TRIZフォーラム: 読者の声

読者の声 (2018年 6月〜 8月)

中川 徹; 村田朋美、池添康正、水谷忠資

責任編集: 中川 徹(大阪学院大学)

海外からの読者の声は英文ページを参照ください

「読者の声の索引ページ」も参照下さい

掲載: 2018.10.19

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  編集ノート (中川 徹、2018年10月16日) 

この「読者の声」のページは、日本・世界の読者の皆さんと編集者(私)とのさまざまな通信を記録してきております。今回は遅くなってしまいましたが、6月〜8月のものを掲載いたします。この期間、私は世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)の始動のための勧誘活動と、「人類文化の主要矛盾とその解決の方向」の論文作成(ICCI2018での発表)に力を入れており、『TRIZホームページ』の更新はあまりできておりません。WTSP関連の個別メールも多数あるのですが、いまはその大部分を非公開にいたします。

 

簡単な表形式で紹介させていただきます。

2018. 5.19  --------------------- 『TRIZホームページ』更新 ------------------
2018. 5.21 中川 ==> TRIZに関心をお持ちの皆さま (多数) (国内+海外)

『TRIZホームページ』更新案内: WTSPプロジェクト呼びかけ、読者の声(1月〜5月)

2018. 6.25  --------------------- 『TRIZホームページ』更新 ------------------
2018. 6.26 中川 ==> TRIZに関心をお持ちの皆さま (多数) (国内+海外)

『TRIZホームページ』更新案内: 人類文化の主要矛盾(C)(D)、堀田政利さんを偲ぶ、WTSPアピール(Global Co-editors 6名)

2018.8.14  --------------------- 『TRIZホームページ』更新 ------------------
2018. 8.14 中川 ==> TRIZに関心をお持ちの皆さま (多数) (国内+海外)

『TRIZホームページ』更新案内: 人類文化の主要矛盾(2D)、人類文化の主要矛盾(3A)  

2018. 8.15

村田朋美さん <==> 中川 

三河吉田(豊橋市)の筒花火 (その写真も)

2018. 8.17 池添康正さん ==> 中川

「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」について

2018. 8.27 水谷忠資さん ==> 中川

「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」について

 
本ページの先頭   ホームページ更新(2018. 5.19)

ホームページ更新(2018. 6.25)

ホームページ更新(2018. 8.14) 村田さん: 三河吉田の筒花火  

「読者の声の索引ページ」

英文ページ

 

   『TRIZホームページ』更新(2018. 5.19付け) 

WTSPレター: 世界各国でTRIZ関連サイトをカタログを作るWTSPチームを作ろう   、読者の声(2018年1月〜5月)/WTSPの開始

 

 中川 徹 ==> 創造的問題解決の方法論「TRIZ」に関心をお持ちの皆さま  2018.5.21 更新案内

『TRIZホームページ』を、昨夜(5月19日付で)更新しました。  参考にしていただけますと幸いです。
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/   

[1] WTSP Letter:  世界各国でTRIZ関連サイトカタログを作るために、 WTSPチームを作ろう (中川 徹)

本件は4月24日に世界のTRIZリーダ100人余に送った呼びかけです。今回改めてここに掲載します(詳細英文)。   
WTSPプロジェクトは、昨年11月に呼びかけて以来、世界の多数のTRIZリーダから賛同を得て、活動の体制を作って来ました。世界のTRIZ関連サイトのカタログを作るという目標を明確にし、クラウド上のグループウエアのプラットフォームを準備し、中川自身が日本国内のTRIZ関連サイトのカタログを作ってモデルを示しました。

WTSPカタログの必要性・有用性は随分広く認識されたと思いますが、メンバーの参加とサイトの記述はあまり進んでいません。TRIZリーダの皆さんが超多忙で、時間を割けないのが実情と思われます。 個別にバラバラに努力すると、頑張れば頑張るほど、全体としてまとまった力にならないという、悪循環に陥っているようです。 「Together ! Connected !!」というスローガンの大事さを感じます。

WTSPプロジェクトの当面の作業課題は以下のようです。
(a) まず、WTSPプロジェクトにメンバーとして参加下さい(誰でも参加できます)。Membership Application Formに記入して、中川まで送ってください。  
(b) 各国で(数人のメンバーで)WTSPチームを作りましょう。誰かひとりが、代表者(Country Editor)になってください。
(c) インターネットで、各国内のTRIZ関連サイトを検索し、まずサイトのリストを作りましょう。  
(d) 各サイトに入り、その構成や内容を調べて、その紹介文を一件一件記述してください。まずは自国語で。
(e) 各サイトの原稿を集め、自国内のTRIZ関連サイトのカタログを作りましょう。まずは自国語で。  
(f) 自国内の精選したTRIZ関連サイトの紹介文を英語に(翻訳して)、世界TRIZ関連サイトカタログに組み込みましょう。   

各国内で協力し、世界の国同士で協力する。これができれば、一人の努力が100倍の成果を生むのです。
Together ! Connected !!   
WTSPプロジェクトの登録メンバーの一覧表と、組織(Global Co-editors, Regional Editors, Country Editors) を別ページに掲載しました。

[2] TRIZフォーラム: 読者の声 (2018年 1月〜 5月)/ WTSP (World TRIZ Sites Project)の開始

この「読者の声」のページは通常、日本・世界の読者の皆さんと編集者(私)とのさまざまな通信を記録してきております。今回は昨年末からこの5月までをカバーしています。この期間は世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP)の開始に集中した期間で、本ページは英文・和文ページとも、すべてWTSP関連の通信になりました。 (他の案件は公表する段階になっていません。)  

[英文ページ] 中川 徹; Alexander Kashkarov (露), Shahid Saleem Arshard (豪), Maksymilian Smolnik (ポーランド), Juergen Jantschgi (墺), Sebastian Koziolek (ポーランド), Simon Litvin (米), Robert Adunka (独), Michael Orloff (独), Navneet Bhushan (印), Julian Vincent (英), Tan Runhua (中), Yury Danilovsky (韓), Denis Cavallucci (仏), Dmitry Kucharavy (仏), Roland De Guio (仏), Sylvio Silveira Santos (ブラジル), Shireen Al-Jaouni (パレスチナ - エルサレム)
中川が、『TRIZホームページ』の更新案内を海外の多数のTRIZ関係者に出し、またWTSPの呼びかけや報告を世界のTRIZリーダ約100人に折に触れて送っています。それに応じて上記のように多数のTRIZリーダから、激励・支持・参加・情報・提案などの積極的な応答を受けました。英文ページの最初に各通信者からの案件の概要一覧を示しました。世界のTRIZリーダの声は英文でお読みください。

[和文ページ] 中川 徹; アイデアジェネレータ管理人、福田ちはる
『TRIZホームページ』の更新案内など、WTSPに関する中川からの発信情報(の和文のもの)を掲載しています。 また、WTSPカタログの作成に関連して、個人サイト/ブログの作成者二人との通信を記録しています。

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「日本国内TRIZ関連サイトカタログ」をぜひご覧になってください。 http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/WTSP/Japan-TRIZSites/WTSP-jp-JapanTRIZSites.html
単なる「リンク集」ではありません。一つ一つのサイトの成り立ち、構成、特徴、特記すべき記事などを丁寧に紹介しています。精選24サイト、全体92サイトの詳しい紹介です。
私自身も調査して初めて知った、素晴らしいサイトを沢山見つけて、学ぶことができました。
例えば、今回の「読者の声」の記事で紹介しました「アイデアジェネレータ」のサイ http://idea-create.com/ の「初めての方へ」という4ページばかりの記事をお読みになってみてください。

なお、上記[1]は、世界各国に向けたアピールです。それでは、日本ではWTSPの体制ができているのでしょうか?答えは、一見 YES ですが、本当は NO です。WTSPメンバーは、(中川以外)誰もいません。これからさらに日本のWTSPカタログを継続して改良し、また世界のWTSPカタログを作り上げていく、協力者を切に求めます。 Together! Connected !!
海外だけでなく、日本国内でも、また狭いTRIZ分野だけでなく、もっと広い分野・視野でも望まれている私たちの活動のしかたです。

