3.31)

インターネット検索で90サイトを得た。各サイトを迅速に訪問し、サイト内検索をして、評価した。その結果、◎ 6、○ 11、 □ 27、△ 24、− 22 と評価した。HTMLページに上位68サイトを列挙し、評価記号 、サイト名、 サイトURL、サイト内検索によるTRIZ関連ページの数、を示した。 .docx ファイルには、より詳細を示している。

  TRIZ関連サイトの2008年以後の変化に関する検討 (ヨーロッパのサイトを例にして) (中川 徹)   (2019. 3.31)

2008年中川作成の (説明つき) 「世界120TRIZ リンク集J の有効性の検討を行った。その結論は、 「10年前に 記述されたリンク集はすでにまったく古くなっている。われわれはこの古い資料を改良しようとするのではなく、まったく新しくサーベイを実施するべきである。」 詳細は .docxファイル参照。

 WTSP通信: WTSP通信 2019年3月 (編集:中川 徹(WTSPプロジェクトリーダー)) (2019. 3.18; 3.31; 4. 4)

- WTSPのアピールを LinkedIn (専門家向けの世界的SNS)上に掲載した。(中川 徹、2019.3. 4)

- (1) ロシア語のサイトのインターネット検索を実施し、106サイトのヒットを得た(中川)。一方、Michael Orloff は、TRIZ専門家による精選26サイトのリストを作った。(2)英語のサイトを検索し、簡単な訪問・評価をして、81サイトのリストを(評価段階別にして)作った

- [WTSP] Letter (8M-4) ロシア語表記および英語表記のTRIZ関連サイトのサーベイ報告、さらに拡張する必要がある。

- [WTSP] Letter (8C-4) ドイツ語表記、フランス語表記、スペイン語/ポルトガル語表記のTRIZ関連サイトのサーベイ報告、さらに拡張下さい。

- [WTSP] Letter (8C-eu4) 2008年作成の「基礎資料」中のTRIZ関連サイトの現状を調査した。この古い資料に頼らず、新規のインタネットサーベイを実施するべきである。

 

子どものための教材: 子どものための 創造的想像力の開発(CID) コース: 「新しいことを思い描く力をつける」(小学校1年生〜3年生用、教材セット、日本語版)  (2019.2.24)

原著 (ロシア語): ナタリア・V・ルービナ (1999年)。 英訳版: イリーナ・ドーリナ 訳 (2000- 2001年)、 『TRIZホームページ』(中川 徹)掲載 (2000- 2002年)。日本語版: 福田ちはる、高原利生、中川 徹 他 訳 (2019年−)、 『TRIZホームページ』(中川 徹)掲載 (2019年−)。

本ホームページに19年前に掲載しました、子どものための( TRIZベースの)創造性教育教材の英語版を、新たに和訳して、日本語版の掲載を開始しました。元の教材はロシア語で、小学校の1年生〜3年生に週1時間で3年間通じて教えている、特別授業です。先生のための指導の手引き(全6冊)と生徒用のワークブック(全6冊)のセットです。英語版に各国から反響があり、日本語版の作成は当初からの悲願でした。このたび、高原さん、福田さんが第1分冊の和訳をして下さり、中川が細部まで推敲して、公開することができました。PDFファイルで掲載し、プリンターで「小冊子印刷」をすると、簡単に教材が作れるようにしています。全6分冊の日本語化と、教材の製本版の作成は、今後の長期の課題です。

子どものためのCIDコース: 新しいことを思い描く力をつける: 日本語版 「導入編」   (2019.2.24)

CIDコース全体に対する導入部をまとめて、「導入編」という小冊子にしました。大事な部分ですので、全体をHTMLページと、PDFファイル (A5版 28頁)の両方で掲載します。構成は: 英訳版の公開にあたって (中川、2001 年)、  コースへの原著者の序 (N. Rubina, 1998年)、  全体目次、英訳版への著者メッセージ (N. Rubina, 2000 年)、 英訳版の連載完了にあたって (中川、2002 年)、 日本語版の掲載開始にあたって (中川、2019 年)、 参考文献、です。 

日本語版の作成にあたっては、(a) 全体構成や各章の記述は原著(英訳版)に従い忠実に訳す。(b) 「子どもに伝わりやすいこと」を基本とし、用語・用字に留意し、ロシア(語)に固有の部分(言葉遊びなど)は日本の子どもに分かるように一部書き換える。(c)「指導の手引き」では、「基になっているTRIZ やCIDの考え方をできるだけきちんと伝えるように」配慮し、特に、(TRIZの)重要概念の(定義的)記述においては、子どもに分かるように伝えるための補筆をしている。(d) 「指導の手引き」で、先生が子どもに直接言い・行うこと(黒字)、先生への説明(青字)、原著の注、英訳の注、和訳の注(緑字)を、区別し、フォントの色や字下げで明示している。(e) これらを通じて、「指導の手引き」と「ワークブック」をきちんと対応させたものにしている。

著者が繰り返し言っていますのは、「教材があれば教えられる」というわけでなく、「TRIZのような考え方を学んでいるだけでなく、先生自身が豊かな想像力(空想力)、とらわれない楽しいこころ、子どもに帰った心(童心)を持つことが大事で、子どもたちと一緒に臨機応変に楽しいクラスを創っていくこと」が大事なことです。この教材を支えに、そのような先生たち、そのようなクラス/グループ、そのような子どもたちが、育っていくことを願います。

子どものためのCIDコース: 新しいことを思い描く力をつける: 日本語版 第1分冊 「おとぎ話の学校」(1年生前期)   (2019.2.24)

原著 (ロシア語): ナタリア・V・ルービナ(1999年); 英訳: イリーナ・ドーリナ 訳 (2000- 2001年); 日本語版: 高原利生、福田ちはる、中川 徹 訳 (2019年2月20日), 『TRIZホームページ』掲載 (2019年2月23日)。「指導の手引き」PDF(A5版 96頁) 、「ワークブック」PDF(A5版 60頁) 。

HTMLページには、表紙、著者の序(おとぎ話への招待)、シンボルマークの一覧、本体部の目次と重要概念、を掲載しています。著者の序を読むと、授業の構成のしかたが分かります。また、目次と各章での重要概念の記述文を読むと、どんなこと(概念)を伝えようとしているのか、その概略と順番が分かるでしょう。大雑把にいうと、創造性、システムと部分(「下のシステム」)、「上のシステム」、諸性質、感覚器官、機能、時間と変化、9画面法、などです。こんな概念を一体どのようにして1年生に教えるのか?と思われたら、「指導の手引き」を参照下さい。いろいろな(おとぎ)話、なぞなぞ、ゲーム、お絵かき、劇など、いろいろな工夫があることが分かります。このような授業のなかで、先生の話を聞きながら、こどもたちはワークブックに思い思いに書き込んでいくのです。これらの記述の具体性が、この教材全体を学ぶことの魅力です。

 WTSP通信: WTSP通信 2019年1月〜2月 (編集:中川 徹(WTSPプロジェクトリーダー)) (2019. 1.14; 2. 6;  2.14)

WTSP活動の種々の通信を掲載していきます。[WTSP]レター、[WTSP]通信、[WTSP]Q&A、[WTSP]発表など。「読者の声」のうちでWTSPに関するものは今後こちらに移します。

- [WTSP] レター (8M-2): 『TRIZホームページ』掲載の基本的で有用なWTSP関連ページの一覧、Bitrix24プラットフォームにアプロード済み。 (中川 徹、2019. 2.10)

-  LinkedIn に掲載: 貴国と世界のTRIZ関連サイトのカタログを創ろう!WTSPプロジェクトでのボランティア活動への招待。 (中川 徹、2019. 2.8)

- [WTSP] レター (8M-D)(8M-E): WTSPプロジェクトへの招待、世界のTRIZコミュニティがあなたの助力を求めています (中川 徹、2019. 2.8)

- [WTSP] レター (8M-A)(8M-B): 『TRIZホームページ』のWTSP ページを更新しました。一緒に連携して活動しよう! (中川 徹、2019. 2.8)

- [WTSP] レター (7M-A)(7M-B)(7M-D)(7M-E): WTSPメンバー一覧、当面のWTSPの活動、WTSPへの招待 (中川 徹、2019. 1.13)
まだメンバーでない人たちにレター(7M-E)(7M-D)を出し、WTSPの趣旨を伝えて参加要請し、目標、活動のやり方、資料などを説明、呼びかけをしています。一方メンバーの人たちには、レター(7M-B)(7M-A)を送り、参加申請書の提出を促し、メンバーと勧誘者のリストをしめし、チームの編成と実際活動を要請しています。これら4種のメールを、今後の活動の基礎として掲載しました。

- マレーシアのTan Eng Hooさんが、myTRIZの活動状況を伝えてくれました。現在11,000名の会員を擁し、周辺のASEAN諸国をも巻き込んで、TRIZの普及・推進をしています。私は、国内のいろいろなサイト(大学、企業、研究機関、公共機関、コンサル、個人など)を国内ユーザーのためにカタログ化し、その後世界への参考のために精選サイトを世界カタログに推奨するように、要請しています。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年11月〜2019年1月) (2019. 2. 6) 「読者の声」一覧(2019. 2. 6)

[和文ページ] 中川 徹; 高原利生
この期間、私はWTSPプロジェクトのメンバー獲得のために力を注ぐとともに、本ホームページに、Denis Cavallucci教授の基調講演(TRIZシンポ2012)とValeri Tsourikov博士の基調講演(TRIZfest2014)の和訳掲載をしています。二つの基調講演は、TRIZの体系的な発展、また、人工知能による人間の脳をはるかに超える創造性の実装の試みなど、本ホームページの本来のテーマ分野での最先端を示してくれました。高原さんは、共訳いただいたDenis Cavallucci論文とLarry Ball 教材と自分の理論体系を比較検討して、コメントされています。

[英文ページ] 中川 徹; Don Masingale(米)、 Walter Hermans、Christopher K. Ahoy(米)、 Val Tsourikov(ベラルーシ)、 Ellen Domb(米)、Alexander Shmonov (ロシア) 。
WTSPプロジェクトに関連して海外の多くの方と連絡を取っています。このプロジェクトの意義を知り、実際的な困難さを知って下さっているので、その目標を掲げて挑戦することに多くの賛同を送っていただいております。Walter Hermansさんとは初めての通信ですが、「ソフトTRIZ」やCrePSについて質問をいただき、応答しました。独自によく学んでおられる方だと思います。

  WTSP状況: WTSPメンバー一覧を更新(78名、29か国)、各国でのチームの編成とカタログ作成作業の促進を呼びかけ (中川 徹) (2019. 1.13; 2. 6)

WTSPメンバー一覧を更新しました。 29か国から78名の参加があります。ただこのうち約40名は参加に署名していますが、参加申請書を未提出です。多くの人の参加を得ているのですが、実際のカタログ作成作業の体制はまだまだ弱体です。日本のTRIZユーザの皆さんも、海外での優れたTRIZサイトを訪問し、リストアップいただけないでしょうか。 (2019. 1.13)
その後正式の参加申請書が来たのは2名だけです。メンバーの強化と実質活動の開始を進めなければなりません。(2019.2.6)

WTSPメンバー一覧を更新しました (201. 2.14)

  TRIZ ニュース: 国内TRIZニュース :

- 日本TRIZ協会  第15回 日本TRIZシンポジウム2019 開催予定 (9月5日(木)-6日(金)、全水道会館(東京文京区)) (2019. 1.10)

- 日本創造学会 第41回研究大会  開催予定 ( 月 日-日、北陸先端大学院大学(石川県)) (2019. 1.10)

- 日本TRIZ協会主催 「日本TRIZ協会5月セミナー」開催案内 (5月24日、大阪府茨木市))(2019.1.10; 2. 6)

  TRIZ ニュース: 海外TRIZニュース :

−米国Altshuller Institute: TRIZCON2019 の開催計画。2019年 5月20-22日、Purdue University, West Lafayette, IN。(2019. 1. 10; 2. 6)

−International Society of Innovation Methods (I-SIM): ICSI 2019 開催計画。2019年7月 8-11日、Liverpool (英国)  (掲載: 2019. 1.10)

- 国際TRIZ協会(MATRIZ): TRIZfest2019 開催計画 (2019年 9月11-14日、Heilbronn (ドイツ))  (掲載: 2019. 1.10; 2. 6)

- 欧州TRIZ協会(ETRIA): TRIZ Future Conference 2019 開催計画。2019年10月 9-11日、Marrakech (モロッコ)。 (2019.1.10; 2. 6)

  TRIZ 論文:  コンピュータによる創造性 (Computational Creativity): 未来の文明への道程 (Valeri Tsourikov; 和訳:中川 徹) (2019. 1.10)

Valeri Tsourikov (ミンスク(ベラルーシ)、 www.truemachina.com) TRIZfest 2014国際会議、基調講演、 2014年9月5日、プラハ(チェコ共和国); 和訳: 中川 徹 2018年12月21日。和訳スライド、英文スライド

Tsourikov博士は、1980年代半ばにベラルーシのミンスクで「Invention Machine プロジェクト」を興し、1990年代はじめに、ボストンに移り、Invention Machine社として、TRIZの知識ベースと技法をソフトウエアTechOptimizer に作り上げた人です。人工知能(AI)が同博士の本領であり、自然言語の(SVO構造を鍵にした)意味解析を開発して、膨大な特許情報・科学技術情報をソフト中に蓄積し活用することを実用化しました。90年代後半に、米・欧・日本においてTRIZが爆発的に注目されたことに、これが大きな貢献をしたことはよく知られています。その頃同博士は、「発明を支援するソフト」という画期的な概念を創り、そのプロトタイプを実装してみせましたが、時代が早すぎたようです。2001年にIM社を退社し、その後ずっとTRIZコミュニティの表舞台に姿を見せませんでした。
2014年にMATRIZの国際会議で基調講演をしたのが、ここに掲げるスライドです。昨年のETRIA TFC2018でも基調講演をし、私は同博士に17年ぶりにお会いしました。二つの基調講演のスライドを博士から本ホームページに寄稿いただきましたが、今回はより基本的で理解しやすい2014年の基調講演だけを、英文と和文で掲載します。「人工知能が確実に人間の脳を超えていく、それは必然であり、もうすぐはるかに超えるだろう。(よく言われている)実務的・定式化可能な仕事だけでなく、(多くの人がまだずっと残るだろうと言っている)発明のような創造的な仕事でも、人間を越える人工知能の方法が出来てきている。この20年間の研究開発で、私はそのプロトタイプを既に作った」と同博士は言います。ともかく読んでみてください。

編集者より: ご挨拶: 新年にあたって (2019年)(中川 徹) (2019. 1.10)

(遅くなりましたが、) 新年おめでとうございます。皆さまのご健康とご活躍を祈念し、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 TRIZ関係以外の方にお出しした私の年賀状を添付いたします。

新年 おめでとうございます。
「創造的な問題解決の方法論(TRIZ/CrePS)」の研究・普及活動を続けております。  『TRIZホームページ』がおかげさまで満20年になりました。「世界のTRIZ関連サイトを紹介するカタログを作ろう」という国際プロジェクト(WTSP)を提唱し、奮闘中です。丸一年を経て、「今年の秋に初版を完成させる、2年ごとに全面更新し、10年間実践する」と覚悟を決めたところです。  
人類文化は、「自由」と「愛」を主要指導原理としていますが、その両者内にも両者間にも、未解決の根源的な矛盾を抱えています。両者を動機づけ、調整できるはずのものは、「倫理」(すべての人に幸福追求の権利があることをベースにした指導原理)です。「自由を伸ばし、愛を広め、倫理を深めること」の三者を並立させることが(各人にとっても社会にとっても必要な)「善」です。「自由だけ/愛だけ/倫理だけ」の主張・固執は「善ではない」。これが私がいま理解したことです。  
皆さまのご健康、ご多幸、ご活躍をお祈りいたします。            2019 年 元旦    中川 徹

なお、このページに関係記事へのリンク、年賀状に載せた氷河の写真、つばめたちの写真(追加して全8枚)を載せました。

 


 

2018年

 [WTSP] レター(6C): 各国のWTSPチームへの年末年始の挨拶、チーム編成状況の問いかけと要請 (2019.12.20-21) (中川 徹) (2019. 1.13)

編集者より: 新着情報ファイルが大きくなりすぎましたので、2015年および2016年掲載分を別ファイルに分離しました (2018.12.13)

 [WTSP] レター(6M)(6I): WTSP関連の現状報告(本サイトでの情報の更新案内)、メンバーの勧誘 (発信:2018.11.22) (中川 徹) (2019. 2.6)

 [WTSP] レター(5M)(5I)(5C): 各国でのWTSPチームの編成とカタログ作成作業の開始のための情報と指針 (中川 徹) (2018.11.21)

論文まとめ(社会問題): 人類文化の主要矛盾とその解決の方向: 「自由」vs「愛」 と 「倫理」 (中川 徹)  (2018.12.13)

標記の大きなテーマ(大それた題目)での、現在の私の理解を、A4 1頁にまとめたものです。 より詳しくは、以下の記事・論文を参照ください: [1] 東京大学YMCA会報(2016) 、[2] 『TRIZホームページ』初出論文 (2018) 、[3] ICCI2018国際会議発表論文(2018)

  TRIZ 論文:  TRIZはR&D実践におけるパラダイム変化にいかに貢献できるか? (Denis Cavallucci; 和訳:高原利生、古謝秀明、中川 徹) (2018.12.13)

Denis Cavallucci (INSA Strasbourg、仏); 和訳:高原利生、古謝秀明、中川 徹
第8回日本TRIZシンポジウム2012、日本TRIZ協会主催、2012年9月7日、早稲田大学; 和文:基調講演 論文(高原・古謝・中川訳)、スライド(高原・古謝訳) ; 英文 基調講演 論文、アドバンストセミナー スライド
本件は6年前のTRIZシンポジウムの基調講演関連の資料一式であり、その多くは日本TRIZ協会のHPに当時掲載されましたが、和訳論文は未掲載でした。今回、訳者と著者からの希望があり、TRIZ協会の了承を得て、本ホームページに一式を再掲載します。また今回、論文の和訳を中川が推敲しました。
論文の内容は、素晴らしいものです。フランスのINSA Strasbourg は、TRIZを主テーマとして正規の修士コース、博士コースを持つ、世界で数少ない大学です。(古典的)TRIZから出発して、(Nikolai Khomenkoを招いて)OTSMを取り入れ、それから独自に(産業界での大規模実問題を扱えるように)発明的設計方法論(IDM)を構築していっています。TRIZに5つの「限界」がある、と言います。すなわち、(a) 輻輳した現実問題で、問題状況をきちんと調査する方法を与えていない。(b) 輻輳した問題では、多数の矛盾(問題点)があるが、TRIZは直観的に一つを選んでいるようであり、多数を扱う方法や、重要な矛盾に絞り込む方法を示していない。(c) 各矛盾を適切に明らかにする厳密な方法を与えていない。(d) 解決コンセプトを評価し、実施に向けて選択する方法を示していない。(e) TRIZの諸方法や知識体系に一貫性をもたらせる語彙やオントロジー(情報を組織化する構造的フレームワーク)が欠如している。そして、これらの欠陥を克服するのがIDMだと言います。その方法論を体現する独自のソフトウエアSTEPSを構築しています。2012年という年は、この新しい方法論とそのソフトがきちんと形を整え、Cavallucciさんが正教授に昇任した年です。本件の基調講演は、同教授の方法論を体系的に記述した代表的な論文と言えます。個別の部分テーマでの学術発表が、その前にいろいろあり、その後にもいろいろありますが、全体的・体系的なものを他にはあまり知りません。本論文に記述された方針で、その後の同教授の研究とソフト開発が進んできていることが分かります。学ぶことの多い、優れた論文です。

 [WTSP] レター(5M)(5I)(5C): 各国でのWTSPチームの編成とカタログ作成作業の開始のための情報と指針 (中川 徹) (2018.11.21)

(5M)新旧のメンバー(約70名)と、(5I) 未参加TRIZリーダ(約60名)へのレター発信(11.14):「新しい具体的な目標として、来年10月のETRIA TFC2019で、世界WTSPカタログ(2019年版)の完成を報告する、ことを掲げました。そのためには、このクリスマス休暇の前に、各国でWTSPチームを編成し、各国のカタログ作成に取り掛かる体制作りが必要です。未参加の人々を勧誘し、一緒に作り上げていく体制を作ってください。」
さらに、各国別に、メンバーと未参加TRIZリーダにレター(5C)を発信しました(11.15-17): 「貴国でのWTSPチームの編成をスムーズにするために、貴国内のWTSPメンバー、(準)メンバー(参加意思を表明したがまだ参加申込書を提出していない人)、および未参加のTRIZリーダで昨年来WTSP情報を送り参加を要請している人の名前とアドレスを送ります。これ以外の人たちも含めて、WTSPチームを作って下さい。貴国のTRIZ関連サイトの予備的なインターネット検索の結果は、『TRIZホームページ』内のWTSPページで参照ください。どうぞよろしく。」

 WTSP内速報: ETRIA TFC2018における論文発表とメンバー獲得活動について (中川 徹) (2018.11.21)

従来メンバー約25名と新メンバー45名へのメール発信(11.3‐4)。 「ETRIA TFC2018 (10.29-31、ストラスブール)において、WTSPの論文発表をし、また勧誘活動をしました。参加者一人一人に「サマリ版」スライドを手渡して、説明し、新しく計45名の方からWTSP参加申込の署名をいただきました。その結果、WTSPは現在約70名になりましたが、「極めて多忙」な人たちばかりですから、効率的な共同作業を進めねばなりません。各国で数名のWTSPチームを作り、各国でのカタログ作成作業を実際的に開始する、新しい段階になりました。一緒に連携して進めましょう。新メンバーの皆さんに基本的な情報のアクセス法を記しています。」

 WTSP活動計画 「2019年10月のETRIA TFC2019で、世界WTSPカタログ(2019年版)の完成を報告する」ことを具体的目標に掲げます。(中川 徹) (2018.11.11)

段階的な日程計画を考え、暫定版を (A1)方針のページに掲載しました。このクリスマス/年末年始休暇の前に、各国でのWTSPチームの編成が喫緊の課題です。

TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年10月〜11月)(2018.11.21)

[和文ページ] 中川 徹; 島田忠幸、林 利弘
この期間には、私はETRIA TFCでのWTSP論文発表とWTSPメンバー勧誘に尽力し、海外でのWTSPチーム作りのために多数のメールを出しました。受け取ったメールで公表できるものは多くありません。国内で、島田忠幸さんから封書をいただき、応答を含めて、寄稿として別ページに掲載しました。林さんから『TRIZホームページ』20周年の祝いの言葉をいただきました。

寄稿: 自由・愛・倫理 と 西田哲学 (島田忠幸、応答:中川 徹)(2018.11.21)

9月7日づけで、甲陽学院での同級生の島田忠幸さんから長文のコメントをいただき、3往復ばかりの応答・討論の後、推敲されたコメントを寄稿いただいたものです。日本の西田幾太郎の哲学や禅の立場をベースに、中川の論文にコメントされています。その論旨は: 下流老人などの問題には、「公的領域」での社会の構造的な背景の問題とは別に、「私的領域」での人間存在の根源的問題を考える必要がある。人間を「実体(selfness)」として捉えると、自由・人権・愛などの概念が表にでて、自由と愛の矛盾が現れる。しかし、人間の実体を否定する考え方、仏教での「無我(unselfness)」の考えでは、 否定を媒介とすることで、「自由」は「自在」となり、「愛」は「慈悲」となって、(このような弁証法的世界では)「自由と愛の矛盾」は解消する。このように「公的領域」ではTRIZの考えが適用できても、「私的領域」の問題 (例えば「生きがい」「友愛」といった意識の問題)では、TRIZの適用法に再検討が必要ではないか。---私は西田哲学を学べていません。その上での応答は: 「自由」と「愛」の概念・思想は、個人の内面や家族内の関係(「私的領域」)から、集団・企業・社会・国といったもの(「公的領域」)まで、ほとんどそのままで観察・適用でき、「自由」vs「愛」の矛盾があらゆる社会構造レベルに現れている。私はここでは、「宗教」を採り上げていない。「宗教」の主要部は「倫理」として人類共通であるが、絶対者や死後の世界など「宗教の宗教たるところ」は不可知であり、「信じる/信じない」の世界であり人類共通にはできないから。---島田さんの文は、深く考えて書かれていますから、私が西田哲学や禅の思想をもう少し学んでからまた考えてみます。

[英文ページ] 中川 徹; Valeri Tsourikov (ベラルーシ) (掲載: 2019. 2. 6)
(11月に和文ページを掲載しましたとき、多忙であったために英文ページを作ることができませんでした。やはり記録の欠落を避けるべきと考え、ここにページを作りました。) Valeri Tsourikov博士との交信は貴重なものでした。世界のTRIZ のサイトをきちんとまとめて、だれでもが簡単にTRIZの全体像を知ることは重要だといい、WTSPをサポートしておられます。創造的な発明を自動的に行わせる人工知能の方法を開発中であり、その目途が立ってきているといいます。4年前のTRIZfest2014での基調講演のスライドを、和訳して、本ホームページに1月に掲載しましたので、参照ください。

  WTSP 論文 (TFC2018): 世界TRIZサイトプロジェクト (WTSP):全世界のTRIZ 関連サイトのカタログを作成し維持しよう (WTSP グローバル共同編集者: 中川 徹(日)、Darrell Mann (英)、Michael Orloff (独)、Simon Dewulf (豪)、Simon Litvin(米)、Valeri Souchkov(蘭)) (2018.11.11)

TRIZ Future 国際会議(TFC2018)発表、欧州TRIZ協会(ETRIA)主催、 2018年10月29日(月) 〜 31日(水)、 INSA ストラスブール、フランス。
同じタイトルと共著者で、日本TRIZシンポジウム(9月13‐14日)に発表していますが、本件は詳細な英文論文と要点をより明確にしたスライドが特徴です。英文ページには、論文(19頁)(HTMLとPDF)、発表スライド(17枚)(HTMLとPDF)、およびスライド「サマリ版」(8スライド/2頁)(HTMLとPDF)を掲載しました。和文ページには、和訳したスライド「サマリ版」(HTMLとPDF)を掲載しました。

なお、このページの編集ノート追記に、国際会議での反響・成果と今後の計画を書きました。TFC2018の会場で「サマリ版」を参加者一人一人に手渡しし、参加を訴えましたところ、45人の人々が新しくWTSPメンバーの申し込みに署名してくれました。その結果、WTSPは約70人になったのですが、(超)多忙な人たちばかりですから、その中でできるだけ効率的に共同作業をしていかなければなりません。そこで具体的な目標として、「来年10月のETRIA TFC2019において、世界WTSPカタログ(2019年版)の完成を報告する」ことを掲げます。その日程計画を考えると、やはり今年のクリスマス休暇の前に、世界各国でWTSPチームを作ることが大事だと分かりました。WTSPの組織活動と、サイト検索・紹介の作業に真剣に取り組み始めるべき段階になったのです。皆さんのご協力をお願いします。

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満20年にあたって (中川 徹) (2018.11.11) [上掲]

論文: 「自由」vs「愛」と「倫理」: 人類文化の主要矛盾とその解決の方向  (2018.11.11)

中川 徹 (大阪学院大学)、ICCI2018 (日本創造学会主催の国際会議、2018年 9月10−12日、大阪市) で発表。英文ページに、(ICCI2018の許可を得て) 英文論文の全文(HTML とPDF)と発表スライド(HTML とPDF)を掲載しました。和文ページには、8月に論文の一部 (概要、7.考察、8.結論)の和訳を掲載していましたが、今回、発表スライドの和訳版 (HTML とPDF )を掲載しました。スライドの方が(論文の文章よりも)要点を明確・簡潔に書く必要があり、分かりやすいものと思います。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年 9月〜10月) (2018.10.19) 「読者の声」一覧(2018.10.19)

[和文ページ] 中川 徹; 高原利生、日野克重
この期間の本ホームページは、高原利生さんの論文集(第4集)(特にその研究ノートの四部作)、WTSPプロジェクトの始動のための(海外の)勧誘・組織活動(特にインターネットでの予備検索)が中心でした。公表できるものは多くありませんが、10月半ばに高原論文に関して、日野さんのコメントと高原さんの応答があり、掲載しております。

[英文ページ] 中川 徹; Robert Adunka (独), Bohuslav Busov (チェコ), Shireen Al-Jaouni (パレスチナ), Anatoly Guin (露), Nikolay Shpakovsky (露), Elena Guin (露)。
海外にも、本ホームページの更新案内を送っており、また、約100人のTRIZリーダにWTSPプロジェクトの諸資料(特に、各国別のインターネット予備検索の結果)を送っています。9月末から10月初めになって、ドイツ、チェコ、パレスチナ、ロシアなどから応答があり、WTSPの活動がようやく動き出す状況になってきています。ETRIAの国際会議が10月29‐31日にあり、WTSPの発表をする予定です。

 フォーラム: 一心寺(大阪)に 高口恭行長老を訪ねて (高口恭行(一心寺)、中川 徹)(2018.10.19)  

私は、先月9日と10日に大阪市天王寺区の一心寺に高口恭行長老を訪ねました。中学・高校と甲陽学院(兵庫県西宮市)で一緒に学び、軟式テニスのペアを組んでいた親友です。高口さんは京都大学で建築を修め、縁があって一心寺住職となり、奈良女子大学の教授と建築設計事務所の所長という三足の草鞋で大奮闘されました。分野が違い、居住地域が東西に分かれていましたので、互いに奮闘ぶりの消息は知っていても、本当に語り合える機会はあまり多くありませんでした。今回の訪問で、高口さんの凄さ、素晴らしさを再認識し、その活動や成果、考えておられることを本サイトに紹介いただけるようお願いしました。
添付の写真をご覧ください。2002年に高口師の設計で建立されたお堂「三千佛堂」の内部です。「古くからの「一心寺境内」外側の公道に面して開け放たれていて、午前9時から午後4時までどなたの出入りも自由のお堂です。まさに「開かれたお寺」で、インドの神々の山ヒマラヤ連峰に聳え立つ正面壁画の阿弥陀仏、観音・勢至両菩薩像と対面ご参拝出来ます。・・・内陣が一番光り輝くお堂、高い天井から天空の光を頂くお堂、、、、この形を描き切るために、インドのお堂、トルコのお堂(イスラム風)、 ベニスのビザンチン様式(キリスト教風)などから、すべてに共通する雰囲気を抽出しました。(高口師)」 扉を一歩入って、まさに息をのみます。そして、一人静かに座っていると、心が洗われるのを感じます。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年 6月〜 8月) (2018.10.19) 「読者の声」一覧(2018.10.19)

この「読者の声」のページは、日本・世界の読者の皆さんと編集者(私)とのさまざまな通信を記録してきております。今回は遅くなりましたが 6月〜8月の通信をまとめました。

[和文ページ] 中川 徹; 村田朋美、池添康正、水谷忠資
私は本ホームページを更新するたびに、日本および海外の多数の読者の皆さんに「更新案内」のメールを送っています。この期間では、世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)の呼びかけ、および、「人類文化の主要矛盾「自由」vs「愛」と「倫理」」に関する中川の諸発表((2C) ETRIA TFC2017、(2D) 『TRIZホームページ』発表論文、(3A) ICCI2018 和訳原稿)が中心でした。村田さんから三河吉田(豊橋市)の勇壮な筒花火の写真をいただき、掲載しました。池添さんと水谷さんから、中川の主要矛盾の論文に感想をいただいております。

[英文ページ] 中川 徹。
海外読者に送った本ホームページの更新案内で(英文)を記録しています。この他に、WTSPプロジェクトの呼びかけと組織活動のために多数のメールを送り、また、いろいろな返信を貰っていますが、公表を控えておきます。

WTSP 作業用資料: 世界各国(33ヵ国余)のTRIZ関連サイトのインターネット予備検索結果(中川 徹) (2018. 9.21; 9.25)

世界各国でのWTSPカタログの作成を始動させるために、各国のTRIZ関連サイトの予備検索を行いました。日本での検索の経験を踏まえて、Yahoo!.Japanを検索エンジンにし、「各サイトについては、代表ページ1つだけを示し、サイト内検索のコマンドURLを示す」というオプションを使いました。対象の国を指定し、その国の国語、英語、ロシア語、その他を適宜指定しています。ただ、複数言語を指定したときは、各言語を一つづつ指定した場合の合計よりも少なく表示されます。イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ロシア、韓国、オーストラリア、米国についての、予備検索の結果を、MS Wordファイルで記録し、英文ページに掲載しました。今後要望に応じて、他国のものも実施します。それぞれの国で、さらに広い範囲の検索をし、個別に訪問調査、紹介作成、カタログ編成などをしていく必要がありますが、今回の予備検索が一つの手がかりになることを期待しています。

予備検索をさらに広い範囲で実施し、掲載しました。国別では、スペイン、ポルトガル、ポーランド、トルコ、イラン、中国、台湾、タイ、インドネシア。また、言語を指定して、スペイン語地域、ポルトガル語地域、アラビア語地域について検索しています。(2018. 9.25)

予備検索をさらに広い範囲で行い、新しく追加した国はつぎのようです。オーストリア、ベルギー、スイス、チェコ、デンマーク、フィンランド、オランダ、ノルウェイ、スウェーデン、カナダ、アルゼンチン、ブラジル。これで、Yahoo!.Japanで標準的に利用できる国別指定の全件をカバーし、33ヵ国余での個別の予備検索を実施しました。その概要一覧の表を参照ください。(2018. 9.27)

  WTSP 論文: 世界TRIZサイトプロジェクト (WTSP):全世界のTRIZ 関連サイトのカタログを作成し維持しよう (WTSP グローバル共同編集者: 中川 徹(日)、Darrell Mann (英)、Michael Orloff (独)、Simon Dewulf (豪)、Simon Litvin(米)、Valeri Souchkov(蘭)) (2018.9.21)

第14回日本TRIZシンポジウム2018発表、 2018年 9月13〜14日、中野サンプラザ(東京都中野区)。発表スライドPDF 
骨子は、(1) はじめに、プロトタイプと問題の状況(2008年)、 (2) 「世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)」の提唱(2017年11月)、 (3) 日本のTRIZサイトカタログを作成した(2018年3月)、 (4) WTSPプロジェクトの体制、活動計画、現状 、(5) 「日本TRIZ関連サイトカタログ」で分かったこと、 (6) おわりに 二つの将来ビジョン。大事なメッセージは:「日本にはすばらしいTRIZ関連サイトが沢山できています。 どうぞ 日本TRIZ関連サイトカタログを活用ください。 世界のTRIZ関連サイトカタログを一緒に連携して作りましょう。 それができれば世界中のすばらしいサイトを知れるでしょう。」

 基礎理論論文: 未完成の哲学ノート(2018 年): 「 矛盾モデルと根源的網羅思考による人類の生き方の基本原理についてのノート (高原利生)   (2018.8.30; 10.10

高原利生、2018年 4月12日 一式を『TRIZホームページ』に投稿受理、6月13日改訂稿。2018年 8月30日掲載。9月16日(一部)再改訂稿受理、10月10日追加掲載。
現時点での著者の理論体系を懇切に一貫して記述した「研究ノート」です。第一部では根源的網羅思考について、また、第二部では矛盾の概念について、著者の最新の理解を整理して記述しています。その準備のうえで、第三部では人の生き方、世界のあり方について、「一体型矛盾」の観点から考察しています。第四部は展開部で、今後の大きな問題について4件を取り上げて論じています。

(全体概要ページ)  論文概要、構成、おわりに、参考文献 (2018. 8.30; 10.10) (英文概要のみ) 

四部作の全体に関わる親ページ。四部作掲載ページの一覧、論文概要(A4 約6ページ)、全体目次、おわりに、参考文献(四部作全体に共通)から成る。英文ではこのページだけを掲載している。

(第一部) 根源的網羅思考(2018年3月)  (2018. 8.30; 10.10)  

人の生き方から、社会・世界の問題に至るまでの大きな複雑な問題を考えていくための、方法や枠組みについて、土台から作っていこうとしています。考えようとしている対象(=「オブジェクト」。ものやこと)について、空間時間範囲、性質、内部構造、働きなど(総合して「粒度」という)の観点で明確にし、現れる「型・タイプ」を明確にすることが、「根源的網羅思考」の基本的なアプローチです。いろいろな問題の考察において、各個人(や社会)の世界観・価値観が無意識のうちにバックにあり、それが潜在意識・態度・感情などとして、論理的な考察に(知らず知らず)大きな影響を与えています。そこで、世界観や価値観までを反省できる思考のしかたを考察しています。

(第二部) 矛盾(2018年3月)  (2018. 8.30; 10.10) 

高原さんは「矛盾」を非常に広い意味で使います。「矛盾」は「項1−関係−項2」というモデルで表され、「項」は上記の「オブジェクト」(とその複合体)です。「関係」には、項1から項2への「変化・変更」を表す場合、項1と項2の「作用・相互作用・対立・両立」などを表す場合があります。普通の言い方では、「項1と項2が対立しているから矛盾がある」といいますが、ここでは、「項1と項2が(一見困難そうだが)両立することが求められている」としてそれを「両立」あるいは「両立矛盾」と呼んでいます。多くの問題・困難は、一度両立させる解が得られても、根本の問題が残っており、両立させる解を永続的に求め続けていく必要があることが分かってきました。そのような問題を特に「一体型矛盾」と呼びます。これら種々の「矛盾」の「型」を考え、その扱い方を理論的に考察しているのが、この第二部です。

(第三部) 対象化(自由)と一体化(謙虚さ、愛)を生んだ世界観と価値    (2018. 8.30)

この第三部では人の生き方、世界のあり方について、「一体型矛盾」の観点から考察しています。それは、「対象化」(=分析、客観視、個別化、自由、批判など)と「一体化」(=総合、主観取り込み、統合、愛、謙虚さなど)という二つの、いろいろ対立的ではあるが両方とも必要な({両立」するべき)観点で繰り返し考察し、問題解決・課題達成に進んで行くやり方です。技術分野でも、個々の問題の解決から、その商品や技術全体を見渡して総合的に発展させていく必要があります。人間のあり方の問題、社会の問題、人類の将来に関わる問題には、もっともっと総合的な考察と実行が必要です。「一体型矛盾」のアプローチは、そのために不断の努力が必要であることを、(理論的に基礎づけて)教えてくれています。

(第四部) 人工知能、宇宙論理学、人類の統一理論、ポスト資本主義の準備  (2018. 8.30; 10.10)

著者の考察の展開として将来重要になるだろうテーマ4件を取り上げて論じています。(1) 人が考え、実施していることで、そのやり方を明示・定式化できたことはどんどん人工知能に置き換えられていく、しかし、無意識・潜在意識下で判断・実行している領域は多い、と論じています。(2) 将来、知性を持つ宇宙人と遭遇したとき、彼らはどんな論理の方法を持っているだろうか?人類の論理の方法は、何が地球固有だろうか?まったく思い切った考察です。(3)「人類(文化)の統一理論」というのは、著者の理論的な試み全体のテーマでもあると思います。中川の「「自由」vs「愛」が人類文化の主要矛盾である」という考えも取り上げて論じてくださっています。(4)「ポスト資本主義」というのも、非常に大きな、人類文化の根本での変革を要するようなテーマですから、「その準備」としての考察をしています

 基礎理論論文: 生命が宇宙で生き延びるための 世界観 , 態度と論理  (2018. 8.30)

高原利生、FIT 2017 (情報科学技術フォーラム)、O-018、2017年 9月13日、東京大学。和文スライド 30枚。英文論文2頁、英文スライド30枚。
高原さんの論文集(4)の掲載にあたり、2017年時点での代表的な論文として本件を和文と英文で掲載します。「生命が宇宙で生き延びるための」というのは奇想天外な表題ですが、著者の意図は地球上の人類文化における偶然的な要素を極力排除して、本当に本質的と思われるものを抽出しようとしているのだと、私は理解しています。人間の生き方、考え方の本質的なあるべき姿の考察です。

 基礎理論論文: 高原利生論文集 (第4集) : 『差異解消の理論 (4) 根源的網羅思考と矛盾モデルによる生き方』 (2016-2018)  (2018. 8.30; 10.10)

高原利生、論文11編。「論文解題」 2018年 4月12日受理、6月13日改訂稿。2018年 8月30日掲載。2018. 9.16 一部再改訂稿受理、2018.10.10 追加掲載。編集:中川 徹。 
高原利生さんが 2016年〜2018年の3年間に発表された(広義の)TRIZ関連の論文11編をすべてまとめて、高原さん自身による解題を掲載して、各論文 (HTMLページ/PDF版) へのリンクを張ったものです。これは、第1集(2003-2007年、論文14編)、第2集(2008-2012年、論文13編)、第3集(2013-2015年、論文9編)に引き続くものです。英文ページには、論文リストと著者による研究ノートの概要を掲載しました。

第4集では、いままでのテーマからさらに深堀し、拡張が行われています。高原さんは、ものごとを根源的に、一般的に、体系的に考察し、独自の理論体系を構築してきておられますから、いろいろな概念・用語を定義/再定義して使われており、馴染みにくいことも多くあります。そのような状況で、考察の内容をはじめから最新の段階まで懇切丁寧に説明・記述しようとしているのが、高原さんが「研究ノート」と位置づけているものです。その最新のものが、「未完成の哲学ノート(2018年)―矛盾モデルと根源的網羅思考による人類の生き方の基本原理についてのノート」です。大部ですので、全体の概要ページの他、[44]〜[47]の四部に分割して掲載しています。矛盾の概念(特に「一体型矛盾」)と根源的網羅思考とが考察の主要道具です。対象化(=分析、客観視、個別化、自由、批判など)と一体化(=総合、主観取り込み、統合、愛、謙虚さなど)とを、繰り返し・階層的に・入れ子的に考えていくことが、問題解決・課題達成(=差異解消)の鍵であり、生き方の土台であると、論じています。また、人類の歴史(その意味)を大局的に捉えることも繰り返し論じていて、物々交換の開始の意義を説き、農業革命と産業革命をエネルギー革命と位置づけています。第四部には、ポスト資本主義のための試論もあります。著者独自の鋭い考察をはっきりと述べています。これらのことは、著者の思想全体を収録し、皆さまをはじめ後世の理解に委ねる本論文集の意図に沿うものと思っています。高原利生さんが今後も健康に留意されて思索と執筆を続けられることを祈ります。

フォーラム: ソフトウエア: 「ふだメモ」を作りました: Excel が要らない簡易「札寄せ法」ソフトウエア (2018. 8.14)

片平 彰裕 (第一考舎)、寄稿 2018年 8月11日、『TRIZホームページ』掲載。HTML、PDF

著者からのメール: 「札寄せ用具の姉妹ソフト「ふだメモ」を公開しました。それは、付箋紙のような「札」と、複数の札を囲む「枠」、札や枠を結ぶ「線」を、パソコンの画面に簡単に書き込み、それらを操作するためのソフトです。 札寄せ用具は、エクセルに依存したソフトですが、「ふだメモ」は エクセルが入っていないパソコンでも使えるようにするために、 Javaで書きました。」 --- 紹介文は平易で分かりやすく、ソフトも単純明快です。読者の皆さん、ご活用ください(中川 徹)。

論文: 「自由」vs「愛」と「倫理」: 人類文化の主要矛盾とその解決の方向  (2018. 8.14)

中川 徹 (大阪学院大学)、ICCI2018 (日本創造学会主催の国際会議、2018年 9月10−12日、大阪市) への投稿原稿の一部和訳版 (概要、7.考察、8.結論)。『TRIZホームページ』掲載。HTMLPDF。論文概要の英文版 HTML .

本論文は、6月に『TRIZホームページ』初出として掲載しました拡張論文に対する、日本創造学会誌の査読者コメント「不採録。参考文献(特に倫理学)との対比・考察ができていない。提出仮説が新規かどうか分かっていない、また仮説検証ができていない。・・・」に対応しようとしたものです。この半年ばかりかけて学んだ倫理学の諸理論との対比・検討結果を、考察の節に書きました。いくつもの論点を明確にでき、私の基本仮説の新規性・妥当性・有効性について、さらに確信を深めました。要点は:

(1) 「倫理」の内的指令の真の根源は何か?−メタ倫理学は、「事実記述「である」から指令記述「べき」を論理的に導くことはできない」と結論づけました。直観主義は(社会から教えられた)「(常識的)道徳規則」を根源と考えますが、それを批判する(現代の)功利主義は、「善(=「快」)を最大にする」という評価基準を示すだけで、道徳規則の体系を示さず、便宜的に「常識的道徳規則」を中間原理として容認します。本研究は、先天的な「良心」を仮定しましたが、それは、「生き物としての数十億年の進化の結果」であり、「生きる(生き残る)こと、子孫を作り増やすこと、種を繁栄させること」の方向づけを持つと理解しました。
(2) 倫理の原理/規則の性格は?−従来、「義務」、「指令」、「法則・原理」、「規則」などと理解されていますが、本研究は「指導原理、方向づけ、方向提示」と理解しました。「指導原理」は多面的であり、根元は明確だが、先端部は発散的で、適用にあたっては矛盾を調整・解決していかねばなりません。
(3) 功利主義者シジウィックは、利己主義(=自己利益型功利主義)を(普遍的)功利主義から倫理の論理として排除できないと結論し、これを「(倫理的)実践理性の二元性」と呼びました。(それをどうにもできなかったのです。)本研究はもっと明確に、「自由」と「愛」の指導原理が実際の場で矛盾として現れているのだと捉えました。そして、その根底を考え、諸現象を考え、解決の方向性を提案してきたのです。
(4) 功利主義は、「われわれの倫理的行為における究極の目的」として「善」を定義し、それが「快」(広い意味での望ましい感情)であると結論づけました。それは、抽象的であり、また、「善」の方向への倫理的行為の諸案を考える方法を持ちません。本研究は、「自由」を伸長する、「愛」を拡張(普遍化)する、そしてその基礎となる「倫理」を深化させる、という方向性を示し、また、内在する矛盾を調整・解決する方向性と方法を提示しようとしています。
(5) 本研究は、「善」の概念を予め定義せずに進んだのですが、最後に、「「善」とは、人類文化の三つの主要指導原理が指し示す「全体としての方向」である」 との結論に到達しました。すなわち、「倫理」を深化する、「自由」を伸長する、「愛」を拡張することを、同時に行うことです。これら三つの指導原理の一部分だけでは「善」ではありません。一部分に固執すると、矛盾が増大・深刻化するからです(その事例は一杯あります)。
(6) また、「幸福」とは、結局、 「その人自身とその周りで、(上記の定義の)「善」が満たされている(守られている)状況」と言えます。任意の社会組織についての「幸福」も同様です。
(7) 三つの主要指導原理「自由・愛・倫理」とその関係を知り、本質的矛盾「「自由」 vs 「愛」」とその「倫理」による解決を深く理解し、世界に広め、世界で実践していくことが、人類文化にとって非常に大事なことと考えます。

WTSP アピール: 世界のTRIZリーダー/実践者の皆さんへ 全世界のTRIZ関連サイトのカタログを作ろう (WTSP グローバル共同編集者 6名) (2018.6.25)

世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP) グローバル共同編集者: 中川 徹(日)、Darrell Mann (英)、 Michael Orloff (独)、 Simon Dewulf (豪)、 Simon Litvin (米)、 Valeri Souchkov (蘭)、 2018年6月25日

本件は、上記のように6名のグローバル共同編集者の連名による、WTSPプロジェクトへの呼びかけです。TRIZ関連の活動・成果が膨大になってきているのに、インターネット検索ではかえってその情報が埋もれてしまっています。これを打壊するために、全世界の優れたTRIZ関連サイトを紹介するカタログを作ろうという呼びかけです。日本での2008年の実践例、最近の先行実験結果を示しました。これをベースに、世界各国でプロジェクトチームを作り、カタログの作成を開始することを呼び掛けています。
あなたもWTSPプロジェクトに参加・支援いただけませんか? また、このアピール をあなたの関連サイトに掲載し、また関係者の方々に広く転送いただけないでしょうか?

 TRIZフォーラム:追悼:  故 堀田政利 さんを偲ぶ (2018. 6.25) 

元日本TRIZ協会理事・事務局長の堀田政利さんが、6月 8日に逝去されました。堀田さんは、1997年に三菱総研の知識創造研究部を興して、TRIZを日本に導入・普及する事業を開始・推進されました。ユーザ会を組織して毎月研究会を開き、ユーザコンソーシアムでInvention Machine社のTRIZソフトTechOptimizerの日本語版を完成させるなど、産業界への普及に尽力されました。日本TRIZ協議会、日本TRIZ協会の設立・運営にも主導的役割を担われ、大黒柱の事務局長でありました。2012年末に、(8年余の)創造開発イニシアチブ社を廃業され、TRIZ協会などの公的な活動から退かれました。大きな組織力、実践力、包容力を持った方でした。堀田さんのご貢献に感謝して、ここに追悼ページを作ります。どうぞ、皆さまからも情報・メッセージをお寄せください。

論文: 人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」を考察する (2) 個人における「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」 (D)  (2018. 6.25; 8.14)  全文英訳掲載 (2018. 8.14)

中川 徹 (大阪学院大学)、 『TRIZホームページ』発表、(2018年2月27日脱稿)、2018年6月25日掲載。論文 HTML PDF 

本稿は、2017年9月に日本創造学会で発表した論文(A)を、さらに拡張・推敲した和文論文(D)です。
創造学会での発表の後で、直ちに予稿集の論文(2段組み 8頁)を見直し、6.節考察を大幅に追加して 9月15日に創造学会論文誌に投稿しました(1段組み 16頁)。翌1月10日に査読結果が初めて示され、不採録の返答でした。理由は、先行研究(特に倫理学)が参照されていない、言葉の定義が明確でない、自由と愛の正の論と負の論が混在している、創造性との関係が不明確、など。私は、推敲の上、再査読の申し立てをし(1月14日)、さらに再推敲版 (1段組み、19頁)を提出しました(2月27日)。しかし、再査読は認められませんでした。
その後この5か月、私は倫理学の本をいろいろ読みました。そして現在、本論文で主張している基本仮説は、いずれも先行研究とは異なるもので、有意義で重要な新しい観点と理論を提出していると、考えるに至りました。ただ、従来の学説との関連を議論するには、まず本論文を提示することが必要であり、それを踏まえて初めて(今後の後続の論文で)比較の議論ができると考えます。このような経過で、本稿は2月27日の提出原稿のままで、ここに掲載いたします。(日本創造学会の論文誌に再投稿すると、発行まで1年待たねばなりませんので。)日本創造学会の査読者の方のご意見も(一部)採り入れて推敲しており、査読意見に感謝いたします。
6.節 考察では、以下の項目を論じています。 6.1 創造的問題解決の方法論(TRIZ/CrePS) の寄与、 6.2 問題と事例検証、文献検証と、基本仮説の設定・検証、 6.3 基本仮説の構造と意義、 6.4 人類文化における「倫理」の共通基盤の可能性、 6.5 第1原理「自由」の意義と影響:革新性と保守性、 6.6 第2原理「愛」の意義と影響・限界:革新性と保守性、 6.7 第0原理「倫理」の社会的な役割、 6.8 人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」の解決を困難にしている要因。

本拡張論文の全文を英訳して、掲載しました。HTML、 PDF  (2018. 8.14)

論文: 'Liberty vs. Love': The Principal Contradiction of Human Culture (2) The 'Liberty vs. Love' Contradiction and 'Ethics' at the Personal Level (C)  (2018. 6.25)

中川 徹 (大阪学院大学)、 (C) 欧州TRIZ協会(ETRIA) TRIZ Future Conference (TFC2017) 発表、2017年10月4-6日、Lappeenranta、フィンランド。論文出版:Journal of the European TRIZ Association, INNOVATOR, ISSN 1866-4180, 02/2017 Volume 04, pp. 97-104 。『TRIZホームページ』掲載、論文 HTML  PDF 、スライド HTML  PDF

本件の表題で、昨年9月と10月に3つの学会で発表しました。(A)日本創造学会研究大会、(B)日本TRIZシンポジウム、そして(C) ETRIA TFC2017です。(A)(B)はすでに本ホームページに掲載済みです。(C)は、ETRIAが本として出版するというので待っておりましたが、本年3月18日に出版されたことを知りましたので、ここに出版物へのリンクを張るとともに、論文とスライドを掲載しました。英文論文として、きちんと記述しているものです。内容的な説明は、昨年9月の和文ページを参照ください。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年 1月〜 5月)/WTSP (World TRIZ Sites Project)の開始 (2018. 5.19) 「読者の声」一覧(2018. 5.19)

この「読者の声」のページは通常、日本・世界の読者の皆さんと編集者(私)とのさまざまな通信を記録してきております。今回は昨年末からこの5月までをカバーしています。この期間は世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)の開始に集中した期間で、本ページは英文・和文ページとも、すべてWTSP関連の通信になりました。(他の案件は公表する段階になっていません。)

[英文ページ] 中川 徹; Alexander Kashkarov (露), Shahid Saleem Arshard (豪), Maksymilian Smolnik (ポーランド), Juergen Jantschgi (墺), Sebastian Koziolek (ポーランド), Simon Litvin (米), Robert Adunka (独), Michael Orloff (独), Navneet Bhushan (印), Julian Vincent (英), Tan Runhua (中), Yury Danilovsky (韓), Denis Cavallucci (仏), Dmitry Kucharavy (仏), Roland De Guio (仏), Sylvio Silveira Santos (ブラジルl), Shireen Al - Jaouni (パレスチナ - エルサレム)
中川が、『TRIZホームページ』の更新案内を海外の多数のTRIZ関係者に出し、またWTSPの呼びかけや報告を世界のTRIZリーダ約100人に折に触れて送っています。それに応じて上記のように多数のTRIZリーダから、激励・支持・参加・情報・提案などの積極的な応答を受けました。英文ページの最初に、各通信者からの案件の概要一覧を示しました。世界のTRIZリーダの声は英文でお読みください。

[和文ページ] 中川 徹; アイデアジェネレータ管理人、 福田ちはる
『TRIZホームページ』の更新案内など、WTSPに関する中川からの発信情報(の和文のもの)を掲載しています。また、WTSPカタログの作成に関連して、個人サイト/ブログの作成者二人との通信を記録しています。

WTSP Letter: 世界各国でTRIZ関連サイトカタログを作るために、WTSPチームを作ろう (中川 徹) (2018.5.19)

本件は4月24日に世界のTRIZリーダ100人余に送った呼びかけです。今回改めてここに掲載します。WTSPプロジェクトは、昨年11月に呼びかけて以来、世界の多数のTRIZリーダから賛同を得て、活動の体制を作って来ました。世界のTRIZ関連サイトのカタログを作るという目標を明確にし、クラウド上のグループウエアのプラットフォームを準備し、中川自身が日本国内のTRIZ関連サイトのカタログを作ってモデルを示しました。WTSPカタログの必要性・有用性は随分広く認識されたと思いますが、メンバーの参加とサイトの記述はあまり進んでいません。TRIZリーダの皆さんが超多忙で、時間を割けないのが実情と思われます。個別にバラバラに努力すると、頑張れば頑張るほど、全体としてまとまった力にならないという、悪循環に陥っているようです。「Together ! Connected !!」というスローガンの大事さを感じます。

WTSPプロジェクトの当面の作業課題は以下のようです。
(a) まず、WTSPプロジェクトにメンバーとして参加下さい(誰でも参加できます)。Membership Application Formに記入して、中川まで送ってください。
(b) 各国で(数人のメンバーで)WTSPチームを作りましょう。誰かひとりが、代表者(Country Editor)になってください。
(c) インターネットで、各国内のTRIZ関連サイトを検索し、まずサイトのリストを作りましょう。
(d) 各サイトに入り、その構成や内容を調べて、その紹介文を一件一件記述してください。まずは自国語で。
(e) 各サイトの原稿を集め、 自国内のTRIZ関連サイトのカタログを作りましょう。まずは自国語で。
(f) 自国内の精選したTRIZ関連サイトの紹介文を英語に(翻訳して)、世界TRIZ関連サイトカタログに組み込みましょう。
各国内で協力し、世界の国同士で協力する。これができれば、一人の努力が100倍の成果を生むのです。Together ! Connected !!
WTSPプロジェクトの登録メンバーの一覧表と、組織(Global Co-editors, Regional Editors, Country Editors) を別ページに掲載しました

WTSP成果: 日本国内 TRIZ関連サイトカタログ(英文)を作成・掲載 (中川 徹) (2018. 4. 4; 4.24)

WTSP作業: 世界TRIZ関連サイトカタログ の作業ファイルを公開・掲載しました (中川 徹) (2018.4.24)

WTSPプロジェクトでの共同作業を促進するために、カタログの基本原稿(2008年版)と最新の改訂用原稿のWordファイルを、各地域ごとに作成し、公開掲載しました。改訂用の寄稿状況は逐次一覧表示いたします。国内・海外のリーダー・読者の寄稿を求めています。
作業ファイルの更新:(2018. 5.19)

WTSP成果: 日本国内 TRIZ関連サイトカタログ(英文)を作成・掲載 (中川 徹) (2018. 4. 4; 4.24)

和文のカタログを英訳して示した。現在は主要(a) 24サイトを、解説付きで示した。今後残りの68サイトのリストも追加するつもり。[世界での記述作業のモデルになる。なお、地域(アジア)レベル、世界レベルでの英文カタログの作成においては、さらに精選して記述する予定。(2018. 4. 4)
残りの68サイトを簡略な説明文つきで掲載した。これで英文版が一応完成。(2018. 4.24)

WTSP成果: 日本国内 TRIZ関連サイトカタログ(和文)を作成・掲載 (中川 徹) (2018. 3.17)

世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP) の一環として、日本国内のTRIZ関連サイトカタログをまず和文で作成し、掲載した。作成の方針と経過は以下のようである。
(1) 現在のTRIZ関連サイトをできるだけ広く探索し、紹介することを目指す。 まず、Yahoo! を検索エンジンとし、「TRIZ」をキーワードとして検索した。また、2008年版の情報を加え、さらに気がついたものを追加した。現在合計92サイトを掲載しており、そのうち約2/3が、(2008年版以後の)新しいサイトである。
(2) 各サイトの性格に応じて、次の分類に従って並べた。各分類内では、類似のものを集めて、分かりやすく示す。順不同。 各分類での掲載サイトの数を( )内に示す。

(a) TRIZ関連情報発信サイト (以下の(b)〜(h)の性格をも持つが、特記されるもの)  -- (25)
(b) TRIZのコンサルタント/ベンダー/ディーラー   --(12)
(c) 関連の学会、協会、ジャーナル、その他  -- (17)
(d) 大学、公的機関、非営利的組織など  -- (13)
(e) 講演会、セミナー、通信教育など開催の営利組織    -- (3)
(f) 書籍検索・用語辞書・技術動向/ニュース情報・コミュニティ    -- (8)
(g) 関連分野のサイト、個人サイト、ブログなどでTRIZを取り上げているもの    -- (14)
(h) 関連分野のサイト、個人サイト、ブログなどで、(TRIZを直接に取り上げてはいないが) 参考になるもの   -- (0)
(i) TRIZに関連した発表のユーザ企業/組織別の索引   [==> 別ページ参照:〈未完) ]

(3) 各サイトの特徴、注目される点などを、分かりやすく紹介する。ページ単位でなく、サイト単位で紹介する。各サイトの構成と内容を読んだうえで紹介文を書いている。
(4) 各サイトの主ページのURLを示し、ハイパーリンクをつける。また、各サイト内での検索(キーワード「TRIZ」)のリンクを作り  で示す。
(5) 今後さらに、サイトの追加、サイト説明の拡張・推敲、その他の改良作業が望まれる。今後詳細な紹介が望ましいものを で示す。推敲の便を考え、HTML版の他に、Word版も掲載した。
なお、英文ページには、上記分類(a)の 25サイトの名称と主ページへのURLだけのリストを掲載した。WTSPプロジェクトの英文版の作成はこれから。

TRIZ ニュース: TRIZジャーナル(The TRIZ Journal) がDarrell Mann (Systematic Innovation Inc)によって復活し、記事の掲載を始めています。(2018. 1.30)

感謝し、祝福します!! どうぞ定期的に(2週に1度程度?)参照ください。URL: https://triz-journal.com/

WTSPプロジェクト: TRIZ関連サイト集の作成試行状況と作業の進め方について: (1) 日本のTRIZ関連サイト集の経験から (中川 徹) (2018. 1.30) (2) より実際的な作業のために (中川 徹) (2018. 2. 7; 2.11; 2.12)

世界のTRIZ(関連)サイト集の作成作業を具体的に開始し、まず日本のTRIZ関連サイトの検索とサイト集作成の作業に取り掛かった。予想以上に厖大な情報を扱う必要があることを実感している。分かってきたことをメモし、今後の日本および世界各国での作業の進め方について考察・提案している。
TRIZ(関連)サイトを検索するには、(Googleでなく) Yahoo!を使い、(自国地域、自国語を指定し)「TRIZ」をキーワードとして、「サイト内検索のリンクを表示」のオプションを使うのがよい。この条件で、表示されるサイト(の代表ページ)をすべてコピーして記録する。
検索結果の各ページに対して、「サイト内検索」を実施するとサイト内の多数のTRIZ関連ページが表示される。各サイトを実際に閲覧して、サイトの簡単な紹介を書く(ガイドライン中の「1行紹介」を修正して、「2〜4行程度の(自由記述での)簡単な紹介」とする。)
検索されるサイトが非常に多様なので、その性格を分類し、(a) TRIZ情報発信サイト、(b) コンサルタントなど、(c) 学会など、(d) 大学など、・・の9分類を使う。各サイトの性格、情報の質や量、重要性などを勘案して、重要なサイトは分かりやすく詳しく紹介し、そうでないサイトは簡単な紹介で済ませる。
プロジェクトメンバーの皆さんは、以上のようなやり方で、記述のガイドラインに沿って、各国での検索と記述の作業を開始していただきたい。
TRIZを直接標榜していないサイトでも、重要・有用なサイトがいろいろある。そのようなサイトを検索するやり方や、サイト集へのまとめ方については、現在、Global Co-editorのDarrell Mannのもとで検討中である。
-- 注意: 検索サイトの種々のオプションや、TRIZ関連サイトの状況は、各国で随分と違いがあると思われる。本ページの記述の一部は日本での状況に依存した判断になっている。

上記(1)の方針を具体化して、TRIZ各サイトの記述およびTRIZ関連サイトのリストの記述のガイドラインを緩めた、より実際的なやり方を掲載した。これらの記述にExcelでなくWordを用い、表形式でなくテキスト形式で記述する。具体的には、2008年に作成した「世界のTRIZリンク集120」のWordファイルを参考・ベースにして、それを直接に更新・拡張するようにした。なお、本件を反映するように、WTSPのガイドラインの一部を修正しました。(2018.2.7)

WTSPプロジェクトのTRIZサイト集を構築するための基礎資料として、上記の2008年のリンク集を調整して、WTSPプラットフォーム上に公開しました (https://trizsites.bitrix24.com/~1AshD )  。ファイル名はWTSP-ListSites-Global-Stage0-180210.docx 。世界の人たちから(日本からも)更新情報を寄せてもらい、この改訂を進めます。1−2か月ごとに、改訂版を(作業用として)公開するつもり。同じ資料を、本ホームページでも公開しました 。こちらは1‐2週ごとに更新・公開する予定です。ご協力をお願いします。(2018. 2.11)

さらに、多くの人の協力を得るために、「Bitrix24システムを使わなくても、WTSPメンバーとしての正式活動ができる」ように、作業プロセスを見直しました。上記作業文書をダウンロードし、その一部をWordで更新し、emailで通信します。WTSPプラットフォームへのアップロードと編集作業は一部のメンバーで担当します。(2018. 2.12)

  TRIZ ニュース: 国内TRIZニュース :

- 日本創造学会 & 近畿大学ICMI共催: International Conference on Creativity and Innovation (ICCI2018)  開催計画 ( 9月10日-12日、大阪市) (2018. 1.25)

- 日本TRIZ協会  第14回 日本TRIZシンポジウム2018 開催計画 (9月13-14日、東京) (2018. 1.25)

- 日本TRIZ協会主催 「日本TRIZ協会5月セミナー」開催案内 (5月31日、東京))(2018. 1.25)

  TRIZ ニュース: 海外TRIZニュース :

−米国Altshuller Institute:  TRIZCON2018 の開催計画。2018年 5月6-9日、Purdue University, West Lafayyette, IN。 (2018. 1.25)

- 欧州TRIZ協会ETRIA): TRIZ Future Conference 2018 開催計画。2018年10月29-31日、INSA Strasbourg (フランス)。 (2018.1.25)

- 国際TRIZ協会(MATRIZ): TRIZfest2018 開催計画。2018年 9月13-15日、リスボン (ポルトガル))  (掲載: 2018.1.25)

−体系的イノベーション学会(SSI): ICSI 2018 開催計画。201年7月18-21日、Hsinchu (台湾) (掲載: 2018. 1.25)

 ご挨拶: 新年にあたって (2018年) (中川 徹)  (2018. 1.25)

(ご挨拶が大変遅くなりましたが) 新年おめでとうございます。皆さまのご健康とご活躍を祈念し、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 TRIZ関係以外の方にお出しした私の年賀状を添付いたします。 

新年 おめでとうございます。  
退職後も、「創造的な問題解決の方法」の研究と普及活動を続けています。問題解決の領域を技術分野から社会分野に広げる努力をしています。  
社会の貧困の根底には、自己責任論と助け合い精神の対立があります。そのさらに根底に、上図のような「人類文化の主要矛盾」があります。「自由」と「愛」という大きな原理が至る所で対立する。その両者を動機づけ調整できるのは「倫理」ですが、それは、「従順」を基調とする(古い)「道徳」ではなく、すべての人の尊厳と平等を基盤とするものです。「自由・愛・倫理」の三者を、各個人も社会も確立する必要があります。
写真のつばめたち(約20年ぶりに我が家に、巣立ち前日のデモ飛行)は、「自由」と「愛」と「倫理」を自然に必死に体現しています。
皆さまのご健勝、ご活躍をお祈りします。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。   2017年 元旦 中川 徹

 


 

2017年

WTSPプロジェクト :  世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)の索引ページを作り、基本情報の詳細の英文ページを作りました (中川 徹) (2017.12.27)

「世界TRIZサイトプロジェクト」(World TRIZ Sites Project (WTSP))の索引ページを作り、プロジェクトの基本情報を常時更新して記載し、活動ニュースを蓄積掲載していくことにしました。和文ではまだ目次相当の概要だけですが、英文ページにはプロジェクトの開始のための具体的な情報をきちんと記述しています。以下のサブのページがあります。

(A1) 方針  (目的、  成果目標 、 文書作成プロセス、  プロジェクトチームの組織 

(A2) 組織  プロジェクトメンバーへの招待 、メンバーへの加入、 チームの組織と必要な役割 、現在の組織とメンバー

(A3) プラットフォーム (共同作業の場)  (Bitrix24グループウエアシステムの概要 、 Bitrix24システムによるWTSPプラットフォーム 、 文書作成のためのBitrix24プラットフォームの使い方の紹介

(A4) ガイドライン  個別サイトの記述のガイドライン 、サイトの一覧の記述のガイドライン 、 (2) 文書の扱い方の3主要段階 (草稿、プロジェクト内レビューの原稿、公開発表した成果) 、 (3) 国、地域、全世界での文書の扱い方 、 (4) 英語およびその他の諸言語で記述した文書の扱い方 、 (5) カテゴリで体系化した文書の構成

(A5) プロジェクト成果に対するアクセス法   (WTSPプラットフォーム内の公開成果文書への公開リンク 、 成果の文書の利用について

(A6) 公表文書   (WTSPプロジェクトの基本情報 、 WTSPプロジェクトの成果文書 (今後公表)

(B1) WTSP ニュース 2017年

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2017年11月〜12月)/'World TRIZ Sites Project' の提案と開始の経緯 (2017.12.17) 「読者の声」一覧(2017.12.17)

この「読者の声」のページは通常、日本・世界の読者の皆さんと編集者(私)とのさまざまな通信を記録してきております。しかし、この11月―12月をカバーしています今回のページは、非常に特別で、その大部分は、中川が発信しました「World TRIZ Sites Project」の提案と、それに対する世界各国のTRIZリーダからの積極的な応答の記録になっています。(和文ページにも、英文ページの構成が分かるようにしましたので、原文は英文ページをご覧ください。) プロジェクトの提案と参加招待については、すでに12月9日に本ホームページに、(いわば通常の記事として)掲載しています。一方、本ページでは、私がなぜこのプロジェクトを欲し、どのようにしてプロジェクトを始動したのか、また、世界各国の多くのTRIZリーダたちがいかに積極的に応答して、プロジェクトに賛同し加入してきているかが、分かるでしょう。 「World TRIZ Sites Project」が必要だというこの共通認識は、「世界のTRIZサイトをリンク・紹介する(大きな)ページを作ろう」という動機づけになり、さらに進んで、われわれ世界のTRIZコミュニティが「一緒に、連携して」働くことになるでしょう。

[和文ページ] 中川 徹; 小坂 義裕、 朽津 耕三先生、前川 恒久、佐久間 秀武、村田 朋美
朽津耕三先生(東大名誉教授)から激励をいただき、90歳を超えてもまだ国内・国際のアカデミックな交流を続けておられる近況をおききしました。中川はお礼と最近思うことを返信しました。佐久間さんからは、東大三鷹寮の繋がりで、この3年間ほど(交通関係を主とした)事件・事故が起こる度に、3〜4頁の「ヒューファク安全情報」を送ってくださっています。今回そのごく一部を引用させていただきました。エラーには3種(無作為、系統的、突発的)あり、原因・性質が違うから、対策が違わなければならない。教育・訓練は無作為エラーに、設計手順の順守は系統的エラーに有効だが、突発的エラーにはどれも有効でない。潜在意識下で起こる突発的エラ―には、佐久間のいう「ヒューマンファクタの手法」を採用すべきである。といいます。

[英文ページ] 中川 徹Vladimir Petrov (イスラエル), Shireen Al - Jaouni (エルサレム), Alexander Theodor Narbut (ウクライナ), Mohammad Reza Nouroozi (イラン), Simon Dewulf (豪), Tan Runhua (中国), Oleg Kraev (for Yuri Salamatov) (露), Nina Defounga (独), Nikolay Shpakovsky (露), Valeri Souchkov (蘭), Darrell Mann (英), Davide Russo (伊), Tanasak Pheunghua (タイ), Michael Orloff (独), Ian Mitchell (英), Leszek Chybowski (ポーランド), Ellen Domb (米), Kai Hiltmann (独), T.S. Yeoh (マレーシア), 蔡易坤 (for Prof. Lingling Luo) (中), Yury Danilovsky (韓/露); Eyad Khalifeh (加/イスラエル)
私は、「世界TRIZリンク集」を10年ぶりに更新しなければと思い、世界のTRIZリーダの人たちの協力を得たいと思いました。そのために、趣旨提案、グループウエアのプラットフォームの準備、サイト集の記述法と扱い方、チームの作り方などを、考えては、世界95人のTRIZリーダに提案していきました。幸い、多くの人たちから積極的な賛同を得て、「World TRIZ Sites Project」を開始し、参加を招待するに至りました。約3週間の交信記録で、この経緯を明らかにしています。有意義なプロジェクトにしたいと思っています。日本の皆さんのご協力をお願いします。

TRIZフォーラム:  World TRIZ Sites Project の計画と招待: 世界と日本のTRIZサイトを結ぶボランティアプロジェクト (中川 徹)  (2017.12. 9)

本件は、11月後半以来、私が世界の33ヵ国95人のTRIZリーダの人たちに提案し、準備を進めてきたプロジェクトです。その目的は「世界の至る所に分散して存在しているTRIZのWebサイトをきちんと紹介したリンク集を作ろう」というものです。私が10年来提唱してきましたビジョン「TRIZについての「公共Webサイトのグローバルなネットワーク」を作ろう: グローバルなTRIZコミュニティを構築するための提案」につながる、世界レベルの具体的な活動です。シンボルマークにその趣旨を表現しています。 多数のTRIZリーダたちの賛同を得て、新しくクラウド上のプラットフォームを準備し、ボランティアでのプロジェクトを発足させました。

提案書は次の4件のシリーズで、英文ページ (提案書)に掲載します。 (タイトルだけ和訳しておきます。)
  「提案(1) 「世界のTRIZサイト300」というページを作るのにご協力ください」 (中川 徹 2017.11.21)
    「提案(1A)  プラットフォーム TRIZSites.bitrix24.com を基盤にして協力しましょう」 (中川 徹 2017.11.22)
    「提案 (1B)   TRIZサイトとそのリストの記述のガイドライン: 世界TRIZサイトプロジェクト」 (中川 徹 2017.11.27)
    「提案 (1C) プロジェクトチームを組織する: 世界TRIZサイトプロジェクト」 (中川 徹 2017.11.28)
これらをベースにして準備を整え、改めて プロジェクトの開始を伝え、参加・協力を求めました
  「世界TRIZサイトプロジェクトへの招待: ボランティアとしてご協力をお願いします」 (中川 徹 2017.12. 4)  英文ページ掲載

本和文ページは、上記の12月4日の文書を和訳し、日本のTRIZ関係の皆さん向けに少し補足・追記したものです。プロジェクトの計画を具体的に説明し、作成・登録済みのテンプレートと記述例を示して、プロジェクトへの参加・協力をお願いしています。つぎの3形態の内の適当な形で、ご協力いただける方を募っています。
    (a) 自分のサイト、自分の周りのサイトについて、世界の計画に沿った紹介記述を日本語で作り、このプロジェクトに寄稿する。プロジェクトメンバーにはならない。
    (b) 日本全体のWebサイトの日本語版での記述・紹介の共同作業に加わる。Bitrix24システムでの日本語版の作成メンバになる。
    (c) 世界の共同作業に参加し、日本語版+英語版で日本全体のWebサイトの記述・紹介の共同作業に加わる。また、将来、世界のサイト集ができたときに、その日本への紹介のための仕事に加わる。世界TRIZサイトプロジェクトの正式メンバになり、ボランティアとして活動する。
ご協力いただける方は、上記資料をお読みの上、プロジェクトリーダの中川までご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

編集者より: 本サイトの検索およびサイト内検索の障害を回復しました(中川 徹) (2017.11.16)

本サイトが運用の手違いのため半年前から検索ロボットの閲覧を拒否していたことが判明し、このたび訂正しました。また、サイト内検索が(理由不明ですが)2年ほど前から機能不全になっておりましたのを、このたび回復しました。長期間検索停止しておりましたことをお詫びしますとともに、本来の検索ヒット率に回復するには今後も長期を要すると思われますので、皆さまのご寛容をお願いいたします。また、リンク集を2008年以来更新できていないこと、TRIZ関連ソフトウエアの最新情報を掲載できていないこと、など、多くのバックログがあることを痛感しております。ボランティアでご協力いただける方を求めております。

論文: 中国におけるTRIZ の開発と産業界への普及活動  (2017.11. 5)

Runhua Tan (河北工業大学 技術革新方法とツールのための国家工学研究センター、中国)、 TRIZCON2017, 2017年10月4-5日、Atlantic City, NJ, 米国; 和訳: 中川 徹 (大阪学院大学), 2017年10月29日

先月初旬に、ETRIA TFC2017 がフィンランドで、また、TRIZCON2017が米国で開催されました。多数の発表の中で特に興味深いのが、河北工業大学の研究所が両学会で発表した本論文です。私の要請に応じて、Tan教授がTRIZCONでの論文と発表スライド一式を送ってくださり、Altshuller協会の許可を得ましたので、ここに英文と和訳で掲載いたします。中国でのTRIZの研究と普及が、2004年の状況(趙 新軍 (Zhao Xinjun) 、東北大学(中国))、2011年の状況(周 賢永 (Xian-yong ZHOU) 、西南交通大学)に比べて格段に発展していることは驚くばかりです。
河北工業大学(天津市)のこの研究センターは、Tan教授が指導し、約80人のFaculty メンバー、約20人の博士課程学生、そして約80人の修士課程学生が在籍して(訂正:2017.11. 7)、TRIZを中心とした技術革新のための方法論とツールの研究開発と普及活動をしている、といいます。中国には、この他にも沢山のTRIZ研究拠点があるようです。

「TRIZを中核にして、イノベーションのための諸技法を統合した体系」を作り、C-TRIZ(中国版TRIZ) と呼んでいます。概要が紹介されていますが、詳細は中国語の論文で、私には分かりません。
MEOTM(多数技術者向けのトレーニングモデル)と呼ぶ、企業への普及活動が最も注目されます。近年の中国の旺盛な企業活動・経済発展をバックにして、(国と地方の)政府、諸企業、そして技術者たち自身に、イノベーションのための方法を習得する強い動機があることが、本論文から明確に伝わってきます。日本(や欧米)での数日の研修ではなく、半年〜1年継続の教育と演習(主に週末を利用)です。一つまたは複数の企業を選定し、参加技術者を選定して、訓練をします。参加者は各自、自分の仕事に関連した「発明的問題」を持ち込み、期間中にそれを解決して、最終の発表と口頭試問をパスして初めて、資格認証を得ます。この訓練プロセスにセンターだけでなく、企業のマネジャたちが加わっていることも大きな特徴です。「2013〜2016年に40のトレーニングクラスを実施し、721企業の技術者たち合計3173人を訓練し、そのうちの1471人が資格認定を受けた」と報告しています。そのやり方は、(なかなか真似ができませんが)参考にするべきことが多くあります。
和文ページには、和訳論文を掲載、スライド数枚のみ。英文ページに、論文とスライド全件(55枚)を掲載。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2017年 8月〜 10月) (2017.11. 5) 「読者の声」一覧(2017.11. 5)

[和文ページ] 水谷 忠資、池添 康正、萩野谷 興、片平 彰裕、日野 克重、小谷 洪司、高山 直彦、中川 徹(2017.11. 5)
本ホームペ記事についていろいろな方から返信をいただきました。感謝して、掲載させていただきます。
沢山の方(水谷さん、池添さん、萩野谷さん、日野さん)から、中川の「自由 vs 愛」と「倫理」についての、コメントや質問をいただき、返信・討論しました。片平さんからは札寄せツールの6.04版の紹介、小谷さんから「日本早期認知症学会」の紹介をいただき、高山さんは「物理学における発想の方法」についてコメントくださっています。

[英文ページ] Simon Dewulf (豪), Valeri Souchkov (オランダ), Shireen Al-Jaouni (エルサレム), Isak Bukhman (米), Sung-Wook Kang (韓), Toru Nakagawa (2017.11.5); 英訳追記: 高山 直彦、中川 徹Andrei Seryi (英) (2017.11.12) 
それぞれ短信ですが、本ホームページの活動・記事を評価下さり、激励くださっています。特に韓国のKangさんから、フィンランドでの再会時にカードをいただき、私の活動を一つのお手本に思ってくださっているとのこと、望外の光栄です。
Prof. A. Seryi (英)の要請に応じて、高山さんと中川のメールのやり取りを英訳して、英文ページに掲載しました。また、関連する山口栄一教授の「イノベーションダイヤグラム」について、和文・英文ページに紹介を追記しました。(2017.11.12)

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満19年にあたって (中川 徹) (2017.11. 5)

本ホームページを創設して11月1日で満19年になりました。国内外の多数の著者、訳者、読者の皆さまのご支援に感謝いたします。「創造的な問題解決の方法論」の理解と普及のための情報公開の場です。当初は「旧ソ連で技術分野のために開発されたTRIZ」の導入を目指しておりましたが、その後、TRIZの内容や適用分野が拡張・発展するとともに、欧米や日本だけでなく、アジア諸国に広く普及しつつあります。私自身も、TRIZをやさしくしたUSIT法、「6箱方式」という新しいパラダイム、それをベースにしてさまざまな方法を統合する「創造的な問題解決の一般的方法論(CrePS)」へと展開してきました。特に一昨年から社会問題への適用を試み、人類文化の根底にある矛盾を解明するために「自由・愛・倫理」の関係を考察しています。本サイトのテーマ内容が少しずつ拡張・変化してきておりますが、すべて自然な発展と考えております。

本ホームページは、非営利の立場で情報の公開による紹介・発信・交流を進めることを目的としております。ボランティアで開始し編集しておりますが、個人のホームページではなく、読者の皆さんの寄稿を掲載する「公共サイト(Public Web site)」を目指しています。また、和文と英文の並行したページ作りに努力して、日本と海外との協力関係を作ることを目指してきました。世界の各国・地域に公共Webサイトを作り、グローバルで自律的なネットワークを作ろうと提唱しています 。2012年には4つの「入口ページ」を作り、いろいろな読者の方に親しみやすくしました。なお、2005年11月以降の visit数は、(11. 5現在) 和文トップページが 233,763 (この一年で約 3,400増)、英文トップページが 41,640 (この一年で約 1,200増) でした。 読者の皆さんのさまざまな問題解決のために本ホームページを活用 いただけますと幸いです。ご寄稿をお待ちしております。

基調講演: 科学のためのTRIZ: 科学機器の進化および科学への応用における発明の方法論  (2017.10.17)

Andrei A. Seryi (オックスフォード大学、加速器科学のためのJohn Adams研究所、英国)、 欧州TRIZ協会(ETRIA) TRIZ Future 国際会議 (TFC2017)、基調講演、 2017年10月5日、ラッペエンランタ工科大学、フィンランド; 和文紹介: 中川 徹 (大阪学院大学), 2017年10月14日

先週のETRIA TFC2017での非常に印象的な基調講演です。著者 Seryi 教授の許可を得て、本ホームページに英文と和文で掲載します。スライド110枚と多いので、私は新たに節見出しをつけてスライドをGIF画像で一覧できるようにしました。スライドそのものの和訳はまだできておりません。より鮮明で詳細な図は、元のPDFファイル(英文)で参照ください。
(注: ETRIAはこの学会の論文を本または電子ジャーナルとして出版することを計画しており、各著者にその論文/スライドをWeb サイトなどに掲載しないように指示しております。ただし、基調講演はこの出版計画に含まれていませんので、各著者の判断によりWebサイトなどに掲載することを許可しています。)

Seryi 教授は旧ソ連の出身で1986年にノボシビルスク国立大学 (NSU) 物理学科を卒業し、その後、ロシア、フランス、米国(スタンフォード線形加速器センター(1999-2010))などにおいて、高エネルギー物理学の諸分野で仕事をし、2010年以来、John Adams 加速器研究センター(英国)の所長です。研究所長として、高エネルギー物理学の用途についてより真剣に考え、また、TRIZをより詳しく知って、科学研究における創造性の方法論を教えることを始めたと言います。

最先端の物理学のための科学装置の詳細な図を多く含んでおり、その背景にある物理学を理解するのは(私にも、多くの人にも)困難があります。しかし著者は、議論すべき本質的な点をはっきりとまた(科学一般に関心を持つ人たちに分かるように)平易に示しています。 例えば、将来を予測するには注意が必要、方法論が必要!、さまざまな研究の方向を評価するには、根本的な科学知識の探求目的だけでなく、その有用性についても、コストについても考慮するべきだ、などです。
TRIZの使い方についての著者の洞察もまた大変深いものです。40の発明原理についての説明で、発明原理35「パラメータの変更」について、体積Vや表面積Sなどの単純なパラメータを使う代わりに、その比V/Sを使うとずっと多くの示唆を与えてくれることを示しています。高エネルギー粒子の検出器である、霧箱(Cloud chamber) と泡箱(Bubble chamber)は、TRIZの概念の 「システムと反システム」の例であると説明しています(この概念を使ったら、霧箱の発明から泡箱の発明に40年は必要なかっただろうというのです)。 「スーパーシステムへの移行」というのもまた、大事なTRIZの概念です。新しい方法やツールは、多数の構成要素を組み込んで一つのシステムとして実現されます。そしてそれが有用になるのは、社会的、ビジネス的、技術的などの目的のより大きなシステム(上位システム、すなわちスーパーシステム)の一部として働くときだけです。

「TRIZは科学にとって有用になり得る。インスピレーションを与えるものとして、非常に効果的な諸技法のツールボックスとして、異なる学問分野を結びつける方法として、そして世界を見る新しい見方として。」 −−これがSeryi 教授の結論です。物理学の最先端で多くの業績を挙げ、そしてTRIZをマスターした、一人の指導的科学者の証言です。
なお、ここには「ツールが駆動する科学革命」の面が強く現れていますが、もう一つの「概念が駆動する科学革命」の面でも、TRIZ が寄与できるのではないでしょうか。大きな懸案です

