大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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瀧本 彩未 ― 私のアメリカ生活 ―

  アメリカに来てもうすぐ1か月が経ちます。早いような短いような1か月間でした。ミシシッピ大学での生活にようやく慣れてきたかなと実感するのと同時に、改めて両親の愛情の深さとその言葉の重みに気づきました。私が毎日のように悩んでいる時、「貴重な留学生活を楽しんで!」「人生は何事も勉強だ」と私を励ましてくれ、お蔭で私はナイーヴになんかなっていられないとモチベーションを上げることができました。しかし「今は言葉の壁にぶつかっているのかな」とも感じています。自分の伝えたいことはたくさんあるのに、その中の1割、2割しか伝えられずに、もしかすると1ミリも伝わってないのかな … と考えたり、単純にただ「ありがう」ではなく、もっと心のこもった “thank you” が言いたいのに … と思ったり。ここにきて日本にいる時より何億倍も悩むことが増えました。ですが、その度に、この留学の意味を考え、自分がすべきことは何なのか思いをめぐらしました。今は周りの人たちにも支えてもらいながら頑張っています。


  先週、現地の友達が車で2時間くらいのところにあるメンフィスという町に連れて行ってくれました。初めて目にするものや私が夢に描いていたものが目の前に広がっていて、それは私にとってとても貴重な時間でどこに行くにも興奮しっぱなしでした。ここではどこに食べに行っても、おかずの量もご飯の量も基本的に日本よりかなり多いので友達とシェアしたりして食べています。お店の中の雰囲気が良く、ジュースが飲み放題な場所が多いので私は大好きです。他にも、学校のプールに友達と行ったり、人生初めての教会に行ったり、グローブと言う広場にあるスクリーンでフットボールの試合を皆で見たりしました。ミシシッピ大学はOle Missとも呼ばれ、大学のフットボー

ル・スタジアムには大きな文字でOle Missと書かれています。そしてフットボールチームが得点を決めたりするとHotty Toddyという曲を皆で歌ったり、とにかく日本にはない行事ばかりで刺激を受けっぱなしです。


  上で書いたように、私は今「言葉の壁」にぶつかっているのかもしれません。ですが、見方を変えてみると私自身が自らその壁を作り上げてしまっているのではないかと思うようになりました。「楽しみたいなら自分全開で」が、最近の私のモットーです。自分の気持ちを伝える基本的な方法は言葉かもしれませんが、自分独自の方法や形でも気持ちを伝えることができますし、こちらの方がよっぽど自分らしいと感じてきたのです。自分の見方次第で、周りも環境も全て変わっていくはずですので、周りの変化を待つのではなく自分から変化・挑戦していくことが大事だと思うようになりました!これからも大変なこともたくさんあると思いますが “My style” をモットーに頑張っていきます!


                                       2016年10月(2015年度生)