大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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大西 諒 ― 写真で綴る韓国紀行 ―

僕は今、韓国で充実した留学生活を過ごしています。留学する前に大学で韓国語を履修してはいたものの、留学当初は韓国語を「喋る」ということに慣れておらず、ほとんどできていない状態でした。けれども、思い切って留学をしたおかげで少しずつ会話ができるようになりました。何といっても嬉しいのは、韓国人の友達がたくさんできたことです。

留学開始直後は、言葉の不安に加えて、様々な設備や施設をつい日本のそれと比べてしまい、韓国の設備の悪さや不便さばかりに目が行き、日本に帰りたい気持ちでいっぱいになっていました。でも、今では韓国での生活が楽しくて、日本に帰りたくないと思うようになっています。以下で、僕の韓国生活を写真で紹介します。

まず、左の写真は僕の留学が始まった当初に撮影したもので、世宗大王の銅像の前で撮りました。世宗大王というのは韓国語を表記するためのハングル文字を制定したことで知られている韓国の歴史上の人物です。銅像の下には歴史館もあります。韓国に来たら是非この銅像の前で写真を撮ってほしい場所です。こんな感じで留学生活が始まりました。 

他にも韓国の友達とパラグライダーをしました。空からの景色は最高でした。まさに絶景を独り占め!!!!!けれどもこのときは霧がすごかったのが残念でした。右の写真で、左側を飛行しているのが僕で、右のフライヤ−は韓国の友達です。

そして、韓国人の友達と一緒に、北朝鮮との国境沿いにも行きました。国境のすぐ近くまで行ったのですが恐ろしかったです。大砲を撃たれたら終わりだなと思いながら、韓国と北朝鮮の地理的な近さと、心情的な緊張関係を実感しました。国境の前には柵があり、少しでも入ったら撃ち殺されるそうです。何年か前に入って撃たれた人もいるそうです。恐ろしいけ

れども、韓国人だけでなく、他の国からも大勢の観光客が訪れていました。でも、もし韓国の友達がいなかったら、僕一人ではここに行けなかったと思います。貴重な経験をさせてもらったと思っています。

最後に1枚。左は独立記念館に行った時に、正面から撮った写真です。ここでは、日本による支配からの独立をテーマに韓国の歴史資料がたくさん展示されています。日本人にとっては、独立記念館を訪れることは複雑な思いに駆られますし、やはり日本人が行くと周りの観光客に特別な目で見られているように感じます。けれども、僕はそんなことはそっちのけで全館を周っ

てきました。日本と違い、生々しい蝋人形も多くて驚きました。独立記念館にも行けて良かったです。まだまだいろんな場所に行った写真をお見せしたかったのですが、それは帰国後のお土産話に譲ることにします。

まだあと少し留学生活が残っているので、悔いなく最高の経験作りが出来るように1日1日過ごしていきたいです。そして、まだ行ってない素晴らしい場所もたくさんあるので、できる限りいろいろな所を訪れたいと思っています。

                                       2013年12月(2012年度生)