大阪学院大学 外国語学部ホームページ
社会で活躍する卒業生の体験談や、留学中の学生からの現地リポート等が閲覧できます。

真栄城 好美 ― 中国語力の成長を実感 ―

こんにちは。9月から台湾の文藻外国語大学に留学している真栄城好美です。

私の留学生活は残すところあと1ヶ月を切りました。ここで過ごした時間を振り返ると、とても充実した日々を送れたと思います。私は主に中国語の授業をメインに履修していて、中国語漬けの毎日です。寮に帰るとルームメイトも中国語を話すので、四六時中リスニングをしている状態です。私は中国語はゼロから始めたのでこちらでは初級クラスに属していますが、3ヶ月ほどで自分の気持ちや行っている動作を簡単に説明できるようになりました。まだまだ流暢に会話出来るほどではありませんが、ここまで出来るようになるとは思っていなかったのでとても驚いています。机に向かってコツコツと勉強することも大切ですが、何よりもそれをアウトプットする環境が一番大切だとしみじみ思います。日本にいると間違いが怖いとの理由で発言することが疎かになってしまうことが多々ありましたが、一歩国外に出ると全くそれが通用しませんでした。台湾はとてもグローバル教育が進んでおり、特に文藻外国語大学は言語に強い学校です。同じアジア、近隣の国でもこんなに違うのかと驚きを隠せませんでした。

  日本人として留学して1番苦労したことは、気遣いです。日本人は他国の人々に比べてサービス精神があり、空気を読み、相手を気遣います。私自身も相手も傷付けないようにと、想像している以上に日常生活で無意識にそれを行っています。しかし海外にいると、空気を読んだり気遣いをするような接し方が必ずしも上手くいくとは限りません。周りは思った

ことをストレートに発言するので、正直心が折れることも多々ありました。自分の意見を突き通すことも大切ですが、相手を気遣う心が日本人としての良さだと思いました。


最近の出来事としては、年越しに台北に行き花火を見ました。台湾は旧暦で祝うので1月2日から授業があり、お正月を過ごした感じは全くないので少し悲しいです。今年も充実した1年になるように心がけて、何事にも挑戦したいと思います。


留学は、語学向上はもちろんですが、自分自身のアイデンティティを改めて認識できる良い機会だと思います。残りの期間、楽しみながらもしっかりと学業に励み、充実した留学生活を終わらせたいと思います。


                                       2018年1月(2015年度生)