大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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岩切 龍二 ― ドイツ留学とサッカー ―

 3回生の岩切龍二です。ドイツのトリーア大学に2セメスター滞在します。ドイツに来て約5か月が経ちました。この5か月間にたくさんの出来事がありました。


 まず、サッカーをするために公園に行ったら全く知らないドイツ人に急に握手を求められて一緒にサッカーしようと言われました。ドイツの人々はこんなにもフレンドリーで、すぐに友達になれるのでいい文化だなと感じました。毎日誰かしらサッカー場にいるのでいろいろな人と友達になることができました。


 学校では授業のスタイルに驚きました。外国人は常に発言していて、うるさいくらいコミュニケーションを取っていました。そして、自分もだんだんそのスタイルに慣れてきて少しずつ発言するようになりました。こうすることによって、自然と勉強で分からないところが無くなっていき、充実した学校生活がおくれています。黙って時が過ぎるのを待っていれば日本ではどうにかなっていたのですが、ここドイツではそれが通用しなくて思ったことを口にしなければ

察知してくれるということはまずないなと感じました。日本と海外の違いを身にしみて感じることができてとてもいい経験をしているなと思います。


 ドイツは気が早いのかクリスマス1か月前からクリスマスマーケットが始まります。様々な地区でクリスマスマーケットが開催されていて、街ごとにマーケットの特徴やグリューワインのグラスが異なるので各地のマーケットに参加しました。個人的にはケルン、トリーアはとても綺麗だと感じました。


 12月半ばに大学が主催するフットサル大会があったのでドイツ人の友達と一緒に参加しました。決勝まで勝ち進んだのですが、決勝戦で負けてしまい準優勝でした。ルクセンブルクのプロの人と知り合うことも出来たのでいい経験をさせてもらいました。


 クリスマスになるとドイツ人は実家に帰り家族と

過ごすということで、自分は友達とロンドンに旅行に行きました。同じヨーロッパでもファッション、街並み、人種の割合が全然違うので周りを見ていて非常に興味深かったです。ヨーロッパ内は安く簡単に行けるのでとても便利だと感じました。

 今回の留学は自分にとって初めての海外生活ということもあり、日々の生活の中で新しい発見や出会いがたくさんありました。そして、刺激的なことを数多く経験することもできました。このような環境でさらに成長できるように自分から積極的にコミュニケーションを取るように心がけ、多くの人脈を、サッカー、大学を通して作れるように努めています。


 最後に、自分にとって大きな出来事がありましたので報告します。ドイツのクラブチームと契約を結べたことです。この契約にあたりたくさんの人々から手助けをいただき、あらためて人とのつながりの大切さを学びました。人々の支えのもとで自分の好きなことをさせていただいていることに、感謝の気持ちをもって応えていかなければいけないということを再確認できました。ありがとうございました。この場をお借りしてお礼とご報告を申し上げます。


                                        2017年1月(2014年度生)