大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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大東 優里香 ―積極的に交わることで得た親近感―

韓国のペッソク大学に留学中の外国語学部3年次生の大東優里香です。ペッソク大学はソウルから一時間程の天安市という所にある大学です。こちらに来てちょうど3カ月が経ち、留学生活も残り1カ月となってしまいました。

最初留学が決まった時はとても嬉しかったのですが、海外に行くのが初めてで、出発の日にちが近づくにつれてだんだん不安が大きくなっていました。しかし韓国の空港に着いてみると、空港の雰囲気や街並みが日本と似ていて、緊張がいっきに解けました。しばらくすると授業も始まり、韓国の生活にも次第に慣れていきましたが、その中で、楽しいこと、辛いこと、culture shockも受けました。「なんでこうしてくれないの?」「日本人ならこうはしない」などと何度も壁にぶつかりました。でも、今思い返してみると、きっと向こうにもそういう思いはあるだろうし、お互いに違う文化を知ることができて、良い経験になったのだなと理解することができ、良い思い出に変わりました。幸いなことに私はホームシックにはならなかったので、辛いことも楽しいことも毎日色々なことを経験し充実した生活を送ることができています。

正直この留学ではあまり多くの韓国人留学生と関わることができませんでした。何故かというと、私が受けている授業は留学生のクラスなので、もちろん韓国人はいません。さらに大阪学院大学のBubby ProgramやCETのような現地の学生が留学生をサポートしてくれるプログラムもなく、韓国人と触れ合うチャンスがほとんどありませんでした。その為、このままで本当にいいのだろうかと悩んだ時期がありました。そこで、日本に興味をもってくれている人たちのサークルに参加したり、日本語を勉強している人たちと積極的に関わるようにしました。それによって、急激に私の留学生活が充実してきたように感じます。また、留学生たちともスポーツをしたり、ご飯を食べに行ったりすることで、言葉の壁を越えて仲良くなることができました。今は、勉強と遊びの両面でとても充実した留学生活を送れていて、人生の中で今後も忘れ難いとても貴重な時間を過ごしています。

 日本では韓国との間に、先の戦争をめぐる謝罪問題や領土問題などまだ解決に至っていない問題があったりして、韓国を怖いと思う人や、あまりよく思わない人もいると思います。でも直に接してみると人々はみんな親切でとても良い国だと感じました。また韓国は日本に比べて物価が安いので500円くらいでご飯が食べれたり、とても住みやすいのでおすすめの国です。

本当にこの4カ月という長くて短い期間は私にとって素晴らしい時間となりました。残りの1カ月も悔いのないようにしっかり学び、遊び、過ごしていこうと思っています。


                                       2016年6月(2014年度生)