TRIZ論文: TRIZ シンポジウム 2009 発表
ものづくり課題解決体系におけるTRIZの役割

熊坂 治、 菊池 史子、 福島 章雄 (パイオニア(株))

日本TRIZ協会主催 第5回日本TRIZシンポジウム、2009年9月10-12日、国立女性教育会館、埼玉県比企郡嵐山町

紹介: 中川 徹 (大阪学院大学)、英文: 2009年11月28日
掲載:2010. 7. 7

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編集ノート (中川 徹、2010年 7月 3日)

本稿は、昨年のTRIZシンポジウム2009 で、ポスターセッションで発表されたものですが、素晴らしい体系を持ち、膨大な蓄積を持った発表です。国内参加者の投票により、「私にとってもっともよかった発表」のポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。

著者たちは、「課題-解決技法マトリックス」と呼ぶ大規模な表を構築しました。まず、ものづくりの過程においての課題/明らかにしたいことを4過程 37課題選択して、表の行に配置しています。一方、列には有効なさまざまな技法 (あるいはそのサブ技法) を書き並べています。この 37行×73列の膨大な表で、それぞれの課題/質問に対して効果が期待できる方法に○印 (また、ある程度期待できる方法に△印) をつけているのです。TRIZでは8方法、USITを1方法として取り上げています。このマトリックスは、いろいろな方法の有効性に関する膨大な情報をまとめたもので、大変貴重なものです。

本ページには、和文のポスター発表スライド (10枚) のPDFを掲載しました。一方、英文ページには、ポスター紹介スライド (4枚) のPDF を掲載し、同時に、中川が書きましたTRIZシンポジウムの「Personal Report」 (英文、2009.12. 6掲載) から、本発表の紹介文を抜粋して掲載します。

著者たちがこのマトリックスの全貌を公表し、その内容を多くの人たちが検証し改良していけると、きっと素晴らしいことになるでしょう。


[1] 論文概要

ものづくり課題解決体系におけるTRIZの役割

熊坂 治、 菊池 史子、 福島 章雄 (パイオニア(株))

概要 

社会情勢の変化から、日本におけるものづくりは複雑さ、難易度を増しつつある。そこで、ものづくり課題を解決するための技法を、課題からの逆引き形式で体系化することで関係者の利便を図った。さらにTRIZを中心として技法間の相互関係、相乗効果を評価するなどにより、この体系の中でのTRIZの役割を考察した。この結果、要求される新規アイデアの創出法として、TRIZはものづくりプロセスの各ステージで広く貢献可能であることが示された。この点を、ものづくり社会全体の認識として共有するための活動が期待される。


[2] 発表スライド全文:

和文ポスター発表スライド (10 スライド、PDF 390 KB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

英文ポスター紹介スライド (4 スライド、PDF 169 KB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)


[3] 発表の紹介 (中川): 

英文ページ参照

「Personal Report of The Fifth TRIZ Symposium in Japan, 2009, Part C. Integral Use of TRIZ with Relevant Methods
中川 徹 (2009年12月13日) (英文ページ) から抜粋。

 

 

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最終更新日 : 2010. 7. 7     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp