資料紹介3 山一の出版活動

「證券週報」の写真

「證券週報」昭和21年1月再刊
戦前は用紙不足のため廃刊

 大正初期に山一では既に顧客用に「山一日報」を配布していました。その後も「證券週報」の前身である「山一合資会社旬報」を創刊するなど出版活動に重点を置きました。
 昭和に入り戦中から戦後にかけても山一では常に調査と研究を重ね、多くの定期刊行物を発行。社内向け「調査資料」が改称された昭和24年発行の「證券月報」では、産業資金調達としての資本市場の役割を説き、証券市場への関心を一般投資家に促すと同時に、活発に市場情報を配信しました。
 その活動はやがて山一証券経済研究所発足へと繋がって行きました。