大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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中田 楓 ― フィンランド留学を終えて ―

ハーガヘリア応用科学大学に留学していた外国語学部2年次生の中田楓です。フィンランドはヘルシンキでの1セメスター留学の生活を終え、無事帰国しました。

 派遣先大学では8週間を区切って1ピリオドとし、1週間のインテンシブウィークを挟んだ2ピリオドから1セメスターが構成されています。そのためか授業のスピードは非常に速く感じました。さらに1回の授業が短いもので90分、長いものは休憩を含んだ7時間のクラスもありました。そしてほとん 

どの授業でコンピューターを使うことに対して驚きました。機械が苦手で英語力も他の国から来ている留学生より劣る私は周りの友人に何回も助けてもらいました。改めて周囲の有難みを感じました。

私は、6人が各自一人部屋を持ち1フラットに住む、学生アパートで暮らしました。メインキャンパスから徒歩5分で、近くにスーパーマーケットがいくつもありました。ヘルシンキ中央駅まで電車で1駅と非常に便利の良い立地だったと思います。学生アパートには多くの留学生が住んでいるので、簡単に友人の部屋へ遊びに行くこともできます。各国の料理を振舞うパーティーなど、楽しい企画も沢山ありました。

 長期での海外生活は初めてだったので、毎日が新鮮の連続でした。10月からは人生でいちばん寒い日を更新する日々でした。そして、フラットメイトの、私の知らない文化に触れたり、初めての体験をすることができました。



フィンランド人は本当によくお酒を飲みます。しかしフィンランドで、アルコール飲料は値段が高いので、多くの人はビールなどのお酒を求めてエストニアに行きます。船で2時間程なので、気軽に日帰りで行けます。私は友人にエストニアの首都タリンに観光で2度連れて行ってもらいましたが、旧市街はヨーロッパらしい可愛らしい街並み、一方、新市街にはいくつか高層ビルもあり、物価も安いので行く価値はあると思います。

                   <エストニアの首都タリンで>


 ヘルシンキは夜中の2時に帰宅できるほど治安は良く、危険を感じることは一度もありませんでした。夜11時まで明るく過ごしやすい気候だった到着当初と比べ、冬場は日照時間が6時間程で寒い毎日だったので、とても同じ国だとは思いにくいですが、夏のヘルシンキも冬のヘルシンキも違った表情を見せてくれる美しい街でした。

<Marimekkoのファクトリー内の食堂>


                                       2016年1月(2014年度生)