大阪学院大学 外国語学部ホームページ
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松宮 綾 ― カナダでの経験 ―

私は、9月の初めからカナダのメディシンハット大学で留学をしています。この交換留学を通して、いろいろな経験をしました。まず、カナダに来てからここの気温差に驚きました。寒いイメージしか無かったのですが、9月でも30度を超える日があり、また紫外線がとても強くてカナダで日焼けしました。10月になると一気に寒くなり雪が降りました。10月に雪を見たのは初めてだったので、とても良い経験だったと思います。12月の今、最高気温はマイナスの日が当たり前になっています。0度を上回ると温かく感じられるので、寒さにはだいぶ慣れたと思います。気候に関して言えば、ここメディシンハットは1年を通して晴れの日が多くてあまり雨が降らず、とても乾燥しています。こっちに来て傘を差したのはたった1回です。しかも、なぜか現地の人は雨が降っても傘を差しません。

次に、私はとてもラッキーな経験をしました。それはメディシンハットにホストファミリーが2件とルームメイト1人が出来たことです。カナダに来て10日目の夜にホームステイ先のトイレが壊れ、急きょ他のホームステイ先に引っ越しました。時差ぼけからも解放され、学校も始まって慣れてきた頃だったので、とてもショックでした。しかし、新しいホストファミリーとルームメイトが温かく受け入れてくれたので、本当に助かりました。そこで2カ月ほどお世話になり、1件目のホストファミリーのところへ戻りました。こんな経験をしたのは私ぐらいだと思います。まさか2件のホストファミリーにお世話になるとは思っていなかったので、私はラッキーです。もうひとつラッキーな経験をしました。それは現地の新聞に名前と写真が載ったことです。11月にあったインターナショナルウィークに参加していた時の写真が載りました。海外の新聞に載ることは2度とない経験かもしれないのでとても嬉しかったです。

また、日常生活の面では充実した生活が送れていたと思います。平日は9:00〜3:00まで授業があり、放課後は毎日図書館へ行って宿題をしたり、勉強をします。今まで、こんなに熱心に勉強をした事があまり無かったので、この生活がとても新鮮でした。私がこんなに勉強に励むことが出来たのは、現地で出会った友達のおかげです。ESLの友達や現地のカナダ人の友達は、本当によく勉強をしていました。特に、カナダ人の勉強に対する姿勢を見て、私も見習おうと思ったので、とても影響されました。週末にはよくパーティーに参加しました。そこでカナダ人の友達がたくさんできました。カナダ人はとってもフレンドリーなので、すぐに仲良くなることが出来ました。最もすごいと思った事は、カナダの学生たちは、勉強のon と offをしっかりつけていて、目標や夢を持って勉強している事です。学校で見る姿と週末に見る姿は全く別人だと思うくらいです。私は、本当に良い友達に出会うことが出来たと思います。だからこそ、勉強に励むことができたし、いろいろな事を学ぶことができました。

もうすでに学校の授業は終わったのですが、最後の週に体調を壊し辛い思いをしました。1週間ほど苦しんだなかで、家族のありがたさを実感しました。これも思い出の1つです。私は、あと1週間ほど滞在したあと、アメリカへ1カ月ほど旅行に行ってから日本に帰る予定です。ホストマザーが言うとおり、旅行こそが本当の英語力が試されると思うので、とても楽しみです。さらに、今まで何度もトラブルに遭ってきましたが、今思うとそれがあったからこそ一生忘れられない充実した留学になったと思います。

最後に、私は4年次での留学だったので帰国後はOGUを卒業し、社会人として働きます。留学前に就職活動を終えていた事もあり、本当に実りのある留学生活が送れました。このいろいろな経験を通して学んだことをしっかり活かして、卒業後は社会の役にたてるように頑張りたいです。

                                       2012年12月(2009年度生)