大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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淡路 明日香 ― 韓国留学 ―

  私は韓国に4か月間、留学をした。韓国には他の国よりも惹かれるものがたくさんあったため、私は韓国に留学を決めた。留学中は様々なことがあった。  


  まず初めに韓国語のことを話す。韓国語には特別な思いがある。それは、私が初めて「もっと知りたい」、「もっと話せるようになりたい」と思った言語だったからである。大学1年生の頃は、韓国語に全く興味がなかった私は中国語を履修していたが、大学2年生の終わりごろから韓国語に興味を持ちはじめ、独学で勉強するようになった。私は留学までに、韓国語の授業も講座も惜しくも受けることが出来なかった。その結果、他の留学生たちよりも情報量がとてつもなく少ない状態で私の留学が始まった。


  留学してすぐの頃は、「トイレは何処ですか?」すら言う事ができなかった。だがそんな時に、助けてくれたのは日本人の友達であった。最初のクラスのレベルを決めるテストで、3段階あるクラスのうち、私は2段階目のクラスになった。そのクラスの授業は説明も質問も常に韓国語で行われ、私には全くわからなかった。留学前に独学で勉強していたとは言え、実際の授業においては韓国語は私には未知の言語だった。授業中は、友達に頼りっきりで本当に迷惑をかけていたかもしれない。はじめの頃は韓国語の文章の上に読み方をぎっしり書くことから始め、日本人や韓国人の友達たちにも、出来るだけ沢山の日常会話を教えてもらった。寮で留学生活を送っていた私は、ほぼ毎日韓国語と向き合っていた。


  ある程度韓国語がわかるようになってきた頃、私はひとりでよく繁華街に出かけるようになった。ひとりで行く街は、小さな冒険をしているようでとても楽しかった。特に物価が安く、服をホンデや江南、高速ターミナルでたくさん買った。ご飯は、韓国料理が普通で、寮では韓国のインスタントラーメン、ごはん屋さんではチーズタッカルビやチキン、プルコギなどをよく食べた。勿論洋食などもあったが、日本ほど中華や洋食、インド料理などの種類があるわけではなかった。


  帰ってきてからは日本の生活にすぐに戻った。最近は韓国語を思い出すのに苦戦してしまう。せっかく苦労して身につけた韓国語を失わないように、もっと韓国語を使う機会を増やしたい。そして、私の大学在学中での目標の教員免許取得を目指し、再び英語を勉強していきたい。


                                       2019年5月(2016年度生)