大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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金谷 悠生 ― 大切にしたい台湾での経験 ―

台湾の静宜大学に留学している外国語学部2年金谷悠生です。9月から始まった私の留学生活も残り1ヶ月をきりました。語学の面では、留学当初の授業では理解できていた中国語ですが、最近さらに難しい文法や単語が出てくるようになり、留学期間が残り1ヶ月となった今、中国語に対しての焦りが出てきました。しかし、日常会話で使うような言葉は、日本語より先に出てくることもあるくらいです。これは、私の中で中国語が成長していると実感できる瞬間なので、この瞬間をこれからも大切にしていきたいです。また、授業では、先生が英語を使って教えてくれることが多く、わからない部分があったり、聞き取れない部分もあり、英語の大切さも再実感し、英語の重要性を感じました。

 毎週水曜日に開かれる日本人ボランティアでは、日本に興味を持っている台湾人や留学生と一緒に日本の文化を考え、教えたり教えてもらったり、話し合ったりする機会が設けられています。女子寮の下で行っているので手軽に参加できること、また、開催を放送で周知してもらっていることなどのことから、毎回多くの学生に集まってもらえています。これまでに、浴衣体験ということで浴衣を着付けてあげたり、一緒にちらし寿司

を作って食べたり、水餃子を作って一緒に食べたりしました。この活動を通して、日本語学科の学生だけでなく、たくさんの人にもっと日本を知ってもらいたいと思うようになりました。


 先日、台湾で友達になったイタリア人の誕生日会に招待され、参加してきました。ヨーロッパ人が多く住んでいるアパートのリビングキッチンで台湾人をはじめ、イタリア人、フランス人の留学生と話したり、ゲームを見たり有意義な時間を過ごしました。別の日には、中国語の授業で同じクラスのイタリア人と約束をして、お互いの国のご飯を作りあってふるまう国際

Food Partyを計画し、私たちはカレーとスイートポテトをふるまいました。アパートにいた外国人にもお裾分けして、おいしいと言ってもらったときはとても嬉しかったです。なんだか、大阪学院大学の国際交流プログラムであるCET¹ をしていると感じさせる時間でした。今年のクリスマスイブには、仲の良い日本人とイタリア人とフランス人とChristmas Partyをする予定なのでとても楽しみです。

 私の留学生活はあと少しですが、台湾にいるあと1ヶ月の時間を、自分が成長した姿を日本にいる家族や友人に見せられたらいいなと思いながら、大切に過ごしていきたいと思います。


¹ CET: アメリカから日本に来ている留学生と数か月間ルームシェアをするプログラム


                                        2016年12月(2015年度生)