大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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片岡 竜也 ― これから留学を目指す後輩へのメッセージ ―

  韓国のペッソク大学に留学していた片岡竜也と申します。今回は、私が留学で身につけたこと、感謝の心を持つことの大切さについて書かせて頂きます。


  私が4ヶ月間の留学経験で身につけたことは、「諦めない心」と「未経験でもとにかくやってみる行動力」です。私は、祖母の影響で韓国に興味を持っていたこともあり、大学では韓国語を第2外国語として学んでいました。ですが、その実力は日本語にたとえるなら「あいうえお」程度だったと思います。しかも、韓国語は1年次の時に勉強しただけでしたので、留学に行く3年次生の時には殆ど覚えていませんでした。


  そんな状態で留学に行き、初めての授業でいきなり挫折を味わいました。そうです、韓国語が全く理解できなかったのです。当たり前ですが、ここまで悔しい思いをしたことはありませんでした。恥ずかしさと危機感に打ちのめされそうでしたが、そこから一念発起して、授業中、私語を一切せず集中して講義を受けるようにし、授業後は自分が集中できる場所で復習を欠かさないようにしました。その結果、諦めない心を持ち続けることで、語学力に自信を持つことができ、授業でのプレゼンテーションでも進んで発表することが出来ました。


  このようなスリルに満ちた留学生活を経験した私は、これから留学をしようと思っている人たちに、「是非、留学へ行く前にしっかり勉強してから留学に挑んでください」と強くアドバイスしたいですが、その一方で、「現地でゼロから始める語学勉強も悪くない。人間、追い詰められたら信じられない力を発揮できる」とも言いたいです。私の崖っぷちの留学生活の経験から、後輩の皆さんには一日一日成長していく自分を実感できる喜びを感じて欲しいとも思っています。


  そして、家族や先輩、友人、お世話になった方々に感謝の心を常に持つよう心がけてください。留学はいろいろな人々に支えていただいてはじめて達成できたと、4か月間の留学生活を振り返りながら実感しています。充実した日々を過ごせるのは自分の頑張りだけのおかげではないことを噛み締めながら勉学に励むことで、更に成長できると思います。


  留学を決める前、そして出発する直前は特に不安と期待が入り混じり、いろいろな感情が交錯することもあると思います。その時に悩んでしまうこともあると思いますが、チャンスを逃さず最後に留学してよかったと思えるような留学をして下さい。



                                       2019年4月(2016年度生)