読者の声 (2014年 5月〜7月) | |
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責任編集: 中川 徹(大阪学院大学) | |
掲載: 2014. 6.30 |
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編集ノート (中川 徹、2014年 6月30日)
読者の皆様から、折に触れて感想・ご意見をいただいており、大変励みになり、感謝しております。それらの中からオープンな通信・議論にふさわしいものを選んで、本ページあるいは英文ページに掲載させていただきます。本ホームページを活発にして、初めての方にとっても常連の方にとっても、親しみやすく、有用なものにいたしたく、皆様のご寄稿とご愛読をお願いいたします。
「読者の声」(和・英)の一覧ページ
を作成しました。「読者の声」のページの多くは、和文か英文の片方だけで掲載しておりますので、この一覧ページで全体をご確認ください。
編集ノート(中川 徹、2014. 7.13):
「リーン と TRIZ」に関連して、長谷川陽一さんのメッセージを皮切りにして、つぎの方々からの興味深いコメント・討論をいただき、独立ページにいたしました。ご参照ください。
長谷川陽一(神奈川県在住)、熊坂治((株)産業革新研究所)、林 利弘 (林技術士事務所)、 石濱正男(神奈川工科大学)、村田朋美(北九州市立大学名誉教授)、高山直彦 (島津製作所)、 中川 徹(大阪学院大学)
『TRIZホームページ』更新(2014/04/30付け)
アルトシュラーの 76の標準解から 新しい111の標準解へ (Davide Russoら (伊))、読者の声
中川 から Nikolay Bogatyrevさん(英) へ 2014. 5.2 (掲載: 2014. 6.30) ==>
Nikolay Bogatyrevさん(英) 2014. 5.2 (掲載: 2014. 6.30) ==>
KyeongWon Lee さん(韓) から 2014. 5.2 「韓国のTRIZ活動」の論文のアクセスについて (掲載: 2014. 6.30) ==>
中川 から KyeongWon Lee さん(韓) へ 2014. 5.2 ETRIA TFCの論文の扱い (掲載: 2014. 6.30) ==>
『TRIZホームページ』更新(2014/05/14 付け)
Understanding Sustainability (Umakant Mishra (印))、Freeform Innovation (S. Saleem Arshad (豪))
Bill Fowlkes さん(米) 2014. 5.14 発明標準解の論文について (掲載: 2014. 6.30) ==>
中川 から Bill Fowlkes さん(米) へ 2014. 5.16 (掲載: 2014. 6.30) ==>
Jiang Guixing さん(中国) 2014. 5.16 (掲載: 2014. 6.30) ==>
林 利弘 さん (林技術士事務所) 2014. 5.17 (掲載: 2014. 6.30)
2014年5月1日付けの先生のメールで紹介のありました、ベルガモ大学のペーパー
は大学らしいまたヨーロッパらしい素晴らしいものですね。
76の標準解ば原理的な考えは明確であったが標準パターンがだんだんと追加されていくにしたがって明解性がそこなわれていき、その後の色々な人の改良?整理を試みたが、第3者からは、必ずしもそうは見えないという問題がありましたが、今回極めて明解かつ論理的な形に再整理され、技法としての一皮向けたものに大変身し、決定版がでた、という印象を持ちました。
こういった素晴らしい成果をタイムリーに発信しておられる先生のHPに改めて敬意を表したいと思います。Southbeach Modeller
を本日のVSP-Netの会議で紹介しました。
VCP−Netでは各種の技法としての考え方や特徴・用法を解説していくことに力点をおいており、これまでそれらのツール支援については特にとりあげてきていませんでした。多くの技法はもともとIT支援を前提としたものではありませんが、IT時代にはそれら技法を効果的・効率的に活用するには適切なツール支援が必要と私は考えてきました。(実際私の日立でソフト工学支援環境づくりは正に技法をツールでしっかり支援するという考え方での開発を30年来やってきました)
こういう問題認識の中でSouthbeach Modellerのツールボックスを見てみると、Southbeach Modellerは正にこのニーズを満たすものではないかと感じていおります。 Southbeach Modellerの支援内容の詳細迄は私はまだわからない状況ですが、恐らくそこでは対応しているモデリング技法の詳細や課題解決に必要な技法を網羅するというアプローチではなく、ビジュアルモデリングテクニックとして有効な作図支援と適切なナビゲーションが主たる狙いかと見ていますので、もし、そうであるならば、VCP-Netのような活動はSouthbeach Modellerのグループにとっても相補的な位置づけになるではないかと思っています。
Umakant Mishra さん(インド) 2014. 5.18 (掲載: 2014. 6.30) ==>
『TRIZホームページ』更新(2014/05/31付け)
「TRIZ-リーン」でなく、「リーン-TRIZ」を (Christian M. Thurnesら(独))
村田 朋美 さん 2014. 6. 1 (掲載: 2014. 6.30)
(「「TRIZ-リーン」でなく「リーン-TRIZ」を」 (C.M. Thurnes ら(ドイツ)
について) この視点、面白く拝読しました。
先生のご活動は精力的で、かつ時代を先取りする姿勢が 魅力です。小生、3月に科学技術振興機構での技術開発 プログラムのアドバイザーを降りました。
庭の薔薇の写真をお送りします。
高山直彦 さん (島津製作所) 2014. 6. 2 (掲載: 2014. 6.30)
いつもTRIZのご紹介、ありがとうございます。
今回の「リーン・TRIZ」に関して非常に興味深く読ませていただきました。 私は、リーン生産もTRIZも十分にわかっていない者ですが、今までに、 リーン・6σ TRIZ in 6σ というのをわからないなりに勉強していました。
今回のリーン・TRIZが明確になれば、 TRIZ、6σ、リーン が一体化できるのではないかと期待しております。 是非、この観点で3つを統合するようなことはできないものでしょうか。
Jack Hipple さん(米) 2014. 6. 2 (掲載: 2014. 6.30) ==>
Olga Bogatyeva さん(英) 2014. 6. 4 TRIZビデオコース PEGASUSについて案内 (掲載: 2014. 6.30) ==>
池田 和康 さん (積水エンジニアリング(株)) 2014. 4.25 (掲載: 2014. 6.30)
Larry Ball 著 『階層化TRIZアルゴリズム』(高原・中川訳) の刊行に寄せて
私とLarry Ball氏の「階層化TRIZアルゴリズム」との出会いは、8年前の2006年1月に「TRIZホームページ(中川徹先生編集)」に高原利生・中川徹氏によって、日本語翻訳が掲載
され始めたときでした。当時私はクラシカルTRIZの解法に苦しみ、TRIZ/USITをTRIZの社内研修や「解きたい問題・解けない問題」への武器として、社内で普及を始めたころでした。
本書の階層化TRIZアルゴリズムの特長は、TRIZ/USITと同じく、TRIZのエッセンスを融合しており、一貫した進め方がある点でした(それまでのクラシカルTRIZでは、解法の選択に悩むという問題が最初から最後までつきまとっていたのです)。
本書で私が特に感心しました3点を紹介します。
1. 「システム機能を明確にする」という章は、二物間の作用を「ツール」と「プロダクト」の関係で分かりやすく解説されていて、分かりにくかった「物質-場分析」を急に身近に感じるようになりました。
2. 「システムを単純化する(IFR)」という章は、
1) システムの機能記述を創れ
2) システムを単純化せよ
3) 残っている機能を究極の理想解(IFR)へ変換せよ
と思考プロセスが明快であり、だれでも参加できる内容となっています。3. 「得られた矛盾を発見する」という章は、従来から関心のあった「物理的矛盾」の発見について、非常 に分かりやすく説明されています。そして特筆すべきなのは「矛盾表」です。物理的矛盾を解く分離のプロセスが、10の視点で詳しく説明されていて目が覚める思いでした。
この14章147ページに亘るテキストは、まさに「初心者から上級者まで」の教材として最適です。社内を始め、私が参加しています「つかいやすいTRIZ研修会(TRIZ普及・活用研修会から名称変更)」でも紹介し、そのエッセンスを参考にしています。そしてなにより、TRIZそのものの理解が深まったことを感謝しています。
この度、この貴重な資料が製本化される運びとなり、無上の喜びを感じています。さらに2007年に開催されました、第3回TRIZシンポジウムの基調講演資料
まで合本されるそうです。著者のLarry Ball氏とはそのシンポジウムの時にお会いし、お話しましたが、ユーモア豊かな紳士でした。本書の発刊により、多くの方々の目に触れる機会が増したことを喜びたいと思います。
2014年 4月25日 池田 和康 (積水エンジニアリング株式会社)
ご案内 (中川 徹、2014. 6.30)
『TRIZ 実践と効用』シリーズの第3巻として 『階層化TRIZアルゴリズム - 初心者から上級者までの図で学ぶ教材−』を刊行しました。Larry Ball 著、高原利生・中川 徹共訳、クレプス研究所、2014年 6月30日刊。
製本版は、B5版、ソフトカバー、全208頁 カラー印刷。定価(税抜き) 4,200円 (送料無料)
ダウンロード版は、A4版、全208頁、栞機能あり。定価(税抜き) 2,400円。Larry Ballさんからいただいた新しい序文を「TRIZ解説」として独立ページ
に掲載しました。
出版案内の詳細ページに、まえがき、目次、今までの資料、購入方法などを掲載しています。
池田和康さんからいただきましたメッセージのように、分かりやすい、素晴らしい説明の教材です。多数の事例がすべて図(イラスト)になっていて、初心者にもよくわかります。またその体系は、製品開発・市場開発を目指した一貫性のあるプロセスになっていて、TRIZ実践者にも、TRIZリーダにも非常に参考になるものです。(Mannの教科書と同様に) 決して古くなっていない、「現代化TRIZ」の教科書です。−−昨日、製本見本が届き、きれいなカラーの仕上がりに大満足です。
『TRIZホームページ』更新(2014/06/30付け)
『階層化TRIZアルゴリズム』日本語版への序文(Larry Ball (米))、出版案内『TRIZ 実践と効用(3) 階層化TRIZアルゴリズム - 初心者から上級者までの図で学ぶ教材−』(高原利生・中川 徹訳)、読者の声
『TRIZホームページ』更新(2014/07/13付け)
読者の声: 討論: リーン と TRIZ について((長谷川陽一、熊坂治、林 利弘、 石濱正男、村田朋美、高山直彦、 中川 徹)
本ページの先頭 | 林利弘(5.17) | 村田朋美(6.1) | リーンとTRIZ |
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最終更新日 : 2014. 7.13 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp