大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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長澤 一弘 ― 中国留学 ―

  自分は中国に留学し、西南政法大学というところで4ヶ月を過ごしました。


  まず初めに!!中国に対してあまり良くないイメージを持っている人が多いかと思いますが、それは大きな間違いです!中国はとても楽しくて、人々の人柄もとても良くていいところでした!


  中国に行く前に中国についていろいろ調べました。食べ物は辛すぎて日本人は食べられない、空気が霞んでいて生活がしにくい、話し声が大きすぎて怒っているように感じる、といろいろなことが書かれていました。中国に関してネガティブなことばかりが多く書かれているのを目にして不安しかない状態で中国に行きました。中国に着いて生活をしていくにつれ、留学前に調べた情報とは違うところがたくさんあることに気づき、日本よりもいいなと思う事も多く見つかりました。食べ物も辛さが選べて食べやすくなっているし、空気もそれほど汚くもなく生活するにあたって全く気になりませんでした。人々の人柄もとても優しくて困った事や何かわからない事があれば丁寧に教えてくれます。留学前の不安は自然と無くなり、とてもいい国だと思うようになり、イメージが180度変わりました!!


  生活するにあたって一番大変だなと感じたのはやはり言葉の壁です。最初の1ヶ月は聞いても分からないし、話すことも出来なかったのでとても悩みました。正直留学に行く前はCETプログラム*

に参加していたので、外国の人と仲良くなるということには少し自信がありました。でも言葉が全く通じない今、友達を作ることさえできませんでした。本当に何をすればいいのか分からなかったので、簡単な初級の教科書を1ヶ月間毎日音読していました。すると1ヶ月後自然と言葉が出てくるようになり友達もたくさんできて、中国人の学生や同じ交換留学生と遊びにもよく行くようになりました。これには自分でも信じられないくらいびっくりしました。また、日本人というのが珍しいようで食堂でご飯を食べているだけで連絡先を聞かれたり、街を歩いているだけで声を掛けられて友達になりたいなどと普段日本ではないような事が中国では普通だったりして文化の違いも体験できました。


  留学当初、中国語での授業のため何を言っているのか分からなかったのですが、数か月後にははほとんど分かるようになっていました。発言を求められるような場面でも積極的に自分から発言をして言葉を使う機会を少しでも多くするようにしました。間違えることも多々ありましたが、間違いを訂

正してもらうことで正しい表現を覚えることもあり、自身もついて、発言してよかったと思います。


  この4ヶ月という短い留学期間の中で様々な人と出会い、様々な経験をしてきてこの経験は今後どこかで役に立つと思いますし、留学に行く事でしか分からないことがあったり、経験があったりします。それはどこの国に行っても同じで、そこでしか出来ない経験があると思います。これから留学に行こうという人はその国に染まるくらいの経験をしてきてもらいたいと思います!!


*CETプログラム:アメリカからの留学生と一緒に数か月間大学周辺のアパートでルームシェア(共同生活)をしながら、お互いの習慣や文化を学ぶ、異文化体験プログラム



                                         2020年2月(2017年度生)