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編集ノート (中川 徹、2015年12月30日)
本ページは、藤田孝典著『下流老人』をテキストとして、その第6章を、「札寄せ」ツールを使って「見える化」したものです。本ページの趣旨については、親ページ(日本社会の貧困を考える、[A] 高齢者の貧困化)を参照ください。
原著第6章の構成は以下のようです。
『下流老人−一億総老後崩壊の衝撃』、藤田孝典著、朝日新書520、朝日新聞出版、2015年 6月30日刊、pp. 177-197。
第6章 自分でできる自己防衛策 −どうすれば安らかな老後を迎えられるのか
【知識の問題(対策編)】 - 生活保護を正しく知っておく
○ 保護費の支給額と内容
○ 保護の受給要件【意識の問題(対策編)】 - そもそも社会保障制度とは何か
【医療の問題(対策編)】 - 今のうちから病気や介護に備える
【意識の問題(対策編)】 - 何よりもまずプライドを捨てよ
【お金の問題(予防編)】 - いくら貯めるべきか
【心の問題(予防編)】 - 地域社会へ積極的に参加する
【居場所の問題(予防編)】 - 地域のNPO活動にもコミットしておくこと
【いざというときの問題(予防編)】 - 「受援力」を身につけておく
幸せな下流老人の共通点
この第6章で著者はまず、下流老人の状況に陥ってしまった場合に、知っておくとよいこと、するとよいことを、整理して示しています。生活保護について正しく知ることがまず第一であり、生活保護の申請のしかた、受給の要件、支給される生活保護費の内容と額などを説明しています。無料あるいは低額で医療が受けられること、意識(気持ち)の持ち方についても述べています。
本章の特色は後半の、「予防編」(下流老人にならないための予防の方法)にあります。まず「貯蓄しておきなさい」というのは当たり前ですが、お金よりも大事なのは、老後の人間関係だといいます。「人に救けてもらいやすい人」とそうでない人があるといい、前者の人は、早めに人に相談でき、プラス思考の人だといいます。また、日ごろから人間関係を豊かに持ち、助け合いの「場」を持っておくのがよいといいます。また、本章の結論は印象的です:「貧困高齢者にも、幸せな人は沢山いる。人とのつながり、人間関係を豊かに持っている人たち。」 - 本章は比較的単純明快ですから、以上の簡単な記述で、「まとめと所感(中川)」は省略いたします。
「見える化」した図を作りましたが、PDFで見てもらうのが良いでしょう。要約版(1頁)と 詳細版(2頁) を掲載します。
本ページ(HTML)では、要約版の全体像を示し、(文字が読めるサイズとして) 4分割したものの拡大画像を掲載しました。原著の記述順ではなく、整理し直して図にしています。
なお、いままでの全章の要約版をまとめたPDFもあります。(詳しくは親ページを参照ください)
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『下流老人』(藤田孝典著) 「第6章 自分でできる自己防衛策 −どうすれば安らかな老後を迎えられるのか」
「見える化」ノート(要約版)、(6) 自己防衛策−対策と予防、中川 徹、2015年12月30日
全体図
図1. 左上
図2. 右上
図3. 左下
図4. 右下
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最終更新日 : 2016. 1. 7 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp