大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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稲葉 愛実 ― 韓国留学報告 ―

こんにちは。韓国のスンチョンヒャン大学に留学している外国語学部2年次生の稲葉愛実です。8月24日に韓国にきて、留学生活はとうとう残り2週間となりました。

 私は大学内にあるGlobal Villageというところに住んでいます。大きな1つの部屋にリビングルームと6つの部屋とトイレ、シャワー、洗面所がそれぞれ2つずつあり、12人での共同生活をしています。Global Villageでは料理をしてはいけないので、キッチンはありませんが、冷蔵庫はロビーに10月ごろに設置されました。ご飯を食べるため

には、長い坂を下って大学の前のレストランに行くか、デリバリー、食堂、コンビニしか選択肢がありません。韓国では、デリバリーの種類が多くて、私は驚きました。


 私のルームメイトは韓国人で日本語が話せません。したがって、英語で話をするのですが、私は自分の英語力に自信が持てず、話をしたくても何て言えばよいのかわからなくて、ためらっていました。そして、その時に、もっと韓国語を勉強してから留学に来ればよかったなと後悔しました。しかし、後悔しても遅いので、私はまず自分の英語力に自信を持つようにして、ルームメイトと英語で話をしました。すると、すぐに距離が縮まりました。そして、私が

少しずつですが、習った韓国語を使ってみると、彼女は嬉しかったのか、今では韓国語で話しかけてきます。私がわからない韓国語は、英語に変えてもう一度話してくれます。私は彼女が日本語を話せないことに、最初は不安でしたが、よく考えるとそれが当たり前、むしろ話せない方が自分の勉強のためになると思いました。


授業は韓国語の授業を4つ(ライティング、リーディング、リスニング、スピーキング)とCIDというゼミのような授業と韓国の伝統的なダンスで計6科目選択しました。韓国語の授業は、クラス分けテストがあり、私はレベル1です。最初の2週間ほどは、英語で授業が行われましたが、今ではすべて韓国語で行われています。そして、クラスの半分が中国人なので、中国人がわからなければ、先生は中国語で説明をしています。

CIDのクラスはアメリカ人の先生が英語で授業をしますが、主にディスカッションでいつも英語圏の人達の積極さに圧倒されています。したがって、ついていくのが大変です。先日プレゼンテーションがあり、英語圏の人達に自分の英語を聞かれるのかと思うと、とても緊張しました。

ダンスの授業は韓国の大きな扇子を持って踊ります。意外にハードですが、11人の少人数で仲良く楽しくやっています。先生は英語で授業をします。アメリカに行っていたこともあり、英語がとても上手です。

 この大学には、Exchange(1週間に1回、韓国人と留学生が1対1で1時間会い、お互いの言語を教えあう)というプログラムがあります。私の場合は、Exchangeを3つしていて、日本語を勉強したい人と仲良くなれるので、このプログラムは本当にいいと思います。そのほかに、私は韓国人の日本語のクラスにも参加させてもらい、先生のヘルプとして

<日本語クラスの学生たちと>

日本語を教えています。韓国人の学生と一緒に日本語で会話練習をするという感じです。私はこの授業を1週間に6回しています。最初は、私が日本語を教えるだけでメリットがないと思っていましたが、先生が「この単語は韓国語で何と言いますか?」と聞いたり、日本語の下に韓国語の訳があったりしていて、私もこの授業に行って、韓国語の勉強ができるメリットがあることに気が付きました。そして、韓国人の学生とも仲良くなり、一緒にご飯を食べに行くこともできました。

スンチョンヒャン大学ではたくさんのイベントが行われましたので紹介します。まずは大学祭ですが、3日間行われるのですが、大学祭の日にも普通に授業があり、授業のない人が店番をするという感じで、出店しているお店は少なかったです。しかし、夜になると運動場に居酒屋みたいなお店が出店されてお酒を販売するという光景が見られました。そして運動場には特設ステージが設置され、有名な歌手が来てライブ会場のような感じになりました。最終日の夜には、ここはクラブなのかと思うほど、お酒を持ちながら踊っている人がたくさんいました。

 他には、Coffee Hourというものがあり、これは留学生同士の交流を深めようといった感じのイベントです。私は水風船を投げ合うゲームに参加しました。また、Sports Festivalでは、部屋ごとに赤と青のチームに分かれて競い合いました。しかし、誰が何に出るというのは決まっておらず、出たければ出るという感じでした。私はドッジボールに参加しました。Hallow-een Partyは、2年ぶりに行われたらしく、私は参加できてラッキーだったと思います。みんな仮装をしたり、メイクアップをしたりして普段と異なる装いを楽しみました。私はたくさんの友達と写真を撮りました。さらに、外国人がそれぞれの国の紹介をするというGlobal Dayというイベントもあり、私たち日本人は、流しそうめんをしました。日本のブースにきてくれた人たち

は、「不思議だ!」と言っていましたが、楽しんでくれたみたいで良かったです。このようにたくさんのイベントが行われ、みんなと仲良くなることができて楽しむことができました。

留学をしようと思っている皆さん、留学生活は自分がどのように行動するかによって、様々なことが起こります。私は、もう少し積極的に行動すればよかったと後悔しています。皆さんは後悔することのないよう、留学中自分のやりたいと思うことは全てやって来てください。

                                       2015年12月(2014年度生)