TRIZ解説

革新的課題解決技法TRIZの 意義と国内外の状況

中川 徹 (大阪学院大学)

横幹連合 第2回技術シンポジウム
『世界をリードする先進的モノづくりを目指して(2)』、
2006年 4月17日、東京

[掲載:2006. 5. 9]

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編集ノート (中川徹、2006年 5月 7日)

本稿は、表記のシンポジウムでの講演スライドをPDFファイルで掲載するものである。掲載を許可いただいた横幹連合に感謝する。シンポジウムは下記のようであった。

名称:   「横幹連合」第2回技術シンポジウム
日時:  2006年 4月17日 (月) 10:00〜17:40  
場所:  日立製作所 東お茶の水ビル 大会議室 (東京都千代田区神田駿河台)
主催:  (NPO) 横断型基幹科学技術研究団体連合 (「横幹連合」)
企画: 横幹連合「開発・設計プロセス工学技術」調査研究会

テーマ:  「世界をリードする先進的モノづくりを目指して (2) 〜創造的課題解決への取り組みと最新デジタルエンジニアリング (DE) 技術の活用 〜」

テーマ1:  開発・設計プロセス工学技術
テーマ2: 創造的な課題解決技法  -- 中川発表
テーマ3: DEの新しい挑戦と創造的な課題解決に向けて
テーマ4: パネル討論: DE 時代における創造的な技術社の育成に向けて

内容の詳細は横幹連合ホームページを参照されたい:  http://www.trafst.jp/events/20060417_symposium.html

このシンポジウムを企画・実施したのは、上記の横幹連合「開発・設計プロセス工学技術」調査研究会であり、日立製作所の林 利弘氏が主査をし、中川はその委員の一人である。また、この研究会では、いままでの議論を定着させることを目指して、『開発設計プロセス工学と技法』という教科書を作成中 (編集主査: 米倉清治氏 (日立製作所)) であり、TRIZ/USITの解説と適用事例も分担執筆して提出したところである。

本講演の骨子はつぎのようである。原稿に書き下す時間的余裕がないが、本ホームページに繰り返し書いていることばかりだから、スライドを見れば分かっていただけるものと思う。講演時間40分に濃縮した、現在のTRIZの理解である。

(0) はじめに 

技術の「壁」をブレイクスルーするには? 従来。TRIZの登場。
本講演の趣旨と概要、TRIZの全貌

(1) TRIZの思想

(2) TRIZの知識ベース 

TRIZによる問題解決の概念図、「40の発明原理」、知識ベースの例 (TechOptimizerより)

(3) TRIZにおける問題解決の方法

(伝統的)TRIZの基本的方法、TRIZの全体プロセス、
理想をイメージする方法 (SLP法とその例)、
矛盾を解決するアルトシュラーの方法 (節水型トイレの事例、分離原理による「物理的矛盾」の解決)、
TRIZの適用事例 (ビジネス目標から機能目標へ)

TRIZのやさしい理解と効果的な実践法 (USIT)、TRIZの解法を再編した「USITオペレータ」、
やさしいTRIZの全体プロセス (USIT)、創造的問題解決の新しい方式 (USITの「6箱方式」)、
USITオペレータの一例、USITオペレータの適用例 (額縁掛けの問題)、USITの解決策一般化法

(4) TRIZの企業への導入法

TRIZの企業での学び方・使い方・実践法、創造的問題解決の新しいスキームの解釈、
TRIZの効果を実証した事例 (Uhrnerの論文の紹介、数の実績、質の評価基準、質向上の実績)
TRIZの導入・普及状況、
まとめ: TRIZの意義、
TRIZの情報源

 

 

発表スライド  PDF 形式 (33スライド、4スライド/頁、500KB)  ここをクリック

 

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最終更新日 : 2006. 5. 9.     連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp