TRIZフォーラム: 学会参加報告:
1998年 (第 1回) TRIZ国際会議
   1998.11.17-19, Los Angeles
     中川 徹 (大阪学院大学)
    1998.11.23    
   (1998.12.22 微修正, 1999. 1. 8 リンクを追加)
English translation is not ready.  For going back to the English page, press: 
   日時:  1998年11月17日 - 19日
      会場:   ロサンジェルス   (Industry Hills, California, USA)
      共催:   TRIZ Institute,  American Supplier Institute
   協賛:   Melroe Ingersoll-Rand, Ford, Invention Machine 

プログラム:   
 17日  午後 (4 時間) 
   [T]    TRIZチュートリアル                          
         Ellen Domb (The TRIZ Inst., USA) 
                                       
 18日  午前 (発表・討論  各50分) 
  [1]    Guided Technology Evolution 
       Victor Fey, E.Riven (The TRIZ Group, USA)            
   [2]    A TRIZ Study:  The Halogen Bulb 
             Denis Cavallucci, P. Lutz, J.M. Voirpin (ENSAIS Strasbourg & 
                 Phillips Lighting (France), France)             
  [3]    Application of TRIZ to a Reliability Problem of a Space Shuttle     
          Class Reusable Engine 
       Zinovy Royzen (TRIZ Consulting, USA)               
   [4]    Organic TRIZ on the Farm  
             John Terninko (Responsible Management, Inc., USA)   
     
 18日  午後 (発表・討論  各50分) 
  [5]    Problem-Solving Systems: What's Next After TRIZ?
             James Kowalick (Renaissance Leadership Inst., USA)        
  [6]    Case Study:  Supplier Partnership Uses TRIZ to Improve Connections
       Leslie S. Enerson (Melroe Ingersoll-Rand, USA)          
  [7]    New Advantages of Cross-Fertilization of TRIZ and Some Quality  
          Methods 
             G. Frenklach and Seymon D. Savransky (TRIZ Experts, Israel & USA)
  [8]  Injecting Creative Thinking into Product Flow 
       Ed Sickafus (Ford Research Lab, USA)
 18日  夕方 (ポスターセッション)  (並行 45 分)                
  [9a]  TRIZ, Taguchi Methods, and World-Class Wine 
             Timothy Quartly-Watson (Renaissance Vineyard & Winery, USA)
  [9b]   Solving the "Opposed Conquest" Problem -- Theory and Software 
             Hidemi Kitaguchi (Toshiba Techno Center, 日本) 
  [9c]   Application of TRIZ for the Search of New Materials Features
       Seymon Savransky (TRIZ Experts, USA) 
   [9d]  USIT (Unified Structured Inventive Thinking)
       Ed Sickafus (Ford Research Lab, USA)       (非公式追加) 
   [9e]   TRIZ Home Page in Japan 
       Toru Nakagawa (大阪学院大学, 日本)              (非公式追加)
 19日  午前 (発表・討論  各50分) 
  [10]   Accurately and Rapidly Predicting Next-Generation Product 
          Breakthroughs in the Medical-Devices, Disposable Shaving Systems, 
          and Cosmetic Industries 
       Gernot Mueller (BioFutures, Inc, USA)
  [11]   Applying TechOptimizer 3.0 Software for Function Analysis and 
          Problem Solving on Blast Furnace Equipment
       Sergei Ikovenko (Invention Machine Corporation, USA) 
  [12]   Technology Maturity Using S-Curve Descriptors 
       Michael S. Slocum (The Inventioneering Co., USA) 

 19日  午後 (パネル討論  2 時間) 
  [13]   Panel Discussion:  From Theory to Results: Industry Experience
      Coordinator:  Leslie Serrin Enerson (Melroe Ingersoll-Rand)
      Panelists:  Jim Smith         (Melroe Ingersoll-Rand)
              (7名)     Julian Blosiu     (Jet Propulsion Laboratory) 
                        John King         (Ford)
                        Dick Ullman       (ITT-Defense)
                        Bill Bellows      (Boeing/Rocketdyne)
                        George Walgrove   (Kodak)
                        Mike Hollowbrook  (Delphi)
                        Louis LaVallee    (Xerox)
                        Ed Sickafus       (Ford Research Laboratory)

概要: 

 西側世界における最初のTRIZ国際会議である。The TRIZ Journalの編集長Ellen 
Dombがコーディネイトした。また, この会議は, American Supplier Institute  (ASI)
の第 4回 Annual TPD (Total Product Design) Symposiumの一部をもなす。ASI は田口
玄一博士の「Taguchi Method」を推進しており, 同一会場で, 19日午前 - 20日に      
Taguchi Method Conference が開催され, 19日午後のパネル討論は, 両会議の合同のも
のであった。

  出席者は, TRIZ Conference が約 90名とのこと。米国の他に, ドイツ, フランス, 
スペイン, イスラエル, 日本, 韓国などからの参加があった。初めて参加した筆者に
とっては, TRIZを推進している多くの人々を知ることができ, 有益であった。米国
のTRIZコンサルタント達が主導し, 企業内で推進している人達が集まり, そして企
業への導入や個人レベルでの習得を目指している人達が加わってきているという構図であ
った。大学関係は, ノースカロライナ州立大, ストラスブール大など, 少数であった。

  会場の入り口でInvention Machine 社がTechOptimizer 3.0 のデモをしており, 常時
人だかりがしていた。一方, Ideation International社は参加していなかった。また, 
The Altshuller Instituteが参加していなかったのが, 残念である。

  内容的には,いま一つ盛り上がりに欠ける感じがあった。それは, TRIZの特異な
歴史的背景と性格によると思われる。

(1) TRIZは, ロシアにおいてはすでに50年の歴史を持ち, 成熟した段階にあるのに
  対して, 西側諸国ではまだまだ良く知られていない段階にある。このためTRIZの
  方法論そのものを論じ合うには,何かすれ違いがある。理論的な部分を扱っている論
  文が, 既成のものの紹介であるか, あるいは, なにか枝葉の所を論じているように感
  じられる。西側諸国の研究者や企業人が, ロシアでの体系をともかくできるだけ早く
  消化して, その上で自分で新しいものを構築していけるようにしなければならない。

(2) TRIZの西側での導入初期にある現在,事例の発表が切望されているけれども
 , なかなか迫力のある発表が行なわれない。特に米国の事例は, 優れた事例であれば
  あるほど企業機密に関わるから, 強く制約されてしまう。最新の事例を発表するわけ
  にはいかないので, どうしても, 抽象的な説明で終わるか, 古い事例を説明するかに
  なってしまっている。これらの学会発表を読んで, 「所詮大したことはできていない
  」と読み取る人も多いであろうが, 一部の企業では強力な事例が着実に潜行して蓄積
  されていっている。学会や研修などの場を通じて吸収するとともに, 自分の実践を通
  じて, TRIZの適用方法を掴み取っていかねばならない。

(3) 従来の品質工学・品質管理の流れとTRIZとをどのように位置づけるかが, 今回
  の第 1回TRIZ国際会議の裏にある大きなテーマでもあった。両者が東西の別の世
  界で育ってきただけでなく, その基本的な立脚点が異なることを良く認識しなければ
  ならない。すなわち, 品質工学・品質管理が統計学と組織論を土台としたのに対して
  , TRIZは技術論そのもの (の新しい見方) を土台にしている。この点を真に理解
  してTRIZを推進していかねばならないと筆者は考える。TRIZの魅力である技
  術革新をもたらす新鮮な考え方を伸ばすためには,管理的な発想を極力排除していく
 ことが必要であると思う。
テーマ別のまとめ

以下には, 会議での順序とは別に, テーマの関連に応じて紹介していく。

(1) TRIZの位置づけ

  TRIZ全体について, 最もしっかりと書いている論文が, Jim Kowalik の[5] であ
る。TRIZがすでに50年の歴史を持つ「成熟した理論」であると認識し,今後の新し
い展開の必要を論じている。つぎのような点を述べている。
 (a) TRIZの歴史。特にこの10年間の米国におけるTRIZの歴史。
 (b) TRIZのいくつかの限界と問題点: 
      ARIZの複雑さ; 物質- 場分析の表現力の不足; 個人の創造力の涵養の不足
    ; 心理的惰性; 単なる想像を克服する必要;考えのとらわれを克服する必要;
    より実地のトレーニングの必要;ソフトツールの廉価普及の必要;複数の解決
    策を求める必要;知識ベースの拡張;機能分析の発展;より優れた創造過程の
    探索

 (c) 新しい問題解決のアプローチ: 
    Brain Mapping ( Brain Storming結果を「魚の骨の図」で表現していく) 
    Triads (Jim Kowalik 自身が提唱している理論。つぎの三つ組みを基本。) 

             Enabling Object                   
       Function   /      \ Function              
            /         \                 
         Tool Object ----------Passive Object            
                Function

    TRIZの教科書問題のTriadsによる説明
    Triadsのブレークダウンによるシステムの記述
    より高度な創造力の自己開発

 学会の発表においては,上記のTriadsの理論の説明が中心となり, それに応じて,   
「Triadsでなくても記述できる」といった反対意見との応酬に終始した。小生自身がこ
の論文を読んでその意義を認識したのは, 学会を終えて帰国してからであった。この論
文の上記(b) の記述は, 今回の学会の中の秀逸であると, 小生は思う。

(2) 機能モデルと機能分析

  対象システムを最も単純化して表現しようとする場合に, TRIZのオリジナルな表現法
は, Su-Field分析であり, つぎのように表現する。

                      Field (force or energy) 
                   \                   
                    \                  
       Substance 1  ←-----------  Substance 2                  
        (Object)    Function     (Tool)             

この表現は, 非常に単純化したものであり,必ずしも十分な記述力を持たない。

 Invention Machine ミのソフトウェアツール (TechOptimizer)では, システムの構成
をコンポーネントとしてのオブジェクト群とその間の作用 (Action) のネットワークの
形で表現する (論文[11]) 。このような表現をした上で, システムの簡略化 (Trimming
) を行なって改良の指針を得ようとしている。システムの規模が大きくなってくると, 
このようなネットワークの表現でかなり本質的な所まで考慮することができる。

  このシステムの基本的な構成単位を抽出するに際して, Jim Kowalik は上記のTriads
の記述を提唱しているのである。この Triadsを用いているのは, Jim Kowalik が指導
する 3社の論文: Melroe Ingersoll-Rand 社[6] , Renaissance Vineyard and Winery 
社[9a] , BioFuture社[10]である。

 論文[3] で, Zinovy Royzen は, つぎのようなTOP モデルを使っている。

           F (Field)                        
   Tool Object ---------------→ Object  ==> (Useful/harmful) Product 

このモデルは, オブジェクトに対する作用の結果をも表現しており, 機能モデルの表現
として書きやすいと感じられる。

 John Terninko [4] は,(Ideation International 社も同様に) 問題記述のグラフを
作る。それは, オブジェクト間の関係ではなく, 事象間の因果関係を記述していくもの
である。かなり,異なった思考過程を要請している。

(3) その他の理論的側面: 

 Victor Fey [1]は, 技術発展のトレンドの例として, ズームレンズを取り上げて論じ
ている。

 Seymon Savranskyは, [7] で, 品質工学における頑健設計の問題に対するTRIZからの
アプローチを論じている。品質工学での「どうしてそのような障害 (欠陥) が生じるの
か? 」や「将来システムにどんな障害が生じるだろうか? 」といった問題設定からさら
に進んで, TRIZでは, 「どのようにしたら障害を起こせるだろうか? 」と考えるのが効
果的であるという。発想の転換を必要とするので, 筆者まだこの論文を消化できてい
ない。

(4) TRIZの適用事例 

  Denis Cavallucci [2]  は, 大学と企業との共同研究で, ハロゲンランプのフィラメ
ントの撓みの問題に対して, TRIZの標準的問題解決法(TechOptimizerのPrediction
モジュール) を適用した例を報告している。ただ, 企業からの発表の制約があり, 本当
に有効な解決策が生まれたのかどうか, それかどのように導かれたのかは, 話されなか
った。論文中の解決策の一覧は, 一部カモフラージュされていて, 本当のものでないと
のことである。

 Semyon Savranskyのポスターセッションの論文[9c]は, 高温超伝導材料のモデルと予
測に関するものである。この著者は材料科学の専門家でありかつTRIZエキスパート
であるとのことで, 1984年以来超伝導材料を研究しており, TRIZを用いて, つぎの
ような明確な予想を記述している。「ローカルペア(LP)超伝導が, 高圧・高温(1000 - 
1500K)において, 液体セレンおよびその他の液体カルコゲナイド合金において, 実現可
能である。」小生は, この予測の論理を十分にフォローすることができないが, もし本
当に実証されれば, 物理学として画期的であると同時に, TRIZの学術的利用として
も画期的なことであろう。

  Gernot Mueller (BioFutures Inc) [10]は, 医療器具や皮膚からの薬剤の吸収などの
分野でTRIZを活用しているとのことで注目される。ただ,学会の発表では, 電気シ
ョックによる蘇生補助器具の例を,Triadsを使って説明しただけで, 具体性に欠けるの
が残念であった。

 Invention Machine社のSergei Ikovenko [11]は, 高炉システムへのTRIZソフト
ツールの適用事例を述べ, 機能分析とトリミングの結果として, 集塵機と水の冷却機と
の統合などの具体的な成果を話した。 (論文の記述では読み取り難いが) ソフトツール
の活用法と実際の成果が述べられ, 今回の学会での事例報告としては, 最も明確に述べ
られた技術的成果である。

(5) TRIZおよび関連手法の導入・普及活動

 Ford Research Lab のEd Sickafus [8] は, USIT技法の導入活動について, 具体的な
報告をした。 学会中で最も優れた発表であり, 発表後の討論も活発に行なわれた。USITと
いうのは, イスラエルにおけるTRIZの簡略化技法"Structured Inventive Thinking
(SIT)"を, Fordで導入して, 改良した方法であるという。 (USIT法の中身はほとんど話
されず, Web ページを参照せよとのことであった。 http://ic.net/ 〜ntelleck) 。発
表者をリーダとする 4人のチームで, この 3年間Ford社内でのSIT 研修・適用活動を行
なってきたという。毎週SIT 研修セミナーを開いているが, 強制的な参加ではなく, 自
発的な参加を原則にしているという。
  また, SIT チームが, 社内の具体的な技術課題を
ヒアリングし, 実際にUSIT法を適用して問題解決を行なう活動を継続している。問題を
取り上げる時には,その問題を解決できればどれだけの利益になるか ("carrot dollar
")で判断する。また, SIT チームの貢献度を客観的に量るために, SIT チームが出した
アイデアの内で製品にまでなったものについて, その寄与金額を製品の受け取り側のマ
ネジャに判断して貰って合算するという。この 3年間の実績は, カストマ部門33, 課題
45, 提案解決策400 以上, 製品化 24, 受け取り側評価の寄与金額 75M$ とのことであ
る。
  USITのねらいは, 具体的問題に対する解決策のコンセプトをできるだけ迅速につくり
出すことであるという。典型的には,カストマとSIT 専門家のチームミーティイグを, 
 2時間× 3 −4 回開き, 問題の定義, チームの教育, SIT 法の適用, 結果の導出を行な
う。この間, カストマは毎回参加し, 最後に, カストマの上司への報告書を作成すると
いう。報告書には, 評価票が添付され, 提案された解決策のそれぞれに対して, カスト
マが今後どのような処置をとるか (採用/ 保留/ 却下) を後日返答する仕組みにしてい
るという。
  このSIT チームの特徴的な点は, その役割を問題解決のコンセプトの形成に限定し, 
そのコンセプトの技術的実現には関与しないにも関わらず, 技術の実施・製品化の段階
で初めて寄与を評価しようとすることにある。SIT ( およびTRIZ) の役割をしっか
りと踏まえた方式であると思う。
  Fordには,このSIT チーム以外に, 品質管理センターに 2名のTRIZ/SIT専門家が活動
しているという (97年11月号のTRIZ Journalで事例報告をしているM. Lynchのグループ
) 。Ford社内における技法教育と実地適用の風土は, やはり注目すべきものであると感
じた。

 19日午後のパネル討論は, TRIZあるいはTaguchi Methodなどの技法の企業導入経
験について, 生の報告が行なわれ, 大変貴重であった。パネリストは, 各企業での推進
者7名であった。事前に, 全参加者から質問が集められ, 司会のLeslie Enersonが, そ
の中から選択した質問を読み上げて, 指名された数名のパネリストが返答する形式であ
った。パネリストの発言は, 簡潔・率直で, 非常に興味深いものであった。あまりメモ
を取れていないが, 印象に残った発言には以下のものがある。

  ・  TRIZの普及に際して, 社内コンサルタントの方式を取っている。みんなを同じレ
        ベルに教育しようとするよりもはるかに有効である。

 ・  Kodak では, TRIZの導入経験が 2 - 3 年である。約50人がTRIZの研修を受けた。
        TRIZの評価をするにはまだ少し尚早である。ただ, 
    以前はブレーンストーミングを沢山した。10人位でやって, アイデアがでても
          役に立たないものが一杯ある。役に立つのは 3件程度であろう。
    TRIZのミーティングは,  3人位でやり,  6件程度の役に立つアイデアが出る。
      TRIZがだしてくるアイデアの質はずっと高い。

 ・  Jet Propulsion Labでは, TRIZの効果はすでにはっきり見える。
    3 年前に導入し, いままでに 600人の技術者が訓練を受けた。
    TRIZはこれらの技術者に自然なものとして受け入れられている。
    技術革新に対する態度が変わったことが最も大事なことである。
    「心理的惰性」にとらわれないように意識的に考えることが増えた。
    Invention Machine のソフトを導入している。

 ・ (「導入に際して何か失敗したことはないか? 」という質問に対して) 
    開始したのが十分早くなかったこと, 推進が十分速くできていないこと。

 なお, これらの公的な討論の他にもいろいろな人々と私的に話した。その話しをまと
めると, 米国の企業で本当にTRIZを使っているのは40 - 50社程度であろう。 3年程度の
導入経験が古い方であり, その中でもまだ徐々に進んでいる段階で, 地道に着実に推進
している所が成果を挙げ始めているという段階であろう。 (この基準でいけば, 日本で
本当にTRIZを使っているのは 2 - 3 社なのではないだろうか?)

(6) その他: 

  東芝テクノセンタの北口秀美氏[9b]が, ポスターセッションで矛盾解消の事例と自作の
ソフトの発表をした。このソフトはHTMLで作成され,非常に簡便であり,ユーザが自分で
事例を容易に追加できるようになっている。井形弘氏のホームページに公開されており,
ユーザのダウンロードや拡張を許しているので,参照されたい。
    http://www.sun-inet.or.jp/~igata/index_e.html

 小生"TRIZ Home Page in Japan" の英文ページを作成し, 今回の学会に急遽間に合
わせた。日本のTRIZ関連情報が英文で読めることに関して, 海外の人々から多くの期待
が寄せられた。品質管理に関して世界をリードしてきた日本が, TRIZにどのように取り
組もうとしているのか, 海外の人々が大いに注目していることを, 改めて感じた。読者
の皆さんの協力を得て, このホームページを日本でも世界でも役に立つものにしていき
たいと思っている。この学会参加報告も「拙速」を承知で取り急ぎ掲載する。

                                     以上
  (98.12.22  TRIZ Journal所収の主催者報告に基づき,参加人数とパネリスト名を訂正。)
   本国際会議の論文2編を翻訳し掲載しました(中川, 1999. 1. 8, 1999.1.22)
    J. Kowalick:  問題解決システム: TRIZのつぎは何だろうか?    [TRIZの総括と今後の展望]
 Ed Sickafus製品フローに創造的思考を注入する」 [SIT/USIT法の社内導入の実践の記録]
 
 
 
ホームページ 新着情報 TRIZ紹介 参考文献・関連文献 リンク集
ニュース・活動 ソフトウェアツール 論文・技術報告集 TRIZフォーラム English Home Page
 
最終更新日 : 1999. 1.22    連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp