大阪学院大学 外国語学部ホームページ
社会で活躍する卒業生の体験談や、留学中の学生からの現地リポート等が閲覧できます。

服部 映乃 ― From Australia to the Philippines ―


  外国語学部4年次生の服部映乃です。私はフィリピンのEnderun大学に1学期間留学しています。夏休みを利用したFirst-Step Study Abroad Programで大阪学院大学からEnderun大学に留学する学生は多いものの、交換留学生として大阪学院大学からEnderun大学へ派遣されるのは私が初めてです。そして、私自身は今回のEnderun大学への留学は2回目の交換留学ということになります。フィリピン出発3ヶ月前までオーストラリアのCQ大学に交換留学生として滞在していました。


  2つの異なる国の大学に留学したことで、Grammar中心のオーストラリアとSpeaking中心のフィリピンという全く違う授業形態を経験することが出来たことは、とてもラッキーだと感じています。正直、オーストラリアで強化された文法力が今回の留学でかなり役立ちました。私の受けていたSocialClubsは、文法的なことに拘らずSpeakingに重点を置いているので、基本的には間違った文法を話していても訂正されないことが多いです。もちろん授業内で学ぶことも沢山ありましたが、自主勉強で学んだ新しい単語やイディオムなどをどんどん使う時間という印象があります。したがって、ただ単に授業に参加しているだけでは、なかなか英語の上達が感じられないかもしれないです。


  一度経験しているオーストラリアと比較すると、授業形態はもちろん生活環境も言語(ローカルランゲージ)も全く違ったので正直最初は戸惑いました。ですが、日本では当たり前に過ごしていたことが、国が変われば当たり前ではなくなるという事に改めて気付かされた瞬間だったと思います。


  そして母国語以外の言語を習得していないのは日本人ぐらいなのではないかと思ったぐらい、私がフィリピンで出会った人たちの大半は英語以外の言語を積極的に習得していたことに驚きました。英語以外にどんな言語がしゃべれるのかということは、先生や生徒内でのスモールトークでもよく聞かれる質問の一つだったので、1年次の時に受けていたスペイン語をもう少し勉強していれば良かったと後悔しました。卒業後のアドバンテージの一つとして、もう一度勉強してみようと思います。


  いよいよ日本に帰国する日が近づいてきました。大学卒業まで残り半年ほどです。卒業後は日本を出て海外で生活をしようと考えていますが、トータル約8ヶ月間の留学でもまだまだ自信が持てないこともあります。“これから日本で生活しながら、どう今の英語力を維持するのか”というのもこれからの課題になりそうです。せっかく得た経験を無駄にしないように、卒業までの限られた学生生活を楽しみたいと思います。


                                           2019年7月(2016年度生)