論文: 人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」を考察する (2) 個人における「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」  (2017. 9.28)

中川 徹 (大阪学院大学)、 (A) 第39回日本創造学会研究大会2017 発表、2017年9月9-10日、慶応義塾大学日吉校舎(横浜市港北区); (B) 第13回日本TRIZシンポジウム2017 発表、 2017年9月21 - 22日、中野サンプラザ (東京都中野区)

私は表記の演題で、日本創造学会研究大会と日本TRIZ協会TRIZシンポジウムとで、相次いで発表しました。[また、10月4-6日には、欧州TRIZ協会のTFC2017でも同じ演題で発表します。] ほぼ同じ内容ですが、原稿提出時期、提出形態が異なり、参加者層も違いますので、少しずつ調整した原稿と発表にしています。

本研究は、社会的な問題にTRIZ/CrePS方法論を適用した第2報です。前報(2016)では、人類文化の「第1原理:自由」と「第2原理:愛」とに対立があり、それが人類文化の歴史を通じて未解決の「人類文化の主要矛盾」であると認識し、その対立を調整する可能性を「倫理」に求めました。本報は、社会階層の根底である「個人(と個人間)のレベル」での、「自由・愛・倫理」の関係を詳しく考察したものです。関連する多様なキーワードを集めて、札寄せ法で「見える化」することにより、「自由・愛・倫理」の内部構造が明確になり、昨年来の基本仮説を拡張・補強しました。その主要点は以下のようです。

(1) 「倫理」(とその深化)が人類文化の第0原理である。人間の内面において、欲・欲望を「悪の心」から「善の心」に向けさせる指針である。「何が善で、何が悪か」という「倫理の内容」は、後天的に社会から教えられ、歴史と社会によって異なる。しかし、「内心において善悪を判断する心の能力(=「良心」)」が人類には先天的に備わっていると考えられ、それが人類文化の根源的な拠り所である。「すべての人の本質的平等」、「基本的人権」の概念が歴史的に明確になってきた。第0原理の本質は、「すべての人に幸福追求の権利がある」という原理である。
(2) 第1原理「自由」は、「自分で判断し、行動して、生きる」ことであり、競争に勝つことを目指す。革新・創造をもたらすと共に、勝者の支配・保守を生む。第1原理の本質は、「自分(たち)の幸福・利益を追求する」原理である。
(3) 第2原理「愛」は、「各人が子・家族を愛し、隣人を愛して、助け守る」ことであり、「自由」を自制し、奉仕・協調を旨とする。(広い意味の)「身内」を守ろうとして、外部と対立を生む面がある。第2原理の本質は、「みんなの幸福・利益を追求する」原理である。ここで、「みんな」として意識されている範囲が問題であり、この範囲の普遍化が課題である。
(4) 「自由」同士、「愛」同士、そして「自由」と「愛」の間に、さまざまな矛盾が存在し、その多数の類型を整理して示した。
(5) 「倫理」(の理解)が不十分のとき、すなわち、動機に「悪の心」(利己的な心)が(強く)潜むとき、「自由」も「愛」も(その精神や効果が)本質的に損なわれ、「自由 vs 愛」の矛盾が強く現れる。だから、各個人の内面と行動においても、またさまざまな社会組織の行動や社会ルールにおいても、「倫理」を浸透させること、特にその中核である「すべての人の本質的な平等」の精神を浸透させることが、人類文化の主要矛盾「自由vs愛」を軽減・克服するための鍵である。
(6) 突き詰めると、「自分(たち)の幸福・利益を追求する」「自由」と、「みんなの幸福・利益を追及する」「愛」に対して、その両者を動機づけ、同時に両者を調整して両者間の矛盾(「人類文化の主要矛盾」)を解決するのは、「すべての人に幸福追求の権利がある」という「倫理」(第0原理)である。

本研究で、個人のレベルでの問題とその解決の考え方が随分明確になりました。種々の社会組織・社会システムにおいて、この考え方を明確にしていくことが今後の大きな課題です。

 編集者より: 「新着情報」のページが大きくなりすぎましたので、2014年掲載の記事を分離して、別ファイルに移動しました。(2017. 9.28)

  フォーラム: 写真アルバム: 我が家のつばめたちの成長アルバム(誕生:2017年6月9日、巣立ち: 6月24日) (2017. 7.18)

撮影・編集: 中川 徹
柏市の我が家の軒下に約20年ぶりにつばめが帰ってきました。誕生から巣立ちまで15日間。驚くほど速くに成長した4羽のひなたちの成長のアルバムです。PDF版4頁。HTML版 写真22枚。このトップページには精選4枚を掲げます。クリックしてご覧ください。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2017年 5月〜 7月) (2017. 7.18) 「読者の声」一覧(2017. 7.18)

[和文ページ] 前川恒久、 水谷忠資、 福村三樹郎、 中川 徹(2017. 7.18)
本ホームペ記事についていろいろな方から返信をいただきました。感謝して、掲載させていただきます。
前川さん(品質管理学会理事)は「小学校の先生たちと話したときに、子どもたちに分かりやすい方法の説明に苦労した」と書いておられます。水谷さんは、名古屋外国語大学でKJ法を使った教育実践をしておられ、今回『TRIZホームページ』を見た感想を書いて来てくださいました。福村さんから「台湾でのTRIZ活動」について質問があり、中川が返答しました。

[英文ページ] Yuri Borgianni (伊), Michael Orloff (独), Monika Wozniak (ポーランド), Simon Dewulf (豪) (2017. 7.18)
Borgianniさんからは中川の論文紹介に関連して短信をいただきました。Orloffさんは、「発明のメタアルゴリズム (MAI T-R-I-Z)」 を用いたTRIZ教育を紹介しておられます。Woniakさんは、ETRIAの国際会議で「ITプロジェクト管理へのTRIZの適用」を発表されており、中川の紹介(G2)に対してコメントを寄せられました。また珍しい花の写真を送ってくださっています。Dewulfさんから短信を貰いました。

 学会報告 (31)-G: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: G. 非技術分野でのTRIZの適用 (7編) (2017. 6.21; 7.18)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 6月 18日(G1-G2); 2017年7月18日(G3-G7)

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介する(要点和文、詳細英文)。
テーマ分類の第7群の7論文 (内G1,G2を6.21に掲載、G3-G7を7.18に掲載した。なお当初の8編の内1編は学会で発表されなかったので除外した)。
各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。

G1.    迅速・大規模なソフトウェア開発のための「Scaled Agile Framework (SAFe)」にTRIZを導入する提案。重要。Teemu Toivonen (フィンランド)  
G2.    ソフト開発プロジェクトで、顧客-ITマネジャー-開発チームの共通言語としてTRIZを導入しようというアイデア。Monika Wozniak (ポーランド)

G3.   ポートフォリオを開発するための諸方法の紹介・レビューと、そのプロセス。Michael Ohler, Philip Samuel 他 (独、米) 
G4.   ビジネス・組織などの問題解決のために「10の刺激」でアイデアを拡張強化する方法。理論と実証実験。 Stelian Brad (ルーマニア) 
G5.   「社会問題を解決して利益を上げるビジネスモデル」の設計法。理論と実践事例。 Stelian Brad (ルーマニア) 
G6.   マーケティングのコミュニケーションの品質を管理するための理論的な枠組み。 Joanna Kijewska  (ポーランド)
G7.   TRIZを社会問題に適用して、「自由vs愛」が人類文化の未解決の主要矛盾であることを見出した。 中川 徹 (大阪学院大学) 

 学会報告 (31)-F: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: F. 特許に関連する研究 (1編) (2017. 6.21)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 6月 7日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介する(要点和文、詳細英文)。テーマ分類の第6群の1論文。各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。

F1.   特許ポートフォリオ強化のための、1日TRIZ ワークショップの実践法。Ideation 社のソフトIWBを活用する:  Frank Zeihsel 他 (独) 

 学会報告 (31)-E: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: E. 大学・学界・教育におけるTRIZの利用 (5編) (2017. 6. 4)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 5月 28日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介する(要点和文、詳細英文)。テーマ分類の第5群の5論文。各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。

E1.   コネティカット大学の工学教育で教えている簡潔なTRIZ:  Zbigniew Marian Bzymek (米)
E2.    中高生(とその先生たち)にTRIZを教える実践プロジェクトからの教訓: Christoph Dobrusskin (オランダ) 
E3.   学部における創造的な問題解決の演習:ガーデンテーブルの設計改良の事例: Bartosz Pryda 他 (ポーランド)
E4.   中高生のための創造的問題解決の教材開発と実践事例: Kyeongwon LEE (韓国) 
E5.   創造的アイデア生成における一般的知識の重要性:実験結果と議論: Iouri Belski, Gaetano Cascini, Davide Russo 他 (豪、伊)

   学会報告 (31)-D: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: D. 企業におけるTRIZの推進 (5編) (2017. 6. 4)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 5月 21日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介する(要点和文、詳細英文)。テーマ分類の第4群の5論文。各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。

D1.   中小企業にTRIZを普及させた実践プロジェクト。ベルガモ大学と商工会議所と企業の連携: Davide Russo, Daniele Regazzoni, Caterina Rizzi (伊)
D2.   一般的な解決策を実現するためにオープンイノベーションの協力相手を探すシステム: Masih Hanifi, Denis Cavallucci 他 (仏)
D3.   ポーランドのEU加盟から10年、ポーランドの特許の状況を分析する: Dorota Chybowska 他 (ポーランド)
D4.   ポーランドにおける研究開発の状況。知識駆動経済をを目指して: Dorota Chybowska 他 (ポーランド)
D5.   世界におけるTRIZの認知度が低い段階で飽和あるいは減衰状態にある。何をするべきか?: Sergey Sobolev, Oleg Abramov (ロシア)
 

   学会報告 (31)-C: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: C. 技術分野の適用事例(9編) (2017. 4.24)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 4月 22日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介する(要点和文、詳細英文)。テーマ分類の第3群の9論文。各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。

C1.  自動制御のフィードバック方式が確立され「心理的惰性」になっている。TRIZの「ひとりでに」原理などで再考する。Leonid Chechurin 他 (フィンランド、ロシア)
C2.  掃除機のモータのノイズを減少させる問題:矛盾マトリックス使用を主とする全プロセス。 Matej Hohnjec 他 (スロベニア): 
C3.  建築設計におけるモデリングのソフトに(建築用)矛盾マトリックスを組み込む計画。Ivan A. Renev (フィンランド)
C4.  セラミックの粘土を成型プレスする工程で、くっつきを防ぎ、13工程を2工程にした改良。Bohuslav Busov 他(チェコ)
C5.  小型・高性能のターボジェットエンジンの発明を、発明者と共にリバースエンジニアリングした。RCA+で全体像を捉える。 Bohuslav Busov 他(チェコ)
C6.  バイオガスの実用化のために、製造プラントから使用プラントへ配送する可搬システムを造った。 Mariusz Ptak 他 (ポーランド)
C7.  新製品の設計で、市場要求の変化に「適応でき、かつ不変」であるには、どうすればよいか?可搬バイオガスシステムを例に。 Sebastian Koziolek (ポーランド)
C8.  セラミックスのタイルを研磨(glazing)する工程での、微小な縞模様の出現を防ぐ問題。Sebastian Koziolek 他 (ポーランド)
C9.  レール上の落ち葉(とその残滓)が列車のブレーキの効きを悪くする。TRIZを使って広い見地から解決するプロジェクト。 John Cooke (英)

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2017年 2月〜 4月) (2017. 4.24) (2017. 4.24; 6. 4) 「読者の声」一覧(2017. 4.24; 6. 4)

[和文ページ] Oさん、 中川 徹、 片平 彰裕 (2017. 4.24)
本ホームペ記事についていろいろな方から返信をいただきました。感謝して、掲載させていただきます。
Oさんから、「TRIZの導入を検討しているが、「世の中のさまざまなアイデア発想法の中で何故TRIZなのか?」といった社内の質問がある」というメールをいただきました。私は、「アイデア発想」でなく、もっと全体的な「創造的な問題解決の方法」が大事と答えました。そのような方法が、TRIZをさらに改良した形でできてきている、そして「6箱方式」という考え方と、USITのマニュアルや事例集を学ばれるとよいと、紹介しました。このホームページで繰り返し紹介していることのエッセンスです。

[英文ページ] Tomasz Arciszewski (米)、 Czeslaw Cempel (ポーランド)、 Simon Litvin (米)、 Pavel Livotov (ETRIA 会長)、Oliver Mayer (独)、 Michal Halas (ポーランド)、 William Hessler (米)、 Shahid Saleem Arshard (豪)、中川 徹、 (2017. 4.24)
Litvinさんから、大阪学院大学でのTRIZ教育の実績についての紹介を求められ、研究・教育・適用・普及を含めた(大阪学院大学を拠点とした)全活動の紹介文を書きました(独立ページで掲載します)。ETRIA TFC2016 国際会議での全論文を紹介する記事の作成にあたって、私は多数の著者に発表スライドのファイルを送ってもらうように要請しました。それに関して、ETRIAのLivotov会長から著作権に留意するようメールが来ました。英文論文は学会で出版社からの正式出版を準備中で(2018年春まで)引用できない、英文スライドは著者の同意で掲載OK、和訳論文・スライドは引用・掲載OK、という諸点を明確にし、それに従っている旨返答しました。また多数の著者に説明し、了解をもらって、3月30日に論文17編の紹介記事を掲載しました。Hesslerさんから、本ホームページのデザインをもっと読みやすくするとよいと、いくつもの提案をいただきました。ただ私は、本ホームページを、TRIZおよび創造的問題解決の方法についての、最新で高品質の(信頼性のある)ものにすることを主旨にしたいと考えています。この主旨と読みやすさ/検索しやすさ/親しみやすさとを両立させるための、いろいろな仕組みの取り組み・工夫を説明しました。もっと写真を取り入れること(学会風景、著者の顔、季節の花など)が、まずすべきことかと思っています。皆さんからもご提案・ご協力ください。

[英文ページ に追加] Min-Gyu Lee (韓、Finland)、 Giuseppe Carignani (伊)、 中川 徹 (2017.6.4)
Lee さんのETRIA TFC 2016発表論文について、中川の紹介記事に関する感想を著者からいただきました。 紹介を評価して貰っているのはうれしいことです。Carignaniさんからは、中学・高校の先生方にTRIZの紹介をするのにあたっての相談を受けました。本サイトの入口ページの一つ「子どもたちと中高生の皆さんに」のページを紹介しました。ETRIA TFC2016の諸発表の紹介もきっと参考になるでしょう。

 TRIZフォーラム: Information Letter:  TRIZ Activities at OGU: Research, Education, Application, and Proliferation (中川 徹) (2017. 4.24)

Litvinさんから、大阪学院大学でのTRIZ教育の実績についての紹介を求められて書いたもlのです。大阪学院大学を拠点とした私の全活動は、TRIZおよび創造的な問題解決の方法に関して、研究と教育と適用と普及とをすべて連携して行ったものです。1997年から現在までの20年間の活動状況・実績を概観して記述しました。英文3頁の(正式)資料です。

   学会報告 (31)-B: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: B. TRIZと他の諸方法との統合 (11編) (2017. 3.30)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 3月 30日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介するもの(要点和文、詳細英文)。テーマ分類の第2群の11論文。各論文の1行紹介のリスト: 印は特に推奨するもの。
B1.  原因結果分析(CECA)の図にデジタル回路分析の技法(ブール論理)を導入した考察法: Jerzy Chrzaszcz他(ポーランド) 
B2.  人間の五感(特に、味覚、嗅覚、触覚)を導入する技術トレンドの考察: Oliver Mayer (独)
B3.  デザイン思考と Lean 3P(トヨタ方式のKAIKAKU)中にTRIZを組み込む方法: Oliver Mayer (独)
B4.  公理的設計(AD)の原理をTRIZではどのように理解できるか?: Leonid Chechurin 他(フィンランド、伊)
B5.  製品の全ライフサイクルでユーザの不注意ミスを減らすためのポカヨケとTRIZの統合的利用法: Juergen Hess (独)。重要。 
B6.  「人−行動(ツール・方法)−対象」を単位として、設計プロセスなどの組織活動を記述する方法: Maksymilian L. Smolnik (ポーランド)
B7.   機能分析の表現を中心にして、リスク分析(FMEA)の過程をTRIZの立場から再編した: Christian Spreafico, Davide Russo (伊)。重要。
B8.  インターネットでの悪評被害を避けるために、リスク管理の方法をTRIZで再構成した: 澤口学、宇津木さとる(早稲田大学)。重要。
B9.  SW/HW関連のソフト開発で、30週間かかっていたテストを3週間に短縮、LeanとTRIZを併用した:Martin Kiesel, Jens Hammer (独)。重要。
B10.  破壊的イノベーションを起こすための、簡単化する側面を判断する方法: Jianguang Sun, Runhua Tan 他(中国)
B11.  問題解決の事例を取り込んで矛盾マトリックスを使いやすくするソフトの開発方針: Pei Zhnag, Denis Cavallucci 他(仏)

   学会報告 (31)-A: ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介: A. TRIZの方法論 (6編) (2017. 3.30)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 3月 30日

昨年秋の欧州での国際会議の全発表論文を個別に詳しく紹介するものです(要点和文、詳細英文)。テーマで7分類し、その第一群の6論文です。各論文の1行紹介(タイトルではない)のリストを示す。印は特に推奨するもの。
A1.  メカトロニクス分野の問題の問題分析の方法: Didier Casner, Pavel Livotov 他 (独、仏)
A2. 機能分析(FA)を拡張した表現(FA+)を作り、問題解決アイデアをスムーズに生成する方法:Min-Gyu Lee (韓、フィンランド)。重要。
A3. プロセス工学(特にProcess Intensification)にTRIZを適用する方法: Didier Casner, Pavel Livotov 他 (独)
A4.  時間で変化するシステムの機能分析とトリミングの優先順位: Nikolai Efimov-Soini, Leonid Chechurin 他(フィンランド)
A5.  自由言語の「動詞+名詞」で検索するノイズが少ないEffectsデータベース「Tech-Finder」: Davide Russo 他(伊)。重要。
A6.  (古典的)矛盾マトリックスで、関連パラメータを広く扱う方法: Elie Aupetitgendre 他(仏)

  TRIZ ニュース: 国内TRIZニュース :

- 日本創造学会 第39回研究大会  開催計画 (9月 9-10日、横浜市) (2017. 3.30)

- 日本TRIZ協会  第13回 日本TRIZシンポジウム2017 開催計画 (9月21-22日、東京) (2017. 3.30)

- 日本TRIZ協会主催 「日本TRIZ協会6月セミナー」開催案内 (6月 8日、東京))(2017. 3.30)

  TRIZ ニュース: 海外TRIZニュース :

−米国Altshuller Institute:  TRIZCON2017 の開催計画を(4月から延期し)新日程で発表。2017年10月3-5日、Atlantic City, NJ。(2017. 3.30)

- 欧州TRIZ協会ETRIA): TRIZ Future Conference 2017 開催計画。2017年10月4-6日、Lappeenranta (フィンランド) (2017. 3.30) (2016. 4. 7)

- 国際TRIZ協会(MATRIZ): TRIZfest2017 開催計画 (2017年 9月14-16日、クラコフ (ポーランド)) (2017. 3.30)

−体系的イノベーション学会(SSI): ICSI 2017 開催計画。2017年7月11-14日、北京(中国)(2017. 3.30)

   論文: TRIZ推進事例: TRIZを中小企業に広げるためのベルガモでの経験を分析する (2017. 2.14)

Davide Russo, Daniele Regazzoni, Caterina Rizzi (ベルガモ大学、イタリア)、 ETRIA TFC2016発表、2016年10月25日、ポーランド;
和訳: 中川 徹(大阪学院大学)、2017年 2月 7日

イタリア北部のベルガモ(ミラノの北東)の大学に形成されたTRIZ研究グループが、修士課程を中心にTRIZ教育を行うとともに、ベルガモの商工会議所と連携して、地域にイノベーション支援の活動を行い、TRIZをも普及させていきました。長期的な戦略と積み上げによって、中小企業を中心とした地域に、知的財産とイノベーションの活動を普及・発展させていった、貴重な報告です。イタリアでは、企業の95%が従業員10人以下の小企業であり、50%が個人事業ですから、大企業主導のモデルは成り立ちません。 違うやり方が必要なのだ、と言います。そこで、著者らが2009年以来実施してきたのが、大学と地域の公的組織(商工会議所)とが協働して行う、中小企業向けを主体とした活動であり、本件で「ベルガモ モデル」と呼んでいるものです。そのやりかたは、論文のAbstractによく書かれています。
論文全文とスライドを和訳して掲載しました。英文ページではスライドだけを掲載し、論文は近く掲載される「Science Direct」へリンクを張る予定です。

   TRIZフォーラム: 学会参加報告 (31): ETRIA TRIZ Future 国際会議 (TFC2016) 参加報告 (ポーランド、2016年10月24-27日) (2017. 2.14; 3.30; 4.24; 6. 4; 6.21; 7.18)

中川 徹 (大阪学院大学)、2017年 2月 7日

昨年10月末にポーランドで開催された、ETRIA(欧州TRIZ協会)主催の国際会議TFC2016 の内容を、「Personal Report」として紹介いたします。現在の和文ページは、速報の性格のもので、発表の全論文のアブストラクトとスライドを読んで(論文本文を読まずに)、短い概要紹介をしています。今後、論文を読んだうえで、英文ページにより詳しい紹介をし、その後この和文ページを(概要レベルのままで)更新する予定です。
私は、1998年〜2014年に、米国と欧州でのTRIZ国際会議と、日本TRIZシンポジウムについて、「Personal Repoort」と呼ぶ詳しい紹介を書いてきました。その後、多忙のため紹介できずにおりました。日本でも世界でも、沢山の優れたTRIZ関連の研究が、学会で発表されても広く知られないで埋もれていくのは、実に残念なことです。このたび、一念発起して、その責任と負担の重さを承知の上で、ETRIA国際会議の「Personal Report」を書くことにしました。TRIZを中心として、創造的問題解決やイノベーションの方法が、正しく理解され、広まることを願っています。

各論文の詳しい紹介を英文ページに掲載開始しました。A. TRIZの方法論(6編)、 B. TRIZと他の諸方法との統合(11編) (2017.3.30)、C. 技術分野の適用事例(9編) (2017. 4.24)、D. 企業におけるTRIZの推進 (5編) E. 大学・学界・教育におけるTRIZの利用 (5編) (2017. 6. 4)、F. 特許に関連する研究 (1編) (2017. 6.21) 、G. 非技術分野でのTRIZの適用 (7編) (2017. 6.21; 7.18)  --以上で詳細紹介完了。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2016年12月〜2017年 1月) (2017. 2. 14) (2017. 2.14) 「読者の声」一覧(2017. 2.14)

[和文ページ] 池田 昭彦、村田 朋美、宮里 好一、貞廣 哲、島田 宗洋、小林 三輝也、中川 徹 (2017. 2.14)
本ホームペ記事についていろいろな方から返信をいただきました。感謝して、掲載させていただきます。
池田さんはDarrell Mannの原書の購入法の質問。村田さんから、年末の挨拶とともに俳句を。宮里さんから、「現場リーダーのための真の学びの場を」との激励。貞廣さんとは、6箱方式に関する質問と応答(問題解決の簡略法と6箱方式の考え方)。島田さんから、新刊の訳書『わたしたちはどんな死に方をしたいのか?』(M. de Ridder著、島田、アーデ訳、教文舘)を寄贈いただき、中川の読後の感想を書きました。小林さんから、「自由vs愛」についての共感を書いていただいております。

[英文ページ] Czeslaw Cempel (ポーランド), Ellen Domb (米), Hugo Sanchez (ニカラグア), Shahid S. Arshad (豪); 中川 徹 (2017. 2.14)
Cempelさんから、「自由vs愛」についての所感、(フランス革命のもう一つのスローガン)「平等」の位置づけ。Dombさんと、Sanchezさんから、挨拶と激励。Arshadさんから、「自由vs愛」についての所感、戦後の焼け跡からの日本国民の速やかな復興の努力のコメントなど。中川は現在の日本での貧困の見えにくさ、沢山の空き家があるのに高家賃が貧困層の起きな負担になっている問題などを、応答しました。

    解説: 「自由」vs「愛」: 人類文化を貫く未解決の「主要矛盾」 (2017. 1.13)

中川 徹 (大阪学院大学)、東京大学学生キリスト教青年会(YMCA) 會報 第146号 (2016年12月8日) pp. 9-25

本ページの記事は、昨年10月に執筆し、12月に東大YMCAの會報に掲載されたものです。私は東大YMCAの寄宿舎で、学部3年生から大学院の途中までの4年余を過ごしました。本稿は、自己紹介から始めて、私の最近20年ばかりの研究の経過を説明し、昨年来明確になった標記の大問題を分かりやすく説明したものです。理学部の化学を出て、後に情報分野に移った私が、「創造的問題解決の方法」(すなわち、研究開発の方法)を理解し、発展させてきた内容をまず紹介しています。そこで明確にした「6箱方式」という方法を、新しく社会分野の問題に適用しようとして、日本社会の貧困の問題を取り上げました。貧困の問題に対する人々の議論対立の根底には、「自由」の主張と「愛」の主張の対立があることに気がつきました。そして、「自由」vs「愛」は、実はもっともっと大きな、人類文化を貫く未解決の根本矛盾なのだ、と認識したのです。そして私はここに、「自由」vs「愛」という矛盾について、その骨格の理解を仮説として示しました。

この、「自由」vs「愛」という矛盾(対立)がある、という考え自体は、難しいことではありません。身近のことでも、社会のこと、国際政治のことでも、皆さんはすぐに例を挙げることができるでしょう。ただ、私たちはいままで(世界中で)「「自由」と「愛」は両方大事です。だから、両立させなさい。両立するはずのことです。」 とだけ教えられてきました。「両者に本質的な対立が内在する。それが根本の矛盾なのだ」とは誰も明確に言わなかったのです。この矛盾をきちんと理解することが、矛盾を解決して両立を図る基本のやりかたなのだ、というのが本稿の根底にある理解であり、技術分野でTRIZが実証してきたことです。人間・諸組織・社会・世界でのこの大きな矛盾の状況とあるべき姿を示すことは、これからであり、人文科学・社会科学、そして実世界に関わる 多くの人々の協力を必要とします。人類文化を貫いて、まだ解決できていない主要矛盾だと理解しているのですから、その研究も活動も容易なことではありません。ともかく皆さんのそれぞれの場で、「自由」vs「愛」の現状とあるべき姿を考えていただけないでしょうか。

 ご挨拶: 新年にあたって (中川 徹)  (2017. 1.13)

新年あけましておめでとうございます。皆さまのご健康とご活躍を祈念し、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 TRIZ関係以外の方にお出しした私の年賀状を添付いたします。なお、HTMLのページには、昨年の研究・普及活動の簡単なまとめを書き、日本(と世界)の状況に関連しての所感として昨年の参議院選挙後に書きました文を再掲しました。 

新年 おめでとうございます。
退職後も、「創造的な問題解決の方法」の研究と普及活動を続けています。「6箱方式」が、創造的問題解決一般(すなわち、企業での技術開発、学術的な先端研究、社会的問題の考察などすべて)に共通して使える基本パラダイムである、と確信した一年でした。
『下流老人』(藤田孝典著)の本の「見える化」を手掛かりに日本社会の貧困の問題を考えてきました。貧困・福祉の問題では、自己責任論と助け合い精神が常に対立します。その根底には、人類文化の二つの主要原理「自由」と「愛」の間に矛盾があるからだ。「自由 vs 愛」が人類文化を貫く主要矛盾であり、解決されずにあらゆる所に存在して問題を生じている。両者を動機づけ調整できるものは(基本的人権(「平等」)を含む)「倫理」であると思われる。個人(間)のレベル、社会の諸レベルで、「自由」「愛」「倫理」の三者のあり方が明確にされ、人類文化として共有されなければならない。・・・76才で得た問題認識です。創造的問題解決の出発点です。
皆さまのご健勝、ご活躍をお祈りいたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。   2017 年 元旦      中川  徹

 


 

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最終更新日 : 2019. 1.13     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp