TRIZ ニュース:  企業導入事例
松下、技術者1万人にQSD教育実施 
            - 設計力向上へ 
 日刊工業新聞  2003年 4月 8日版 掲載
 掲載:  2003年 5月13日。  
 日刊工業新聞社の許可を得て3ヶ月間限定掲載。無断転載禁止。
 本文掲載削除: 2003.10. 3
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     注:  日刊工業新聞紙上の本文の掲載を終了いたします。
           本件掲載に関し, 日刊工業新聞社に改めて感謝いたします。

                      2003.10. 3   中川  徹


編集ノート (中川  徹, 2003年 5月13日)

この記事は標記のように日刊工業新聞に約1ヶ月前に掲載されたものです。小生は先週になって初めてこのような記事が出たことを三菱総研の人から聞き, 早速に切り抜きを送ってもらい, 転載の許可を日刊工業新聞社にお願いしました。同新聞社はもちろんこのような記事が財産ですから, 通常は有料で転載許可を出すのですが, 本件に関しては特段の配慮をいただき, 3ヶ月の期間限定での転載の許可をいただきました。厚く感謝申し上げます。
      日刊工業新聞社:   (ビジネスライン)  URL: http://www.nikkan.co.jp/

記事から分かりますように, 松下グループが, 「タグチメソッド + TRIZ + 品質機能展開」をベースとした独自の手法(QSD) を開発し, 内部講師を育成し, 全グループの技術者に教育して, 創造的で品質的にも安定した新製品の早期開発を目指しています。TRIZの企業導入事例として, 日本国内での非常に本格的なものであり, すでに先行事業部での施行実績を持っているとのことです。本件の松下グループの方式の詳細は公表されておりませんが, 従来から導入されてきていた品質機能展開やタグチメソッドに, 新しい技術論としてのTRIZを導入したことが, 非常に強力な方法を作り上げることになったのであろうと思われます。

小生は, TRIZの導入方法として, 1999年以来 「Slow-but-Steady Strategy (漸進的導入)」 を奨めておりましたが, 今年の1月からは, 「Slow」 を外して, 「Steady Strategy (着実な導入)」 を奨めております。TRIZの理解が随分はっきりしてきて, 簡潔な問題解決プロセスとしてUSITを使い, 知識ベースとしてのTRIZソフトツールを補強に使う方式ができてきたと思っております。日本でも, しっかりしたTRIZ理解のもとに, 企業での本格的な適用ができる段階になったのだと思っておりました矢先でした。本件はそのような本格導入がすでに始まっていることを示す好例であると思います。今後の成果を期待しますと共に, 日本の産業界・技術界の多くの方々に参考にしていただきたいと願っております。

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最終更新日 : 2003.10. 3.    連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp