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  第5回TRIZシンポジウム 
  計画・準備詳細: 基調講演、チュートリアル、グループ討論 について、発表者への連絡、発表募集要領、

Webマスター:中 川   徹  (大阪学院大学)

作成日:  2009年 6月12日; 更新: 2009. 8. 3;  9. 2; 9. 4

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グループ討論について追記しました。発表者のみなさんへの連絡も追記しております。(2009. 9. 4)

本ページには、「第5回TRIZシンポジウム」に関する計画・準備の詳細を掲載します。   シンポジウム 親ページ =>

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  基調講演1 (Boris Zlotin) のアブストラクト

Use of TRIZ for Prediction of the Future of Technological Systems
Boris Zlotin and Alla Zusman (Ideation International Inc., USA)

The first successful attempts to apply TRIZ for forecasting of technology were made by TRIZ originator Genrich Altshuller in the end of 1960s. Since 1975 when Altshuller introduced the first system of patterns of technological evolution, Boris Zlotin has been involved in TRIZ forecasting, including development and further improvement of methods for TRIZ forecasting and managing evolution. For over last three decades, TRIZ forecasting projects for various systems from the majority of the areas of human activities have been conducted. This work has resulted in development of Directed Evolution methodology for the purpose of studying the given system evolution, predicting possible positive and negative events and solving inventive problems ensuring realization of preferable outcome.

Directed Evolution methodology includes analytical (DE questionnaires, algorithms for cause-effect analysis and failure prediction, etc.) and knowledge base (over 600 patterns and lines of evolution, Bank of Prognostic Scenarios, Operators for solving inventive problems, etc.) instruments that could be applied manually for relatively simple systems or educational purposes. For full scale projects, Directed Evolution software is recommended.

The presentation will also include the brief history of TRIZ forecasting, several examples of completed projects in various areas and selected utilized instruments.

  基調講演2 (Darrell Mann) のアブストラクト

TRIZ: Necessary But Not Sufficient: Customers And Theories Of Everything
Darrell Mann (Systematic Innovation Ltd, UK)

As suggested by the TRIZ trend, all systems pass through successive phases of increasing and decreasing complexity. Mankind’s understanding of the world has likewise followed a similar pattern; sometimes, as through the 20th Century, the dominant paradigm was increasing specialisation and fragmentation of knowledge. At other times, during the Renaissance for example, synthesis and integration of knowledge fragments has occurred.

Thanks at least in part to the work of the TRIZ researchers, it looks again as though a period of consolidation has again begun. What TRIZ has done to map and integrate the world of technology, others have been doing in the worlds of biology (Margulis), physics (Einstein), social history (Strauss & Howe), psychology (Graves), literature (Brooker), religion (Wilbur) and economics (Mandelbrot, Gilmore & Pine).

The paper examines the various compatibilities and contradictions between the numerous different domain-specific ‘Theories Of Everything’ and explores the possibility that we may soon be entering a period where a synthesis of these domains into a higher-level Unifying Theory becomes feasible.

Given the apparent lack of successfully commercialised innovations with a clear TRIZ start point, the paper will pay particular attention to, what the author believes to be the biggest single missing-piece in the TRIZ toolkit, that being the anthropological study of populations in general and ‘customers’ in particular. We show that the majority of attempted innovations fail not because the chosen solution was necessarily ‘wrong’, but rather because it was either the ‘right’ solution to the ‘wrong’ problem, or that it was the ‘right’ solution at the wrong time.

In discussing this failure to properly understand the tangible and, particularly, intangible motivations and timing-drivers of ‘customers’, the paper summarises some of the key findings of an eight-year programme of research to uncover the DNA of what motivates people to spend their money on something new. A final section of the paper draws a few tentative conclusions and recommendations aimed at helping companies to increase their innovation success rate.

  チュートリアル (福嶋洋次郎) のアブストラクト

チュートリアル : 「TRIZによる問題解決の実践」
福嶋 洋次郎 (パナソニック株式会社)

知識と知恵が産み出すイノベーションへの期待は、厳しい時代になればなるほど大きいものがある。ビジネスの要求に応じて技術者が問題を解決していく活動に、TRIZを効果的に使う当社のやり方とその成果を、昨年度のTRIZシンポジウムで発表した。今回は、シンポジウムからの依頼を受けて、当社での経験をベースに、TRIZによる問題解決のやり方について、チュートリアルとして2時間お話する。

本チュートリアルは、TRIZを本格的に学び/適用し/担当し始めて1〜2年の方々を主な対象とする。業務としての技術問題の解決で常に必要となる各段階、すなわち、問題の認識、問題の分析、解決アイデア出し、実際の成果への落し込み、などについて考え、それぞれの段階で有効なTRIZ の手法とその使い方の基本的なところを分かりやすく解説する。

実際の業務の中でTRIZを効果的に使っていくためには、もちろん、各社、各部門の実態に即した運用法、適用法が要求される。本解説を一つの例として理解され、皆様それぞれのやり方で、業務に役立つTRIZにしていただけることを願う。


  グループ討論 について

趣旨説明:

今年のプログラムの一つの特徴は、「自由なグループ討論」の時間を、朝・夕に 4回 合計6時間設定していることです。
これは会場が、東京駅から2時間かかるため、プログラムの主要部を午前10時から午後6時に収め、その結果として朝・夕が空いた結果です。
この「自由なグループ討論」の時間を有効に使っていただきたく、具体的なテーマや形態を (個別の案で結構ですので) ご提案いただけないでしょうか?
自分たちで新しい仲間を作れるようにしたい、海外のTRIZリーダたちとじっくり話し合いたい、などいろいろなやり方があるだろうと思っています。

[注: 「TRIZの普及のために、するとよいと考えられる諸活動について (提案)」 : 中川 徹 (大阪学院大学)、2009年4月6日  を、『TRIZホームページ』上に掲載しました (2009. 6.16)。参考にしていただけますと幸いです。]

参加者のみなさんへ (グループ討論について)    [2009年 9月 4日   担当: 黒澤愼輔 + 中川 徹]

今回のシンポジウムでは新しい企画として「自由 グループ討論」という場を設けることにいたしました。
折角同じ関心を持つ人々が集まっている時間を、更に有効に活用するために、シンポジウム第一日目、第二日目の夕食後の時間と、三日目の早朝の時間を活用しよう というのが狙いです。

「自由」と銘打っておりますが、テーマがなくては話が進めにくいものです。そこで、次の6つのテーマを選びました。
また、それぞれのテーマについて、コーディネータを指名させていただき、指名されたご本人から快諾をいただきました。[敬称略]

「自由 グループ討論」への参加は勿論自由です。単に皆さんお話を聞くということでも結構ですが、「このテーマについて自分はこんな意見を持っている」というお考えをご準備の上参加していただければ大歓迎です。

(1) 企業内のTRIZ活動の進め方 − TRIZ活用を企業内で推進するやりかたについて、少し、幅広く捉えて自由に議論していただく   [上村輝之 (ウィルフォート国際特許事務所)]

(2) 現場の課題解決に直ぐに役立つTRIZ方法論 − 新しい人にTRIZを受け入れもらえるTRIZの使い方について  [永瀬徳美 (ソニー)、宮西克也 ]

(3) ソフトウエア、IT分野でのTRIZ活用をめぐって  -  [福嶋洋次郎 (パナソニック)、庄内 亨 (日立製作所)]

(4) 基調講演に招待したボリース・ズローチンを囲んで  - [黒澤愼輔 (産業能率大学)]

(5) 英語による自由討論  -- [小西 慶久 ( )]

(6) TRIZと教育 (学校、大学など) および一般社会への普及 -- [中川 徹 (大阪学院大学)]

グループ討論の場所は、夜は宿泊棟 [訂正 2009. 9. 7] のミーティングルーム(A棟2階)、ラウンジ(A棟1階)、談話室 (B 棟)を使い、朝は、研修棟の大会議室 (RB会場) 他を使う予定です。

以上について、テーマ毎の部屋割り、時間割などは、シンポジウムのプレセッション (初日午前) で提案し、皆さんのご意見などを お聞きして調整したうえで、当日に掲示いたします。

どうぞ奮ってご参加下さい。


 発表者の皆さんへ (直前連絡。プログラム委員長) (掲載: 2009. 9. 4)

発表者の皆さんへ

2009年 9月4日     TRIZシンポジウム プログラム委員長  中川 徹 (大阪学院大学)

TRIZシンポジウムもいよいよ来週開催となり、皆さまのご協力を得まして、プログラムの最終調整や論文集の印刷手配などを完了しました。ここに、開催直前での、発表者の皆さまへのご連絡を (その大部分はいままでの「念押し」ですが) いたします。

なお、会場、宿泊、グループ討論など、参加者全員に関わることは、別途記述していますので、ご参照下さい。

(1) 論文集について

・ 計画公表しておりました方針に従い、論文集を国内参加者向けと、海外参加者向けの二つの版で印刷しています。

・ 海外参加者向けの版では、皆さまの発表について、スライド/論文で英訳があるものは英文で、ないものは和文で掲載しています。

(2) オーラル発表について

・ 発表用和文スライドは、USBメモリなどで持参下さり、当日朝に会場のPC にインストール下さい。(提出済みのものは、予め事務局でインストールしておきますので、それを使われる場合は不要です。それでも、念のために持参下さい。) なお、動画やソフトなど特別なものを使われる場合は、ご自分のPCを持参下さい。

・ スライドの最終原稿で英訳版を提出いただいているものは、和・英スライドを同時投影いたします。(プログラム上の言語表記「JE」)。和文のスライドを発表者が自分で操作下さい。英文のスライドはそれに追随してスタッフが操作します。

・ 和英同時投影の発表のかなりのセッションで、発表直後の公式の討論について、その質問・応答の両方を、和・英に双方向通訳のサポートをいたします。通訳の担当は、TRIZ協会運営会議メンバの黒澤さん、小西さん、そしてボランティア協力者の石濱正男先生 (神奈川工大) と上村輝之さん (ウィルフォート国際特許事務所) です。RB会場の全件、RA会場の第1日午後の発表については、担当者を決めています。RA会場の第2日、第3日の発表は、通訳者「未定」です。上記4人のうちその場に出席していて、通訳に応じることができれば、お願いするということにしており、場合によっては通訳者がいない/できないこともありますが、ご了承ください [通訳の負担が随分大きいものですから]。

・ スライドの最終原稿で英訳版のないものは、日本語だけの発表といたします。この場合は、討論時も通訳者を用意しておりません。ご了承下さい。

・ 発表30分 + 討論10分です。25分で 1鈴、30分で 2鈴、40分で 3鈴 (連続) を鳴らします。討論時間を確保し、また全体時間を40分で収めて下さい。延びますと後続のプログラムに迷惑となりますので、時間で終了していただきます。

(3) ポスター発表について

掲出用のポスタースライド (和文、あれば英文も) をプリントしたもの(サイズ A4 または B4) を、初日に必ず持参下さい。

・ ポスターの掲出作業を初日午前中 (9:20頃から)に、ポスター会場で行なって下さい。模造紙、糊、セロテープなどは事務局が用意しています。掲出場所は事務局担当者 (池田さん、前古さん、正木さん) の指示に従って下さい。[テーブルの移動など、会場設営作業を手伝っていただけますと助かります。]ポスターは全日程掲出の予定です。

・ ポスター紹介のセッションでは、既提出の紹介スライド (2〜4枚) を和英同時投影し、各人 3分以内で簡単に紹介下さい。紹介スライドは差し替えできません。プログラムの順番に従い、スムーズに発表願います。

・ ポスター発表のセッションでは、指定されたコーナーで並行して発表します。第1ラウンドは、発表と討論を合わせて20分とし、スタッフの指示で一旦打ち切り、聴衆が移動してから、第2ラウンドを始めます。以後は、臨機応変とし、発表と討論を随時行なってください。全体で65〜70分程度です。

・ ポスター発表では、通訳者を用意していませんが、海外参加者にもできる範囲で対応いただければ、幸いです。

・ シンポジウムの終了後、各人のポスターをご自分で撤去下さい。また、テーブルの移動など、後片付けの作業を手伝っていただけますと、大変助かります。

(4) 著作権とシンポジウム後のWeb掲載について

・ 著作権の扱いは、「発表募集要項」 に記しているとおりです。再度ご確認下さい。

・ TRIZ協会では、シンポジウム後に、皆さんの発表をTRIZ協会公式サイトに掲載させていただく予定です。一部の発表を公開、他のものを会員限定とすることを考えています。公開/限定の別、また掲載時期につきましては、決定後改めてご連絡いたします。

・ なお、シンポジウムでの発表を、一般参加者が、録音、写真撮影、ビデオ撮影等することを禁止しています。これは皆さんの発表をできるだけいきいきしたものにしたいための措置です。シンポジウムでは、写真撮影のスタッフを指定しており、腕章で明示する予定です。

よい発表をして下さり、活発に討論いただけますよう、よろしくお願いいたします。

以上


 一般発表の募集の概要 (掲載: 2009. 2.23; 4. 6; 5.19; 6.12)   ==> 詳細 PDF (283 KB, 10頁) (更新: 2009. 6.12)  

募集事項:   上記のシンポジウムの趣旨に沿った、オリジナルな研究・活動報告 (一般発表)。

一般発表の発表形態:   オーラル発表とポスター発表 (著者の希望を考慮して、プログラム委員会で振り分けを決定します。)

    オーラル発表:   基本発表時間: 発表30分 + 質疑応答 10分。シングルまたはダブルトラック。
                                 基本的に和英スライドを同時投影、一部に和文スライド投影だけのセッションを設ける。

    ポスター発表:   会場内のコーナーに分散して、複数同時並行で掲示・発表。
                          比較的少人数での自由な質疑応答が可能。ボスターは全日程掲出予定。
                          紹介セッションあり、各ポスターセッションは60-70分の予定。

発表申込み提出書類:  

A. 発表申込み書: 著者代表連絡先、発表希望形態、英訳の有無など。 (指定書式 A: Word テンプレート (2009. 2.23掲載))
B. 和文概要:  発表題目、著者 (所属)、200字程度の概要、説明文。全体でA4の1頁 (指定書式 B: Word テンプレート (2009. 2.23掲載))
C. 英文概要: 英文の 発表題目、著者(所属)、英文概要。 A4 半頁 (指定書式C: Word テンプレート (2009. 2.23掲載)

提出先:         第5回日本TRIZシンポジウム プログラム委員会 (委員長 中川 徹)  email:  sympo@triz-japan.org

締切日:      2009年 5月18日 (月) 18:00     締切猶予:  2009年 5月27日(水) 24:00 

5月19日現在、一般発表 計 30件 (うち海外 11件) を受理しています。
さらに皆さまの発表を受け付けておりますので、ご検討中の方は至急、上記アドレスまでご連絡下さい。(2009. 5.19)
一般発表41件(うち海外13件) の申込みを受け取り、プログラムを編成中です。非常に充実した内容になり、感謝しています。(2009. 5.31)

注: 極めて限定した数の追加発表申込みを (主として海外発表者を想定して) 受け付けております。上記の発表募集要項の更新版を参照下さい。(2009. 6.12)  本件すでに締め切っております (2009. 8. 3)

 

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最終更新日 : 2009. 9. 4.     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp