TRIZ論文: 日本TRIZ シンポジウム 2009 論文
開発技術者から見たTRIZ ―アンケートによるTRIZの使い方―

福嶋 洋次郎、秦 務 (パナソニック (株))

日本TRIZ協会主催 第5回日本TRIZシンポジウム、2009年9月10-12日、国立女性教育会館、埼玉県比企郡嵐山町

紹介: 中川 徹 (大阪学院大学)、
英文: 2009年12月13日
掲載:2010. 6. 9

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編集ノート (中川 徹、2010年 6月 8日)

本稿は、昨年の第5回日本TRIZシンポジウム2009でオーラル発表された優れた発表です。

著者たちは、パナソニック(株)の本社のR&D 部門で2003年からTRIZの適用を推進してきており、IT&ソフトウェアの分野で156の実地プロジェクトにTRIZを適用した実績を持っています (前年のTRIZシンポジウム2008での福嶋洋次郎の発表を参照 )。各プロジェクトでTRIZの適用が終了した度にアンケートを実施したとのことです。アンケートでの自由記述の回答を、本発表で分析しています。技術者たちの回答は要点を突いたもので、大部分が積極的な回答でした。

各従業員が毎年特許を何件出しているかを分析した結果、興味深い事実が分かった。すなわち、入社初年次に (先輩社員と一緒に) TRIZの適用経験を持った従業員たちは、入社2-3年目において、TRIZ経験を持たなかった従業員たちよりもはるかに多くの特許を出していた。

本ページには、発表スライド(和文) PDF および発表スライド (英文) PDF を掲載しています。[なお、日本TRIZ協会の公式サイトでは、和文発表スライドPDFだけを、会員限定のページに掲載しています。] また、中川は本発表に関する紹介を英文で、「TRIZシンポジウム2009 の Personal Report (Part E)」 中に記述し、『TRIZホームページ』に掲載しました。このたび、本件の英文ページにその部分を再掲載しています。ただし、多忙のため、紹介の和訳はできていません。

 


[1] 論文概要

開発技術者から見たTRIZ  ―アンケートによるTRIZの使い方―

福嶋 洋次郎、 秦 務 (パナソニック (株)) 

概要  

パナソニック鰍フ本社R&D部門において、2003年よりTRIZを使った技術課題解決を行ってきた。TRIZを使って実際の業務課題を解決することを経験した技術者が、TRIZをどのように見ているか、について、アンケートを実施した。約300項目の結果には、TRIZでできたこと、良い結果に導く為のTRIZの使い方、TRIZを適用しづらいことなどがあった。またそれらから、業務における思考活動に抜けがなくなった、あるいは思考が深くなったことなどのスキルアップが見られた。TRIZが示す普遍的な思考パターンが有効に作用していると考えられる。別途の調査にて新入社員へのTRIZ活用効果が大きいという結果がある。思考パターンが未形成と考えられる新入社員がTRIZの普遍的な思考パターンを貪欲に吸収した結果と見ることができる。


[2] 発表スライド全文:

和文発表スライド (19 スライド、PDF 170 KB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

英文発表スライド (19 スライド、PDF 127 KB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)


[3] 発表の紹介 (中川): 

「Personal Report of The Fifth TRIZ Symposium in Japan, 2009, Part E. Promotion of TRIZ in Industries」
中川 徹 (2009年12月13日) (英文ページ) から抜粋。==>

[多忙で和訳ができません。英文だけで掲載します。]

 
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最終更新日 : 2010. 6. 9     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp