編集: 中川 徹  (大阪学院大学 名誉教授)

最終更新日: 2013年 5月19日
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/

  

  Editor:  Toru Nakagawa 
  (Professor Emeritus, Osaka Gakuin Univ.)

  Last Updated:  May 19, 2013
   http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/eTRIZ/

このホームページは,TRIZ (発明問題解決の理論) の理解と普及のための情報公開の場です。 ==>運用方針
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  新着情報     [最近4ヶ月以内の記事の簡単な紹介。印は最近2ヶ月のもの。]

 

-- TRIZ解説:  TRIZ適用事例5: 想定外に陥らないリスクマネージメントへのTRIZの適用 (上村輝之 (アイディエーション・ジャパン))(2013. 5.19)

『標準化と品質管理』2月号のTRIZ特集 (全8編) の最後の論文です。東日本大震災と原発事故の後、「想定外」という言葉を実にたびたび聞きました。災害や事故のリスク管理において、従来の考え方に (精神論だけでなく技法としても) 大きな落とし穴があったことは明らかです。従来技法の欠陥を指摘し、発想を逆転させて、「不具合を起こさせる方法を考える(発明する)」という不具合予測の技法がTRIZをベースに作られています。本稿はその考え方と適用事例を、非常にわかりやすく説明しています。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- TRIZ解説:  TRIZ適用事例4: 勝てる知財構築への TRIZ の戦略的適用 (長谷川公彦 (アイディエーション・ジャパン))(2013. 5.19)

『標準化と品質管理』2月号のTRIZ特集 (全8編) の第7論文です。アルトシュラーがTRIZを開発したとき、膨大な数の特許を解析して、それらのアイデアのエッセンスとして発明原理や進化のトレンドなどの知識ベースを構築していきました。そのような背景もあって、TRIZは知的財産権の分野ではよく用いられます。本稿は知的財産権の分野におけるTRIZの使い方を全体的に解説しており、参考にしていただけるとよいと思います。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- TRIZ/VE解説:  TRIZ適用事例3: 新たな価値創造に向けたTRIZとVEの連携活用 - 快適な鉄道車両トイレ空間の開発 - (井上敬治 (JR東日本))(2013. 5.19)

『標準化と品質管理』2月号のTRIZ特集 (全8編) の第6論文です。TRIZ特集の企画にあたって、TRIZ協会から特別に執筆をお願いしました。もともと2003年のVE全国大会で発表された素晴らしい事例です (スライドを本サイトに掲載 2004. 1.28)。事例の課題は、新幹線のトイレを刷新して企画・設計することでした。その設計案はすでに実現されており、旧来の(東海道) 新幹線のトイレしか知らなかった私は最近ずいぶん驚きました。その設計にあたって、筆者らはそれまでに使っていたVE手法に、将来を予測するTRIZの方法を取り入れています。使った方法を丁寧に説明し、その方法で得た各段階での情報をきちんと記述しています。模範として使っていくとよい優れた事例報告です。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- 編集者より:  Collaboページの趣旨と呼びかけ (中川 徹) (掲載: 2013. 5.10) 

2010年4月に呼びかけをして、TRIZのいろいろな推進者に「Collabo連携ページ」を作っていただくように依頼をしました。その後「桑原正浩さんのページ」ができています。このCollabo ページの趣旨を明確にして、海外の方にもお願いしたく、本ページを和文と英文で作りました。実は、2010年12月に用意したのですが、掲載漏れになっており、このたび改めて掲載します。いろいろなTRIZ推進者に紹介ページを作ってもらい、リンクより以上の緊密な連携・協力をしていきたいと考えています。

--  編集者より: To-Do-List for TRIZ (中川 徹) (掲載: 2013. 5. 8; 5.10) 

TRIZの普及のために (本サイトとして) するとよいこと/するべきことを、4年ぶりに書き出しました。参考図書とリンク集の更新、初心者向け・若者向け・子ども向けのやさしい導入ページ(サブサイト)、コラボページの活用、海外の論文の和訳紹介、国内の論文・記事の英訳での紹介など。また、出版活動と研修活動も大きな宿題です。ご協力下さるボランティアの方を求めています。(2013. 5.10: 英文ページを作成し掲載しました。)

-- TRIZニュース: 中川の活動カレンダー (報告と計画)  (掲載: 2013. 5. 8) 
1年ぶりに更新しました。2月に行った、北陸職業能力開発大学校での TRIZ/USIT研修(2日間)は、中小企業の方からの要望によるもので、半日講義、半日演習(3テーマ並行)、そして1日演習(別の3テーマ)という新しいやり方をし、有益でした。


鯉のぼり
撮影:中川 徹 

-- TRIZ/USIT解説:  TRIZ 適用事例2 TRIZのやさしい実施法: USIT(統合的構造化発明思考法)の考え方と適用事例 (中川 徹)(2013. 5. 8)
『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第5論文です。TRIZは膨大な内容を持っていますので、その実践・適用法にはいろいろありますが、その中でもっともすっきりしていて、分かりやすく使いやすい方法として、私がお薦めしているのがこのUSITです。その考え方を現在の理解で (すなわち、創造的な問題解決の新しいパラダイムだという見方で) 記述しています。適用事例としては、初期の富士フイルム社での事例と、比較的最近 (2008年) の「子ども二人を安全に乗せる自転車」の事例を紹介しました。6頁での説明ですが、USITの全体像とその具体的な使いかたをご理解いただけるものと思います。和文HTMLページ、雑誌掲載の PDF版 、英訳ページ

-- TRIZ解説:  TRIZ適用事例1: TRIZ技法活用による技術課題のイノベーション的解決 (有田節男 (日立製作所)、津波古和司(HGSTジャパン)(2013. 5. 8)
『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第4論文で、TRIZの適用事例5編の最初に位置しています。日立グループは、1997年以来TRIZを (その他の開発・設計プロセス工学技術と共に) 積極的に導入し、TRIZ適用事例が4500件を越えています。本稿には、ハードディスク開発部門でのアプローチを紹介し、ハードディスクの面上の傷に対してリカバリする方法を開発した経過を説明しています。また、第2の事例として、(TRIZシンポジウム2010で発表された) 韓国の Hundai-Kia Motors での、エンジンの改良事例を紹介しています。先行する他社特許を徹底して調査した上で、それを回避しつつ、より優れたものを開発していったプロセスを丁寧に説明したもので、大いに参考になります。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- USIT 講義資料:  Sickakfus 博士の USIT ニュースレター と ミニ講義 (和訳第4集: 19〜28号) (訳: 中川 徹) (2013. 4. 6)
USITの開発者 Dr. Ed Sickafus のニュースレターのうち、19号〜28号の10編 (2004年6月〜10月発行) を和訳して掲載しました。研究 (物性物理) と企業実践 (フォードの研究所) に根ざした、深い洞察とダイナミックな思考が、明快に書かれています。日本語ページはHTML版、英文ページには原文のPDF版を掲載。全体構成は親ページを参照

(19) 「原因=効果 ?」 。根本原因の分析に必要な概念/用語について論じている。彼の根底のモデルは、「二つのオブジェクトが接触するとき、それぞれ一つの属性を介して相互作用し、第三の属性に効果を及ぼす」。その「効果」が望ましいときを「機能」と呼び、そうでないときは「望ましない効果」という。根本原因の分析においては、「望ましくない効果」を最上段に置き、その原因 (複数可)を下段に、また原因 (を効果とみてそれ) の原因を下に書いていく。この連鎖が止まるのは、原因 (となる効果) を相互作用する属性で記述したときである。-- 混乱しやすい概念を明快に説明している。
   
花見 (柏の葉公園)
撮影: 中川 雅子 =>

(20) 「 USIT--工学-設計問題を解決するための一つの方法」 。著者は本号から、発明となるような 製品を作るための方法としてのUSITを論じている。手始めに「バーをはしごする問題」というパズルを出し、それを解くための方法にも、単純化する、逆に考えるなどの一般化できるヒューリスティックな方法があるのだ、という。

(21) 「 USIT--工学-設計問題を解決するための一つの方法 : 発明の方法」 。発明を考え出していくための「戦略」の土台に、著者は「技術者のチームに関する、問題解決の3つの公理」を置く。すなわち「(1)一つの問題をテーブルに置けば、・・・。(2) 一つの解決策を提出すると、・・・。(3) 上記(2)が不成功だと、・・・」の3つである。そして「アイデアがアイデアを閃かせる、だからアイデアを生成せよ」と薦める。

(22) 「同上 (続き)」 。上記のスローガンを補足して、「アイデアがアイデアを閃かせる、そして分析もアイデアを閃かせる、だから分析してアイデアを生成せよ」という。著者は例題として、7月にシチリアで行なった演習を再現・発展させている。「ありふれたもの」として、教室にあったプラスチックのコップを取り上げ、それを改良して発明することを課題にする。まず、スケッチを描き、いろいろな属性 (すなわち性質のカテゴリ) を書き出させた。

(23) 「同上 (続き): 飲むための容器の問題」 。プラスチックコップの次世代製品を考えるために、現在の事例が持っている属性を洗い出す。そして、各属性が意図している (実現しようとしている) 「機能」 (プラス面) と、その属性がもたらしている「望ましくない効果」(マイナス面) とを記述する。これらを、特性-属性-機能の「CAFテーブル」という一覧表に示す。--このテーブルは著者の新しい試みであり、私は非常に有用だと感じる。

(24) 「同上 (続き)」 。前号のCAFテーブルを使い、一つ一つの属性を手がかりにして、改良するとよいアイデアをどんどん思いついて、「解決策コンセプト」として書き出している。どの属性からでも、どの機能からでもよいから、思いつくままに発展させ、記録せよ、と薦めている。

(25) 「同上 (続き)」 。読者から、CAFテーブルにおける「特性」というのが適当でないとの批判あり。趣旨を議論。「上位レベルの属性」 (いろいろな属性をまとめた表現) というのが著者の趣旨。次号で「クラス (Class)」という語に変更された。

(26) 「同上 (続き)」 。「飲むための容器の問題」での解決策コンセプト作りを継続。中川徹よりの質問(その1): 解決策を体系化して示す方法がないか? 著者は、CAFテーブルの第4欄に簡略に記載し、「CAFSテーブル」を示す。「飲むための容器の問題」でのいままでの案12件を例示した。

(27) 「同上 (続き)」 。中川徹よりの質問(その2): 解決策の評価・選択をどのようにするのか? 著者は、「問題解決者(チーム)」 の他に、「問題のオーナー」(問題を解決する/させる責任を負う人) と 「マネジメント」 (問題解決に関するビジネスとしての処置の意思決定権者) とを区別している。解決策の評価・選択は、USITの後に、問題解決者(チーム) と問題のオーナーとが共同で行なうべきである。問題のオーナーにUSITプロセスに参加させることが望ましい。「マネジメント」は、問題解決のプロジェクトの開始そのものに (事前に) コミットし、解決策 (複数可) が選択・提示された後に、意思決定の責任を持つ。このため、プロジェクトの進行が知らされているべきである。

(28) 「同上 (続き)」 。中川徹よりの質問(その3):  USITプロセスの全体としてのエッセンスは何か? 著者: USITの標準の戦略は、フローチャートに記述され、「問題を定義する → 分析する → 解決する」である。各段階でヒューリスティックな方法を、ワークシートとして使う。フローチャートを理解し、身につけて、その上で拘らないのがよい。もっと自由に、問題の定義・分析・解決を行き来し、無意識を働かせ、問題解決を反復・深化させるのがよい。「欠陥改善」型の問題と「発明」型の問題が区別されることが多いが、USIT では両方とも基本的に同じアプローチでできる。

--TRIZ推進事例:  マレーシアにおけるTRIZとその戦略 (T.S. Yeoh (マレーシアTRIZ協会); 和訳・解説: 中川 徹) (2013. 4. 6)

昨年11月に開催されたマレーシアのTRIZ学会での Dr. TS Yeoh の基調講演のスライドです。しっかりした戦略構想を持ち、企業 (インテル) が、政府と大学を動かし、三者が協力して、TRIZの健全な普及を図っています。全国の大学の教員にまずTRIZの訓練を行うもので、インテルがTRIZ専門家を無償で派遣しています。それは「マレーシアの国民にイノベーションのための方法を伝え・広めて、マレーシアの国としての発展に役立てる」という大きな目標です。2010年にスタートし、2012年11月にはすでに確実な進捗を見せておりました。和訳スライドPDF と、中川の解説、また英文ページにもスライドPDF と簡略化した解説をつけました。

-- TRIZ解説:  TRIZ:世界の潮流と日本の状況 (中川 徹) (2013. 3.22)
日本規格協会『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第3論文です。1990年以降、TRIZが西側に知られるようになってから後 のTRIZの発展についてその全貌を紹介しています。内容的な発展を世界のレベルで捉え、TRIZの普及・推進活動の状況を世界と日本について概観しています。雑誌掲載の PDF版、参考情報のリンクを追加したHTMLページ、および英訳ページ

TRIZ普及の年表 (中川 徹)

-- TRIZ解説:  TRIZとは:その考え方と主な技法・ツール (澤口 学 (早稲田大学)) (2013. 3.22)
日本規格協会『標準化と品質管理』 2月号のTRIZ特集 (全8編) の第2論文です。TRIZは、1985年頃までにアルトシュラーが主導して確立した部分 (「古典的TRIZ」) が根幹をなし、その後、アルトシュラーの弟子たちがさまざまな方向に発展させるとともに、西側世界に紹介されてさらに発展・拡張されていきました (「現代のTRIZ」)。本稿は、「古典的TRIZ」を主体にして、その後の更新部分を含めた範囲を説明しています。一つ一つの技法に具体例が記述されていますので、(他の本を見ないでも) 分かりやすいことが本編の特長です。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- TRIZ論文集: 高原利生論文集(2): 『差異解消の理論 (続)』 (2008-2012) (解題と論文13編) (高原 利生) (掲載: 2013. 3. 7) 
高原利生さんが 2008年〜2012年末に発表されたTRIZ関連の論文をすべてまとめて、高原さん自身による解題を掲載して、各論文 (PDF版) へのリンクを張ったものです。第1集 (2003年〜2007年) の続編です。「差異」とは、「ありたい状況」と「現状」との差のことです。ですから「差異解消」は、問題解決と、課題の達成の両方を含んでいます。第2集には、TRIZシンポジウムでの発表論文 5編 (和文と英文の論文とスライド) と、他の4学会での発表8編を含みます。高原さんは、これらを総括して「2008年以降2012年までは、1. 根源的網羅思考、2. 基本概念として運動、矛盾を明らかにし、3. 生き方について検討したことになった。これらはすべて関係している」と書いています。昨年2月に心臓手術を受けられ、それを乗り越えて精力的に研究・執筆されていることに、深い感銘を受けます。以下にはタイトルと出典を簡単にリストしておきます (すべて単著)。すべてPDFファイルをリンクしていますがここでは省略して、以前にHTMLページを掲載しているものだけを明示しました。

[15] 「オブジェクト変化の型から見えるTRIZの全体像−機能とプロセスオブジェクト概念を基礎にした差異解消方法その3-」、(TRIZシンポジウム 2008)。 (論文掲載: 2009. 3.10)

[16] 「A Trial Study of Changing Two Objects - Reconsidering Object Part 7 -」、 (情報科学技術フォーラム (FIT) 2008)。

[17] 「TRIZという生き方?」、(TRIZシンポジウム 2009)。 (論文掲載: 2010. 9.23)

[18] 「弁証法論理の粒度,密度依存性」、 (FIT 2009)。

[19] 「TRIZの理想―TRIZという生き方?その2―」、(TRIZシンポジウム 2010)。 (論文掲載: 2011.9.25)

[20] 「TRIZと生き方における対立物の構造と根源的網羅思考」、(FIT 2010)。

[21] 「根源的網羅思考によるオブジェクト特定と命題,法則の変更」、(電気・情報関連学会中国支部連合大会 (CGK) 2010)。

[22] 「一体型矛盾解消のための準備的考察―生き方の論理を求めて―」、(TRIZシンポジウム 2011)。

[23] 「弁証法論理再構築」、(FIT 2011)。

[24] 「物々交換誕生の論理 ― 矛盾モデル拡張による弁証法論理再構築のための ―」、(電子情報通信学会総合大会 2012)。

[25] 「粒度、網羅の管理と関係、運動の管理」、(FIT 2012)。

[26] 「根源的網羅思考と矛盾」、(TRIZシンポジウム 2012)。

[27] 「矛盾における制約充足の型」、(CGK 2012)。

-- TRIZニュース: 世界のTRIZ関連会議 2013年: 計画 (掲載: 2013. 2.25; 2.27) 

- 台湾: ICSI-CAI 2013 (Systematic Innovation & Computer-Aided Innovation) 開催計画。2013年6月27-29日、シンチュー(掲載: 2013. 2.25)

- 韓国:   Korea Global TRIZ Conference 2013 開催計画。 2013年7月 9-11日、ソウル(2013. 2.25)

- TRIZfest2013 開催計画 (2013年 8月1-3日、キエフ (ウクライナ)) (掲載: 2013. 2.25)

- 欧州:  ETRIA 国際会議 TFC 2013計画:  2013年10月29-31日、パリ (フランス) (2013. 2.25; 2.27)

-- TRIZニュース: 国内のTRIZ関連のニュースと活動 (2013年) (掲載: 2013. 2.25) 

- VCP-Net 研究会: 「価値創生プロセス実践知開発ネットワーク」シンポジウム 開催計画(5月31日)(2013. 5.19)

- (財)日本規格協会が、月刊機関誌『標準化と品質管理』 (2013年2月号) に、TRIZ特集 (8論文、53頁) を掲載 => (2013. 2.25; 5.19)

- 日本TRIZ協会の 新執行部体制 (2013. 2.25)

- 日本TRIZ協会  第9回日本TRIZシンポジウム 2013 開催計画 (9月5-6日、立川)  (2013. 2.25)
発表募集開始: (拡張)概要提出: 5月15日締切、最終原稿提出: 7月16日締切。

- 日本創造学会 第35回研究大会 開催計画 (10月26日-27日) (2013. 2.25)

--  TRIZ解説:  TRIZの位置づけ: 開発・設計プロセスにおける問題解決・課題達成の技術 (林 利弘) (2013. 2.20)
本稿は、『標準化と品質管理』の先月号のTRIZ特集の第1論文です。TRIZの中身を (後続の記事で) 述べる前に、TRIZの位置付け、役割について説明しています。技術分野における製品・サービスなどの開発や設計には、一般的なプロセス (開発・設計プロセス) がありますが、従来からの固有技術分野ごとの知識や設計法だけでなく、分野を越えて共通に使える/使うとよいさまざまな技術 (「開発・設計プロセス工学技術」) があります。TRIZはそのような技術の一つであり、問題解決と課題達成のための普遍的な技術である、と位置づけています。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

-- TRIZ/USIT解説:  TRIZで問題解決・課題達成!! -TRIZの全体像と活用法 (『標準化と品質管理』のTRIZ特集号) (2013. 2.20; 3.22; 5. 8; 5.19 (完))
林利弘、澤口学、中川徹、有田節男、津波古和司、井上敬治、長谷川公彦、上村輝之 (日本TRIZ協会)、日本規格協会『標準化と品質管理』誌、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) 特別企画 pp. 2-54
(財) 日本規格協会の月刊誌『標準化と品質管理』の先月号 (1月15日発行) に、特別企画としてTRIZの特集 (全53ページ) が掲載されました。日本規格協会は、JIS や ISO などの規格の制定や普及のための活動をしています。今回の特集は昨年8月末に日本規格協会から依頼があったもので、日本TRIZ協会が林理事長 (当時) のもとで特別プロジェクトを組んで、分担執筆したものです。総説が3編 (TRIZの位置づけ、基本、潮流)、および適用事例5編 (TRIZと技術課題、やさしい実践(USIT)、製品規格(VEとTRIZ)、知財適用、リスク防止)があります。日本規格協会の許可を得て、このうちのいくつかを今後順次掲載する予定です。[日本規格協会と全著者の同意を得ましたので、今後全編を順次掲載予定です (2013. 3.22)。全8編の掲載を完了しました (2013. 5.19)]

 

-- 編集者より:  サイト内検索 (『TRIZホームページ』の日本語ページ、英文ページ) を設置 (中川 徹) (2013. 2.20; 2.24)
本『TRIZホームページ』内の情報の蓄積が膨大になってきました (Google によると約19,000 ファイル) ので、サイト内検索の機能を設置しました。トップページから呼び出します。Googleが無償提供している Custom Search Engine を利用しており、強力・高速です。サイト内の日本語ページだけの検索と、英語ページだけの検索の両方ができます。なお、記事の検索には、新着情報 (トップページは最新4ヶ月以内、蓄積ページは全記事)、総合目次 (カテゴリ別で全件) をも、使い分けて下さい。[注: 日本語ページ検索のページと英語ページ検索のページを分離しました。(相互に行き来できます。(2013. 2.24)]

オーロラ (フィンランドにて)
中川 徹 撮影

-- USIT 講義資料:  Sickakfus 博士の USIT ニュースレター と ミニ講義 (訳: 中川 徹) (第2次親ページ、和訳第3集) (2013. 1.30)
USIT の開発者 Dr. Ed Sickafus が 2003年11月〜 2009年3月に発行した「USIT ニュースレター」 (全79号) の和訳掲載を再開いたします。1号〜10号までは、古謝秀明氏 (当時: 富士フイルム) と 中川徹で和訳し、掲載しましたが、その後9年間中断しておりました。各号(3〜4ページ) に掲載されている「USITミニ講義」の連載が非常に面白いものです。USITはその問題解決の全体プロセスを「構造化」したことに特徴があるのですが、その構造を理解した上で、「プロの技術者としての直感をフルに使って、自分の脳 (特に右脳) の働きを記録し、展開せよ」と薦めます。プロセスに束縛されず、問題解決を深く、かつ効率的にすることが大事で、USITはそれを助けるものだ、と繰り返し述べています。今回、訳出しながら、改めてその深い洞察と探求心を学びました。なお、同博士の許可を得ましたので、英語版(PDF) をも並行して掲載していきます。

和訳 第1集 (1〜7号) 2004年 1月〜3月掲載 (古謝秀明・中川徹 訳)  (2004. 3.3) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 (1) 適切に定義した問題、(2)最小限のオブジェクトの組、(3)(4)根本原因の推定、(5) 適切に定義した問題の完成、(6) 直感的な解決策を列挙する。 [注、 英文 PDF版新規掲載あり]

和訳 第2集 (8〜10号) 2004年 7月掲載 (古謝秀明・中川徹 訳)  (2004. 3.3) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 、 (7) 問題分析- 閉世界ダイアグラム、(8) (9)(10) 問題分析- 定性変化グラフ 。 [注、 英文 PDF版新規掲載あり]

和訳 第3集 (11〜18号) (中川 徹 訳)  (2013. 1.30) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 を例にして、

(11) ユニークネス分析 (空間・時間特性分析) 。機能と効果を「空間」(紙・インク・空気) で位置づける。また、機能と効果を「時間」 で位置づける (インクをローラにつけてから、紙に転写し、切断・収納し、ユーザが使うまで)。これに応じて、さまざまな解決策コンセプトを思いつくことができる。

(12) 質疑応答: 問題の設定など (中川徹の質問) 。パズルの問題で、考察のプロセスと事後の(数学的)理解とは異なること。(技術の問題の) 問題設定においては、マネジャの観点 (特に、問題選択のビジネス的観点) と技術者の観点 (取り上げる問題をきちんと定式化する) が通常全く違うものだ。

(13) 解決策生成技法 - 複数化法 (乗法) 。われわれの脳は、問題定義の段階でも分析の段階でも、解決策をどんどん出してくる。それを抑制せずに書き留めよ。その後に解決策生成の技法を使ってさらに多く出す。複数化法はオブジェクト (構成要素) に焦点を絞って考える。オブジェクトをまず多数化する (乗法)。

(14) 同 - 複数化法 (除法) 。複数化法には、前回の「乗法 (多数化)」とともに、今回の「除法 (分割)」が含まれる。オブジェクトを分割し、部分を多数にする。具体的なものだけでなく、より抽象化したもの (インクの代わりに液体、紙の代わりに固体) で考察すると、さらにアイデアが広がる。

(15) 同 - 次元法 。オブジェクトの属性に焦点をあてる方法である。いままでに認識している属性を列挙し、それを非活性化することを考える。さらにいままで考えてきていない属性を列挙し、それらを使うことを考える。例えば、液体 (流体) の剪断速度、あるいはインクの電気的性質など。

(16) 同 - 機能配置法 。現在のシステムで意図している機能を、閉世界中の (他の) オブジェクトによりうまく担わせることを考える。いままで、紙がインクを「局所化させる」(場所ごとに固定する) を一般化して、固体が液体を局所化させる種々のやり方を考えるとよい。さらに「気体が液体を局所化させる」方法も考えられる。

(17) 同 - 連結法 (Transduction) 。機能 (効果)は、二つのオブジェクトが接触して、それらの各属性が働いて、相手または第3のオブジェクトの属性を変更 (または維持) する。いま、もう一つの機能を連結して、この(まだ望ましくなっていない) 第3の属性に働いて、新しい属性をつくりだすように考える。(例えば、インクのセル間の強度が増す方法を考える。)

(18) 同 - 一般化法 。いままで得られた解決策コンセプト (本例では、すでに43件) に対して、そのアイデアを一般化して (それがどんな原理でどのように働くか) 考察し、さらにアイデアを出す。例えば、印刷に際して「紙を加熱する」という初期アイデアでは、本当に加熱したいのは紙に印刷された薄いインクの層であることに気がつく。そこで、その薄いインク層だけを有効に加熱し、乾燥を促進する方法をつくりだす。

-- 出版関連の案内:  業務終了と在庫セールのご案内 ((株) 創造開発イニシアチブ 堀田政利) (2012.11.15; 2013. 3.22)
SKI社は今年の12月末日までで業務を終了するという。これに伴い、同社は『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の本の在庫セールを行なう (定価(税込) 9450円を 5250円 (10部以上は 4200円) で販売)。なお、同社が刊行している5種の本 (印刷物またはCD-R版) の発行の権利は中川 徹に移譲される。今後の刊行/販売形態は未定。[注: 上記在庫セールは終了しました。現在、Amazon のマーケットプレイスに出品があります。「ほぼ新品」 6000円。(2013. 3.22)]

 

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『学生のための学生による TRIZホームページ』 (大阪学院大学情報学部 中川ゼミ) (新設公開: 2006. 3.18)

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    中川 徹 (Toru Nakagawa)  (大阪学院大学 名誉教授)。
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