皆さまの ご健康、ご活躍、ご成功をお祈りします。

 


   『TRIZホームページ』更新 (2018. 6.25付け) 

'Liberty vs. Love': The Principal Contradiction of Human Culture (2) The 'Liberty vs. Love' Contradiction and 'Ethics' at the Personal Level(C) (中川 徹、ETRIA TFC2017)
論文: 人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」を考察する (2) 個人における「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」 (D)(中川 徹))
WTSP アピール: 全世界のTRIZ関連サイトのカタログを作ろう (中川 徹 ら 6名)
故 堀田政利 さんを偲ぶ (中川 徹)

 

 中川 徹 ==> 「TRIZ」に関心をお持ちの皆さま  2018.6.26 更新案内

『TRIZホームページ』を、昨夜(6月25日付で)更新しました。  参考にしていただけますと幸いです。
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/  

[1] 論文:  人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」を考察する (2) 個人における「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」  (C) (D)  (中川 徹)

私は、上記の表題で、昨年9月と10月に3つの学会で発表しました。  
   (A) 日本創造学会研究大会 (2017.9.9-10,東京)  
   (B) 日本TRIZシンポジウム (2017. 9.21-22、横浜)
   (C) 欧州TRIZ協会(ETRIA) TFC2017 (2017.10. 4-6、フィンランド)   
(A)(B)は本ホームページに掲載済みです(2017. 9.27)。  
(C)の論文を ETRIAが本として出版しましたので、本ホームページからリンクを張り、また、論文(英文)の HTMLとPDF, およびスライドのHTMLとPDFを掲載しました。

さらに、同題名での拡張和文論文を(D)として掲載します。   
    (D) 『TRIZホームページ』発表、2018年6月25日掲載。 和文論文の HTML と PDF。   

これは、日本創造学会の予稿集の論文(A)(8頁)に、「考察」の節を大幅に追記・拡張したもの(19頁)です。 9月に創造学会論文誌に投稿(16頁)したのですが、1月に「不採用」 の連絡があり、直ちに推敲し再審査の申立てをし、2月末に再推敲して提出しましたが、再審査されませんでした。   
先行研究(特に倫理学)の参照が不十分というのが、主たる拒否理由でした。私はその後この5か月、倫理学の本をいろいろ読みました。そして現在、本論文で主張している基本仮説は、いずれも先行研究とは異なるもので、重要な新しい観点と理論を提出していると、考えるに至りました。従来の学説との関連を議論するには、まず本論文を提示することが必要であり、それを踏まえて初めて(今後の後続の論文で)比較の議論ができると考えます。   
このような経過で、本稿は2月27日の提出原稿のままで、『TRIZホームページ』初出の論文として掲載いたします。

[2] TRIZフォーラム:  故 堀田政利 さんを偲ぶ  

元日本TRIZ協会理事・事務局長の堀田政利さんが、 6月 8日に逝去されました。
堀田さんは、1997年に三菱総研の知識創造研究部を興して、 TRIZを日本に導入・普及する事業を開始・推進されました。 ユーザ会を組織して毎月研究会を開き、ユーザコンソーシアムで Invention Machine社のTRIZソフトTechOptimizerの日本語版を完成させるなど、産業界への普及に尽力されました。日本TRIZ協議会、日本TRIZ協会の設立・運営にも主導的役割を担われ、大黒柱の事務局長でありました。
2012年末に、(8年余の)創造開発イニシアチブ社を廃業され、TRIZ協会などの公的な活動から退かれました。 大きな組織力、実践力、包容力を持った方でした。堀田さんのご貢献に感謝して、ここに追悼ページを作りました。どうぞ、皆さまからも情報・メッセージをお寄せください。

[3] WTSP アピール: 世界のTRIZリーダー/実践者の皆さんへ  「全世界のTRIZ関連サイトのカタログを作ろう」
  (世界TRIZサイトプロジェクト(WTSP) グローバル共同編集者: 中川 徹(日)、Darrell Mann (英)、Michael Orloff (独)、Simon Dewulf (豪)、Simon Litvin (米)、Valeri Souchkov (蘭)

TRIZ関連の活動・成果が膨大になってきているのに、インターネット検索ではかえってその情報が埋もれてしまっています。これを打壊するために、全世界の優れたTRIZ関連サイトを紹介するカタログを作ろうという呼びかけです。PDF添付。   
日本での2008年の実践例、最近の先行実験結果を示しました。これをベースに、世界各国でプロジェクトチームを作り、カタログの作成を開始することを呼び掛けています。
あなたもWTSPプロジェクトに参加・支援いただけませんか?また、このアピール をあなたの関連サイトに掲載し、また関係者の方々に広く転送いただけないでしょうか?

30度を越える日が1週間続くという天気予報にびっくりです。 ご自愛の上、ご活躍ください。

 


 

   『TRIZホームページ』更新(2018. 8.14付け) 

論文: 「自由」vs「愛」と「倫理」: 人類文化の主要矛盾とその解決の方向 (中川 徹)
「ふだメモ」を作りました: Excel が要らない簡易「札寄せ法」ソフトウエア (片平 彰裕)

 

 中川 徹 ===> 「TRIZ」に関心をお持ちの皆さま  2018.8.14 更新案内

酷暑の夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 西日本豪雨をはじめ、記録ずくめの高温に被災されています方々にお見舞い申し上げます。

『TRIZホームページ』を、一月半ぶりに更新しました。 参考にしていただけますと幸いです。
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/   

[1] 人類文化の主要矛盾「自由 vs 愛」を考察する (2) 個人における「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」 (D) (中川 徹)
『TRIZホームページ』初出 和文 2018. 6.25 全文英訳  2018. 8.14

昨年秋の日本創造学会での発表に、考察の節を大幅に追加した拡張論文(D)で、昨年度の総まとめです。英訳を掲載しました。   

「基本仮説」を記したのち、次の諸点を議論しています。   
    6.1 創造的問題解決の方法論(TRIZ/CrePS) の寄与、  
  6.2   問題と事例検証、文献検証と、基本仮説の設定・検証、
  6.3   基本仮説の構造と意義、  
  6.4 人類文化における「倫理」の共通基盤の可能性、
   6.5   第1原理「自由」の意義と影響:革新性と保守性、
   6.6  第2原理「愛」の意義と影響・限界:革新性と保守性、
   6.7  第0原理「倫理」の社会的な役割、
   6.8   人類文化の主要矛盾「自由vs愛」の解決を困難にしている要因

[2] 「自由」vs「愛」と「倫理」: 人類文化の主要矛盾とその解決の方向  (中川 徹)
日本創造学会主催の国際会議 ICCI2018 (9月10−12日、大阪市) への投稿原稿の一部和訳版 (概要、7.考察、8.結論)。

上記[1] の論文について、「参考文献(特に倫理学)との対比・考察ができていない」との査読意見をうけましたので、この半年ばかり倫理学の諸理論を学び、考察を書きました。この結果、いくつもの論点を明確にでき、私の基本仮説の新規性・妥当性・有効性について、さらに確信を深めました。要点は以下のようです。[難解ですみません。]  

(1) 「倫理」の内的指令の真の根源は何か? --- メタ倫理学は、「事実記述「である」から指令記述「べき」を論理的に導くことはできない」と結論づけました。
直観主義は(社会から教えられた)「(常識的)道徳規則」を根源と考えますが、それを批判する(現代の)功利主義は、「善(=「快」)を最大にする」という評価基準を示すだけで、道徳規則の体系を示さず、便宜的に「常識的道徳規則」を中間原理として容認します。
本研究は、先天的な「良心」を仮定しましたが、それは、「生き物としての数十億年の進化の結果」であり、「生きる(生き残る)こと、子孫を作り増やすこと、種を繁栄させること」の方向づけを持つと理解しました。

(2) 倫理の原理/規則の性格は? --- 従来、「義務」、「指令」、「法則・原理」、「規則」などと 理解されていますが、 本研究は「指導原理、方向づけ、方向提示」と理解しました。 「指導原理」は多面的であり、根元は明確だが、先端部は発散的 で、適用にあたっては矛盾を調整・解決していかねばなりません。

(3) 功利主義者シジウィックは、利己主義(=自己利益型功利主義) を(普遍的)功利主義から倫理の論理として排除できないと 結論し、これを「(倫理的)実践理性の二元性」と呼びました。 (それをどうにもできなかったのです。)
本研究はもっと明確に、「自由」と「愛」の指導原理が実際の場で 矛盾として現れているのだと捉えました。 そして、その根底を考え、諸現象を考え、解決の方向性を提案 してきたのです。

(4) 功利主義は、「われわれの倫理的行為における究極の目的」 として「善」を定義し、それが「快」(広い意味での望ましい感情) であると結論づけました。 それは、抽象的であり、また、「善」の方向への倫理的行為の 諸案を考える方法を持ちません。
本研究は、「自由」を伸長する、「愛」を拡張(普遍化)する、 そしてその基礎となる「倫理」を深化させる、という方向性を 示し、 また、内在する矛盾を調整・解決する方向性と方法を提示しよう としています。

(5) 本研究は、「善」の概念を予め定義せずに進んだのですが、 最後に、 「「善」とは、人類文化の三つの主要指導原理が指し示す「全体と しての方向」である」 との結論に到達しました。 すなわち、「倫理」を深化する、「自由」を伸長する、「愛」を 拡張することを、同時に行うことです。 これら三つの指導原理の一部分だけでは「善」ではありません。 一部分に固執すると、矛盾が増大・深刻化するからです (その事例は一杯あります)。

(6) また、「幸福」とは、結局、 「その人自身とその周りで、 (上記の定義の)「善」が満たされている(守られている)状況」 と言えます。 任意の社会組織についての「幸福」も同様です。

(7) 三つの主要指導原理「自由・愛・倫理」とその関係を知り、 本質的矛盾「「自由」 vs 「愛」」とその「倫理」による解決を 深く理解し、 世界に広め、世界で実践していくことが、 人類文化にとって非常に大事なことと考えます。

[3] フォーラム: 「ふだメモ」を作りました:Excel が要らない簡易「札寄せ法」ソフトウエア (片平 彰裕(第一考舎))

付箋紙のような「札」と、複数の札を囲む「枠」、札や枠を結ぶ 「線」を、パソコンの画面に簡単に書き込み、それらを操作する ためのソフトです。 紹介文は分かりやすく、ソフトも単純明快です。 読者の皆さん、ご活用ください(中川 徹)

まだまだ異常酷暑が続きそうです。ご健康にご留意ください。

 

   村田朋美 さん  ==> 中川 徹     2018. 8.15

中川  徹 先生:   残暑お見舞い申し上げます。物の売れ行きから、蚊の発生まで猛暑の影響を受けている状況は異常ですね。 相変わらずのご活躍、心より敬意を表します。

この夏故郷三河吉田 (豊橋市)に墓参で帰った折、450年も続く吉田神社での手筒花火の打ち上げを見ました。 85p長、〜7s重、大きな竹筒に黒色火薬と鉄粉を詰め荒縄で縛ってあります。30秒間、10mの高さまで火焔が上がりますが花火師は火の粉を浴び続け、最後の破裂で筒は宙に浮きます。 いくつか写真をお送りします。
これが日本の花火事始めだそうです。ポルトガル船が漂着して鉄砲と黒色火薬を日本に伝えて間もなく、1560年、狼煙が花火に代わりました。

ご無理のないようにお過ごしください。    村田 朋美

 中川 徹 ==> 村田朋美 さん  2018.8.15

村田 朋美  先生:   メールと写真ありがとうございます。

村田先生の写真は迫力が伝わってきて、見事ですね。これらの写真はどこかの写真展に出されるおつもりがありますか? 『TRIZホームページ』に出させていただくことはできるでしょうか?案は、「読者の声」のページに次の3枚: RIMG3539.JPG、1064_file.jpg、1069_file.jpg。トップページにそのうちの 1069_file.jpg。

いま、『TRIZホームページ』が旧来の技術畑の人々への記事が減っているもので、アクセスも減っています。少し柔らかいものも入れて、魅力を維持したいと思っています。 よろしくお願いいたします。

   村田朋美 さん  ==> 中川 徹     2018. 8.15

筒花火に興味を持っていただいて有難うございます。 お送りした写真の内、1064と1069は残念ながら主催者の宣伝用の写真ですので使う場合は了解が必要になります。これらは特別許された近場でないと撮れません。 RIM名が付いた写真で良ければ、素人写真ですが、ご自由にお使いください。ただし迫力が足りませんね。(7月20撮影)

少し追加します。筒花火と同時に、各町内から大小の台にセットした花火が打ち上げられます。その折、若者が儀式の火花が花火に飛ばないよう俯せの姿勢で花火を守る写真など追加しました。実は筒花火は三河吉田から周辺に広がり、岡崎や浜松でも打ち上げられるようになりました。三河吉田(豊橋市)でも各神社で4月から10月にかけて打ち上げられますが、伝統を守っているのは吉田神社です。

危険を伴うので筒花火は腰に抱えて打ち上げる男自身が30日かけて作り自分の命に責任を持ちます。最後に大音響とともに筒が抜けて虚空を舞います。昔は武士が命を懸け、明治以降は町内の、若者たちが担い、さむらい魂を育てました。最後の瞬間の写真を先のメールでお送りしました。

横にカナダ人の若者が二人いました。儀式や歴史的意味を説明すると一層興味を持ったようで、Oh my God !! を繰り返していました。            村田 朋美

生と死にあはひありけり筒花火     ともみ

「あはひ」はちょっとした時空間のこと。花火の明暗、生と死、日常と非日常は二項対立の概念ではなく、連続してをり不可分であることを詠みたいと思いました。花火は生と死を一瞬に見せてくれます。

 中川 徹 ==> 村田朋美 さん  2018.8.15

説明、ありがとうございました。
RIMG3537 と RIMG3625を使わせてください。 RIMG3625は 人の部分を少し明るくして、縦型にトリミングさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。

   

 

  池添康正 さん  ==> 中川 徹     2018. 8.17

 「自由 vs 愛」の矛盾・葛藤と「倫理」、興味深く拝見してゐます。
新規性、妥当性、有効性について審査する識者を納得させること、…うまくいきますやうに。

 

  水谷忠資 さん  ==> 中川 徹     2018. 8.27

中川 徹 先生:  こんにちは。晩夏の折、お健やかにお過ごしのことと存じます。

倫理や善については、門外漢の私ですが先生の論文の要約を興味を持って拝読させていただきました。
本質的矛盾「「自由」vs「愛」」とその「倫理」による解決がどのような方向提示のプロセスによってなされるのか、
また、倫理を支える先天的な「良心」が進化や生命の論理とどのようにつながるのか、
主体と環境との関係からとらえる人類のための倫理基準とはどのようなものか、
難しくてよくわからないというのが素人である私の感想です。御教示願えれば幸いです。

残暑の折、ご自愛ください。 水谷忠資

 
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ホームページ更新(2018. 8.14) 村田さん: 三河吉田の筒花火  

「読者の声の索引ページ」

英文ページ

 

総合目次  (A) Editorial (B) 参考文献・関連文献 リンク集 TRIZ関連サイトカタログ(日本) ニュース・活動 ソ フトツール (C) 論文・技術報告・解説 教材・講義ノート   (D) フォーラム Generla Index 
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最終更新日 : 2018.10.19      連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp