大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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川上 将広 ― ミシシッピ大学 ―

私は現在、アメリカのミシシッピ大学へ留学しています。留学期間は2セメスターを予定しており、現在は1セメスター目が終了し、一か月程度の冬休みを過ごしているところです。ミシシッピ大学があるオックスフォードと呼ばれる街は多くの自然に囲まれ穏やかで、自分にとってはとても過ごしやすい町です。ただ交通の便のことを考えると近場に大きなショッピングモールがないため決して便利なところではありません。そのため、いつも大学側から提供されている無料バスを利用して買い物(片道15分程度)に出かけています。

ミシシッピ大学でアメリカの授業を1セメスター経験し、授業中に積極性を求められることが多いことには驚かされました。日本にいたころから日本とアメリカの授業のやり方は違うとは聞いていましたが、実際に肌でこの違いを感じ、授業が始まって1週間程度はなかなか授業に馴染めずにいました。しかし、次第にアメリカの授業スタイルに合わせていくことが出来るようになり、グループディスカッションやパワーポイントを用いてのプレゼンテーションも上手くこなしていけるようになったと思います。私自信の見解ですが、アメリカの教師の方々はとてもフレンドリーであり、まるで友達のように私たち学生に接してくれます。そのため授業中に軽いジョークを言い、クラス全体が笑いに包まれたりすることが多いなど、とても楽しい授業が展開出来るのかなと思いました。

ミシシッピ大学のキャンパス内はとても広く、多くの学生が通学に車を使っています。キャンパス内でも道路があり、車が通っているので、初めてこの光景を見たときには驚かされました。学生をサポートする図書館のような施設はもちろん、ミシシッピ大学の学生であれば自由に使用出来る体育館やフィットネスセンターもあり、勉学のみではなく娯楽も楽しめるキャンパスになっています。私は普段、一食500円程度のバイキング料理を供してくれるJC(the Johnson Commons)と呼ばれるカフェテリアで昼食を食べています。JCの料理は美味しいときと美味しくないときがあるため、料理に関してはあまりオススメ出来ませんが、多くの学生がJCを利用しており、英語を使って友達と食事をしたり、新しい学生に出会うことが出来ます。実際にJCで出会ったことがきっかけで友達になった子たちもたくさんいます。今では昼食の時間にはクラスメートたちと一緒にJCへ行くことが日課となっています。英語が話せて、交友関係も広げることができて一石二鳥です。

一方、アメリカでの生活ですが、完全に日本と同じというわけではないので人に寄っては多少気になったりしたり、なかなか馴染めないということがあるかもしれません。私は寮で3人のルームメイトたちと同じ部屋に住んでいます。同じ部屋とは言え、それぞれに個室があり、キッチンやバスルームを共同で使うという感じです。他の国から留学で来ている学生たちは基本的に皆優しいため、すぐに友達になることが出来ました。また私が住んでいる寮はとても大きく、週末には至る所でパーティーが行われています。私はあまり大きなパーティーが好きではないので、あまり頻繁には行っていませんが、パーティーに行けば様々な国の友達を作ることが出来ます。他国の友達が出来ることで、その国の言語、経済、政治に興味を持ったりすることもあると思います。実際に私も韓国の友達の影響で韓国語を勉強してみようという気になれました。日本人はとかく恥ずかしがり屋で消極的であると言われていますが、どんどん話かけていくことが大切だと思います。私はまったく知らない相手でもすれ違ったら "Hi!" や "How are you?" ぐらいは言うようにしています。それがアメリカでの礼儀のようですし、こういったことから友達になったりすることも少なくはありません。

私の留学生活も残すところあと半年です。留学当初はこれから約1年間アメリカで生活できるという思いからのんびりと構えていましたが、半年が過ぎた今感じていることは、この半年はアッという間のとても速い半年間だったということです。とは言え、この半年間でも依然に比べて自分の英語力はもちろん、その他多くのスキルを磨けたかなと思います。ミシシッピ大学は本当に多くの留学生を招き入れているため、その留学制度はとても優れていると思います。これから留学を目指す学生の皆さんには是非一度はミシシッピ大学に興味を持って欲しいと思います。

                                       2013年1月(2011年度生)