大阪学院大学 外国語学部ホームページ
社会で活躍する卒業生の体験談や、留学中の学生からの現地リポート等が閲覧できます。

橋本 和真 ― 交換留学で気づいたこと ―

  外国語学部3回生の橋本和真です。私は、2回生の後期に4ヶ月間オーストラリアのCQ(セントラル・クイーンズ)大学に留学していました。4ヶ月というのは、長いようであっという間で、留学を終えた今振り返ると、かなり短かったと感じています。ですが、私自身大きく成長したことを実感しており、充実した時間を過ごせたと自信を持って言えます。そこで得たもの、感じたものをわずかですが書きたいと思います。


  私が一番成長したと感じているのは、人間性や性格の部分です。留学前の私は人との関わりに興味がなく、人との繋がりを持つことが苦手でした。しかし、オーストラリアに着いて初日のことです。現地の学生たちが温かく迎えてくれ、家族のように扱ってもらえたことで私のこれまでの考え方が大きく変わりました。人との繋がりの重要性、素晴らしさ、新しい出会いの面白さなどに気づきました。今までそのような考え方をしたことがなかったことが、勿体

無かったと感じました。この先、まだまだ多くの人と出会う機会があると思うので、できるだけ多くの人と繋がりを持ち、様々な考え方に触れ、自分自身の幅を広げていきたいと感じています。帰国後も、彼らとはお互い連絡を取り合ったり、近況報告をしたりしています。


  次に、留学することで感じたことは、日本人の自国への関心の低さと私自身の勉強不足です。留学先で私は何度も日本についての質問をされましたが、全ての質問に自信を持って答えることができませんでした。日本にいたら日本について聞かれることもなく、答える必要もないので、私はそういったことに気づきませんでした。これから留学を考えている人には、しっかりと日本のことに興味を持ち、日本の歴史、社会習慣、政治、経済など幅広い知識を持つことをお勧めします。私自身の勉強不足は現地に着いた時にすぐ気づき、予想以上に危機感が生まれたので、留学には良い影響を与えたのではないかと思います。それま

での大学生活で自分は何をしていたのかと振り返った時に後悔したので、時間の使い方を見直すきっかけになりました。

   私は留学を経験して、語学だけでなく、日常生活の中からも学ぶべきことがあると気づきました。机に向かって行う勉強では得られなかったものが、何気ない会話のなかにあったことで、私の視野が広がりました。留学に興味がある、海外に興味がある人は、留学することだけに限らず、可能ならば実際に海外に行き、自分で何かを感じ取り、そこから何かを学び、将来に活かしてほしいと思います。



                                       2017年4月(2015年度生)